ある日、俺は重大な事態に俺は突入していた。
そう、束さんからのLOVEコールが止まらないのだ。
俺が束さんとその妹の、篠ノ之 箒の仲直りで仲介者を努めたんだがその結果夜になると束さんから今日は箒ちゃんが電話してくれた!とか、箒ちゃんが今度買い物に呼んでくれた!とかを伝えるため電話をかけてくるのだが、正直、言っちゃ悪いかもしれないが、長い。すごく長い。
話しを聞いていると同じところが3回位ループしているのだ。
その結果、夜に寝ようとしたら電話がかかってきて、聞いてるといつのまにか朝になっていることも少なくない。
だが断るのも悪い、束さんにとっては今まで避けられていた妹が家族として正面から向き合ってくれているのだ。
舞い上がる気持ちはよく分かるが…だがこれでは俺の体が持たない。
実は、ISコアにより体が強化された俺だが、勿論一般人と同じで食事をとらなければ腹は空くし、眠気も感じるので一般高校生である俺には耐えれないのだ。
『断るのもあれだし篠ノ之の方から言って欲しいんだがなぁ。』
そんなこんなで俺は今イライラと寝不足が被って不機嫌だったりする。
『はぁ、マジで癒しが欲しい。布仏さんいないかな。』
こんなときに布仏さんを求めるのは間違ってないと思う…うん。
「あーツッキー!おはよ~。」
あぁ癒しだ。マイナスイオンを感じる。
思わず抱き締めたくなるこの感じ!(実際にやったら即に警察ものだが。)
「どうしたのツッキー?元気無いね。」
『布仏さんを見たら元気がでました。ありがとうございます。』
「えへへ~なんだかよく分からないけどよかった~!」
ナニ?アノフンイキ?
ヨクワカラナイドアマイクウキジャナイワネ!
ヨカッターチャンスハマダアルノネ!
なんてヒソヒソ聞こえてくるが、俺はシラナイヨ!
その日の授業は織斑と俺とセシリア・オルコットが専用機を使った授業となった。
まずセシリア・オルコットが纏い、俺も準備が完了し織斑の番になった。
「来い!白式!」
織斑が白いガントレットを胸の近くに添えながらそう叫ぶと白いISが纏われた。
「よし、では飛べ!」
その掛け声と共に三人は飛び上がったが…
織斑だけ置いてきぼりになった。
そして1分たってようやく俺らの所にやってきた。
「はぁはぁ、待ってくれよ、」
『スペック的には白式が一番高いらしいですけどね。』
「でもよ、どうやってん浮いてるんだこれ?」
「それには反重力などの…」
ややこしく、更に自分には理解できないと察したのか織斑は説明を拒否した。
ほらみてみろ、セシリア・オルコットが少し悲しそうだぞ。
『セシリア・オルコットさん、よろしければ後で聞かせてくれませんか?』
そう声を掛けると顔を明るくして、
「ええ!後でお部屋に伺いますわ!」
と気分を直してくれたようだ。
これにより今日の放課後は潰れるだろうが美少女の悲しい表情を変えられたから良しとするか。
「お前ら!上にいつまでいる!急降下と急停止をやってみせろ。」
「では矢口さん、織斑さん、お先に。」
そう言うとセシリア・オルコットは急降下と急停止をやって見せた。
『じゃあ織斑、俺は先にいくぞ。』
「あっちょま…」
何か言っていたがどうでもいいので無視をした。
「ふむ、地表12センチといったところか。まずまずだな。」
織斑先生からの厳しいお言葉をいただいた俺は急いで織斑先生を横抱きにしてその場から離れた。
「おい!なにをしている!離せ!」
織斑先生からの罵声や女子生徒からの悲鳴を聞き流しさっきのところから数メートル離れた
「おい!いきなりなにを!」
『いいですから、さっきのところにいたら今ごろ…。』
そこまでいうと…
「うわぁぁぁあぶなーい!」
ちょうど、俺と織斑先生が立っていた辺りに織斑が地面に衝突してきた。
『…。ね?あれ。少し顔が赤いですが大丈夫ですか?』
「え…ええい!教師をからかうな!全く!織斑!お前はその地面を埋めてから授業を終わるように!では解散!」
そこまで織斑先生は噛まずに言い切りアリーナから出ていってしまった。
ここまでの一部始終を見ていた一部の生徒並びに先生はもし自分がそんなことされたら…と妄想を膨らませ顔を赤くした。
その後織斑の叫び声が聞こえたらしいが自業自得だ。
翌朝
「おはよーツッキー」
『おはようございます。布仏さん。』
「そうだツッキー。転校生が来るって知ってる?」
『転校生ですか?』
「うん~。なんでも中国の代表候補生らしいよ~?すごいよねえ~。」
そうダボタボの袖を振り回しながら布仏さんが言った。
(布仏さんを疑うわけじゃないが…なぜ代表候補生が転校?しかも今の時期。つまり何か目的があるのでは?織斑が怪しいな、織斑繋がりならばそっとしておこう、めんどくさいから!)
