伝説の戦士の成り上がり   作:ギラサメ

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やっと出来ました!

夏アニメもだいぶ始まりました。

盾の勇者2期延期になってしまいました。


第77話 蒸着、赤射、焼結!伝説の宇宙刑事!

翌朝

 

「フーン、フン」

 

 鼻歌交じりにひかるは宿の厨房で食事を作っていた。

 

「こんなもんでいいかな」

 

「朝から頑張ってるな」

 

「あ、タイガーアンデッド」

 

 ひかるが振り返るとなおが封印を解いたタイガーアンデッド(人間態)がいた。

 

「他の奴らはどうした?」

 

「まだ寝ているよ」

 

「そうか。これお前らのか?」

 

「うん、レベル上げの合間とかに……そうだ!」

 

 ひかるは何かを思いついたのか、また食事を作り出した。

 

 

 

 

 

「はい」

 

「何だ?」

 

 ひかるはアルミ箔で包まれた物をタイガーアンデッドに渡す。

 

「これお腹空いたら食べて、シズカちゃんの分もあるから渡して」

 

「まぁ、いい。もらっておく」

 

 ひかるに礼を言うとタイガーアンデッドは厨房を後にした。

 

「さて私ももうひと頑張りしないと!」

 

 

 

 

 

「よぉ坊主!!これからお出かけか?」

 

 尚文達は昨日会ったラルクとテリスに会った。

 

「まさかもう帰って来たのか?昼前だぞ?」

 

「もううずうずしちまってな!これからちょっと昼寝だ!」

 

「……元気そうでなにより……」

 

「そういえば聞いたか坊主!」

 

「?」

 

「どうやらこの島に四聖勇者が来ているらしいぞ」

 

「……ふーん」

 

 尚文は別にどうでもいいような顔をした。

 何せここにそのうちの一人がここにいるから。

 

「何だよ?少しは驚かないのか?そういやテリスから聞いたけど、お前の名前ナオフミだって」

 

「あぁ」

 

「ぷっははははっ!冗談キツイぜ!」

 

 突然、ラルクが笑い出した。

 

「坊主!いいか偽名を名乗るなら別のにしておけ!」

 

「はぁ!?」

 

 ラルクは尚文が偽名を使っていると言い出した。

 これには全員驚く。

 

「だってそうだろ?"ナオフミ„ってのは盾の勇者の名前なんだぜ?」

 

「俺がその盾の勇者なんだが」

 

「そうよ。彼は正真正銘盾の勇者だよ」

 

「はい。100%」

 

 尚文は自分が盾の勇者であると言う。ゆかりとルールーも証明する。

 

「お前らも冒険者なんだろ?知らないのか?盾の勇者のウワサ……」

 

 

 

「盾の勇者ってのはとんでもない極悪人で詐欺、恐喝、誘拐、さらには権力者に取り入り、気に入らない者を処刑にまでする悪魔なんだ!!」

 

 ラルクが言った噂はほとんど悪いものばかりだった。

 

「むぅ」

 

 聞いたえみるは頬を膨らます。

 えみるを見た尚文は彼女の頭に手を置く。

 

「尚文さん」

 

「そんな顔すんな」

 

「でも」

 

「それにそんなに間違っていない」

 

「ナオフミ様」

 

「な?坊主とは全然違うだろ?これだけは分かるぜ坊主はそんな外道じゃないってな」

 

 ラルクの言葉を聞いた全員は少しニコッとした。

 

「で?本当はなんて名前なんだ?」

 

「……尚文だ」

 

「またまた〜」

 

 本当の名前を言ってもラルクは未だに信じなかった。

 

「ところで四聖勇者に関して何かある?」

 

「あぁ、さっき船渡しに聞いたんだが……」

 

 ゆりは四聖勇者に関する事を聞いた。

 

「何でも剣の勇者は朝から仲間に見送られて……あぁ女一人と一緒に狩りに行ったらしい」

 

『ナイかメアのどちらかね』

 

 せつなは練と一緒にいる女がナイかメアのどちらかと推測した。

 

「槍の勇者は市場で女をナンパしまくってるらしいぜ……ってどうしたお前ら?」

 

 ラルクから聞いた情報に全員は呆れてしまった。

 

『イズ大丈夫かな?』

 

 なおは元康の監視に付いているイズの事を心配した。

 

「いや……他の……弓と盾の勇者の事は?」

 

「弓の勇者ならさっき会ったぜ!」

 

 情報を聞こうとした時、冒険者の人達が話に入った。

 

「今から北西の島へ渡るなら気をつけた方がいい。俺達は面倒で帰って来ちまったんだ」

 

「……何があったんだ?」

 

 

 

 

 

 バン!バン!

