伝説の戦士の成り上がり   作:ギラサメ

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遅くなってすみません。仕事がなかなか落ち着かない日が続いてしまい、書けませんでした。
 
そのせいか、ストーリーも思い浮かばず、一期終わりまでいけませんでした。




OP:ライダーアクション!


第93話 復活のマカロン!三人ライダー!

ゆかりSIDE

 

「……ん〜」

 

 重い瞼をなんとか開けて見渡す。ここは?

 

「宿」

 

 カルミラ島で泊まっている宿の部屋だ。

 

「おお!目を覚ましたか!」

 

 私の目の前に現れた小さな戦士の幻影。

 

「タイガ」

 

 ウルトラマンタイガ。

 

「良かった。危なかったんだぞ」

 

「ごめんね。心配かけて」

 

 タイガに謝罪をする。

 

「あぁ。それと彼女にも礼を言っておけ」

 

 タイガの視線を追って見る。

 

「マーメイドアクアポット?」

 

 マーメイドアクアポットが置いてあった。恐る恐る手に取ってみると

 

「あっ」

 

『スゥースゥー』

 

 アクアポットの中でローラが、妹が寝ていた。

 

「ローラ」

 

「この子君が起きるのをずっと待っていてくれたんだ。部屋にも何度も来たりしていたぞ」

 

 そんなに私の事を……あんな事があったのに。

 

「ありがとう」

 

『うーん?』

 

 アクアポットの中のローラが目を擦りながら起きようとした。

 

「ローラ」

 

『ん?』

 

 こっちを見て目を見開くローラ。

 

『あ、ああああああ……お姉ちゃん!』

 

 アクアポットから飛び出て来るローラを私はなんとか受け止めた。

 

「お姉ちゃん!お姉ちゃん!」

 

「ローラ……ありがとう。そして改めてごめんね」

 

 胸の中で泣くローラを私は優しく抱きしめた。

 

 

 

 

 

 

 

 

「それでね、それでね」

 

「そう」

 

 私はローラから眠ってる間に起きた事を聞いた。波の事、ラルク、テリス、グラスの事を。

 そして波の後、ローラは正式に私達の仲間になった。

 

「それで私、いっぱいスタイルチェンジをしたの!」

 

 魔物との戦闘訓練を聞く。なんでもレベル上げついでに彼女の戦闘を見たいと尚文が。

 

「ほら見て!」

 

 マーメイドアクアポットからシャボン玉が出てきた。これはシャボンピクチャーね。

 シャボン玉には髪と衣装が白とピンク色になったキュアラメールが写っていた。

 

「これは?」

 

「チェンジマンのチェンジマーメイドだよ!」

 

 ああ、チェンジマーメイドね。

 

「それに見て、五人でもなったの!」

 

 別のシャボン玉を見ると、それにはショコラ、アクア、スター、ラメール、ムーンライトが写っていた。ムーンライトは衣装と髪の色が黒になっている。これはムーンライトはチェンジグリフォンね。で、ショコラはドラゴン、アクアはペガサス、スターはフェニックスってところね。

 

「可愛いわね。それにカッコいい」

 

「でしょ!」

 

「これは」

 

 別のシャボン玉を見ると、頭部には槍状の穂先、黒と白をベースにメタリックブルーのラインが入った衣装を身に纏ったラメールが写っていた。

 

「これは?」

 

「仮面ライダーデュランダル!」

 

 仮面ライダーセイバーのデュランダルね。ローラが、妹がここまで頑張っていたなんて。それなのに私は……

 

「お姉ちゃん、どうして泣いてるの?」

 

「えっ?」

 

 自分の頬を触る。涙を流していたみたいだ。

 

「あれ?どうして?何で?」

 

 涙を拭いていると、ローラが私を抱きしめた。

 

「ローラ」

 

「お姉ちゃん頑張ろう。辛いこともあるかもしれないけど、私やみんながいる。だから」

 

「……うん、うん」

 

 

 

 

 

 

 

 

「たぁ!」

 

「はぁ!」

 

 数日後、私は無事回復して、鈍った体を鍛えるため、ラメールと一緒に魔物狩りをしている。目覚めた後、尚文やみんなに謝罪をした。尚文からは二度とヨモツへグリを使うなと説教されました。

 

「ゆかりさん、元気になって良かったですね」

 

「あぁ」

 

「本当に良かったよ」

 

「元気なゆかりお姉ちゃん!」

 

 安心するラフタリア、尚文、ショコラ、フィーロ。他の皆は不在。

 

「ねぇ、マカロン。やろうスタイルチェンジ!」

 

「分かったわ。ショコラ貴女もどう?」

 

「……いいよ」

 

 ショコラにも声をかけ、三人でやることに。

 

「でねショコラ……」

 

 耳元でショコラに伝える。

 

「……分かった」

 

 私達三人は構える。

 

「ライダー……変身!トォッ!」

 

「変身!トォッ!」

 

「フン!変身!ブイスリャー!トォッ!」

 

 変身ポーズを取る私達。

 

 ショコラ、私は衣装が若葉色と銀色が入り、髪も若葉色に。腰には同じタイフーンが巻かれる。首には同じ赤色のマフラーが巻かれる」

 ラメールは波の時のV3スタイルに。

 

「わぁー!あきらお姉ちゃんとゆかりお姉ちゃんが同じになった!」

 

「いや、よく見ろ。違うとこがある」

 

「ナオフミ様?」

 

「ご主人様?」

 

 首を傾げるラフタリアとフィーロちゃん。分かるかな?

