昨日、織斑がなにか、しでかしたみたいだが俺には関係ない話なので無視することにして、教室に向かった。
『皆さん、おはようございます。』
「あっツッキーおはよー!」
『布仏さん、おはようございます。』
「ツッキーは朝御飯どうしたの?食堂で見なかったけど。」
『自分で作って食べましたから大丈夫です。』
「へぇ~!矢口君って料理出来るんだ!」
『えーっとあなたは…?』
「あっ!ごめんね?自己紹介がまだだったね。私は相川 清香 (あいかわ きよか)!ハンドボール部所属でーす!」
『そうですか。知っているとは思いますが、矢口です。お願いします。』
「うん!よろしくね~!」
ガラガラガラガラ
「ほらお前ら!席に着け!そろそろHRの時間だぞ!」
「いっけない!またね!矢口くん!」
「今日はこれより!再来週行われるクラス対抗戦の代表者を決める!クラス代表者とは対抗戦だけでなく生徒会の会議や委員会への出席など、まぁクラス長と考えて貰っていい。自薦・他薦は問わない誰かいないか?」
「はい!織斑君がいいと思います!」
「私も!」
「私は織斑君がいいです!」
「ちょっと!俺!?」
「他にはいないのか?居ないなら無投票当選だぞ?」
「ちょっと待った!俺はそんなの。」
ばん!
「納得がいきませんわ!」
ここで名乗りを挙げたのは皆さんご存じドリル娘こと、セシリア・オルコットだった。
「そのような選出は認められませんわ!!男がクラス代表だなんて恥さらしですわ!このセシリア・オルコットに一年間、屈辱を味わえと言うんですか!?」
あーあ。これダメだろ。ここで止まれば…
「大体、文化も後進的な国で暮らさなければならないこと自体が私にとっては屈辱的だというのに!「イギリスだって対してお国自慢ないだろ。 世界一まずい料理で何年覇者だよ」なっ!?」
「はぁっ…」
思わずため息を出してしまった。
自薦すりゃいいのに日英同盟を壊しかねない発言をした。これを誰か(俺)が録音でもしてそれを日本政府かイギリス政府に持ち込めばセシリア・オルコットの処罰は免れないだろう。
てか織斑口を挟むところじゃねえし、先生達も止めねえし、いろいろ駄目だな。
「美味しい料理はたくさんありますわ!貴方、私の祖国を侮辱しますの!?」
「そっちが先に侮辱したんだろ!」
ヒートアップしてるな、まぁカッコいい主人公ならここで仲裁に行くんだろうが生憎そんな正義感を持ってないので俺は寝たふりをすることにした。
あっやばい寝たふりする予定なのに…まぶたが…あがら…お休みクラスの皆さん並びに先生方。
「起きろ矢口!何寝たふりをしている!」
いや俺じゃなくて織斑とセシリア・オルコットに口を挟めよ。ポンコツか?
『いえ…こんな面倒くさい状況に起きているのもと思いまして。』
「決闘ですわ!」
「いいぜ!望むところだ!」
『ほら。向こうはヒートアップしてますよ?俺じゃなくてあの二人を止めた方が良いですよ?さもないと…』
俺はボイスレコーダーをみせながらニヤリと笑った。
「わっ分かったからそれを仕舞え。…おいお前ら!なに教師の許可もなく模擬戦を行おうとしている!」
「「でも…あっち(そっち)が」」
「黙れ。これ以上は許容しきれん。処罰になる可能性も案じておけよ。」
「「はい。」」
「では二人は来週に模擬戦をおこなうことで決定とする。」
「ちょっ!千冬ね「織斑先生だ!では授業を始める!」…はい。」
昼休み
「頼む!月!ISについて教えてくれ!」
『いきなり呼び捨てにするな馴れ馴れしい、それと俺も自分で手一杯だ他を当ってくれ』
「…うっ、分かったよ。」
ふう…いったか、アイツとは関わりたくないからな、でもそうすると篠ノ之と取っつきにくくなる。
まてよ?別に用件だけ伝えるのでもいいんじゃないか?
