私達は船に乗り次の目的地に向かおうと海を進んでいたのだが一つ問題があった。
「次の目的地は南洋諸島イズルトに向おうとしているのだが……ラナ、何故お前とライフィセットはずっと手を繋いでいるんだ?」
「私にも分からないよ。ライフィセット?そろそろ離してくれるかな?」
「離したら今度こそ二度と会えなくなるかもしれないでしょ……だから嫌だ。」
(参ったなぁ)
ずっとこの調子でライフィセットが私に手を強く握って離れようとしない。
「お主が足止めをしていたあの場に皆が戻った時、辺り一面が焼け野原になっておってな、お主の付けていたボロボロの羽織だけがある状況じゃ皆が死んだと思っても無理もないわい。」
「そうだな。実際、それでライフィセットとベルベットが少しギクシャクしたからな。」
「そ、そうなの?」
「そうじゃよ。ベルベットは死んだから忘れろの一点張りでライフィセットは絶対に生きてると言ってお互いに自分の考えを譲らんかったのじゃよ。じゃがそんな態度を取っておった当のベルベット本人も心配しておったんじゃがな。それにしてもラナ、お主は人を引き寄せ狂わせる何かがあるの〜言わばそう!魔性の女じゃな。」
「そ、そうかなぁ。」
「いや、マギルゥお前の方がどちらかと言うと魔性の女だと思うぞ。」
「な、何じゃと!!ワシの何処が魔性なんじゃ!!失礼にも程があるわい!全く。」
「じゃあ訂正してあげるわ。アンタは胡散臭い魔女よ。」
「尚更酷くなっとるんじゃが!?」
「……ハハハ」
こんな感じでコントの様な会話をしていると−
「……ラナ。」
「うん?どうしたの?ライフィ……!?」
「「!?」」
「お〜や♪お〜や♪」
成長して身長差がほぼなくなったライフィセットにぎゅっと抱き締められた。
(やっぱり男の子なんだなぁ……じゃなくて!!)
「ど、どうしたの?ライフィセット。ちょっと苦しいから離してくれる?」
「……嫌だ。ラナが何を言っても絶対に離さない。離したくない。」
(ど、どう言ったら離してもらえるの?)
「おーいラナこっちを見てみぃ!!」
(?マギルゥ?どうし……ッ!?)
成長したライフィセットに抱きしめられて私はやっぱり男の子なんだなと改めて思っていたのだが後が怖くなり離してもらう様に頼むと更に強くライフィセットに抱き締められて苦しくなってきた私はどうにかライフィセットから離れてもらおうと考えていた時マギルゥから呼ばれて指差す方を向くと−
「………」
(ッッッ!?ベルベット!!!)
そこには業魔の腕を出し拳を血が出るほどに握り怒りが顔に出るほど怒ってるベルベットの姿が見えた。
「ラ、ライフィセット!そろそろ離さないと……」
「そ、そうだね。そろそろ離した方が良いかもね……名残惜しいけど……」
ライフィセットに離してもらう為に目でベルベットを見ながら言うとライフィセットは視線に気づき離そうとするが−
「ラナ……これ何?誰にやられたの?」
ライフィセットが何時もとは違う低い声で私の首元にあったラフィーに噛まれた傷を睨みながら私に耳元に囁く様に聞いてきた。
(ラフィーとの事を知られたら不味いよね。)「こ、これはその……そ、そうちょっと業魔に噛まれちゃってさ。」
と我ながら苦しい言い訳で業魔に噛まれたと説明するとライフィセットは「ふぅん」と言うと私の首に触れて傷を治すとベルベット達の方へと戻っていった。
(……?どうしたんだろ?ライフィセット?……っと、あれ?気分が悪くなって……)
「ラナ?……ちょっとアンタ!!ラナ!!」
様子が何時もとは違うライフィセットの事を考えていると急に目眩がし、その様子を見て慌てた様子で駆け寄ってきたベルベットの姿を薄れていく目で見たのを最後に意識を失ってしまった。
(ここは……船の中?)
