雪ノ下雪乃の災難   作:ゼロ少佐

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第3話

ご馳走さまでしたー

小町と一緒にご飯を食べ、食器を片付けていると

小町からお昼前くらいから一緒に雪ノ下の所に行こうと提案された。八幡的にはポイント高いがこいつは受験生だから断った…のだけれど小町は雪ノ下の事が心配で勉強しても頭に入らないから!と駄々をコネ始めた。

それで仕方なく一緒に病院に行くことになった。

 

小町「お兄ちゃんありがとね、小町の我儘聞いてくれて」

 

八幡「…おう」

 

小町「雪乃さん早く目覚めたらいいね、小町も心配だよ」

 

八幡「そうだな、お兄ちゃん的には小町が高校受験失敗しないかも心配だけどな」

 

小町「もぉ〜そんな心配しなくていいの!小町はお兄ちゃんと違ってやればできるんだから!」

 

八幡「それ遠回しに俺が勉強出来ないって言ってるよね?小町ちゃん」

 

小町「まぁまぁそんな事いいから!病院着いたよ!」

 

小町と楽しく談笑しながら病院へやってきた

小町の受験は心配だがこいつの成績ならなんとかなるだろう。日頃も勉強頑張っているしな

 

 

 

雪ノ下「……あれ?ここは?」

 

雪ノ下「病院?どうして?」

 

 

 

八幡「ここが雪ノ下の病室だぞ小町」

 

小町「あ、ここが雪乃さんが寝ている部屋か〜 お邪魔します。え!!??」

 

八幡「どうした小町?そんな声出しt 雪ノ下!意識が戻ったのか!?」

 

病室へ入ると寝ているはずの雪ノ下が上半身を起こし座っていた。

 

雪ノ下「あ、はい えっと…」

 

八幡「良かった… 」

 

すぐに雪ノ下の近くに駆け寄り膝が崩れるように地面にペタリと座り込んだ

 

小町「お兄ちゃん、ちょっといい?雪乃さんってあんなにお淑やかだったっけ?」

 

雪ノ下「あのー少しお伺いしても宜しいでしょうか?」

 

小町「あ、はい」

 

雪ノ下「どうして私は病院に居るのですか?

それと貴方達はどちら様でしょうか?」

 

八幡「え?おいおい 忘れたのか?」

 

雪ノ下「すみません…思い出せないです」

 

先生「あちゃーこうなってしまいましたか」

 

八幡「先生?」

 

先生「もしかしたらこうなるかもと思っていましたが

やはり記憶喪失になってしまいましたか。」

 

小町「先生どういうことですか?」

 

先生「倒れた時に頭を強く打ったのでしょう

その衝撃で残念な事に記憶が…」

 

八幡「そんな…」

 

先生「すみませんが、御二方席を外してください」

 

八幡小町「分かりました…」

 

 

 

あれから2人が出ていき、先生に私の状態を説明していただきました。今私に分かることは自分の名前が雪ノ下雪乃である事だけ…自分の両親の事もあの方達のことも全く覚えていません。本当に申し訳ないと思いますが、今の私には何も出来ないのでとても辛いです

 

コンコン

 

雪ノ下「どうぞ」

 

八幡「うっす」

 

雪ノ下「あ、さっきの方ですね?」

 

八幡「あぁ 改めて自己紹介するな

俺は比企谷 八幡さっき一緒に居たのは妹の小町だ」

 

俺は雪ノ下に改めて自己紹介をした

ついでに小町も…だけれど現実は悲しいことに

 

雪ノ下「比企谷さん…ですか

すみませんやはり思い出せません。」

 

覚えてはいなかった…いや、忘れられていた

 

八幡「いや、いいんだ…」

 

雪ノ下「……」

雪ノ下「その?私と比企谷さんってどういう関係だったのですか?」

 

八幡「友達…ではないな、部活仲間だ」

 

俺と雪ノ下の関係は妙なものだった。友達よりは親しく、恋人ではないけれど友達ですらないという。よく分からないものだった

 

