Modern Pokemon   作:名無しの権左衛門

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一部不適切な表現があります。


13:復旧作業(物理)

 さて……目下の目標は、伊方原発に巣食うポケモンの手から救うことだ。

戦い方は奴らの足元を掬うくらいしかやれることがない。

 

 沿岸街道を通って、徐々に山道になる県道を全力で走っていく。

補正があるのは把握済みで、上り下りでそれぞれのきつさや快適さがないかわりスタミナや速度維持がされるということだ。

もちろん追い風や向かい風もない。

 

 道路左側通行で、グーグルマップの案内を受けながら走行している。

 途中にポケモンを見かけることがあったが、それらすべて無視した。

いちいち構っていられないんでね。

 

 そういえば、グーグルマップでの総評で2.6だったな、伊方原発。

 

 原子力の影響は、放射能・放射線による遺伝子破壊や健康被害にとどまらず環境破壊につながる。

国民感情論でいけば、たしかに停止したほうがいいのかもしれない。

そう言葉で言えるのは、この国がいかに表現に対して法律で範囲を決めてくれているおかげだと思う。

 もしもそうじゃなければ、国益に反するだろうからさらし首にされていただろうな。

 そして今がその状況。

こんな状況でも原発停止を訴えているのならば、そいつはマスコミによって付け込まれ思考停止したただのバカか日和見の阿呆だ。救う価値すらない。

 

 広島高裁が停めてくれたとか言っているが、現状動いているということはそういうことだろう。

つまりここがとまっても、原発にいた奴が火力発電所や変電所に散らばるだけで変わりはしない。むしろ原発は一定出力で水を一瞬で気化できるほどの熱を出すから、水の量を増やすだけで電力が増える。

 しかし火力発電所は水が増えたらその分だけ、通水管が冷却されてしまう。

結果、火力を増すためにさらに石油・石炭を投じなければならなくなる。

これだと効率が悪い。

 

 取水できる場所……海辺でなければ、排水と取水を行えない。

これらの水を水道で得るには、効率もそうだが飲料水を使うなんてもったいない。

ならば常飲できない海水を使うのは当然だろう。

 

 え、擁護しているように見える?

もちろん擁護してるけど、何?

文句ある?

文句あるなら憲法を改正しようか。

 ほら、すぐに100万以上払って、愚かな多数派(老人)にきれいごとを言って宗教団体に頭下げて、政権を牛耳って真実(インターネット産)を知る若者に保守と愛国を語るんだよ、あくしろよ。

大丈夫、労働者には消費税に代わる代替案を出す出す詐欺して、生かさず殺さず家畜のように働かせたらいいんだよ。

自転車操業のように馬車馬、火の車のようにすんだよ。

 

 太った男が吐く息は、周辺を汚染し長い間住民の体から腐臭が消えなかった。

だが昨今の彼の同類は、肺活量を高めつつあるが周辺住民への被害は強力かつ短期間になった。

科学技術が発達したおかげで、効率性が増したからだ。

そしてそれのおかげで、我々は制御できるようになった。

 肥満だった彼は、いろんな技術により痩せていき最終的には

その有り余る力を使って違う能力をつけた。

それが発電だ。

 ほかのものだとスロースターターで、プロテインを飲まないとやってられない。

しかし彼の場合だと最初から全力疾走なのに、疲れる様子もなく機械が壊れるまで

同じ感覚・速度で走り続けるのだ。

 壊れてしまった機械や彼が使った道具は、全く使えないのでどこかに収容してしまおう。

 ほかのものだと再利用できるが、その効率と威力は魅力的だ。

問題は山積しているが、人間が住む必要がない砂漠に埋めてしまえばいいだろう。

 

 よし、ゴビ砂漠に埋めようぜ!

アフリカの方は、その乾燥性から太陽光発電の効率がいいからだめだ。

また南米の高原は、空気が澄んでいるから宇宙観測に必要だからダメ!

