水木一郎さんの訃報を聞いた時はショックでした。
あきらSIDE
「わぁ〜お姉ちゃん見て綺麗だよ!」
「あら本当ね」
アクセサリー屋で商品を見ているローラとゆかり。
「ねぇ、こっちも見よう!」
「はいはい」
とても微笑ましいな。
今、私達プリキュア勢はカルミラ島を見て回っている。まだ活性化が続いているここで十分レベル上げをし、ここを離れる事が決まった。そこで離れる前に少しでも見て回る事にした。因みに尚文、ラフタリア、フィーロ、ジャグラーは釣りに行きました。
「あきら行くよ」
「はいはい」
「あら、ゆり似合ってるわね」
「……そう、かな?」
「こっちも着てみよう」
服屋でももかがゆりを着せ替え人形にしている。今度は服屋で買い物中。
「ほら、あきらこれどうかしら?」
ゆかりが服を持ってきた。
「あの……お客様。それ女性のですけど」
店員さんが服を指摘してきた。
「あら安心して。この人女よ」
店員が信じられないような目でこっちを見る。なんか慣れたな。
「し、失礼しました!」
勢いよく頭を下げて謝罪した。
「あらあら」
がつがつがつがつがつがつ
「なんて食いっぷり」
「あの体のどこに入るんだ?」
今度は食事中。周りの人達が私達に注目している。
いや、正確にはルールーの大食いっぷりに興味深々である。
「すいません、おかわりください」
「は、はい」
店員さんなんか驚いてるし。
「お姉ちゃん、そんなに食べなくても」
「何を言ってるのですかえみる!もうすぐこの島を離れるのです!だから食べれる時に食べておかないと!」
そう言って食事を再開するルールーだった。
「相変わらずの食欲ね」
「フィーロちゃんもそうだけど」
そう言いながら、私達は食事をする。
「ねぇ、あきら」
「ん?」
「味覚どう?」
かれんに聞かれて、極アームズを使ったのを思い出す。
「ん〜。まぁ、それなりには戻ってはいるよ」
実は、舞から極ロックシードの事は聞いてはいる。使うと味覚などに影響が出るが、紘太のようになる心配はなく、数日経てば戻るらしい。
そして、再び色々と見て周り、あっという間に夕方になった。
「うーん」
私は海を眺めながら体を伸ばす。
「あきら」
「ゆかり」
ゆかりが隣にやって来た。
「もうすぐこことお別れね」
「そうだね。色々とあったね」
思い返すと色々あったよ。ラルクとテリス、ローラ、波、グラスとの再戦と。もう色々とありまくりだ。
「まぁ、でも面白かったわ」
「あはは、ゆかりらしいね」
「私も楽しかったよ。こうしてお姉ちゃんに会えて、仲直りできて」
「ローラ」
ローラがゆかりの腕に抱きついてきた。
「ふふふ。あら?」
「どうしたの?」
「あれタイガーアンデッドとシズカちゃんじゃない?」
タイガーアンデッド(人間態)とシズカちゃんが何やら慌てた様子でいた。
「おいお前ら!」
こっちに気づいて声かけてきた。
「どうしたのそんな慌てて?」
「リーシアを見なかったか?」
リーシア?確か樹の仲間の。
「リーシア?見なかったけど」
「何があったの?」
「あいつ「ねぇ!お姉ちゃん!あきらさん!みんな!」」
「ローラ?」
「人が溺れてる!」
「えっ!?」
私達は急いで見ると、確かに溺れていた。あれは……
「リーシア!」
タイガーアンデッドが声を上げる。えっ?リーシア!?