 

「……あっ!手と足の色が違います!」

 

 ラフタリアが気がついたみたい。そう、衣装の手足の色が違う。ショコラは銀、私は赤。

 

「正解だよラフタリア。それに今の私とマカロンはショッカーの敵、そして人類の味方」

 

「ショッカー?」

 

「仮面ライダー1号!そして私はキュアショコラ1号!」

 

「仮面ライダー2号、キュアマカロン2号!」

 

「仮面ライダーV3、キュアラメールV3!」

 

「「「プリキュアファイト!」」」

 

 

ゆかりSIDE OUT

 

 

NO SIDE

 

BGM:レッツゴー!!ライダーキック

 

「トォッ!トォッ!」

 

 仮面ライダー1号にスタイルチェンジしたショコラは次々に出てくる魔物を殴り、蹴る。魔物の一体を捕まえると高く跳び上がる。

 

「プリキュア・きりもみシュート!」

 

 魔物を振り回し、独楽のように回転させながら投げ飛ばす。ショコラは着地すると、また魔物が彼女に襲いかかる。

 

「あきら!」

 

 尚文が盾でショコラを守る。

 

「ありがとう尚文」

 

 ショコラは尚文に礼を言うと、尚文が盾で防いだ魔物を掴む。

 

「プリキュア・ハンマー!」

 

 魔物をぐるぐると回し、投げ飛ばす。

 

「トォッ!プリキュア・キック!」

 

 さらに飛び蹴りをかまし、魔物を倒す。

 

「どう?これが“技の1号„と呼ばれた1号の力だ」

 

 

 

 

 

「トォッ!トォッ!」

 

 仮面ライダー2号にスタイルチェンジしたマカロンもショコラ同様、魔物を殴り、蹴る。

 

「はぁ!」

 

 ラフタリアも剣で魔物を斬りまくる。

 

「……そうだ」

 

 ラフタリアを見てマカロンは何かを思いつく。

 

「ラフタリア少し借りるわ」

 

「えっ?あっ!私の剣!?」

 

 マカロンはラフタリアの剣を取った。

 

「ふふふ、さぁ、いくわよ!」

 

 マカロンはラフタリアの剣で魔物を斬りまくった。

 

「面白いわ。本来はショッカー戦闘員から奪うものだけど。あっ、返すね」

 

 そう言うとマカロンはラフタリアに剣を返す。

 

「ショコラ!」

 

「うん!」

 

 マカロンと並ぶショコラ。

 

「「トォッ!トォッ!トォッ!」」

 

 二人で魔物を殴り、殴りまくる。

 

「「トォッ!」」

 

 二人同時に高く跳ぶ。

 

「「プリキュア・ダブルキック!」」

 

 二人の必殺キックが魔物に決まる。これぞダブルライダーの必殺キック、ライダーダブルキックである。

 

 

 

 

「わぁーあきらお姉ちゃん、ゆかりお姉ちゃんすごい!」

 

「ショコラ、マカロン。……よーし私も負けてられない!見せてあげるV326の秘密!」

 

「ひみつ?」

 

 ラメールの秘密の言葉に首を傾げるフィーロ。ラメールは二体の魔物を見据える。

 

BGM:戦え!仮面ライダーV3

 

「トォッ!」

 

 ラメールが高く跳ぶと、ぐるぐると飛び回った。

 

「プリキュア・遠心キック!」

 

 ライダーV326の秘密、それがライダー遠心キックなのである。

 

「ローラお姉ちゃんすごい!」

 

「ありがとう!」

 

「「ラメール!」」

 

 ラメールに並び立つショコラとマカロン。

 

「今度は三人でやろう」

 

「それは面白いね」

 

「やろう!」

 

「「トォッ!」」

 

 ショコラとマカロンが跳ぶと、仮面ライダー1号、2号の専用バイク、新サイクロン号に乗る。

 

「ちょっと待て!どこから出たそのバイク!」

 

 新サイクロン号が出た事にツッコむ尚文。

 

「ラメール乗って」

 

「うん!」

 

 ラメールは二人のサイクロンの後部に立つ。

 

「いくよ!」

 

 新サイクロン号が走り出し、魔物に向かう。

 

「「「プリキュア・トリプルパワー!」」」

 

 そのまま魔物に突撃した。三人は降りると、互いを称えるかのように握手した。

 

BGM:仮面ライダーのうた

 

「ゆかりさん良かったですね」

 

「……あぁ」

 

「ゆかりお姉ちゃん」

 

 頼もしい仲間が戻ってきた事に喜ぶラフタリア、尚文、フィーロ。

 

 

 




BGM:仮面ライダーV3次回予告

 尚文達が出会った一人の少女リーシア、彼女は弓の勇者の仲間だった。一体彼女の身に何があったのか?

 次回、追放のリーシアにご期待ください。

ED:ロンリー仮面ライダー

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