テイルズオブチェイン   作:シュウ名刀醜血桜

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あけましておめでとうございます!!

今年も宜しくお願いします!!


ランゲツ流の修行

「病み上がりのラナには無茶です!!」

 

「そうですよ!!ラナは治ったといえまだ修行出来る身体じゃないんですよ!!」

 

テレサとオスカーが私の身体を心配してシグレさんに修行を止めるように言うが−

 

「お前達にぁ聞いてねぇ!!静かにしててもらえるか?じゃねえと……斬るぞ。」

 

「……分かりました。ですがせめてラナの覚悟を聞いてからにして下さい。」

 

「分かってるよ。」

 

シグレさんは刀を抜きながら本気の殺意を二人に向けると二人は止めても無駄だと思ったのか、それ以上は口にしなかった。

 

「さてとお嬢ちゃん!!どうする?学んでみるかい?」

 

(……答えは決まってる。)「はい!!こちらこそよろしくお願いします!!」

 

止めようとした二人を静かにさせたシグレさんはこちらを向き私に聞きそれに対してこちらも頼むとシグレさんは「ちょっと待ってな」と言い一人テントの中に入り、しばらくして二振りの短刀を持ってテントから出てきた。

 

 

「コレは?」

 

「ああこれはなこっちの鞘が白いのが影光(えいこう)、こっちの鞘が黒いのが闇影(あんえい)ってな。先代シグレが使ってたもんだ。コレを嬢ちゃんにやるわ。」

 

シグレさんはそう言い私の両手に影光と闇影を渡した。

 

 

「何でこんな大事なモノを私に?」

 

「俺の予想だが嬢ちゃん……短刀を持ってないだろ。それとコレはお前さんが使わない俺が持ってるよりこれからランゲツ流を使うことになる嬢ちゃんが持っていた方が良いだろうっていう考えさ。」

 

「な、なら有難く使わせて貰います。」

 

私は使う事に対してそれでも返そうかと戸惑ったがシグレさんの言葉を聴き使う事を決めた。

 

 

「さぁて嬢ちゃんにはランゲツ流を叩き込むわけなんだが、言葉じゃうまく伝えられねぇからな。実戦で教えるわけなんだが、いきなり俺が相手するのは余りにも不公平だと思ってな。相手は俺が用意させてもらう。」

 

 

「分かりました。いつでも大丈夫です。」

 

「それと俺は弟と違って小太刀二刀のランゲツ流はメインじゃない。だから教えられんのは基礎だけだ。後は自分で弟の技を盗むなりして磨いてけ。」

 

「はい!!」

 

 

「おし!!まずはお前からだ!!」

 

 

「はい!!シグレ様!!」

 

私が気合を入れ返事するとシグレさんは納得して自分の部下を呼び出した。

 

 

「まずはコイツからだ。コイツの技を見るなりしてランゲツ流を盗み取ってみろ。」

 

 

「はい!!分かりました!!」

 

 

「お前も相手が特等対魔士だからと言って手加減するなよ。」

 

 

「はっ!!ラナ様……行きます!!無骨!!!」

 

 

そう対魔士にシグレさんが念押しするといきなり私の間合いに詰めて斬撃を繰り出してきたが身体を捻りなんとか躱す。

 

「……危なかった。」

 

「まだまだ!!緋閃!!」

 

「くっ!!」

 

が躱した一瞬の隙に、踏み込まれ斬りつけられ避けきれず私の横腹を短刀が擦り血が流れる。

 

 

(ど、どうすれば……)

 

短刀の間合いに慣れていないのと絶え間ない攻撃に攻撃どころではなく防戦一方になってると−

 

 

「いきなりの実戦はやっぱりキツいわよ。お嬢ちゃんに少しだけでもランゲツ流のコツでも教えてあげたら?」

 

「コツぐらいなら教えられるか。よし!!お嬢ちゃん!!まずは相手の攻撃を躱しながら攻撃を叩き込む事を意識しろ!!」

 

(攻撃を躱しながら……よし!!)

 

「やってみようか!!」

 

頭の中で閃いた事を実行する為に意気込み気合を入れて構えると勢いよく二刀の短刀が振り下ろされるがそれを躱しつつ−

 

「コレでどう!!鎌掛け!!鎧通し!!」

 

「ガバァッッッ!!」

 

右の斬撃を振り素早く後退して左の斬撃で身体を自分の方へと引き寄せ、対魔士の腹に短刀を素早く重ねて衝撃を与え、衝撃を受けた対魔士は吹き飛ばされていった。

 

「やるじゃねぇか!!」

 

「ええ。コツは掴んだみたいね。」

 

(!?しまった!やり過ぎた!!)