「大変だ!早く助けないと!」
「私に任せて!」
「ローラ!?」
ローラが人魚の姿になって飛び込んだ。
「ローラ!」
「お前らどうした?」
「皆さん?」
「尚文、ラフタリア」
「フィーロちゃん、ジャグラー」
釣りを終えた尚文、ラフタリア、フィーロ、ジャグラーが来た。
「ローラがリーシアを助けに海に」
「何!?」
「ローラさんが!?」
四人もローラが飛び込んだとこを見る。
「プハァー!」
ローラがリーシアを抱えて水面から出てきた。
「ローラ!」
ローラが出てきて安堵する。その後、無事回収し、宿に連れて行った。
「で、何があった?」
現在、宿の部屋でタイガーアンデッド、シズカちゃんからリーシアに何があったのか聞いている。因みにリーシアはローラと一緒に浴室に。
「リーシアちゃんに何があったの?」
「アイツ……」
二人からの話によると、リーシアはあの波で大活躍を見せた。しかし、それを気に入らなかった樹達はは彼女に無実の罪を着せて、追放されたと。
「アイツ」
「聞いてるだけで腹が立ってくるわ」
「呆れた」
これに尚文、かれん、ゆりは呆れていた。私もそうだし、他のみんなも。
「みんな」
「ローラ、リーシア」
ローラとリーシアが浴室から出てきた。
「リーシアから一通り聞いた。酷すぎるよ」
「ローラ」
「ふぇええええええ!イツキ様に見放されて、私やっぱり死にます!」
樹に追い出されたのが余程悔しかったのか、リーシアは膝をついて泣いた。
バチィン!
ゆりがリーシアに思いっきりビンタした。
「ゆり」
「ゆりさん」
「ゆりお姉ちゃん」
「その顔は何?その目は!その涙は何なの!」
「ふぇえ!?」
「冤罪を着せられ、裏切られて、そのままでいいの!このまま弱いままの自分で悔しくないの!」
「でも、弱くて役立たずなのは間違ってませんから」
「だったら、その弱さを克服して、あの男を見返してやりなさい。追い出した事を死ぬほど後悔させるくらいに」
「でも……」
「大丈夫、みんながいる」
「一緒に強くなりましょう」
「そうなのです!弓の勇者を後悔させるのです!」
みんながリーシアを励ます。
「ふぇええええええ!よろしくお願いします!」
こうしてリーシアが私達の仲間になった。
「ふふふ。あれ?なおは?」
ローラに言われて周りを見ると確かになおがいなかった。
【テケテンテンテンテンテンテンテーン!】
どこからかオカマ風ボイスが響いた。私達は部屋を出て、向かったのは……
「ここって?」
「イツキ様のお部屋です」
扉を開けるとそこには樹とその仲間と
「なお!」
なおがいた。
【バッカモーン!】
「えっ?」
【恥を知りなさーい!】
ゴーン!
樹の頭上からタライが降ってきて、そのまま彼に直撃した。
「イツキ様!うお!?」
樹の仲間の頭上から今度は大量の空き缶が降ってきた。
【ネバ〜ギ〜ブア〜ップ】
「どうよ?リーシアちゃんに酷いことした罰だからね!」
「なお」
かれんに肩を掴まれ、なおはギギっとこっちに向けた。
「やぁ、みんな」
「やぁ、じゃないでしょ。やっぱりそれね」
樹を見ると、彼の腰には戦極ドライバーが巻かれていて、ロックシードがついていた。しかもそれには鳳蓮の顔が。あれか
「いや、どうしても許せなかったから」
「気持ちは分からなくはないけど」
「まぁ、かれん。それくらいにしておけ」
「尚文」
「それにしてもなお、今のはすげぇ面白かったぞ!ははは!まさかタライが降ってくるとはな!昭和のコントか!ははは!」
尚文が爆笑し出した。まぁ、確かに笑えるけど。
「ナオフミ様」
呆れるラフタリア。
まぁ、何はともあれ私達はメルロマルクへ帰る日がやって来た。
おまけ
「あむ。チキン美味しいです」
チキンを食べるルールー。
「こら!クリスマスにチキンを食べるな!チキンの代わりにシャケを食え!」
チキンを取り上げ、シャケを出すサモーン。
「あの、サーモンもありますけど」
「え?」
「それより私のチキン」
「あっ」
ぐしゃぐしゃになったチキン。
数分後
『チーン』
「では、みなさんメリークリスマス!」