伝説の戦士の成り上がり   作:ギラサメ

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なんとか出来ました!

セイバー終わりましたね。リバイスに期待です!


第79話 正々堂々!暴魂トップガンダー!

 レベル上げのため活性化したカルミラ島にやって来た尚文達。

 そこでレベル上げしていた彼らは、同じくレベル上げをしていた樹に遭遇してしまう。更にそこに驚くべき者が現れた。

 それは超人機メタルダーに出てきたトップガンダーだった。

 

 

 

 

 

「トップガンダー」

 

「あきらあいつを知っているのか」

 

「うん。ネロス帝国、戦闘ロボット軍団の一人」

 

「ネロス帝国?戦闘ロボット?」

 

「何なのですかそれは?」

 

「なに?フィーロ分かんない」

 

 ネロス帝国、戦闘ロボット軍団という聞いたことない言葉に尚文、ラフタリア、フィーロは首を傾げる。

 

「超人機メタルダーというヒーローが戦った組織よ」

 

 マカロンが紙を広げ答えた。

 その紙には写真など色々書かれていた。

 

「これは?」

 

「ネロス帝国の組織図」

 

「どこから出した?」

 

「企業秘密」

 

 尚文はマカロンにその紙をどこから出したのかを尋ねるが、企業秘密だった。

 

BGM:ネロス帝国4軍団

 

「何だこのBGMは?」

 

「気にしない、気にしない。さて、ネロス帝国はリーダーである帝王ゴッドネロスを中心とした組織で、表では『桐原コンツェルン』という大企業を運営している。だけど、裏では経済・軍事の両面から世界を支配しようと企んでいるのよ」

 

「よく聞く悪の組織って感じだな」

 

「更にネロス帝国にはそれを支える四つの軍団がいるのよ」

 

「四つの軍団?」

 

「まず一つが改造手術で強化されたサイボーグや強化服を着た人間で構成された凱聖クールギン率いるヨロイ軍団」

 

「凱聖?」

 

「階級よ。四つの軍団には階級があってトップが凱聖、その次に豪将、暴魂、雄闘、爆闘士、激闘士、烈闘士、強闘士、中闘士、軽闘士で成り立っているのよ」

 

「なるほど」

 

「戻すけど、次の軍団が高度な技能と多様な性格のロボットで構成された凱聖バルスキー率いる戦闘ロボット軍団。トップガンダーが所属する軍団よ」

 

「戦闘ロボット……て事はあいつはロボットなのか?」

 

「えぇ、ゴッドネロスの手によって作られたのよ。彼もその一人で位は暴魂」

 

「暴魂って事は三番目か。それなりに高い位だったのかあいつ」

 

「えぇ。で次の軍団がバイオテクノロジーによって生み出された合成生物で構成された凱聖ゲルドリング率いるモンスター軍団」

 

「バイオテクノロジー?」

 

 聞き慣れらない言葉にラフタリアは首を傾げる。

 

「遺伝子組み替えや細胞融合などで新品種などを生み出す技術の事よ」

 

「フィーロ分かんない」

 

「フィーロちゃんには難しいか」

 

「当たり前だ。それにしてもこんな奴らまで生み出す事ができるなんて、なんて組織なんだネロス帝国」

 

 ネロス帝国の高度な技術に尚文は驚く。

 

「そして最後の軍団、軍用兵器を元に作られた量産型ロボットで構成された凱聖ドランガー率いる機甲軍団」

 

「おぉ見るからにそれっぽいな」

 

「以上がネロス帝国よ」

 

「なるほど。じゃああいつは敵なのか?」

 

「最初はね。でも、彼はメタルダーとの戦いの後、ネロス帝国を裏切ってメタルダーと共にネロス帝国と戦ったのよ」

 

「裏切ったのですか?では彼は」

 

「えぇ。もう敵では」

 

「いや、そうとは言えないだろう。裏切ったとは言え一応敵だぞ」

 

 尚文はトップガンダーを信じられなかった。

 ネロス帝国を裏切ったとは言え、敵だった事に変わりはないのだから。

 

 

「私は彼が悪い人には見えないと思います」

 

「ラフタリア」

 

「フィーロもあの黒い人悪い人には見えないよ」

 

「フィーロお前まで」

 

 ラフタリアとフィーロはトップガンダーを悪い奴ではないと言い出した。

 

「別に珍しくないんじゃない。敵から味方になるなんて」

 

 マカロンはそう言うとパッション、アムールを見る。

 見られた二人は恥ずかしいからか顔が赤くなった。

 

 

 

 

 

 

「何故邪魔したのですか?」

 

 そんな話をしている中、樹とトップガンダーが対峙していた。

 

「貴様が他人の獲物を横取りしようとしていたからだ。見ろ」

 

