忙しくなり、大変でした。
トロピカル〜ジュ!プリキュア始まりました!
来週はゼンカイジャーもスタート!新ヒーローに目が離せません!
「で、今日は情報の一つを試すと」
「そうだ」
尚文達は現在、いつもの武器屋に着いた。
勇者会議で手に入れた情報の一つを試す為に。
「それでここが」
「そういえばお前らは初めてだったな」
亜久里、かれん、えみる、ルールー、ひかる、なおにとって武器屋に行くのは初めてだった。
「まぁ、とにかく行きましょう」
ゆかりは扉を開けた。
「おっ、おおお!!!盾のアンちゃんじゃねぇか!!久しぶりだな!!」
中に入るとエルトハルトが迎えてくれた。
「元気にしてたか!?賞金かけられたって聞いた時は驚いたが……」
「あぁ色々あったがこの通りだ」
「ハハハ、それにしても見ない間にまた仲間増えたな。一体どこまで増えるんだ?」
「はじめまして円亜久里です。この子はアイちゃんです」
「アイ!」
「お、可愛いじゃねぇか。よろしくな」
「アイ!アイ!」
エルトハルトが指を出すと、アイちゃんは嬉しそうに指を握った。
「水無月かれんです」
「ココだココ」
「ナッツだナツ」
「愛咲えみるなのです!」
「ルールーアムールです」
「ハリハム・ハリーや!そしてこの子ははぐたんや!」
「はぎゅ!」
「私、星奈ひかる!星座と宇宙が大好きな中学二年生!」
「フワだフワ」
「中身は違うけどね。あっ、緑川なおです」
「キャンディクル!」
「ハハハ!みんなよろしくな。ところで今日は何の用だ?」
「実は……」
「なんだって!?ウエポンコピぃ〜!?」
尚文からの説明を受けたエルトハルトは驚く。
「同じ系統の武器なら手にとるだけでコピーできるらしい」
「らしい……って。それってウチで堂々と盗みを働きますって言ってるようなもんだぞ?」
「あぁ〜確かに万引きをすようなもんだね」
なおはこれは明らかに万引きと同じだと納得する
「他の勇者が武器をたくさん手にとるわりに一つも買わなかったことが何度かあったがまさかそういう……」
「うーわ最低」
アコはそれを聞いて呆れてしまった。
「すまん。あと女王に口利きしておくから……」
「がっはははっ、さすがアンちゃん分かってるな!まぁもとより俺とアンちゃんの仲だ!せっかくならとっときの盾で試すか?」
「とっとき?」
そう言うとエルトハルトは一つの盾を出した。
「隕鉄の盾。隕鉄シリーズの試作品だがこの国じゃあちょっと珍しい一品だ」
「よし」
尚文は隕鉄の盾を手に取った。
「何も起こらないぞ?」
「親父さん!」
しかし何も起こらない。
『信じる。シンプルだから難しい。俺の心にある奴等への不信感、騙されてバカを見るのではという思いはなかなか払えない。だから信じるのはお前だ。俺は生きるためにお前を信じる。伝説の盾に騙されるだったらそれはもう仕方ない』
その時不思議な事が起こった。
尚文の盾が隕鉄の盾と同じものに変わった。
「おぉぉ!」
「キラやば〜⭐︎」
「盾が変わったのです!」
「情報通りね」
「皆の意見は全部本当……否定せず信じて受け入れろ……そう話して伝わるでしょうか?」
「無理でも伝えないワケにはいかないだろう」
武器屋を出た尚文達は三勇者から武器の強化方法を他の勇者に伝えようと考えていた。
今まで得た方法を併用すれば今までとは比べものにならない強化を得られるのではと思った。
「でも伝わるのかな?」
「なにせあの三勇者だからね」
「そうよね」
あきらとゆかりの考えにももかは納得する。
あの三勇者が信じてくれるかどうかも分からない。
「おい、あれ」
ジャグラーはある男女を見つけた。
「あれは確か剣の勇者様のお仲間の方かと」
「あ、本当だ」
練の仲間達だった。
以前戦った事あるまりあは思い出した。
「ちょうどいい!おいお前達!」
「コレは盾の勇者様」
「練に話したいことがある。どこにいる?」
「伝言なら承りますが?」
「直接話がしたいんだ。一緒じゃないのか?」
「はい、いつもはレン様のお邪魔にならないように別行動しておりますので」
「別行動?レベル上げの時もか?」
「はい」
「え〜フィーロだったら一人はやだなぁ〜」
「まぁ今はお前達の方針はどうでもいい。城に戻れば練も帰ってくるよな?」
「我々は今日は素材調達に町に来ているだけでして……レン様は一足先に……」
「アマキ様が一足先にカルミラ島へ?」
「あぁ、すでに港へ向かったと」
「そうですか」
尚文達は練の仲間から彼がカルミラ島に向かったと言われた。
その事を女王に伝えた。
「実はキタムラ様とカワスミ様も今朝早くに」