向こうから来るように仕向ければ言い話だし、束さんの名前を出せばいくらなんでも家族の事なら食い付いてくるだろう。
さすがに家族の事ならあの性格の篠ノ之の事だ、一人で来るだろう。
そんなことを企みながら昼休みを過ごし放課後になった。
『なあ篠ノ之さん。話がある、来てくれないか?』
「なんだ?急に、まぁ構わないが。このあと一夏と剣の腕を見るのだが。その後でもいいか?」
『構わない。では先に屋上で待っている。』
「なんだ?矢口の奴、なにか私に関係があるのか?」
「おい箒!行こうぜ!」
「あぁ!今行く!」
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屋上にて…
『やっときたか、』
「すまない。遅れてしまった。それで、何の話だ。」
『なんとなくわかっているだろうが…束さん、お前の姉の話だ。』
篠ノ之はみてわかるくらいに嫌悪感を出して…
「私と姉さんは関係ない!他所をあたってくれ!」
いや、家族のお前以外の他所ってもなぁ…
『まぁ聞け、お前の姉が一人で消えたことは知っているだろう。』
「あぁ、そのせいで私と一夏は、!」
『そうだったのか、それで姉を嫌っていると、』
「分かっただろう?もう姉さんの事についてはほっといてくれ。」
『だがそうにもいかん、お前の姉は今病気だ。』
「!!?本当か!」
『あぁ脳腫瘍って知ってるか?』
「あぁ言葉だけだが。」
『腫瘍にも悪性と良性があるんだがお前の姉、篠ノ之 束は脳に悪性腫瘍がある。』
「!!!それで、!姉さんは死んでしまうのか!。」
『焦るのも分かるが落ち着け、束さんはお前達家族の前で死ぬ姿をみられたくないから一人で消えたんだ。』
「そうだったのか…でもそれなら家族である私たちに相談すれば!」
『出来なかったんだろう、束さんは昔から仲が良かったのは妹であるお前と織斑の姉弟のみだ、そんな大切な家族や友人に心配をかけたく無かったんだろう。』
「そうか…それで姉さんは辛くてもあの決断を…。」
『束さんはいま追われてる身だから直ぐには会えないが俺は何処にいるか知っている。会いたいか?』
「勿論会えるならば直ぐにでも!」
『そうか…その時には素直に束さんと話せるか?』
「あぁ!今まで恨んでたりしたがそれは私たちに心配をかけたくないからだったと知れば、な。」
『分かった、流石にいきなり織斑姉弟達にも知らせるわけにはいかないからこの事は秘密にしておいてくれないか?頼む。』
俺は頭を下げた。
「勿論だ!さすがに織斑先生や一夏にも告げない。だから早めに会わせてくれないか?」
『感謝する。会う準備ができたらこちらから連絡する。』
「分かったじゃあ私は行くな。」
『あぁ時間をとらせてすまなかった。』
「何、真実を知れたんだ。こちらこそ礼をいうありがとう。じゃあな。矢口」
『あぁまた明日学校でな篠ノ之。』
俺は篠ノ之の姿が見えなくなったのを確認して一人思考の海に浸っていた。
(良し、少しオーバー展開な話になったが、そのお陰で勢いで乗りきることが出来たぞ!普通ならあの超人な束さんが病気なんかにかかるわけ無いだろうと、冷静に考えられるが家族の死かも知れない話に冷静を保っていられなかったらしいな。これで篠ノ之が事前に束さんを恨むことなく会う約束ができた。
あとは時期だな、その事に関してはまた束さんと連絡をとるとするか。)
プルプル
「ガチャ!もすもすひねもすぅ?ツッキーどうしたの?」
『あっ!束さん!あなたの妹と接触し、あなたに会う理由と恨みを解いておきましたので安全かつ二人で会える日を教えてください。』
「おっ!ありがとうツッキー!そうだね今からでも会いたいくらいだけど…生憎こっちも製作途中でね。」
『何を作ってるか聞いていいですか?』
「だーめ!これはツッキーへのプレゼントなんだから!」
『専用機でしたら貰えませんよ?』
「大丈夫大丈夫!流石に私とツッキーが繋がってるのを今他の人にばらすわけにはいかないからね。ちょっとしたものだよ。」
『ならいいのですが。それより日程を教えてください。』
「あー分かった分かった…そうだなぁ2週間後なんてどう?その時にツッキーにもプレゼントあげたいし!」
『分かりました2週間後ですね?ではそう篠ノ之 箒さんに伝えておきます。』
「はーいツッキー。っとちょっと待って!クーちゃんがなんか言いたいみたいだから変わるね~。」
『はいはい。』
「もしもし。お久しぶりですね、月様。」
『久しぶりだなクロエ。』
「ええ、こちらは元気でやってますが月様はどうですか?」
『こっちはなんとも言えないね。織斑はいきなりやらかすし、女ばかりだし。』
「月様の事ですから好きになる女の人も沢山いるでしょうね?」
『勘弁してくれよ。これでも一般男性だぜ?』
「男性操縦者をはたして一般と呼ぶのかはおいといて月様はもう少し自分に自信を持つべきです。ではこちらからは以上です。」
『あぁお休みクロエ、束さんにも言っておいてくれ。』
「はい。では。」
あーなんだがドッと疲れたから早めに帰って寝るか。