 トップガンダーが向いた方向には魔物と戦っている冒険者がいた。更にその周りにはトップガンダーが撃ち落とした樹の矢が落ちていた。

 

「他人の獲物を狙ってまでレベルを上げようとする貴様のやり方は最低だ」

 

「最低ですって?僕は魔物がいたから矢を射たまでです。そんな事言って本当は貴方が狙っていたのではないのですか?」

 

「貴様のような薄汚いドブネズミと一緒にするな。他人の獲物を狙ってまで強くなろうという気はない。俺は常に正々堂々だ」

 

 樹はトップガンダーが獲物を狙っているのではないかと問いただしたが、彼は拒否した。

 

 

「何だあいつ、とても悪の組織にいた奴とは思えない」

 

 尚文はトップガンダーの言っている事がとても悪の組織にいた者とは思えないと信じられないような目で見ていた。

 

「当たり前よ。彼は汚い手は使わない。常に正々堂々、フェアプレーを心がけているのよ。もし彼の邪魔をするような事をすれば味方であっても容赦しない。メタルダーとの対決で抜けがけしようとしたモンスター軍団の二人を撃ったこともあるのよ。まぁ、勝手な振る舞いをしたモンスター軍団が悪いけどね」

 

「本当にあいつは悪の組織が作ったロボットなのか?」

 

「トップガンダーは荒野に生まれた一匹狼。ゴッドネロスがゴ○ゴ13に似たヒットマンをインプットして作られた。だから彼は一人で敵と戦う事を宿命付けられている。彼には彼の戦闘哲学がある」

 

「どうしてそんな奴をインプットしたんだゴッドネロスは?」

 

「まぁ俺はいいと思うぜあいつ。なんか男らしくて」

 

「私も嫌いじゃないです。男らしいのです」

 

 ジャグラー、マシェリはトップガンダーのフェアプレー精神に関心していた。

 

 

「愚か者!」

 

 樹の仲間のマルドが怒り出した。

 

「イツキ様になんて口を!イツキ様は四聖勇者なのだぞ!それをドブネズミと!」

 

「四聖勇者?俺にはただ弓を振り回している子供にしか見えないけどな」

 

「貴様!」

 

「いい加減にして!」

 

 マルドがトップガンダーに飛びかかろうとしたところをシズカが抑える。

 

「えぇい離せ!監視の分際で!」

 

「もうこれ以上面倒事はやめて!こんなんじゃ私女王に何言われるか」

 

「知るか!」

 

「キャ!」

 

「シズカちゃん!」

 

 マルドはシズカを勢いよく振り解く。

 マルドは今度こそトップガンダーに飛びかかろうとする。

 

「っ!?」

 

 しかし、彼は行けなかった。

 恐る恐る手を見ると

 

「お前」

 

 タイガーアンデッド(人間態)がマルドの手を片手で掴んでいた。

 

「この、ぐうぅぅぅ」

 

 マルドは彼女の手を振り解こうとするが、ビクともしなかった。それもそのはず人間態とはいえ彼女はアンデッド、それも上級アンデッド、カテゴリーQ。その力は強力だ。

 

『この女、どこにそんな力があるんだ?』

 

 タイガーアンデッドは彼の手を離す。

 

「気は済んだか?」

 

「貴様!」

 

 今度はタイガーアンデッドに飛びかかろうとする。

 

 

 

「やめなさい!」

 

「っ!?」

 

 ムーンライトが叫ぶと同時に動きが止まる。

 

 

「本当に勇者も勇者なら仲間も仲間ね」

 

 ムーンライトは頭を抱え呆れていた。

 

「いい!貴方達がやっているのは経験値の横取り!他の冒険者への迷惑行為なのよ!そんなのも分からないの!もしこれ以上邪魔をするなら今すぐ去りなさい!」

 

「何を言う!今は活性化で島の魔物が増殖している時!悪しきを一刻も早く滅するのが肝要!!」

 

「はぁ?」

 

 ムーンライトは更に呆れる。

 

「おい、あのおっさん頭イカレてんじゃね?」

 

「言えてる」

 

 ジャグラーとショコラは小さくそう言う。

 

「ぷっ」

 

 尚文が笑い出した。

 

「何ですか尚文さん」

 

「いや……恩着せがましい事で……」

 

「何だと!?」

 

「だってそうだろう。ゆりも言っていただろう。今の樹の行為は経験値の横取り……一言で言えば道徳違反だ」

 

「道徳?」

 

「元康や練に聞いたって同じ事を言う頭くらい持ってるだろうさ。というかこの島の伯爵の話を聞いてなかったのか?ここにいるのは冒険者だレベル上げをしに来た な。お前に助けてほしいとも守ってほしいとも思っていない。わかるだろ?」

 