「元康と樹もか!?」
なんと元康と樹もカルミラ島に先に向かってしまった。
「あいつら連携もクソもあったもんじゃないじゃないか!!なんのための会議だったんだ!!」
「大方、先に行って他を出し抜こうって事ね」
「はぁ〜」
三勇者の行動に尚文は怒る。
ゆりはアコが言った三人の考えに溜息を出す。
「先に出立したとしても手配した船の出港日は決まっております。どうせ足止めをくうことになりましょうに」
しかし船の出港日は決まっている為、今頃は足止めとなっているだろう。
「気づいた事について話しておきたかったんだがな」
「左様で……念のために文を私の命で出しておきましょうか?」
「……」
「イワタニ様?」
「……いやよろしく頼む」
そう歩いているうちにある部屋に着く。
そこには龍刻の砂時計があった。
「さぁ準備はできております。クラスアップされる方は前へ」
「はーいはいはーいフィーロ先がいい!」
「では砂時計に触れて意識を集中してください」
「わーい!!」
フィーロは龍刻の砂時計に触れる。
しかし何も起こらない。
「?」
「フィーロ!集中!」
尚文に言われ、フィーロは再度集中する。
すると尚文の前に画面が表示される。
「おお!!」
「それはこの者の成長の可能性を示したマップです。この者は使役されている魔物ですよね?イワタニ様にはその道を決める権利がございます」
「俺が!?」
尚文はマップを見た。
それを見た尚文は拒否を選択した。
「おー?」
「フィーロ!お前が決めろフィーロ!」
「うわーいやたー!なににしよかな!フィーロ毒を吐けるようになりたいなー!」
フィーロは表示されているマップを見る。
「お前も自分で決めろラフタリア、自分で決めれば後悔も少ない」
「後悔だなんて私はー……」
「あきらやお前たちはどうする?」
「うーん、分からないな。そもそも私達出来るのかな?あのレベルだし……まぁ試してみる」
「そうか」
パアァァ
「どうやら無事クラスアップできたようですね」
フィーロのクラスアップが終わったようだ。
「本当だ!全てのステータスが二倍近く伸びてる!」
フィーロのステータスが二倍近くになっていることに尚文は驚く。
「全てが二倍!?通常は一つの項目が一・五倍いけば良い方ですのに」
これには女王も驚きを隠せなかった。
「へぇ!それはすごいな!いいの選んだなフィーロ!!」
尚文はフィーロは褒め称えた。
しかし、フィーロはどこか落ち込んでいた。
「さぁではお次は」
「あ、はい」
ラフタリアが龍刻の砂時計の方に行った。
「フィーロちゃん、どうしたの?」
ゆりはフィーロが元気ないのが気になり聞いてみた。
「あのね……選べなかったの」
「え?」
「は?」
「選べるどれでもないものが出てきて決まっちゃった」
これを聞いたゆりと尚文は目を見開く。他のみんなも同様だった。
一方、ラフタリアが龍刻の砂時計に触れる。
その時
パァアアア
「!?」
「なに!?」
フィーロのアホ毛が光だし、髪が一本抜け、そのまま尚文の前に表示されているマップに入った。
「……あ……あれ……?クラスアップ……終わっちゃいまし……た?」
なんとラフタリアのクラスアップが終了してしまった。
「わぁ〜んっフィーロ毒吐けるようになりたかったぁ〜っっ」
毒を吐けるようになれなかったのかフィーロは泣き出した。
「何も選べなかったというのはどういうことでしょうか?」
女王はこの事態に疑問を抱く。
「理由は分からんが……あのアホ毛はフィトリアの仕業だ」
尚文はこの事態をフィトリアによるものだと考えた。
「特定の道具を使えばクラスアップに変化を与えられるという話は聞いたことはありますが」
「それだ!!きっとそれだ!!!」
女王の言ったことに尚文は声を上げる。
「ステータスが二倍なのは異常なんだろう!?きっとあいつが何かしたに決まってる!!」
「ではそうなのでしょうがフィロリアルの女王様の思し召しなら悪い事ではないのでは?」
「いいやだめだ!!それじゃあ二人のためにならない!!いつか俺がいなくなっても大丈夫なように自分で自分の未来を決めさせてやりたいんだよ!」
「……」
「うわぁぁあんっ」
尚文の言った事にラフタリアは俯き、フィーロは泣き出してしまった。
「ちょっと尚文」
「いくらなんでも言い過ぎよ」
あきらとゆかりが二人を慰める。
「ではやり直しますか?」
「できるのか!?」
「えぇ……レベルをリセットして一からやり直すことになりますが……」
「……それはダメだ」
やり直しはできるようだが、それだと一からやり直す必要になる。