『なぁ?布仏さん?その娘は何組に転校してくるんだ?』
「確か二組だったかな~?」
(二組か…なら俺に干渉してくることも少ないか?)
織斑の奴は中国というワードに心当たりがあるようだがならば尚更関わらないほうがいいかもしれないな。
「しかも、知ってる?矢口くん。」
『あっ相川さん、おはようございます。』
「うんおはよー!で、その二組の娘なんだけど中国の代表候補生らしいんだよ~。」
『へぇ、それは凄い。』
そしてクラスの女子が続ける。
「でも専用機持ちのクラス代表は1組と5組だけだから大丈夫だよ!」
その時…
「その情報…古いわよ!」
突如一組のドアが開きそこに立っていたのは小柄なツインテールの少女だった。
「二組も専用機持ちの私が代表になったからそう簡単には勝てないわよ!」
そしてその少女を見た一夏は、
「鈴!お前!もしかして鈴か!?」
「久しぶりね一夏。中国の代表候補生、凰鈴音!今日は宣戦布告に来たわ!」
どうやら織斑一夏の知り合いだそうだ。
そして…
「なにやってんだ?すげぇ似合わないぞ?」
「なっ!なんてこと言うのよ!」
突如似合わないと言われ雰囲気が変わる
そんなやり取りを見て矢口は凰鈴音とは関わるのをよそう…と心のなかで注意したのだった。
「おい…。」
「ん?何よアンタ?」
「鳳、クラスに戻れ。そして出入り口に立つな、邪魔だ。」
「げっ!千冬さん。」
「ほう?退かないのか?まさかもう一発欲しいのか?」
出席簿を手のひらでパンパンと叩きながら構えた。
(ぶっちゃけ、指導としてはやり過ぎな気もするが本人たちが異を唱えないなら何も無いしな。)
その後織斑一夏に後で会う約束をした後、大人しく二組に帰っていった。
そして昼休み。
いつもどうりとは違い矢口は教室で弁当を食べていた。
そこには布仏さんとセシリア・オルコットさんが共にいた。
「ところで矢口さんはお料理上手ですわよね?なにか方法でもあるんですか?」
「そうだよねセッシー!ツッキーの料理っておいしいんだよぅ?」
『そうですね、方法としてはいつも味見をしながら作れば自分の丁度いいところでストップ出来るから、作るときにいつもより多目に味見の回数を増やすといいかもしれません。初心者が料理で失敗するのはろくに味見もせずに作るからです。』
「へぇーそうなんだ~。」
『セシリア・オルコットさんはともかく布仏さんは中々作らないだろう。』
そういうと布仏さんは頬を膨らませて
「プー!そんなことないもーんだ!」
っとそっぽ向いてしまったので機嫌取りに自分のお弁当から卵焼きを捧げたら許してくれた。
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そのころ織斑一夏達は…
「久しぶりだなぁ鈴!お前いつの間に日本に帰ってきてたんだよ!おばさん元気?いつ代表候補生になったんだ?」
等と質問攻めにし、困らせていた。
(織斑先生がヒロインなんて)無いです…多分…いやきっと…うん。