あの後の事を思い出す。リーリエを抱き締めて、そのまま記憶消去の処置へ。目覚める前に、記憶を消してあげたかったからだ。
…母親、失格ね。
そしてミヅキの事だ。生きていた。ウルトラビーストとして。
…気がついたのはリーリエの記憶消去した後だった。……もっと早く気付く事が出来たなら……
ミヅキの理性は残っていて半分人間、半分ウルトラビーストの身体になっていた。
ミヅキに詳しい話を聞くことが出来た。
リーリエの持っていた鞄の中に入っていたウルトラボールに入って戻ってきた、ということを聞いた
…ウツロイドに寄生されて、すごく気持ちよかった、全てをウツロイドに任せたら、息をするだけでも気が狂いそうだった、と。
今は大丈夫みたいだったが、今はエーテルパラダイスの地下で経過観察と治療を出来ないか研究中だ。
もう少し遅かったら、ミヅキが完全にウツロイドに洗脳されていたかもしれない。
…リーリエに合わせてみる事も考えてはいるが、会わせることは無いだろう。
「リーリエ、おはよう」
リーリエの部屋に入り優しく声をかける。
「……?」
「今日は何をしましょうか、リーリエ」
「………」
「…じゃあ、今日はお出かけをしましょうか」
リーリエの手を取って一緒に立ち上がった。
今日もあまり反応はない。たまに反応するとしても首を傾げたり、物を触るだけだ。
ただ、昔から大切に使っていたピッピ人形には反応した。ピッピ人形を見ると嬉しそうに笑うのだ。…今では手放す事無く持っている。
「…ルザミーネ代表、おはようございます」
「えぇ、おはようビッケ……」
ビッケに挨拶をする。どうやら軽い検査をしていたらしい。
「…何かリーリエに変化は?」
「…いいえ、変わらず無反応、です。リーリエ様の思い出の品をひとつひとつ見せてはいるのですが…」
「…わかったわ。ありがとう」
進展はない、か。…覚悟はしていたけれど、もしかしたら……
「…本日もリーリエ様の事、お願いします。…いち早く回復なされることを」
深く頭を下げてビッケはそう言った。
「…ごめんなさい、貴方とザオボーに代表を押し付けてしまって」
「…いえ、いいんですよ。代表はリーリエ様の事を優先して下さい。…実はザオボーったらノリノリなんですよ。『夢にまでみた代表だー!!』って」
「ふふっ、ザオボーも結構お茶目な所があるのね」
あぁ…ごめんなさいビッケ、わたくしなんかに気を遣わせて。
実は今、ビッケとザオボーに代表代理を勤めてもらっている。ちゃんとエーテルパラダイスをまわせているというようだ。
最初は代理にさせるつもりは無かった。
…ビッケに言われたのだ。『今はリーリエ様の事を第一に考える時です。私が代表の代わりを勤めますから、代表はどうかリーリエ様のお隣に』…あの一言のお陰でわたくしはリーリエの傍にずっと居ることが出来る。
ザオボーはビッケその話を聞いて、自ら立候補したようだ。
でも、わたくし…いえ、リーリエの影響かエーテルパラダイス全体の活気が衰えている。職員の元気がないように感じる。
どれだけリーリエが皆から好かれていたのかが痛感した。
あぁ、どうすればよかったのでしょうか。
リーリエを殺すか、それとも無理やり生かすか。極限の2択。
わたくしが選んだ無理やり生かすという方法。それで合っていたのかわからなくなる。
…モーンを失ったわたくしには、リーリエしか……
記憶消去に関しては成功したはずだ。
断定ができない理由としては、何かの拍子で思い出すかもしれないからだ。…その可能性があるから、極力リーリエにはあの出来事に関連するものは見せてはいけない。
思い出してしまったら、もう記憶消去の手段は使えない。
記憶消去は身体に負担が物凄くかかる。今リーリエの反応が鈍い理由としてはそれが一つの理由だろう。
それを二度使ってしまうと、きっとリーリエは廃人になる。
だからミヅキに会わせるわけにはいかない。
「………」
リーリエを見る。ゆっくり、ゆっくりとわたくしの手を握って歩いている。見つめる先は虚空かピッピ人形。
わたくしを見ることはない。
この先のリハビリで、リーリエの記憶にわたくし達が存在しているという保証はない。
「………っ」
リーリエを抱き締める。何をされたかわからない様子でわたくしを見つめる。その目には何も写ってはいなかった。
きょうもまた、だれかがくる。
そのひとはわたしにいろいろしてくれるひと。
きょうはおでかけ?をする。
そのひとにてをひかれてあるく。
そのひとはいつも、ほんをよんでくれたり、えをかいてくれたりする。
ごはんもたべさせてくれる。
…でも、だれだかわからない。
…なにも、わからない。
…こわい。
ほんも、えも、ごはんも。
そのひとが、おしえてくれたからわかるだけ。
だから、なにもわからない。
…なにもわからないけど、ひとつだけしってるものがある。
おにんぎょう。
ふしぎなかたちで、だっこするとあったかい。
こころがぽかぽかする。
…わたしには、それしかない。
ほかにも、なにかあったようなきがする。
なにか、たいせつなもの。
わからない。
なにもない。
なにも。
「ごめんねぇ…リーリエ……ごめんねぇ…」
わたしはひとりだ。
※ぶち壊しあとがきがあります。(ブラウザバック、しよう!!)
リメイクさせろ!!(する予定)
安定のワンパターンスタート(遠い目)
ひぃーん…蛇足みたいになってしまった…
なんだよ最初のダイジェスト()アホか!!
ミヅキちゃんの扱いゴミすぎる()
国語力が足りてないのバレバレなんだよ!!
心境とかもっと細かくしたい!!
もっと綺麗にまとめさせろクォラ!!
と、いうことで閲覧ありがとうございました。
無事完結(不完全燃焼)…?です…(これって、勲章ですよ…)
さらに蛇足でダラダラ更新する予定です(このままハッピーエンドに持っていく予定)
バットエンド系できっちりと終わらせた方がいいと思ってるけど、書きたくなってしまった()
別ルートもゆっくり書く予定です。
キャラ設定もあげる予定です。(いる?)
(正直この小説、3話までがピークだったとおもう)
この小説ではグラジオくんは不在です()