雪ノ下「友達じゃないんですね それなのにどうしてお見舞いに来てくれるんですか? 先生は貴方が毎日お見舞いに来てくれていたと仰っていましたが」

 

八幡「前に何度か俺と友達になってくれと言ったことはあるんだが その度に断られたんだ。罵倒付きで」

 

雪ノ下「罵倒ですか?」

 

八幡「やれ、ヒキガエルだとかやれ比企谷菌だとか、セクハラ谷君とかって言われてたんだよ」

 

それはそれで楽しかったけどな…

 

雪ノ下「…え?」

 

雪ノ下「ど、ど、どうして私?はそんな事を言っていたんですか?」

 

八幡「正直にいって俺にはわからん。ただ罵倒している時のお前は生き生きしてたぞ」

 

雪ノ下「罵倒しているのに生き生き?」

 

八幡「多分本音でぶつかり合えるのが楽しかったんだろと俺は勝手に思っている」

 

雪ノ下「比企谷さんは!嫌じゃ無かったんですか?」

 

雪ノ下「その、普通そんな罵られるようなこと言われたらいい気分になりませんよね?」

 

八幡「そうだな…ただ本気で言ってるわけでは無いというのだけは分かっている」

 

八幡「もし本気で言ってるならとっくに部活を辞めてるしな」

 

八幡「これは俺の憶測でしかないんだがコミュニケーションの1つなんだと思う」

 

雪ノ下「そう…ですか」

 

会話が終了し、沈黙か生まれる

ただその沈黙も何故か2人にとって

心地の良いものだった。

 

雪ノ下「比企谷さんって優しいお方なんですね」

 

八幡「俺が?いやいやそれは無いぞ、もし俺が優しいやつなら殆どの人間が超優しい人になってしまうくらいにはないぞ」

 

雪ノ下「そんな謙虚にならなくてもいいんですよ?

なぜだか私には分かりますから。貴方が本当に優しくいい人だと言うことが」クスッ

 

八幡「///」

 

八幡「(何この雪ノ下可愛すぎる!勢い余って抱きつきたくなってしまう!いやしないけどね?警察呼ばれたくないし それにあんな真っ直ぐな目でやばいやばい凄くドキドキしてる雪ノ下の顔であの性格はチート過ぎるだろ!!)」

 

雪ノ下「(比企谷さんと一緒に居ると何故だか落ち着く…もしかして記憶を無くす前の私は比企谷さんの事好きだったのかな?でもならなんで罵倒やら友達にはなれないとか言ったんだろ…)」

 

雪ノ下「あ、あの」

 

八幡「ひゃいっ!」

 

八幡「(噛んでしまった恥ずかしい)」

 

雪ノ下「比企谷さんって付き合っている方や好きな人は居るんですか?」

 

八幡「あ、え いや、付き合ってる人はいないぞ 好きな人ならいるけど…まぁ一方的な片想いですけど」

 

雪ノ下「そ、そうなんですか その恋叶えばいいですね」

 

八幡「はい…(言えねぇ好きな人が雪ノ下だとか言えるはずない!)」

 

雪ノ下「(やっぱり私、比企谷さんの事が好きなんですね。好きな人が居るって言われた瞬間張り裂けそんな程胸が痛くなりました…記憶はなくても身体は覚えてるんですね)」

 

八幡「今日は帰るな、明日は学校あるから放課後に来る」

 

雪ノ下「分かりました。お気をつけて帰ってください」

 

八幡「あぁ」

 

私は比企谷さんのことが好き…か

でも本当の私は一体何をしていたのだろうか?

アピールどころか罵倒なんてして…そんなんじゃ絶対恋人なんてなれないじゃないですか

いっそ私が想いを伝えてしまえば…

いや駄目、私は比企谷さんのことを全然知らないんだから、だからゆっくりと友達になる所から始めよう

 

そうして雪ノ下雪乃?の恋は始まった

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