 

「よし」

 

 その頃、カルミラ島の森ではある者が魔物狩りをしていた。

 しかし、その姿は黒いボディに赤い隻眼、不恰好な左腕、明らかに人ではない。更にこの世界にない狙撃銃も持っている。

 

「今日の狙撃の調子も悪くはなさそうだ」

 

 

「テメェ!」

 

「何だ?」

 

 どこからか声が聞こえ、そこへ向かう。

 

 

 

「俺達の獲物を横取りしやがったな!!」

 

 行ってみると冒険者同士の言い争いをしていた。

 どうやら狙っていた獲物を横取りされた事に腹が立ったようだ。

 

 

「何を言ってるんです?先に攻撃したのは僕ですよ?」

 

 

 

 獲物を横取りしたのは樹だった。

 

 

 

 

「他人の獲物を横取りか……クロスランダーみたいな薄汚いドブネズミな冒険者もいるんだな」

 

 その様子を見て、そう呟きその場を去った。

 

 

「ん?」

 

「どうしましたイツキ様?」

 

「今誰かが……気のせいでしょう」

 

 

 

 

 

 

 

「よし!いよいよレベル上げ、準備はいい?」

 

 一方、尚文達もレベル上げで森にいた。

 あきら達は変身アイテムを出す。

 

「いくよ!」

 

 

「「キュアラモード! デコレーション!」」

 

「「プリキュア!オープンマイハート!」」

 

「レッツプレイ!プリキュア、モジュレーション!!」

 

「チェインジ・プリキュア、ビートアップ!」

 

「プリキュア!くるりんミラーチェーンジ!」

 

「プリキュア!ドレスアップ!」

 

「プリキュア・メタモルフォーゼ!」

 

「「ミライクリスタル!ハート、キラっと!」」

 

「プリキュア!スマイルチャージ!」

 

「スターカラーペンダント!カラーチャージ!」

 

 

 

「チョコレート!」

 

「マカロン!」

 

「強さと!愛を!」

 

「美しさと!ときめきを!」

 

「「レッツ・ラ・まぜまぜ!」」

 

「きゅぴらっぱ〜!」

 

「「は〜ぎゅ〜〜!」」

 

「♪〜♫」

 

 

「キュアショコラ!できあがり!」

 

「キュアマカロン!できあがり!」

 

「月光に冴える一輪の花、キュアムーンライト!」

 

「大海原に舞う一輪の花、キュアオーシャン!」

 

「爪弾くは女神の調べ!キュアミューズ!!」

 

「真っ赤なハートは幸せのあかし!うれたてフレッシュ、キュアパッション!」

 

「夜空にきらめく希望の星!キュアテンダー!」

 

「愛の切り札!キュアエース!」

 

「知性の青き泉!キュアアクア!」

 

「「輝くミライを抱きしめて!!みんな大好き!愛のプリキュア!」」

 

「キュアマシェリー!」

 

「キュアアムール!」

 

「勇気リンリン直球勝負!キュアマーチ!」

 

「宇宙(そら)に輝くキラキラ星!キュアスター!」

 

 変身を完了した。

 

「ヘェーそれがひかるとなおのプリキュアか」

 

「お二人とも可愛いですね」

 

「なおお姉ちゃん、ひかるお姉ちゃん可愛い!」

 

 マーチ、スター尚文、ラフタリア、フィーロはそれぞれ感想を述べる。

 

「うん」

 

「じゃあ、スター始めて」

 

「OK!」

 

「何が始まるんだ?」

 

「まぁ見てて」

 

 全員がスターに目を向ける。

 

 

 

 

「蒸着!」

 

 

 スターがポーズを取ると、彼女の衣装と髪がメタリックな銀色に変わる。

 

 

「キュアスター・ギャバン!」

 

 

 キュアスター・ギャバンがコンバットスーツに蒸着するタイムは、僅か0.05秒に過ぎない。

 では、蒸着プロセスをもう一度見てみよう!

 

 

「蒸着!」

 

 

【了解!コンバットスーツ、転送シマス!】

 

 超次元高速機ドルギランからコンバットスーツが転送され、スターに纏われる。

 

「0.05秒計測しました」

 

 アムールがスターの蒸着プロセスを計測した。

 

「おい、これは何だ?」

 

「お約束です」

 

「それよりやっぱ出来たんだね。メタルヒーローへのスタイルチェンジ」

 

「うん.よしアクア!」

 

「えぇ!」

 

「赤射!」

 

「焼結!」

 

 ショコラ、アクアもポーズを取る。

 

 ショコラの衣装が赤色のソーラーメタルとなり、腰にはクライムバスターが装備された。

 

 アクアも衣装がメタリックな青となり、ビデオビームガンが装備された。

 

「キュアショコラ・シャリバン!」

 

 

 キュアショコラ・シャリバンは僅か1ミリ秒で赤射蒸着を完了する。

 では、赤射プロセスをもう一度見てみよう!

 

 

「赤射!」

 

 灼熱の太陽エネルギーがグランドバースの増幅システムにスパークする。増幅された太陽エネルギーがソーラーメタルに転換され、シャリバンに赤射蒸着されるのだ。

 

「バッチリ1ミリ秒です」

 

「だから何なんだこれは?」

 

「お約束です」

 

「で、向こうは」

 

 

「キュアアクア・シャイダー!」

 

 キュアアクア・シャイダーは僅か1ミリ秒で焼結を完了する。

 では、その原理を説明しよう。

 

「焼結!」

 

 キュアアクア・シャイダーはバビロス号から発射されるプラズマ・ブルーエネルギーを浴びて、僅か1ミリ秒で焼結を完了するのだ!

 

 

「1ミリ秒です」

 

「もう何も言わん」

 

「それより宇宙刑事三人揃ったね」

 

「えぇ、さぁ気を取り直してレベル上げを始めよ」

 

 

 




如何でしたか?

スターがギャバン、ショコラがシャリバン、アクアがシャイダーにスタイルチェンジしました。

今回の話に出てきた狙撃手、誰なのか分かった人はいるでしょうか?

次回は戦闘です。

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