 

 

 と、まあ、冗談で適当にボケとツッコミを独り言で言ってたら、到着した。

 

 そこは伊方原発。

稼働中らしく、騒音が聞こえるがほかの音も聞こえる。

 いや、それは本当に音なのか?

むしろこれは何かの声じゃないのだろうか。

例えばクジラのようなものとか。

 

 なんてバカみたいなことを言っているけれど、現在の原発に群がっているのは

コイルとビリリダマだ。

奴らは電気を食べる習性がある。

 現代人にとって生命線となっているエネルギーだ。

そんなエネルギーをどうやって守るのか。

その方法は簡単さ。

 

 奴らを殺して採取した体から得た鉄分を使用して、再度同じ施設を作ればいい。

 さすがにポケモン成分50%以上だと、同族殺しとして奴らが報復しにくるだろう。

だから混入や合成は微弱にして、ポケモンが同族と思いつつそうでないかもしれないという懸念を抱かせられるようにしなければならない。

 そもそも神自体に責任がある。

まあ、ポケモン世界との融合は勿論だけど、彼らの世界と同じ共に歩んできた人類だということを、ポケモンどもの遺伝子に残しておいてほしかった。

 

 そうすれば、ポケモン資料にあった”草むらに入ってきた人間は、我々ポケモンの力を求めている”という設定が生きるのに。

 

「ラクライ・カラカラ・サイホーンはいないな」

 

 避雷針持ちのポケモンはいないようだ。

ほかに持つものもいるけれど、出現ポケモンがカントーがおおい。

このラランテス・ツチニン・ヒトツキは、ポケモントレーナーがいるから出現したようなもんだ。

ポケモントレーナーがいない地域は、原作の制作分布または日本だけ特殊な出現条件のもとランダムに出現しているようだ。

 まあ、まだ検証すらしていなから、想像の範疇をでないけどさ。

 

「撃てばわかるか。よし、出てこい、ツチニン・ヒトツキ・カリキリ!」

「ニンッ!」

「ッキ!」

「キリィッ!」

 

 再度曇っていた空を晴れ模様にして、上弦の月が顔を見せた。

 

「ツチニン・カリキリ、ソーラービーム!ヒトツキ、でんげきは!」

 

「ニン……ニイイィィン!!」

「キィィィリイイイ!!」

「ト……ツキィッ!!」

 

 太陽光線と電撃波が、途中にある電線などの障害物を蒸発させて目的である

電気ポケモンに直撃した。

いずれも効果今一つ。

 そのため射撃地点に向けて、多数のポケモンが向かってきた。

一部はスパークを身にまとっている。

 

「カリキリ、コイルに向かってウェザーボール!」

「キリッ!」

 

 両鎌の間に炎の玉を作って、向かってくるコイルに向かって放つ。

またツチニンにはソーラービームを、ヒトツキにはラスターカノンを使わせる。

 そうすることによって、アウトレンジの有利を最終局面まで守ることができた。

さらに一時的ではあるが、ポケモンを原子力発電所から引きはがすことができた。

 

 

 これにより街灯に電気が流れ始める。

 ここから少し行った先にある信号も、点灯し始める。

 

 効果抜群なコイルをあらかた殲滅した後、残ったビリリダマを撃破していく。

文明の光が灯火を取り戻していくたびに、スマホの通知バイブレーションが鳴り響く。

ポケホの方でも、四国電力の電力供給量が安全領域になったことが分かった。

 数時間戦闘をしたら、さっさと切り上げる。

 本当はもっと近くに行って、残った勢力を倒したかったんだ。

でも警察車両の音や多数の業務車両のエンジン音が聞こえたから、すぐにみんなをボールに戻してマッハ自転車で走り去った。

 

 もちろん鉢合わせしないように、違うルートで向かう。

 

「皆、よくやったな。……くああぁ……眠い……」

 