 

「だ、大丈夫ですか!!?」

 

シグレさんとムルジムは、共に吹き飛ばされた対魔士に、目も向けずに私の方を見て放った技の威力を見て感心している二人(一匹?)を尻目に対魔士に駆け寄り声を掛ける。

 

「だ、大丈夫です。」

 

「無事で良かった。」

 

「おし!!次は俺が直接試してやる!!」

 

駆け寄った対魔士を引き起こし共にシグレさんの元に向かうといつの間にか刀を抜き腕を振り回して臨戦態勢をとって待ってた。

 

(ハハハ…死なないかな…私…)

 

「行くぞラナ!!」

 

「ハイ!!」

 

私の修業はまだまだ続く。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ラナとシグレの修業が続いているのと同時刻−

 

 

「シグレ様に回収を頼まれた業魔の残骸は此処だよな?」

 

「ああ此処のはずだ。とっとと回収して帰ろうぜ。」

 

二人の対魔士がラナが倒した業魔の破片を回収しようとすると−

 

「ん?な、なぁそこになんか居なかったか?」

 

「あ?何もないだろ?」

 

「そうだよなぁ気の所為だよな。」

 

「本当に大丈夫かぁ〜」

 

一人の対魔士が怯えている対魔士を揶揄うと−

 

「イヤ…気の所為などではない。」

 

目の前に狐の仮面を付けた人物が二人の対魔士の顔を覗き込んでいた。

 

「!?だ、誰だ!?お前!!」

 

「私か?私は…そうだな…敢えて名乗るなら……そうこの世の悪夢とでも言おうか。」

 

「は!?何を言っているんだ?コイツ?頭おかしいんじゃないか。」

 

「取り敢えずコイツをシグレ様に引き渡すぞ。」

 

二人で謎の人物に襲いかかるが−

 

「ふ、愚かだな。こい!!」

 

二人を一笑し左手を振ると左手に付いてる腕輪が光りラナと同じガンブレードらしきモノが握られていた。

 

「ラナ様と同じ!?」

 

「怯むな!!」

 

「「うぉぉぉぉ!!!」」

 

手に持つガンブレードらしきモノに驚く対魔士をもう一人の対魔士が一喝し二人で槍で突こうとするが−

 

「……この程度私が相手をするまでもない。舞い踊れ…ドッペルゲンガー……」

 

「「!?」」

 

ガンブレードらしきモノを投げ地面に突き刺す。すると地面から黒い闇と霧が溢れ狐の仮面を付けた人物と同じ姿をした霧を纏った影が四人現れる。

 

「!?なんだ!?コイツらは!?」

 

「……この程度で良いか…良いぞお前ら……喰らえ……」

 

「た、助け……!!!」

 

対魔士達の助けを求める声は最後まで発せられる事はなく影に喰われ千切られ、地面に引っ張り込まれ闇に飲まれ跡形もなく消えてしまった。

 

「…呆気なかったな…」

 

呟き地面に突き刺さったガンブレードらしきモノを引き抜くと闇も共に消えてしまった。

 

「…さてと私の目的はこれだが…ふむ成る程…コレなら使えるな。」

 

騎士の業魔の破片を拾い一瞥し、腕輪に破片を当てると腕輪が光る。光が収まると破片は消えていた。

 

 

「それにしても…さっきの対魔士が言っていた言葉…まさかとは思うが『あの女』が此処に送り込んだということか……フッ!!面白い…」

 

仮面の下で笑みを浮かべガンブレードらしきモノを振ると闇が溢れて扉を形成する。

 

「会えるのが楽しみだな。『ラナ』」

 

そう呟き扉を開け闇が溢れる中に入ると扉が消え仮面の人物はこの場を去った。

 

 




遅れてしまい申し訳ございません。

やっと設定だけで出ていなかったキャラを出せました。

彼女(彼?)がこれからラナの行く世界の先々で本格的に立ちはだかります。彼女(彼?)の目的とは?そして何故ラナの事を知っているのか?次回も乞うご期待下さい!!
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