落ちこぼれ魔法使い少女が目指すのは魔女〜魔法はみんなを笑顔にさせる〜   作:光三

14 / 15
第12話 『並行世界』と『概念世界』の関係性

「『並行世界』とは、『概念世界』の別の可能性を内包した世界のことです」

 

「別の可能性?」

 

「例えば、この『概念世界』におけるアリスさんが『詠唱魔法』を使える世界とかです。『概念世界』で廃棄された『運命』を『並行世界』は持っています」

 

「『並行世界』ってなんのために存在してるんだろ?」

 

「それは……」

 

〈申し訳ありませんが、お答え出来ません〉

 

「え?」

 

「もしかして、そのことに関する知識が無いのか?それとも……」

 

〈第一級特殊情報の為お答え出来ません〉

 

「第一級特殊情報?」

 

〈『禁書』の情報は第二級特殊情報、『神書』の情報は第一級特殊情報といいます。因みに、『神書』とはなんですか?という問にも答えかねます〉

 

「『禁書』それに『神書』か……凄えことになってきたな」

 

「はい、私も聞いていないです」

 

「あの、1つ質問いいですか?」

 

「どうぞ」

 

「アクリルさん、さっき廃棄された運命と言いましたが、運命は捨てられるものなのですか?」

 

「………ただの比喩表現ですよ。しかしながら、運命は変えることが出来ます」

 

「そうですか……ありがとう、アクリルさん」

 

「いえいえ。『並行世界』は、その性質上『無限』に存在します。『概念世界』をオリジナルとした時、『並行世界』はその『概念世界』のコピーであるといえます。『並行世界』には大きく分けて2つあります。『概念世界』のコピーであること、『知性種族』が語る世界であることです」

 

「リルちゃん、どういうこと?」

 

「つまり、『小説』や『童話』『神話』などの内容がそのまま『世界』として存在しているということです」

 

「へー。そんなことがあるんだ」

 

「そうか、今わかった。だから、『並行世界』は無限に存在するか」

 

「?アクロス君、どういうこと?」

 

「知性のある種族の(さが)だ。『心』があるということは、同時に『欲求』があるということなんだ。今の話からいくと、『創作欲求』というところかな?」

 

「流石は、アクロス君ですね」

 

「アクリルさん。ところで、『並行世界』は『概念世界』の性質を持つ物なのか?」

 

「ええ、『概念世界』の法則を基本として、その中に『並行世界』特有の法則も混じっているといったところです……ところでアクロスさん何故そんなことを?」

 

「俺たちは、いずれ『並行世界』に行かなければならないからだ」

 

アクロスがそう言うと、みんなも気付いたようだ。

 

「『魔女』に『種族進化』する為の条件か……」

 

「『魔女』って結局どういう存在なのかな?確か、シーリア先生も調べてるんだよね?」

 

「ああ、『魔法』というのが鍵になるみたいだけど……」

 

〈申し訳ありませんが、一部第一級特殊情報の為全てにおいて教えることは出来ません。〉

 

「まじか〜…………ん?ちょっとまて〜『神』が関わってるのか?」

 

「そうですね。『神書』の内容が一部あるようなので……」

  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧 ※ログインせずに感想を書き込みたい場合はこちら
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。