リーリエを精神的に虐めたい   作:わさべ。

13 / 13




END ひとりぼっち

あの後の事を思い出す。リーリエを抱き締めて、そのまま記憶消去の処置へ。目覚める前に、記憶を消してあげたかったからだ。

 

…母親、失格ね。

 

そしてミヅキの事だ。生きていた。ウルトラビーストとして。

 

…気がついたのはリーリエの記憶消去した後だった。……もっと早く気付く事が出来たなら……

 

ミヅキの理性は残っていて半分人間、半分ウルトラビーストの身体になっていた。

 

ミヅキに詳しい話を聞くことが出来た。

 

リーリエの持っていた鞄の中に入っていたウルトラボールに入って戻ってきた、ということを聞いた

 

…ウツロイドに寄生されて、すごく気持ちよかった、全てをウツロイドに任せたら、息をするだけでも気が狂いそうだった、と。

 

今は大丈夫みたいだったが、今はエーテルパラダイスの地下で経過観察と治療を出来ないか研究中だ。

 

もう少し遅かったら、ミヅキが完全にウツロイドに洗脳されていたかもしれない。

 

 

…リーリエに合わせてみる事も考えてはいるが、会わせることは無いだろう。

 

 

 

 

 

 

 

「リーリエ、おはよう」

 

リーリエの部屋に入り優しく声をかける。

 

「……?」

 

「今日は何をしましょうか、リーリエ」

 

「………」

 

「…じゃあ、今日はお出かけをしましょうか」

 

リーリエの手を取って一緒に立ち上がった。

 

今日もあまり反応はない。たまに反応するとしても首を傾げたり、物を触るだけだ。

 

ただ、昔から大切に使っていたピッピ人形には反応した。ピッピ人形を見ると嬉しそうに笑うのだ。…今では手放す事無く持っている。

 

「…ルザミーネ代表、おはようございます」

 

「えぇ、おはようビッケ……」

 

ビッケに挨拶をする。どうやら軽い検査をしていたらしい。

 

「…何かリーリエに変化は?」

 

「…いいえ、変わらず無反応、です。リーリエ様の思い出の品をひとつひとつ見せてはいるのですが…」

 

「…わかったわ。ありがとう」

 

進展はない、か。…覚悟はしていたけれど、もしかしたら……

 

「…本日もリーリエ様の事、お願いします。…いち早く回復なされることを」

 

深く頭を下げてビッケはそう言った。

 

「…ごめんなさい、貴方とザオボーに代表を押し付けてしまって」

 

「…いえ、いいんですよ。代表はリーリエ様の事を優先して下さい。…実はザオボーったらノリノリなんですよ。『夢にまでみた代表だー!!』って」

 

「ふふっ、ザオボーも結構お茶目な所があるのね」

 

あぁ…ごめんなさいビッケ、わたくしなんかに気を遣わせて。

 

実は今、ビッケとザオボーに代表代理を勤めてもらっている。ちゃんとエーテルパラダイスをまわせているというようだ。

 

最初は代理にさせるつもりは無かった。

 

…ビッケに言われたのだ。『今はリーリエ様の事を第一に考える時です。私が代表の代わりを勤めますから、代表はどうかリーリエ様のお隣に』…あの一言のお陰でわたくしはリーリエの傍にずっと居ることが出来る。

 

ザオボーはビッケその話を聞いて、自ら立候補したようだ。

 

でも、わたくし…いえ、リーリエの影響かエーテルパラダイス全体の活気が衰えている。職員の元気がないように感じる。

 

どれだけリーリエが皆から好かれていたのかが痛感した。

 

 

あぁ、どうすればよかったのでしょうか。

 

リーリエを殺すか、それとも無理やり生かすか。極限の2択。

 

わたくしが選んだ無理やり生かすという方法。それで合っていたのかわからなくなる。

 

…モーンを失ったわたくしには、リーリエしか……

 

 

記憶消去に関しては成功したはずだ。

 

断定ができない理由としては、何かの拍子で思い出すかもしれないからだ。…その可能性があるから、極力リーリエにはあの出来事に関連するものは見せてはいけない。

 

思い出してしまったら、もう記憶消去の手段は使えない。

 

記憶消去は身体に負担が物凄くかかる。今リーリエの反応が鈍い理由としてはそれが一つの理由だろう。

 

それを二度使ってしまうと、きっとリーリエは廃人になる。

 

だからミヅキに会わせるわけにはいかない。

 

「………」

 

リーリエを見る。ゆっくり、ゆっくりとわたくしの手を握って歩いている。見つめる先は虚空かピッピ人形。

 

わたくしを見ることはない。

 

この先のリハビリで、リーリエの記憶にわたくし達が存在しているという保証はない。

 

「………っ」

 

リーリエを抱き締める。何をされたかわからない様子でわたくしを見つめる。その目には何も写ってはいなかった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

きょうもまた、だれかがくる。

 

そのひとはわたしにいろいろしてくれるひと。

 

きょうはおでかけ?をする。

 

そのひとにてをひかれてあるく。

 

そのひとはいつも、ほんをよんでくれたり、えをかいてくれたりする。

 

ごはんもたべさせてくれる。

 

…でも、だれだかわからない。

 

…なにも、わからない。

 

…こわい。

 

ほんも、えも、ごはんも。

 

そのひとが、おしえてくれたからわかるだけ。

 

だから、なにもわからない。

 

…なにもわからないけど、ひとつだけしってるものがある。

 

おにんぎょう。

 

ふしぎなかたちで、だっこするとあったかい。

 

こころがぽかぽかする。

 

…わたしには、それしかない。

 

ほかにも、なにかあったようなきがする。

 

なにか、たいせつなもの。

 

わからない。

 

なにもない。

 

なにも。

 

 

 

 

 

「ごめんねぇ…リーリエ……ごめんねぇ…」

 

 

 

 

わたしはひとりだ。

 

 

 

 




※ぶち壊しあとがきがあります。(ブラウザバック、しよう!!)






























































リメイクさせろ!!(する予定)



安定のワンパターンスタート(遠い目)

ひぃーん…蛇足みたいになってしまった…

なんだよ最初のダイジェスト()アホか!!

ミヅキちゃんの扱いゴミすぎる()

国語力が足りてないのバレバレなんだよ!!

心境とかもっと細かくしたい!!

もっと綺麗にまとめさせろクォラ!!







と、いうことで閲覧ありがとうございました。

無事完結(不完全燃焼)…?です…(これって、勲章ですよ…)

さらに蛇足でダラダラ更新する予定です(このままハッピーエンドに持っていく予定)

バットエンド系できっちりと終わらせた方がいいと思ってるけど、書きたくなってしまった()

別ルートもゆっくり書く予定です。

キャラ設定もあげる予定です。(いる?)


(正直この小説、3話までがピークだったとおもう)



この小説ではグラジオくんは不在です()
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定
▲ページの一番上に飛ぶ  X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。

評価する
一言
0文字 一言(任意:500文字まで)
※評価値0,10は一言の入力が必須です。参考:評価数の上限
評価する前に 評価する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。