「どわあ!? ヒトツキ、影分身!」
「ッキ!」
「ニンニン!」
シュゴオオオオオ!!!
「ナイス、ツチニン!ヒトツキ、ラスターカノン!」
「ツキ!!」
シュゥ――ゴッ ドドンッ
「キィ……」
「今だ、マスターボール!」
シュゥ――ポンッ
「カリキリ、ゲットだぜ!」
「ニーンニンッ!」
「ッキ!ツキイッ!」
さてと……花園の戦闘は、骨が折れる面倒さだった。
カリキリと戦闘するとミツハニーやビードルが襲い掛かってきて、それにツチニンやヒトツキをけしかけて吹き飛ばした。
そのあとカリキリを追い詰めて、適当にバッグをあさって出てきたボールをぶつけたんだ。
まさかマスターボールとは……。
カリキリ
技:れんぞくぎり・ウェザーボール・ギガドレイン・どくづき・ソーラービーム・
ダブルチョップ
特性:リーフガード
「出てこい、カリキリ!」
マスターボールから紫色の閃光とともに出てくるカリキリ。
カリキリは目を閉じていて、しばらくすると開眼。
左右の状況を見てから、僕を飼い主と認識したと思う。
「キリ!」
片方の前足を挙げて挨拶してくる。
僕はカリキリの前足を手のひらでタッチして、挨拶する。
「よろしく、カリキリ。さあ、僕の友達を紹介しよう!」
僕はツチニンとヒトツキを紹介した。
三人ともそれぞれの反応をして、仲間として認識しあっているみたいだ。
休憩を少し挟んだら、ここに群がるポケモンを倒していこう。
虐殺ではない。ポケモンバトルのように、瀕死状態になって逃げた奴は今までと同じ放置だ。間違っても、逃走中の奴を攻撃してはいけない。
よし、作戦開始だ。
まずはツチニンに日本晴れをさせて、ツチニンとカリキリのソーラービームで広範囲殲滅する。そして撃破できなかったうち漏らしを、ヒトツキのでんげきはで撃墜する。
また花畑のほかにも、池や木があるのでそこにいるポケモンも撃破して、努力値を荒稼ぎする。
それに努力値も、マトマのみなどが発見されるだろうから、そいつを大量に使って調整するさ。
「ニンッ!」
「キリッ!」
シュゴオオオオオ!!!
「ツキ!」
ジジ……バリバリバリバリバリ!!!
効果的というか、比較的効率がいい経験値の貯め方だと思う。
今はポケモン勝負なんて文化がないから、必然的に野生ポケモンが相手になる。
だから経験値なんて、まとめて一気にやったほうがいいんだ。
え、なんでそんなに焦っているんだって?
当たり前だろう?
今のご時世外出するだけで目にかけられるんだ。
しかも街中には防犯カメラが仕掛けられていて、すぐに誰が何をしているのかわかってしまう。さらに無人ドローンもあるときた。
これにより、僕がポケモントレーナーだとばれる可能性が高くなり、自由にポケモンを育成する時間が皆無になってしまう。
本来ならば市役所に行かなければならないと思うが、申し訳ないがポケモンを強くしておかないと有事の時に動けないし対処しようがない。
だから今は警察の皆さんに丸投げして、僕はポケモンのみんなとレベルを上げて強くなるんだよ。
もちろんアメの収集も忘れない。
公渕公園は比較的広いから、いろんなところをポケモンを倒しながら観光していく。
そして僕はたくさんのアイテムを手に入れたんだ。
「こんなもんかな。よし、帰ろうか」
僕は三人をボールに戻して、ポケモンの声が聞こえなくなった公渕公園から自宅へ帰った。
ちなみに……帰るときは商業施設や公共施設の近くを通らないように注意しながら、猛スピードで帰路についた。
先述の通り、僕に関する情報を少しでもなくすためだ。感づかれたら、一貫の終わり。
嗚呼、やっとのこさついた。
さっさとこの荷物を降ろして、アイテム確認をしよう……。
外国の様子を描くには、丁度いい場所がありますね。
山と山と山と半分海に囲まれた内海の孤島。
しかもガチガチの保守な場所。一般界隈では軟派なのに、心の奥底では
硬派なんですね。