思考こそ全て…。   作:普通のアンへル推し

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主人公は俺や僕など一人称が度々変化しますがご了承の方よろしくお願いします。


第7話

 

 

授業が終わり俺は織斑先生に職員室に呼び出されていた。

 

(もしかして昼織斑に怒鳴ったことを注意されるのかな。だとしたら俺は被害者なんだがな。)

 

被害者被害者言ってられない現状ではあるがなるべくなら織斑とは関わりたくは無いものだ、ああいうのは躊躇なく無責任にしかも自覚なく回りを巻き込んでいくからたちが悪い。

 

コンコンコン

 

『失礼します。1年1組の矢口月です。』

 

「やっときたか。矢口、お前を呼び出したのは別に織斑の件じゃないから安心しろ。」

 

『そうですか。てっきり姉として文句を言われるのかと思いましたよ。』

 

「今回は織斑が考えもせずにお前に言ったことだからな。織斑が悪いさ。それよりこれは部屋の鍵だ。」

 

『ありがとうございます。では、』

 

「まぁ待て、そんな急ぐな。少し話でもしようじゃないか。」

 

『………。分かりました。何についてお話しますか?』

 

「そうだな、まずクラスでは馴染めそうか?」

 

『そうですね。最初は女尊男卑思考を持っていたセシリア・オルコットに絡まれましたが特に危害はありませんでしたし、なにより隣にいる布仏さんがいい子なので大丈夫です。』

 

「そうか、それは何よりだ。ところで織斑とはどうだやっていけそうか?」

 

『そうですね。姉であるあなたの前で言うのもなんですが…無理だと思いますね。』

 

「ほぅ、それはどうしてだ?」

 

『まず、初対面にしての礼儀の無さが目立ちますね。普通なら自己紹介でもしてから入るのが人間関係普通でしょう。ですがアイツは今日初めて会ったにも関わらずいきなり勉強を教えてくれと頼んできたんです。』

 

「なるほど。他には?」

 

『次に、考えが甘い所ですね。』

 

「考えが甘い…か。」

 

『ええ、彼は俺が勉強を教えるのを拒否したら同じ男なんだから良いだろ?って言ってきたんです。』

 

「そうか。分かった、そこら辺は私。織斑一夏の姉として詫びをする。すまなかった。」

 

『いえ、アナタからの謝罪なんてなんの意味もありません。俺に詫びるより織斑に治すよう告げておいて下さい。』

(まぁそれでも治らんだろうがな。)

 

 

「分かった言っておこう。」

 

『お願いします。ではこれで。』

 

 

 

『なるほど[1034]ここが俺の部屋か…』

 

がちゃり

 

「はぁい!お帰りなさいアナタ!ご飯にする?お風呂にする?そ・れ・と・も?ア・タ・シ?」

 

やっぱりきたかハニートラップ!ってかこの人生徒会長だよな?暗部の更識家の当主だったか。

ふむ、俺に対する偵察かな?随分と舐めた格好でいるもんだ。暗部の世界じゃ一回のミスで死だってあり得る世界でこの状況。ありえんだろ。

取り合えずなんかアクションを取らないとだめか。

いや、ここは束さんの<もしもの為の束本>に書いてあった4545ページのハニトラ対応編に書いてあった方法を試そう。

なになに?《じゃあお前を貰おうかと言って、そのまま本番っぽく持ち込み持ち前の絶対切れないロープを使って、ちょうきょ…ではなく尋問をしましょう。》

 

良しやろう。

 

ちなみにここまでで0.2秒

 

『じゃたお前を貰おう。』

 

「えっ?ちょっ!あっ!」

 

俺はすぐさま更識楯無を横抱き…所詮、お姫様だっこしベッドに投げマウントをとり。

束さん開発のロープ(なぜか締め付けを相手がちょうどいいと感じるように自動調整される効果付)を使い亀甲縛りにしてやった。

 

「えっ?ちょっ!なにこのロープ!切れないし、なんかちょうどいい締め付けに…」

 

『じゃ?話して貰おうか。更識楯無さん、もとい痴女!』

 

「痴女じゃないわよ!」

 

『ほう?どこの世界に裸エプロンに見えるよう保険に下に水着を着るという中途半端な覚悟をして誘惑する女が痴女じゃないって言えるんだ?』

 

