雪ノ下雪乃の災難   作:ゼロ少佐

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第1話

ここはどこなの?あれ記憶が曖昧だわ

確か学校があって、放課後はいつも通り奉仕部で過ごして 下校時刻になったから家に帰った…あれ帰ったかしら?部活が終わった後くらいからの記憶がないわ?

もう少し頑張って思い出してみようかしら

確かたまには3人で帰ろうと由比ヶ浜さんが提案し、渋々比企谷君が承諾してくれたわね。

それで2人と一緒に帰って、あ、そうだ思い出したわ

2人と別れた後私の所にクルマが突っ込んで来て…

私は死んだのかしら?声も出ないし、

身体も動かないわ…

 

こんな事になるなんて…神様も非情なものね

あら、どうしてかしら。身体が動かないのに涙が止まらないわ…

 

比企谷君…

 

私、結局彼に告白できなかったわね。

でもある意味よかったかもしれない…私は彼にたくさん酷いことを言ってしまった。彼に嫌われてもおかしくないくらいに… そんな私が告白しても信じてもらえないわよね…

比企谷君…比企谷君!好き、貴方にまたあいたい!

我儘だと分かっている。けど貴方に謝りたいの!

貴方と一緒にいたい…

 

彼女の悲痛な叫びは誰にも届かなかった

 

 

 

 

奉仕部

 

結衣「ねぇゆきのん!たまには3人で帰ろ!」

 

雪乃「別に私はいいのだけれど、そこのヒキガエル君が来るとは思えないわ。それにもし来たとしても私達と別れた後、こっそり尾行して家にまで着いてくるかもしれないわ。やっぱり危険よ由比ヶ浜さん」

 

その日は珍しく由比ヶ浜さんが私と比企谷君に一緒に帰ろうと誘ってきた

 

結衣「え!?ヒッキーの変態!最低!」

 

八幡「いや、しねーよそんな事」

 

八幡「それに俺を両生類の名前で呼ぶんじゃねぇ」

 

雪乃「あら?まだ生き物として認知してあげてるだけ感謝して欲しいのだけれど」

 

八幡「はいはい、そうかよ」

 

雪乃「貴方はいは1回だと親に習わなかったのかしら?それだから非常識谷君は」

 

八幡「おい!なんだよその不名誉な名前は!」

 

結衣「まぁまぁ2人とも落ち着いて

とりあえず帰ろ?」

 

八幡 雪乃「おう「わかったわ」」

 

大好きな比企谷君と楽しい言葉遊びをし、親友の由比ヶ浜さんとも楽しくお話しをしていた。こんな日時が毎日続けばいいと思っていたのだが、悲劇は起きた

 

 

 

 

結衣「じゃあねーゆきのん!」

 

雪乃「さよなら由比ヶ浜さん

ついでに比企谷君も」クスッ

 

八幡「じゃあな

俺はついでかよ」

 

もし俺がここで雪ノ下ともう少し話すことができれば

あんな事には…

 

キィィィイイ

ドォン

 

結衣「え?」

 

八幡「雪ノ下!!」

 

2人と別れた後すぐに雪ノ下は車に轢かれた

原因は運転手の飲酒運転だった

 

結衣「ヒッキー!ゆきのんが!ゆきのんが!」ポロポロ

 

八幡「落ち着け由比ヶ浜!まずは救急車を呼ぶんだ!」

 

八幡「雪ノ下!おい大丈夫か!」

 

由比ヶ浜は驚きと戸惑いで思考が出来てなかった…だから俺は由比ヶ浜に一つ一つ命令を下した

 

由比ヶ浜「う、うん!」

 

八幡「脈はあるが 血が…」

 

八幡「おい!そこの人!安全な場所に運ぶから手伝ってくれ!」

 

たまたま近くを通りかかっていた女性を呼び止め雪ノ下を運んだ。

 

通行人A「わ、分かったわ!」

 

結衣「ヒッキー!救急車と警察呼んだよ!すぐ来るって!」

 

幸いな事に1分ほどしたらすぐに救急車が来てくれた

 

ピーポーピーポー

 

救急隊員「あの付き添いの方は?」

 

八幡「俺が行く」

 

結衣「私も!」

 

そこで俺は雪ノ下のバックを回収し、携帯を取り出して陽乃さんに連絡した

 

陽乃「ひゃっはろ〜雪乃ちゃんから電話してくるなんて珍しいね♪お姉ちゃんになんの用事かな?」

 

八幡「雪ノ下さん!取り敢えず今から言うことを聞いてください!」

 

いつもと変わらない声音で話す陽乃さんに真剣な声で伝えた

 

陽乃「え?比企谷君 なんだか切羽詰まった感じね分かったわ」

 

八幡「雪ノ下が事故に会いました。今救急車で運んでいます。」

 

陽乃「え?」

 

八幡「一応息もあるし脈もありましたが意識がありません。」

 

陽乃「ちょ!ちょっと待って!雪乃ちゃんが事故!?

それに意識不明って!」

 

八幡「落ち着いて下さい!今○○病院に搬送しているので 雪ノ下さんは親御さんに連絡してください!俺達もそこにいるので」

 

陽乃「わ、分かったわ!」

 

それから30分後

 

陽乃「比企谷君!」

 

八幡「雪ノ下さん!」

 

陽乃「雪乃ちゃんは今どこ?」

 

八幡「この中です。今は多分検査していると思います」

 

先生「あの親族の方は?」

 

陽乃「はい 私です

雪乃ちゃんの容体は?」

 

先生「落ち着いてください、一命は取り留めましたので

ただまだ意識が戻らないので、最悪の場合…」

 

陽乃「そんな…」フラッ

 

八幡「雪ノ下さん!」

 

崩れゆく雪ノ下さんの身体を支え

肩を抱き寄せた

 

八幡「大丈夫ですよ、あいつは絶対戻ってきます

だから俺達は信じて待ちましょう!」

 

陽乃「ひ、比企谷君…」ポロポロ

 

陽乃「ありがと…」グズッ ヒッグ

 

八幡「(雪ノ下、戻ってきてくれ)」

 

その後

 

陽乃「比企谷君、本当にありがと」

 

八幡「いえ、当たり前の事をしただけですよ

それに俺の方こそすみません 抱き寄せたりしてしまって」

 

弱っていた雪ノ下さんに付き添い

優しい言葉をかけていたら少しずつ正気を取り戻した

 

陽乃「ううん、いいの物凄く安心できたから」

 

結衣「ヒッキーって人のあやし方上手いよね」

 

そりゃ、小町がいたからな

千葉の兄なら当たり前だろ

 

八幡「まぁな 小町がいたから、それに千葉の兄として当たり前だろ」

 

結衣「そんな事言ってたらゆきのんにシスコンって罵倒されちゃうよ」

 

八幡「して貰えるならして欲しいよ…」

 

結衣「そう…だよね」

 

俺のその言葉で雰囲気が悪くなった

俺もどうかしているらしい…

雪ノ下のことを考えたら酷く悲しくなる

つい当たってしまう…

 

陽乃「二人とも今日は帰ろ?

車で送っていくから」

 

八幡「分かりました…

もし意識が戻ったら連絡ください」

 

結衣「わたしも!」

 

陽乃「分かってるわ、二人ともありがと」

 

 

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