目が覚めると目尻に涙を浮かべながら覗き込むライフィセットとその少し離れた所で壁に寄り掛かってベルベットが此方を見ているのが目に入った。
(そうか…私、確か船の中で倒れて……)
状況を冷静に考えていると−
「ラナァ!良かった良かったよ……!!」
「へ?うぁっ!!」
「ちょっとフィー!!駄目でしょ!ラナはまだ病み上がりなんだから!!」
「っ!ごめん……ベルベット。」
「フィーちょっとラナと話したいんだけど…良いかしら?後ついでにエレノアを呼んできてくれる?」
「う、うん。分かったよ。」
ライフィセットに勢いよくまた抱きつかれたが、それを見て一瞬ベルベットは目を顰めたがすぐに戻り冷静に私からライフィセットを離れさせて部屋から出る様に言いライフィセットはその言葉を聴くと「何かあったら呼んでね!」と言うとエレノアさんを呼びに部屋を飛び出していった。
「「……」」
(く、空気が重い何か喋らないと……そうだベルベットに聞かないと……)
「ベルベット……」
「……何?」
「その…本当に何も聞かないの?」
「聞くっていうのはアンタが特等対魔士になった事?それともラナ・クラウと名乗ってアルトリウスの義妹て嘘をついてる事?それなら全部;血翅蝶;からの情報で知ってるわよ。」
「!?そこまで知っててなんで!?」
「別に裏切ったと思ってないわよ。それとアンタ嘘つくのが下手なのよ…セリカ姉さんみたいにね。だからその…」
「?」
「〜っ!だから!!いつまでもそうやってウジウジと罪悪感を感じたり1人で抱え込んだりすると皆が心配するから辞めろって言ってるの!!」
若干顔を紅くしながらベルベットはそう勢い良く言うとそういった言葉を言い慣れてないのかそっぽを向きながら腕を組み顔を逸らしてしまった。
「……ありがとうね。ベルベット。」
「別に礼を言われる様な事は言ってないわ。…それにアンタだったらもしラフィが生きてたら……」
「…?どうしたのベルベット?大丈夫?」
目付きが鋭くなったベルベットのことを心配していると勢い良く扉が開きライフィセットとエレノアさんが部屋に入ってきた。
「呼んできたよ。」
「良かった…無事だったんですね。ベルベット何の用ですか?」
「…ええ揃った所で本題に入るわ。」
「どうかしたの?ベルベット?とういうか何でエレノアさんも一緒に居るの?」
「ああアンタはまずそこからよね。まあエレノアがいる事とこれからする話は関係あるからエレノア説明して。」
「え?あ、はい!わかりました。実はですね……」
(成る程そんな理由で……)
エレノアさんに大事な事以外を省いて説明してもらった所で−
「これでラナだけが取り残される事は無くなったわねじゃあ本題に入るわ…話の通りエレノアとフィーは契約して『器』と『主』の関係になったの。でもラナ、アンタと合流してからフィーとの『繋がり』を共有している感覚がするらしいの。」
「ええ…ベルベットの言う通り『繋がり』がその…『誰か』とライフィセットとの『繋がり』を分け合ってる感覚がするんです。ラナに近づく度その分け合ってる感覚も近くなってるんです。それでその…本来ならあり得ないのですがラナは何か思い当たる節などありますか?」
エレノアさんに聞かれ思い返してみると思い当たる節があった。
(ラフィーといた時最期にライフィセットの身体から白い炎が噴き出してパンドラに吸収されたのが原因?)
