落ちこぼれ魔法使い少女が目指すのは魔女〜魔法はみんなを笑顔にさせる〜   作:光三

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今回のお話は、私のもう一つの投稿作品変の軌跡の致命的なネタバレがあります。ネタバレが嫌な方は、ブラウザバックして下さい。お願い致します


第1話 辺境の魔法使い養成学園

 ここは、辺境の村アクレにある魔法使い養成学園だ。この学園は、いくつかの養成コースがある。魔女科、冒険科、サポート科、普通科の4コースだ。

 

 魔女科は、その名の通り魔女を目指す者達の入るコースだ。人間族から魔女族に種族進化する為にはある特殊な条件が必要なのだが、この物語のメイン主人公であるアリス・ネクレリオンは条件を満たしていない。この時点で、魔女になるのは不可能なことだと思うが安心してほしい。まだ、方法はあるのだ。その方法は、異世界に行くということだ。異世界に行く方法は、大きく分けて4方法ある。

 1つ目は、異世界召喚である。異世界召喚魔法を用いて他世界の任意の人物を呼び出す方法で、リスクが大きい。何故なら、世界間を移動するとき次元の壁を越えなければならないからだ。異世界召喚をする場合は、防護魔法も併用しなければならない。

 2つ目は、異世界転生である。この方法は、異世界召喚と違いリスクは存在しない。何故なら、次元の壁を越えた後肉体が再構成されるからだ。

 3つ目、4つ目は、異世界転移とゲートを用いた異世界間移動である。これらの方法は、あるにはあるが今はあまり使われていない。

 

 冒険科は、冒険者になろうとしている魔法使い達のコースである。この世界アムヌネジアには、各大陸ごとに冒険者ギルドの本部があり、それぞれの街、村に冒険者ギルドの支部がある。冒険者とは、基本的に冒険をする者達のことだ。また、冒険者ギルドではランク制が適用されていて、一番下がEで一番上がAである。冒険者ランクを上げる為には、冒険を繰り広げる必要がある。そして、その冒険の成果をレポートにまとめ、ギルドに提出するのだ。冒険者には、もう一つ仕事がある。それは、犯罪者・(・・・・)盗賊の捕縛(・・・・・)だ。この世界アムヌネジアの冒険者は、犯罪者を殺さず捕らえることを鉄則としている。その理由については、今は語る必要がないので割愛する。

 

 サポート科は、支援魔法、魔法具を使い魔法使い達のサポートの仕方を学べるコースだ。

 

 普通科は、魔法の歴史など勉学が主になる。

 

 このアクレ魔法使い養成学園は、全校生徒40名という最早廃校寸前の捨て石学園である。アリスは何故こんな捨て石学園に通っているのだろうか。それは、単純にお金がないからだ。もう少し正確に言うと、王都のグランセリア魔法学園に入学する為のお金がなかったのだ。あそこは、貴族や富裕層の為の学園だ。アリスのような一般市民に通えるような学園ではない。以上でこの学園の説明を終わろうと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

「それで、最高神様。神族を全員連れて参りました」

 

「ご苦労、アムネシアよ」

 

「有難き幸せ」

 

「ところで空の女神(エイドス)煉獄の大悪魔神(アモン)夫妻はどうした」

 

「その方達なら、もう少ししたらきますよ」

 

「お待たせ致しました。エイドス、アモン只今アムヌネジア様の招集に応じ参上致しました」

 

「ああ、久しいな。エイドスにアモンよ……ところで、お主らの子は今どこで何をしている」

 

「私達の世界、ゼムリアで暮らしておりますが……?」

 

「エレボニア帝国にあるトールズ士官学院に入学しました」

 

「ほう、何故かね」

 

「それは、「それよりも早く会議始めようよ」そうだったな……後で聞かせてもらおう、エイドスにアモンよ」

 

「「了解しました」」

 

「それでは、只今より緊急神族会議を始める。議題は、アリス・ネクレリオンの運命についてだ」

 

「「え!!?え!??その名前は、その者の名は………」」

 

「アリス、アリス………なあ、エイちゃんその名前は………」

 

「ええ、アーくん。間違いなく、あの子があの不死者に与えた名前よ」

 

「お主ら一体何故そんなに驚いている?」

 

 最高神の質問に対して、2神が言った言葉はこの場を困惑させるのには十分な威力を持つものだった。

 

「その不死者は、とある秘密結社の最高幹部の一人でアリアンロードと名乗っています」

 

「その者は確か………」

 

「そうです」

 

「その者に我が息子は、惚れたようでな」

 

「私達の子は、度々その方をデートに誘い、そして……」

 

アクロスは、(・・・・・・)アリアンロードに(・・・・・・・・)アリス(・・・)という名を与えた(・・・・・・・・)

 

 神界に大きな動揺が広がった。




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