Fate/straightforward   作:たけじん

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本編で「真名」「宝具」を明かしたサーヴァントのステータスや設定、キャラクターのコンセプトなどを順次載せていく予定です。
後書きで更新されるステータスの詳しい解説みたいなものと、サーヴァントに関するメモのようなもの。


ランサーのステータス・設定

真名 本多忠勝

性別 男性

身長 178cm

体重 76kg

特技 武具の手入れ 木彫り

好きな物 合戦 鹿/蜻蛉 勝つこと

苦手な物 教練 名前の記名 文系

天敵 ライダー

出典 史実

地域 日本

属性 秩序・中庸

 

ステータス

 

筋力 B

耐久 B

敏捷 A

魔力 D

幸運 A

宝具 C

 

 

クラススキル

 

対魔力:D

魔術に対する耐性。一工程(シングルアクション)による魔術行使を無効化する。魔力避けのアミュレット程度の対魔力。

 

 

保有スキル

 

東国無双:A

彼の豊臣秀吉に「日本第一、古今独歩の勇士」と称賛され、「西の立花宗茂」と共に「東に本多忠勝という天下無双の大将がいる」と言わしめた、本多忠勝が生涯を通して示した合戦の具現であり誉れ。本多忠勝しか持ち得ない独自の複合スキルである。

同ランクの心眼(真)、無窮の武練、勇猛、戦闘続行を得る。

 

軍略:B

多人数を動員した戦場における戦術的直感能力。自らの対軍宝具行使や、逆に相手の対軍宝具への対処に有利な補正がつく。

忠勝は一騎当千の武者であると同時に、家臣達と共に戦国を生き抜いた生粋の武将だが、「采配が良かったのではなく敵が弱すぎた」と謙遜している。

 

 

宝具

 

『蜻蛉切』

ランク:C

種別:対物宝具

レンジ:2~10

最大捕捉:1人

 

本多忠勝が最も愛用した槍であり天下三名槍の一つとして後の世に伝わっている。実戦重視のランサーらしく使いやすいように幾度も改造された後に伸縮機構を施され、長得物である「槍」としての機能を最大限活かせるようになっている。

 

真名解放では名の由来になった「穂先に止まった蜻蛉を切った」能力を発揮。刃に触れた物質を二分割する、防御無効の割断を発生させる。あらゆる物体に対して有効であり、人の形であるサーヴァントであろうと逃れることは叶わない。

ただし幾つものパーツで構成されているならばその部分だけが、あまりに巨大すぎる物は相応の魔力を込めなければ浅い斬撃を入れるに留まる。サーヴァントは前者の例外に該当し、通常では一撃必殺に届かない。

だがそれを除いても「低燃費」「防御無視」「刃に触れるだけで発動」と、使い勝手の良さは断トツである。

 

 

『死にともな 嗚呼死にともな』

ランク:B

種別:対人宝具

レンジ:-

最大捕捉:1人

 

生涯において参加した五十七回の合戦全てで無傷であった、という逸話を再現する常時発動型の宝具。聖杯戦争において召喚されたサーヴァント・英霊と五十七回の戦闘をするまで、ランサーはあらゆる傷を負わなくなる。戦闘回数を過ぎればこの宝具は失われてしまうが、それはランサーから逃げつつ、勝負を仕掛け続けなければいけないことを示している。

ランサーの真名である"ただ勝つ"という忠義を具現化したものだが、彼自体はこの宝具が消えることを望んでおり、それは真名である「死にともな 嗚呼死にともな」に現れている。

 

ランサーは当時の武将としては珍しく、戦場ではなく畳の上で最期を迎えた。高い幸運ランクからもそれが伺える通り、それは平穏で幸せな末路であった。

今でなら安らかに逝けたと思えるが、だがランサーは違った。

 

武士が死ぬ、それは主君と共でなければならない。侍とはそういうものだとランサーは考えていた。だが英雄であるランサーは上手くいきすぎてしまった。

主君よりも先に安らかな最期を迎えてしまったのだ。

 

死の間際に「死にたくないと」願ったのは、死への恐怖より、己が主君に支える侍であることが出来なくなるという無念であった。

 

故にランサーはこの宝具を消失させ得る程の激戦を求め、それを成しうる聖杯戦争へと導かれた。聖杯を求める理由は無いが、聖杯戦争をしたい理由はあるのだ。

己が死ぬのはマスターが聖杯を勝ち取った時か、マスターと共に討ち死にでしかあり得ない。

その願いは果たして叶うのか――

 

 

なお、ランサーが死期を悟ったのは引退して木彫りをしていた時に、指を傷付けたことで老いを実感したことである。

自傷するとはつまり死期が近いという再現であり、この宝具も消失してしまう。もちろん自害などもっての他である。

 

 

◆◆◆

 

 

以下はメタ的な解説など。

 

キャラクターコンセプトは「日本の最優ランサー」

・魔力消費が少なくて済む神秘が薄い史実から

・知名度補正を利用した地元で歴戦の英雄

・攻撃宝具は使い勝手が良く、防御宝具はチート臭い

・戦国時代特有の殺伐とした生死観で命令に嫌悪を挟まず遂行

・英雄としても将軍としても優れた実績を持っている

・聖杯に用が無く、マスターを勝たせるために参加

 

マスターである夏凛が魔術師としても人としても率直で分かりやすいから、日本でやるなら日本の有名な武将を喚ぶのは当然だ、という理由。ルーマニアで黒のランサーを召喚するダーニックと同じですね…

夏凛はノッブ等三英傑より、サーヴァントとして従者の素質を重視しました。

この辺は魔術師らしい、というよりFateファンみたいな思考ですね。真面目に聖杯戦争するなら扱いやすいサーヴァントを選ぶべきだと。その点、ランサーは合格です。

 

李書文先生と兄貴を足したような、渋くて強くて頼れるカッコいい親父ランサーとして描写したいですね。

 

ランサーにしては幸運値が高いですが、生涯を通して見ると幸運なのも納得というか。特に不手際もなく太平の世が訪れ、戦場から引退してますからね。本人的には不服で、骨の髄まで侍だったのがまたカッコいい。

 

そんな彼は歴代ランサーのように自害の影がちらほらと。ほらサムライはセップクが有名ですし。

宝具の能力的には治癒能力が無いアヴァロンみたいなものです。既存のサーヴァントだとアキレウスが近い。ただランサーは将軍として戦略的な見方が出来るので、苦手な相手は普通に避けるし対策を講じるのでより厄介な感じ。

 

徳川勢と共に長篠の戦いを経たノッブは「チート過ぎるじゃろ…(意訳)」と言葉を漏らした…

 

まぁ世界に名を馳せた大英雄と違ってランサーは解除方法が真名から推測できる、謂わば普通の聖杯戦争を行った場合のセオリーがありますので。

とあるタイプの宝具を相手にしたら解除される危険性があるので、聖杯戦争らしいサーヴァントに出来たかなと思います。この辺はヘラクレスの無敵性よりもっと分かりやすいですね。

 

自害を強要されるのか、はたまた意外な方法で宝具を乗り越えるのか。

楽しみにしてください。

 

 

今作で登場するサーヴァントは本編やFGOで未発表未実装というやり方で選びましたが、経験値氏発案のサーヴァント「徳川家康」と微妙に被りそうなのが難点。

確か影武者設定で、本多忠勝も含めた各武将を持ち回りでやっていたらしく、クラス変更出来る能力はその再現だとか。

ただ今回はOKで通しました。まだ公式に採用されるかどうか不明なのであれは…


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