ストレスフリーなストブラをそれなりにストレスに塗れさせたい 作:天使堕し
ここは、絃神島 世界でも有数の魔族特区がある島だ...
この絃神島には、世界最強の『第四真祖』がいると噂されていた...
「熱い...焼ける...灰になる....」
ったく吸血鬼の俺にこのクソ暑い中補習なんて受けさせるかふつう!?
あの人は俺が日光苦手なのしてるはずだよな!?なのに補修させるとか俺よりちゃんと鬼やってるじゃん!
それにしてもこれって付けられてるんだよな??
暁古城の後ろで曲がりなりにも尾行とは言えない
付け方をしている少女がいる
「面倒事の予感がする...」
そう思いながらも対処方を模索していると
「君可愛いねぇ~どっから来たの??名前は??」
「俺らと遊ぼうよ~給料入ったばっかで金持ってるからさ!」
例のぽんこつストーカーが男2人に絡まれていた
「あの急いでるので」
「いいじゃんいいじゃん俺らと居た方が楽しいからね??」
「どいて下さい」
「怒った顔も可愛いねぇでも余裕のない顔も見てみたくなっちゃうなぁ!!」
ひらりと舞うチェック柄の布。それによって中の下着が露わになる。
耐えず赤面する少女。相変わらずニヤつき顔の男二人
見逃さず目に焼きつける第四真祖。
混沌とした状況がそこにはあった......
暫く固まっていた少女がやっと動き始めたようだ、しかも高速で
「
大の男1人が帯電しながら5m近く吹っ飛ぶ。
見ると痙攣しながら意識を失っている。
姿も獣人のそれに変わっていた。
「獣人吹っ飛ばすってどんな腕力してんだよ......」
「このクソアマがああああああああぁぁぁ!!!!!」
もう1人の男から爆発的に可視化出来るほどの魔力が放出される。
更にその魔力がうねり形を成していく。眷獣ーーそれは吸血鬼にだけ使役することを許された魔力によって形成される擬似的生命体.....
これこそがこの男が召喚した物の正体だった。
逃げ惑う歩行者たち割れたガラスやコンクリートが散乱し阿鼻叫喚とした風景に早変わりする。
「あいつ
「こんな所で眷獣を使う気ですか......? 良いでしょうそちらがその気なら」
「
何やらギターケースから銀色の槍を取り出したようだ。それを声と共に展開する。
「あの馬鹿どもっ!!!」
見ていただけの少年も仲裁すべく加速する
眷獣と槍が接触する間際間に割って入る少年
もちろん何も考えずに飛び込んだら綺麗なひき肉になる事だろう。
ので彼は何かをなぞるかのように滑らした指で
眷獣を《殺し》
槍を腕の先、正確には手に持った不可視の《何か》によって行く手を阻まれていた。
槍と《何か》の金属音だけが鳴り響く中彼は口を開く
「お前らこんな所でストリートファイトするとか頭おかしいんじゃねぇの!?!?」