伝説の戦士の成り上がり   作:ギラサメ

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お待たせしました!

水木一郎さんの訃報を聞いた時はショックでした。


第94話 追放のリーシア

あきらSIDE

 

「わぁ〜お姉ちゃん見て綺麗だよ!」

 

「あら本当ね」

 

 アクセサリー屋で商品を見ているローラとゆかり。

 

「ねぇ、こっちも見よう!」

 

「はいはい」

 

 とても微笑ましいな。

 

 今、私達プリキュア勢はカルミラ島を見て回っている。まだ活性化が続いているここで十分レベル上げをし、ここを離れる事が決まった。そこで離れる前に少しでも見て回る事にした。因みに尚文、ラフタリア、フィーロ、ジャグラーは釣りに行きました。

 

「あきら行くよ」

 

「はいはい」

 

 

 

 

 

 

「あら、ゆり似合ってるわね」

 

「……そう、かな?」

 

「こっちも着てみよう」

 

 服屋でももかがゆりを着せ替え人形にしている。今度は服屋で買い物中。

 

「ほら、あきらこれどうかしら?」

 

 ゆかりが服を持ってきた。

 

「あの……お客様。それ女性のですけど」

 

 店員さんが服を指摘してきた。

 

「あら安心して。この人女よ」

 

 店員が信じられないような目でこっちを見る。なんか慣れたな。

 

「し、失礼しました!」

 

 勢いよく頭を下げて謝罪した。

 

「あらあら」

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 がつがつがつがつがつがつ

 

「なんて食いっぷり」

 

「あの体のどこに入るんだ?」

 

 今度は食事中。周りの人達が私達に注目している。

 いや、正確にはルールーの大食いっぷりに興味深々である。

 

「すいません、おかわりください」

 

「は、はい」

 

 店員さんなんか驚いてるし。

 

「お姉ちゃん、そんなに食べなくても」

 

「何を言ってるのですかえみる!もうすぐこの島を離れるのです!だから食べれる時に食べておかないと!」

 

 そう言って食事を再開するルールーだった。

 

「相変わらずの食欲ね」

 

「フィーロちゃんもそうだけど」

 

 そう言いながら、私達は食事をする。

 

「ねぇ、あきら」

 

「ん?」

 

「味覚どう?」

 

 かれんに聞かれて、極アームズを使ったのを思い出す。

 

「ん〜。まぁ、それなりには戻ってはいるよ」

 

 実は、舞から極ロックシードの事は聞いてはいる。使うと味覚などに影響が出るが、紘太のようになる心配はなく、数日経てば戻るらしい。

 

 そして、再び色々と見て周り、あっという間に夕方になった。

 

「うーん」

 

 私は海を眺めながら体を伸ばす。

 

「あきら」

 

「ゆかり」

 

 ゆかりが隣にやって来た。

 

「もうすぐこことお別れね」

 

「そうだね。色々とあったね」

 

 思い返すと色々あったよ。ラルクとテリス、ローラ、波、グラスとの再戦と。もう色々とありまくりだ。

 

「まぁ、でも面白かったわ」

 

「あはは、ゆかりらしいね」

 

「私も楽しかったよ。こうしてお姉ちゃんに会えて、仲直りできて」

 

「ローラ」

 

 ローラがゆかりの腕に抱きついてきた。

 

「ふふふ。あら?」

 

「どうしたの?」

 

「あれタイガーアンデッドとシズカちゃんじゃない?」

 

 タイガーアンデッド(人間態)とシズカちゃんが何やら慌てた様子でいた。

 

「おいお前ら!」

 

 こっちに気づいて声かけてきた。

 

「どうしたのそんな慌てて?」

 

「リーシアを見なかったか?」

 

 リーシア?確か樹の仲間の。

 

「リーシア?見なかったけど」

 

「何があったの?」

 

「あいつ「ねぇ!お姉ちゃん!あきらさん!みんな!」」

 

「ローラ?」

 

「人が溺れてる!」

 

「えっ!?」

 

 私達は急いで見ると、確かに溺れていた。あれは……

 

「リーシア!」

 

 タイガーアンデッドが声を上げる。えっ?リーシア!?