「うっ、そっそれは。ネットじゃ男性はこうした方が喜ぶって…。」

 

『そうだな。たしかに裸エプロンはいいが貴様のそれは裸エプロンじゃない!ぎこちない動きで頬を赤く染める顔と、女の子が可愛くて初めて裸エプロンが成立するんだ!お前のそれは只、最後の一歩が踏み出せない痴女と変わらん!』

 

「うっ…うっ、はい。ごめんなさい。」

 

『分かればいい。で、どうせ護衛やらなんやらだろう。』

 

「はっはい…」

 

『ロープははずしてやるから今日は帰れ!さもないと本当に喰うぞ!』

 

「はい。今日は帰ります。」

 

そう言うとトボトボと哀愁感漂わせながら更識は立ち去って行った。

 

『よし、行ったか取り合えず束さんに連絡かな?っとその前に盗聴器や隠しカメラの類いは排除してからっとよし!』

 

プルプルプル…

 

「ガチャ!もすもすひねもすぅ?束さんだよ~?どうしたのツッキー?」

 

『いや、初日からハニトラに会いまして。』

 

「お!?美味しくいただいちゃった?」

 

『いえ、束さんから貰った本に従ってみましたが効果ありましたね。』

 

「おっ?使ってくれたの?嬉しいなぁ。」

 

『で、現状報告みたいなのを、と思いまして。』

 

「どう?上手くやっていける?」

 

『先に謝っておきますが。俺は織斑千冬の弟である織斑一夏とは上手くやっていける気がしません。』

 

「やっぱりそうか~。まぁ仕方ないよね。私もどうしても好きになれない人種はいるもん。ドンマイドンマイ!」

 

『束さん、あともう一つあなたの妹さんの箒さんなんですが。』

 

「箒ちゃんがどうしたの?」

 

『いえ、どういう対応をしたらいいか困りまして。』

 

「あ~。う~ん。」

 

『なんでしたら仲直りするよう仕向けますが。』

 

「それはちゃんと自分でやりたいんだけどなぁ~。」

 

『でも、あなたも立場がありますからね。』

 

「そんなんだよね~。」

 

『でしたら!俺がなんとかしましょう!』

 

「うーん。まかせていいのかなぁ-?」

 

『ようするに束さんと会わなければならない理由を作れば良いのでしょう?余裕ですよ。』

 

「分かった。物は試しというし。お願いするよ!ツッキー!」

 

『お任せください!』

 

「じゃあまたねツッキー!」

 

『おやすみなさい。束さん』

 

ガチャ、ツーツーツー

 

「束様?誰と話されていたのですか?」

 

「へっ?ツッキーだけど…?」

 

「なんで私にも変わってくれなかったんですか!」

 

「あっ!いっけない忘れてた!ごめんねクーちゃん!」

 

「束様はしばらくの間おやつ禁止です!」

 

「そんなぁ~!」

 

 

 

 

 

ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー

生徒会長のその後

 

生徒会室に戻った私はその後も少し泣いていた。

 

「うえーん!あんなに言うことないじゃない!」

 

いや、結構泣いていた。

その声に反応してか奥にいたであろう虚ちゃんが出てきた

 

「お嬢様!どうされたの…です?そんな水着にエプロンで?」

 

「うつほちゃーん!きいてよぉー!」

 

「何が会ったかは知りませんが…お説教です!仕事をほっぽりだして、そんなはしたない格好をして遊んでいたかは知りませんが。お嬢様はですね、そろそろ生徒会長である自覚を持って行動されなくては困るのですよ!私も眠い目を擦りながら必死に仕事を終わらせてもまだまだ終わらないんですよ?それなのにお嬢様ときたら。こんな時間までそんな格好して遊ばれちゃ困ります!只でさえ本音が仕事を手伝えないこの状況で私一人に全てやらせるっておかしいと思いませんか?って聞いていますかお嬢様?」

 

 

「はいっ。聞いてます。」

 

「そうですか、なら続けますけど……」

 

あぁー!今日はなんて日なのよ~!早くカンザシニウムを補給したーい!

 

 

なんて声は彼女の脳内で叫ばれている為、生徒会室に響くことは無かったが次の日の彼女は友人いわく、まるで生きていないような表情をしていてた。と語られた。

 

 

まぁ全て自業自得なのだが。

 

 

 

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