「そっ、そうだぞ!」

 

「そんな事されたら困るんだよ!こいつがいなかったらどうなっていたか」

 

 冒険者の一人がトップガンダーを指差す。

 彼のおかげで樹の妨害を受けずに済んだのだから。

 

『ギロッ』

 

「やめなさいマルド」

 

 冒険者を睨むマルドを樹は注意する。

 

「そうですね確かに皆さんの言い分は分かりました。では僕らは皆さんここを去るまで昼食にしましょう」

 

 樹や仲間達は降りる。

 

「どうしたんですか?尚文さん今のうちにどうぞお好きなところへ。でないと僕がレベル上げ出来ないじゃないですか」

 

『こいつ……何も反省していないな!?』

 

 尚文は樹のニコっとした表情から彼は反省していないと察した。

 

「よし!ランチの支度だ。リーシア!どこだ!?リーシア!?」

 

「は……はい!たっ、ただいま」

 

 リーシアが沢山の荷物を持って現れた。

 

「あらあの娘」

 

「確かあの時」

 

 以前樹と戦闘した時、彼女が出てきたのをムーンライト、オーシャンは思い出す。

 

 

「おっ、お待たせしました」

 

「遅い」

 

「どうぞイツキ様」

 

「それくらい自分でやれよ」

 

 リーシアが樹に食事を配ってるのを見た尚文は小さく呟いた。

 

「マルド様はこちらで」

 

「うむ」

 

「ロジール様」

 

「ウェレスト様」

 

 尚もリーシアは食事を配り続けた。

 

「ん〜」

 

 それを見ていたアムールは何か難しそうな顔をした。

 

「お姉ちゃんどうしたのです?」

 

「いえ、なんか違和感が」

 

 

「ではいただきましょう」

 

「はい」

 

 配り終わり、食べ始めた。

 そんな中、リーシアは果実を取り出し食べ始めた。

 

「ちょっ、ちょっと待て!お前ら!!」

 

 尚文が身を乗り出す。

 

「まだいたんですか?尚文さん」

 

「いやいくらなんでも昼食の格差がありすぎだろ」

 

 確かにリーシア以外の者達はちゃんとした食事を食べている。

 

「まさか序列があるのか?仲間に」

 

「イツキ様への忠義・貢献度で我らの地位は決まるのです。リーシアは親衛隊の中で一番の新米であるからして雑務は当然の事!」

 

「それはいくらなんでも酷過ぎます!ましてや序列なんて彼女が可哀想です!彼女にもちゃんとしたご飯を食べさせなさい!じゃないと彼女の身が持ちません!」

 

 マルドの説明を聞いたテンダーは怒り出した。

 

「ふん!貴様の説教など聞く耳も持たんわ」

 

「なっ!?」

 

 マルドの言った事にテンダーは彼に飛びかかろうとする。

 

「待て」

 

 そこにタイガーアンデッドが彼女を止めた。

 タイガーアンデッドはリーシアのとこに行く。

 

「あ、あの……何でしょう?」

 

 すると、タイガーアンデッドはリーシアが食べていた果実を奪った。

 

「あ!」

 

 そして彼女にアルミ箔に包まれた物を渡す。

 

「あのこれ?」

 

「開けてみろ」

 

 リーシアは渡されたアルミの包みを開けた。

 

「これは」

 

 包みを開けるとそこにはおにぎりが入っていた。

 

「お前が食べろ」

 

「で、でも……これは」

 

「いいから!食え!」

 

「っ!?」

 

 タイガーアンデッドのあまりの剣幕にリーシアはたじろぐ。

 

「私はこれでも十分だ」

 

 そう言ってタイガーアンデッドは果実を食べた。

 彼女は尚文達を見た。

 

「お前達早くここから去った方がいいぞ」

 

「お、おう」

 

 尚文達はこの場を去ろうとする。

 

「ちょっと待て」

 

 トップガンダーがアムールを呼び止めた。

 

「何でしょう?」

 

「お前、アンドロイドか」

 

「さすがロボットですね。お見通しですか。そうです私はアンドロイドです」

 

「そうか」

 

「おい、ルールー何をしている!早く行くぞ!」

 

「お姉ちゃん!早く来て!」

 

「はい、今行きます。では」

 

 アムールはそう言って尚文達のとこへ。

 トップガンダーはアムールを見ていた。

 

 

 

 

「なんだか似ているな」

 

 トップガンダーはアムールを見て思い出していた。

 かつて対決し、共にネロス帝国と戦った友を。

 

 

 

 

 

「メタルダー」

 

 




如何でしたか?

最近YouTubeでカブタックの配信見てます。カブタックは世代で見てたけど、幼かったのであまり覚えていないのです。

この小説で登場させようか悩んでいます。
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