「あるみたいね。なら話は早いわ。ラナアンタもライフィセットの『主』になったんだからこれからは絶対に無理はしないで。フィの事を思ってくれるならね。じゃあ話は終わり。いくわよ、フィー!」
「あ、うん。」
「あ、ちょっと!ベルベット!…行っちゃった…」
私の顔を見て思い当たる節があると確信したベルベットはそう言うと私が返事をする前にずっと黙って聞いていたライフィセットを連れて部屋から出ていってしまった。
(私も部屋から出よっと。)
「あ、忘れてました…ラナ。貴方に話があったんでした。」
「?私に?」
「はい。貴方にです。」
用が済んで部屋から出ようとするとエレノアさんに引き止められた。
「話ってなんですか?」
「ええっとですね。まず私が此処にいる理由は最初はアルトリウス様からライフィセットを連れ戻す事でした。」
「……」(まあそういう風に出るよねアルトリウスさんは…)
私はエレノアさんの言葉に驚く事もなく水を差すことなく黙って聞くことにした。
「ですが…まだ一緒にいるのは少しだけですがアルトリウス様に聞かされた通りのただ悪い業魔達には思えないんです。だから貴方やベルベットに言われた通りに対魔士から離れてベルベット達と共に戦って対魔士やアルトリウス様の正義が正しいのかを見極めてみることにしました。」
「…エレノアさん」
エレノアさんの眼からは覚悟が感じられた。
「それとさん付けで呼ばないでください!歳も近いと思いますし。それに何よりその…さん付けに慣れてないんですよ。」
「…ふふ。改めて宜しくね!エレノア!」
「はい!頼りにしてますよ!ラナ!」
エレノアとお互いに握手をして、たわいの無い雑談をしながらベルベット達のいる甲板へ向かって行った。
「おやぁ…お主達何をコソコソと喋っておったのじゃぁ?」
甲板に戻るとマギルゥが此方の様子を伺うかの様に眼を覗き込んで聞いてきた。
「…マギルゥそんなに私達の会話が気になるの?」
「当然じゃ!お主達で何か面白そうな事を考えておるかもしれんしな。儂だけ除け者にされてると思うと…オヨヨ。」
「面白い事じゃありません!!全く…なんでこうもこの船にはマトモな考えの人がラナくらいしかいないんですか!!もうちょっと常識を保とうとか思わないんですか!!」
「そりゃあ俺達は殆どが業魔と聖隷で人間じゃないからなぁ。それよりエレノア…お前とラナの距離が縮まった気がするが…お前達なんかあったのか?」
「ロクロウ!!大事な話をしてるんです!!茶化さないで下さい!!…全くもう!!」
「アンタ達…そろそろ陸に着くわよ。準備しなさい。それとラナアンタに伝え忘れてたけど…船で壊賊病を発症してる人がいるの…だからそれを治しに行くために少し寄り道するわ。壊賊病については降りながら説明するわ。」
「あ…うん。分かったよ。」
泣き真似をしてるマギルゥをエレノアが常識が足りないと言いお説教をしようとした所をニヤニヤニヤけながら茶化してきたロクロウにエレノアが怒ってるとベルベットが船の旗から降りてきて準備をする様に促し私達は降りる前の準備をして船を係留しベルベットから壊賊病について説明を受けながら陸へ降りた。
「さて、薬屋はどこだ?確か、壊賊病には特効薬があるんだよな。」
「;サレトーマ;という野草の花だ。その絞り汁を飲めば、壊賊病は治る。」
「今回は大事にならずに済みそうだな。」
「安心するのは薬草を手に入れてからよ、」
「ああ。行くぞ。」
と行こうとすると−
「待ってください。感染してる者が街に出たら壊賊病が広まってしまいます。」
「案ずるには及ばん。不思議なことに、壊賊病は海の上でしかうつらんのじゃ。空気中の塩分濃度が関係してるとも、海水に潜む微生物のせいとも言われておる。」
(そうなんだ。マギルゥて意外と物知りなんだ。)
とエレノアが引き止めるがマギルゥが自慢げな顔でそう言うと続く様にアイゼンも広まった例はないと言うとエレノアも安心して納得した。