 すでに深夜1時を過ぎている。

 夜型の僕でも、連続で活動していたらさすがに眠い。

あくびと背伸びをして、再びハンドルを握って自宅への道を進む。

四捨五入4時間の片道走行はきついから、途中寄り道をしてリュックサックにアイテムを入れていく。

 

 集めているのはよかったが、結局眠たくなったので人気のない道の駅の屋内で仮眠することにした。

 初夏だからこそできる芸当で、そうでなければ寒暖が酷くて長時間待機なんてできないだろうな。

 

 

……

 

 そして、空腹とともに迎える朝。

 晩御飯食べてないし、そもそも電気がないからそこらへんの外食産業は閉店してたから、何もできなかった。

そんなわけで、もったいないが元気のアメをなめておく。

 

「なんか、みなぎってくる……こういう使い方もありなんだな……」

 

 さすがに心が燃えるほど漲ってくるわけじゃなかった。

筋肉が力を持て余しているという感じで、力いっぱい漕ぎたいという思い。

それとおなかが減ったという思いから、ゆっくりとあしを進めていくしかなかった。

 途中コンビニエンスストアが開いていたので、大きなほうのトイレと飲食物を購入して

おなかと喉の渇きを癒す。

やっぱコンビニって、人類最高のサービスだわ。

 

 途中でヤヤコマやチルットをみかけた。

 

 あー、はやてのつばさが惜しい。

いつでもゲットできるけど、ボックス機能について不明だから何にもできない。

 

 いや……むしろ、6匹以上捕まえたらその機能が、ポケホで増えるのでは?

なければそれはそれで困るから、可能性はあるはず。

あーでも、賭けだよな。

 そもそも現実である今、アニメのサトシのように何十年も放置されてて懐かれている保証もない。

だから少数精鋭は現実的だ。

しかも現代兵器がはびこっている中、専守防衛や積極的防衛による先制攻撃のために遠距離攻撃を採択するのは、間違った判断じゃないはず。

 

「いけっ、ヒトツキ!でんげきは!」

「トツキッ!」

 

 雷撃が波状攻撃を仕掛け、複数いる鳥ポケモンに直撃する。

一部の電線に攻撃がいっているが、雷みたいなことになるのだろうか?

もしそうならば、コラテラルダメージということで我慢していただきたい。

 

「ヤコッ!?」

「チルッ!」

 

 地上にぼとぼと落ちる。

その中から適当にヤヤコマを見繕って、拾ったウルトラボールを当てる。

瀕死状態だからか、一度もボールは揺れずゲットしてしまう。

 

 ヤヤコマ

技:たいあたり なきごえ はねやすめ いばる つるぎのまい とんぼがえり 

特性:はやてのつばさ

 

 ふむ……。

これでバトンタッチできないのは痛いなぁ。

 それでも特性が強い!

特性の効果は、飛行タイプの技を優先度+1で実行できる、というもの。

ゲームでいえば、電光石火や神速のような技と同じ扱いになる。

ただまもるとか猫だまし等、攻撃に対して何等かの効果をもたらすものは、

これらの先制技よりも速く行動できてしまう。

 ここら辺はゲーム順序だ。

 しかしゲームではない現実ならばどうなるのだろうか。

きっと何事にも早く行動できるから、伝説系に対して優位に立てるだろう。

 

 僕はこのヤヤコマにげんきのかたまりを使用して、元気を取り戻してもらう。

 今後、どのようにしていくか……。

そこらはあまり考えていないけれど、伝説のポケモンが出てきて未曾有の大災害になったときのため、万が一の手札として育てておいたほうがいいと考えたんだ。

 ヒトカゲとか惜しいけど、火山地帯が身近にないならしかたがない。

 

 うん、そうやって納得しよう。

 

 さて……帰るか。

 




最高の小説よりも、最新作を常に出したいです。
(小説の続きを書くわけではありません。)
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