因みにあきら達プリキュア勢もやろうとしたが、何も起きなかった。ジャグラーも同様だった。
あきらSIDE
「やっぱりダメだったね」
「こんなレベルだからかな」
私達はさっきのクラスアップの事について話している。
やっぱレベル?だからなのかな。
「レベルならこれでも」
せつなは『PERFECT PUZZLE』『KNOCKOUT FIGHTER』と書かれた大きいガシャット『ガシャットギアデュアル』を出した。
「まぁ、確かに」
私は黄金に輝く『HYPER MUTEKI』と書かれたハイパームテキガシャットを出す。
「あんたのそれは最早レベルなんて関係ないようなものでしょう」
「そうね」
アコとかれんに言われ、苦笑いしてしまった。
クロノスを圧倒するからね。
「あっ、ねぇアコ」
「ん?」
「火をつけて困るランプ何だ?」
「何?なぞなぞ?火をつけて困るランプ……えぇと」
かれんがアコになぞなぞを出した。
火をつけて困るランプ……確か。
「分かりました」
「ルールー」
ルールーが分かったみたいだ。
「トランプです」
「正解」
トランプ……あぁ
「なるほどね」
「やっぱ同じ黄色ね」
「それどういう意味?」
かれんの言った事にアコは彼女を睨む。
アコ……ミューズ……黄色戦士
私はカレー大好きあの戦士を思い出した。
「まりあ、右に曲がるぞ」
「分かった」
ジャグラーに言われてまりあがハンドルを右に切った。
え?今私達どこにいるのかって?
カクレンジャーのネコマルの中です。
乗っているのはプリキュア勢とジャグラーです。
因みに尚文、ラフタリアは目の前の馬車にいる。フィーロちゃんが引っ張っている。
そうこうしているうちにある場所に辿り着いた。
そこはあちこちボロボロだけどになった村だった。
「ここです」
私達は大きな石が置いてある場所に着いた。
ラフタリアはそこに花を置いた。
「あれはお墓ですか?」
「そうだよ」
「誰が眠っているの?」
そうか。かれん、ルールー、えみる、ひかる、なおは知らなかったな。
「あそこにはラフタリアの友達がいるんだよ」
「え?」
五人には何があったのか色々私達が説明した。
すると五人とも表情が暗くなった。
「ラフタリア」
声がし、後ろを振り向いた。
「キール君!!」
以前出会ったライヒノットさんとあの屋敷で助けたキール君がいた。
「ここがラフタリアの故郷か」
「カルミラ島へ行かれると聞きました。発たれる前にご連絡できてよかった」
「埋葬してくれたそうだな」
「はい、本当はもっと早く帰してあげたかったのですが……三勇教の一件のあとゴタゴタ続きで……私は立場上人間と亜人の間の取り持ちを買って出ているのですが……国の宗教が四聖教に変わってもなかなか溝は埋まらなくて」
どんなに変わったとしてもそう簡単に事は進まないからね。
「大変だな」
「大変ですね」
「嫌になることだってあるだろう。なんで自分がこんな事しなくちゃいけないんだ……と」
「ありますねぇしょっちゅうです」
少しシーンとなった。
「勇者様と皆さんはご存知ですか?セーアエットのご領主は亡くなりましたが、そのご息女はご存命だそうです。ラフタリアさんやキール君のようにこの村の生き残りはまだどこかにいるかもしれません。その方達が戻って来られる場所あるといいですよね」
「どこの世界にも人種差別ってあるのね」
ネコマルに戻った私達。
かれんが呟く。
「そうですね。私達の世界でも差別などの歴史があるのを聞いたり習いましたよね」
まりあ……先生の言った事に私達は耳を傾けた。
確かに私達の世界でも人種差別があるのを授業で聞いたりはしていた。
「何で……何でラフタリアさんの友達が……亜人の人達だってみんな私達と同じ心を持った生きる者なのに」
「えみる」
「えみりゅ」
えみるが涙を流しながら言った。
亜人もみんな私達と同じ生きとし生きる者達なのに。
「差別の理由は様々よ。見た目、階級など色々。でもそれを長い年月をかけてなくそうとしました。この世界でも彼のように関係をよくしようと努力しています。その日が来る事を」
確かにそうだ。
私達の世界でも差別をなくそうと努力した人達はいた。
「そうだね」
「あぁ」
せつなとジャグラーが頷く。
それに続き私や他のメンバーも頷く。
「さぁ、いよいよ次はカルミラ島よ!」
まりあの言った事に私達は気を引き締めた。
今回のカルミラ島ではレベル上げもそうだけど色々と試したい事あるし、気合い入れないと。
「え?」
「は?」
『『私達(俺達)の部屋がない!?』』
如何でしたか?
カクレンジャーのネコマルが出ました!
次回は島へ出航です