開戦し直ぐに俺は銃を抜き奴を打ち倒そうとする。
が奴はそれに反応し直ぐに高速で飛び回る。
俺は狙いをつけて何度か撃つがどれも当たらない。
そうこうしてると奴は高速移動しながら銃を乱射してくる。
だか俺は自らの乗っているISのハイパーセンサーを起動。銃弾を正確に補足し、避ける。
(『リボルバータイプ故に連射出来ないのがつらいな。』)
当たればどんな物でも消滅、分解させられる銃だが当たらなくては意味がない。
さらに、相手は不規則に行動する為、予測打ちをしても全て外れてしまう。
(『まいったな。これは本当にどうしようもない、束さんが来るまで引き付けておくのも手だが既に2機を相手にしているからそんな暇ないだろう。それにその2機のうちの1機が俺にターゲットを変更したら一貫の終わりだ。』)
こうして考えてる間も相手のISの攻撃の手は弱まらない。
(『くそ!どうすれば反撃できる!一瞬の隙さえあれば!』)
焦っていると通信が突如入る。
「矢口さん!セシリアです!避難が終わりました!」
『そうか!分かった!ありがとう。』
その時、矢口の脳裏にある出来事が浮かぶ
『なあ、オルコット!お前が避難の時に天井にライフルを撃ったよな?』
「はい、撃ちましたけども。」
『少し危ない目に会うかも知れないが協力してくれるか?頼む。』
「……。その協力に乗ればISを倒せるのですか?」
『あぁ、俺の腕に掛かるが絶対に失敗させない。』
「分かりました。ではその協力にのりますわ!で、私はなにをしたら?」
『空を目掛けて今あるエネルギーを全部使い果たす位のエネルギー弾を撃ってくれ!あいつらは音にも反応する!俺が出している戦闘音よりも大きい音がすれば!やつらにもきっと隙が出来る!そこを俺が倒す!』
「わかりましたわ…信じていますよ?矢口さん。」
『あぁ、任せろ。俺を信じてくれ。』
「ええ、信じています。ではいきますよ!」
ズドーーーーーーーン!!!!!
耳を破壊するかのような重低音と共に空に向けて水色の柱があがる、そしてそれに反応してそちらの方向に向く無人IS。
(『いまだ!!』)
奴の無防備な一瞬を突くように俺は銃を連射する。
そしてその弾に当たったISはシールドを通過し本体へ当たり…
粒子となってボロボロと崩れるように天へと上がっていく。
『勝ったんだ…本当に今回はオルコットがMVPだな。』
俺は勝ったことに安堵し、動かない体は重力に逆らえず落下していく。
ガシッ
『!?』
突然落ちている所を抱えられ目を開くと、
「お疲れ!ツッキー!よくやったね!」
とISを装着した満面の笑みを浮かべる束がいた。
『あぁ、束さんですか。ここにいるって事は終わったんですね?』
「うん、あの音で一瞬止まってくれてね、それで倒したよ!流石に2機同時だと私もISを使わざるをえなかったよ。」
えへへと頬をかく束さんになんとも愛しさを感じた…疲れているのだろうか?
『そうですか、束さん。疲れました…。』
「そっか、うんそうだよね。ゆっくり休みなよ、後の事はこの束さんに任せなさい」
『じゃあお言葉に甘えて、少し休みます。』
そこで意識が途絶えた。
「本当にあの状態から勝つなんて、本当にツッキーは凄いよ、成長したね。」
そこには我が子を褒めるような聖母の顔をした束があるだけだった。