 

「大変だ!早く助けないと!」

 

「私に任せて!」

 

「ローラ!?」

 

 ローラが人魚の姿になって飛び込んだ。

 

「ローラ!」

 

「お前らどうした?」

 

「皆さん?」

 

「尚文、ラフタリア」

 

「フィーロちゃん、ジャグラー」

 

 釣りを終えた尚文、ラフタリア、フィーロ、ジャグラーが来た。

 

「ローラがリーシアを助けに海に」

 

「何!?」

 

「ローラさんが!?」

 

 四人もローラが飛び込んだとこを見る。

 

「プハァー!」

 

 ローラがリーシアを抱えて水面から出てきた。

 

「ローラ!」

 

 ローラが出てきて安堵する。その後、無事回収し、宿に連れて行った。

 

 

 

 

 

「で、何があった?」

 

 現在、宿の部屋でタイガーアンデッド、シズカちゃんからリーシアに何があったのか聞いている。因みにリーシアはローラと一緒に浴室に。

 

「リーシアちゃんに何があったの?」

 

「アイツ……」

 

 二人からの話によると、リーシアはあの波で大活躍を見せた。しかし、それを気に入らなかった樹達はは彼女に無実の罪を着せて、追放されたと。

 

「アイツ」

 

「聞いてるだけで腹が立ってくるわ」

 

「呆れた」

 

 これに尚文、かれん、ゆりは呆れていた。私もそうだし、他のみんなも。

 

「みんな」

 

「ローラ、リーシア」

 

 ローラとリーシアが浴室から出てきた。

 

「リーシアから一通り聞いた。酷すぎるよ」

 

「ローラ」

 

「ふぇええええええ!イツキ様に見放されて、私やっぱり死にます!」

 

 樹に追い出されたのが余程悔しかったのか、リーシアは膝をついて泣いた。

 

 バチィン!

 

 ゆりがリーシアに思いっきりビンタした。

 

「ゆり」

 

「ゆりさん」

 

「ゆりお姉ちゃん」

 

「その顔は何?その目は!その涙は何なの!」

 

「ふぇえ!?」

 

「冤罪を着せられ、裏切られて、そのままでいいの!このまま弱いままの自分で悔しくないの!」

 

「でも、弱くて役立たずなのは間違ってませんから」

 

「だったら、その弱さを克服して、あの男を見返してやりなさい。追い出した事を死ぬほど後悔させるくらいに」

 

「でも……」

 

「大丈夫、みんながいる」

 

「一緒に強くなりましょう」

 

「そうなのです!弓の勇者を後悔させるのです!」

 

 みんながリーシアを励ます。

 

「ふぇええええええ!よろしくお願いします!」

 

 こうしてリーシアが私達の仲間になった。

 

「ふふふ。あれ?なおは?」

 

 ローラに言われて周りを見ると確かになおがいなかった。

 

【テケテンテンテンテンテンテンテーン!】

 

 どこからかオカマ風ボイスが響いた。私達は部屋を出て、向かったのは……

 

「ここって?」

 

「イツキ様のお部屋です」

 

 扉を開けるとそこには樹とその仲間と

 

「なお!」

 

 なおがいた。

 

【バッカモーン!】

 

「えっ?」

 

【恥を知りなさーい!】

 

 ゴーン!

 

 樹の頭上からタライが降ってきて、そのまま彼に直撃した。

 

「イツキ様!うお!?」

 

 樹の仲間の頭上から今度は大量の空き缶が降ってきた。

 

【ネバ〜ギ〜ブア〜ップ】

 

「どうよ?リーシアちゃんに酷いことした罰だからね!」

 

「なお」

 

 かれんに肩を掴まれ、なおはギギっとこっちに向けた。

 

「やぁ、みんな」

 

「やぁ、じゃないでしょ。やっぱりそれね」

 

 樹を見ると、彼の腰には戦極ドライバーが巻かれていて、ロックシードがついていた。しかもそれには鳳蓮の顔が。あれか

 

「いや、どうしても許せなかったから」

 

「気持ちは分からなくはないけど」

 

「まぁ、かれん。それくらいにしておけ」

 

「尚文」

 

「それにしてもなお、今のはすげぇ面白かったぞ!ははは!まさかタライが降ってくるとはな!昭和のコントか!ははは!」

 

 尚文が爆笑し出した。まぁ、確かに笑えるけど。

 

「ナオフミ様」

 

 呆れるラフタリア。

 

 まぁ、何はともあれ私達はメルロマルクへ帰る日がやって来た。

 

 




おまけ

「あむ。チキン美味しいです」

 チキンを食べるルールー。

「こら!クリスマスにチキンを食べるな!チキンの代わりにシャケを食え!」

 チキンを取り上げ、シャケを出すサモーン。

「あの、サーモンもありますけど」

「え?」

「それより私のチキン」

「あっ」

 ぐしゃぐしゃになったチキン。

 数分後

『チーン』

「では、みなさんメリークリスマス!」
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