「だが万が一と言うこともある。すぐに戻る。お前達は船で待ってろ。行くぞ。」
と先を急ぐ様に言ってしまった。
「ほら!行こ?ライフィセット!エレノア!……エレノア?どうしたの?」
近くにいたライフィセットとエレノアに急ぐ様に言ったのだがエレノアが歯を噛みながら苦々しい顔になっていたのを見た私が心配して声をかける。
「あ、いえ何でもないんです。ただサレトーマを飲むのは……ちょっと……」
「エレノア?」
「いえ、高熱の病気によく効く薬草なのですが…この世の物とは思えないほど不味いの。;業魔も泣くって;いうくらい。」
(例え比喩表現だとしてもベルベットやロクロウが泣くのは想像できないな…)
「でも薬だから…死ぬよりイヤ?」
「あ……泣き言ではありませんよ。子供の頃の事を思い出しただけです。」
(…なんというか乙女だなぁ。)
とライフィセットに言われ顔を紅くしながら昔の事を思い出したエレノアを可愛いと思いつつ二人と共にベルベット達の後を追った。
「やっと来おったか。それにしてもロクロウめ、エレノア以外は働けなどと言いおって、儂もか弱き乙女じゃというのに…これは明らかな職業差別じゃよ。そうは思わんか?ラナ?」
「いやそんな事ないと思うけど…強いていうなら…その…日頃の行いじゃない?」
「お主までそんなこと言うのか!これはもう魔女裁判を起こして徹底的に戦ってやる!」
「火炙りにされるのは、アンタだけどね。」
「あはは。」
とマギルゥに愚痴を聞かされて私の返答を聴き更に怒ったマギルゥはなんだか分からない魔女裁判(?)を起こすと言ったのだがベルベットにそう言われるとマギルゥは静かになった。
「村に着いたな。だが対魔士がいる様だな。何やら村人と揉めてる様だが…」
静かになったマギルゥを連れて村に入ると何やら対魔士達が村の人達に囲まれて怒鳴っている声が聞こえてきた。
「……サレトーマに関する情報が欲しいわね。ラナ。アンタ…対魔士に話を聞いてきなさい。私達は少し離れて待ってるわ。」
「うん。」
とベルベットに言われ向かおうとするが−
(対魔士の服着てないと話を聴けないよね。)
と服をパンドラから出すと−
「!?ふ、服が出た!?」
何もない所から服を出した私にエレノアが驚いた。
「そういえばアンタはしっかりと見るの初めてよね。」
「え、えぇ。」
「ま、儂の奇術に比べれば見習い程度じゃがな。」
「いえ…その…言い難いのですがラナの方が凄いかと。」
「…同意見だ。」
「確かにそこのエセ奇術師に比べればラナの方が奇術師ぽいしな。」
「オヨヨ〜坊はそんな酷い事は言わんよな!な!」
「…多分だけどラナの方が凄いと思うよ。」
「皆して儂を傷つけて楽しいか!この鬼!死神!業魔!」
「…ハハハ。」
「何か聴かれたりしたら適当に流しなさいよ。」
変な所で突っかってきたマギルゥを皆がそれぞれの感想を言いそれを聞いたマギルゥが拗ねるのを横目に見て対魔士達の元に向かい話を聞く事にした。
「繰り返すようだが、その様な事実はない。」
「でも、大司祭様はいつまで経っても、お仕事にお戻りになってないっていうじゃないですか?本当は、業魔に襲われたんじゃないかって、王都から来た人が言っていたんです。」
「王宮の警備はどの場所よりも厳重だ。業魔が侵入するなどありえない。」
「あの…どうかしましたか?」
「誰だ!?…あ、貴方は……!?」
と私が声を掛けると対魔士達は会話を邪魔されて怒り此方を向くが私の顔と服を見た途端驚いた表情で此方を見てきた。
「ちょっとアンタ誰よ!会話の邪魔しないでくれる?」
「愚か者!この方を誰だと思われてるんだ!このお方はあの;導師アルトリウス様;の義妹特等対魔士ラナ・クラウ様であらせられるのだぞ。口を慎め。」
「「!?」」
「取り敢えず槍を下ろしてくれるとありがたいんだけどな。」
「ハッ!」
対魔士達と同じく会話の邪魔をされて怒る老婆に対して対魔士が槍を向ける何処で知ったのか対魔士内の私の素性を言うとその場にいる村人や子供達全員の注目になり私が対魔士に槍を向けさせるのをやめさせると瞬く間に私の元に人が駆け寄り次々と私に疑問を投げかけ始めた。
「大司祭様はいつお仕事にお戻りになられるのですか?本当は業魔に襲われたんじゃないんですか?」
「いえ私が今対魔士達に義兄からの伝令を伝えようと王都から来たのですが今、大司祭様は軽い病気を患っておりまして表に出れなくなってしまわれたのですが、伝えるのが遅れてしまいその様な根も葉もない様な噂が流れる事になってしまいました。」
「それなら良いのですが……」
「万が一業魔の群れが城に押し寄せたらどうするおつもりなんじゃ?」
「その点は大丈夫です。王宮を始めその周辺を守る対魔士達は、トップクラスの実力者の精鋭揃いです。もしも業魔が攻めてきた場合に備えて今も訓練を続けておりますのでどうかご安心を。」
「ですが巨人の様な業魔が現れたと言う噂が経っておりますが本当なのですか?本当だとしたら幾らその精鋭部隊でも厳しいのではないですか?」
「その様な業魔が現れたとなるともっと大きい騒ぎになって私達もここにおらずに王宮や王都に全員直ぐに向かいます。ですがそうではないということはつまりありもしない事実だということです。皆さんが不安になる気持ちも分かりますが、我々対魔士やアルトリウス義兄の発表を信じて冷静に考えて下さい。不安になればそれでこそ混乱状態に陥ればそれこそ業魔に入り込まれてしまいます。ですから安心して待っていてください。」
私がそう言うとそれを聞いた村人や子供達は納得してそれぞれの家に戻って行った。
「…助かりました!ありがとうございます!!」
「…適当に言っちゃったんだけど…大丈夫だった?」
「取り敢えずは静かになられたので大丈夫だと思います…所でラナ様はなぜ此方に?」
(この際だしついでにサレトーマの場所を聞こう。)「あの…ついでに聞きたいんですが連れが壊賊病を患ってしまってサレトーマを探してるんです。けど売ってる場所もしくは生えてる場所を知ってますか?知ってたら教えてほしいのですが…」
「成る程…今は店で品切れらしく理由がサレトーマの咲くワァーグ樹林に業魔が出まして聖寮が樹林への立ち入りを禁止しているのです。方角はこの村から東の方にありますが行かれるので?」
「分かりました。ありがとうございます。」
「ラナ様!行かれるならお気をつけて!」
と対魔士達に別れを告げて戻るとベルベット以外の皆が私の事を観察する様に見てきた。
「帰ったよ…ってどうしたの?皆?」
「お前アルトリウスの義妹だったのか?」
「つまりベルベットの妹にもなるわけじゃな。」
「何故そんな大事な事を黙ってた。」
「ラナはその…姉と一緒に義兄を殺しに行くわけなんですね…」
「少し似てるなと思ってたけど…ラナってベルベットの妹だったんだ…知らなかった。」
「ちょ!ちょっと皆!落ち着いてよ。」
と誤解してる皆を落ち着かせようとすると−
「ラナの言う通り落ち着きなさい。ラナは私の妹ではないわ。これはアルトリウスからの指示でそう言ってるだけなの。」
「そうベルベットの言う通りだよ。私はベルベットの妹じゃないよ。ベルベットなんで皆知らないの?ベルベットは知ってたよね?」
「言うまでもない事だと思ってね。言わなかったのよ。」
「そっか。でも次からは言ってね。そう言う大事なことは。」
「善処はするわ。」
「良し!早速向かうとするか!」
「ちぇ!なんじゃ!なんじゃつまらんな!」
そう言うとマギルゥ以外は納得していつも通りに戻ったがマギルゥはつまらなそうに足元の小石を蹴りベルベット達の元へ行ってしまった。
「何してるの?置いてくわよ。ラナ。」
「あ、うん。今行く!」
ワァーグ樹林にサレトーマがあると情報を手に入れた私達は壊賊病を治すべくワァーグ樹林へと足を進めた。
また遅れてしまい申し訳ないです。
仕事が山積みで書く暇がなく仕事が山積みではなくなり書ける時間が戻り投稿頻度も少しは戻せると思うので次回をお楽しみに。