テイルズオブチェイン   作:シュウ名刀醜血桜

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注意!!ちょっとグロい転写が入ってるかも知れません!!


『世界』

 

リオンに引っ張られて、港に戻るとそこには、客船とも言える立派な船が止まっていた。

 

「お、アンタ!特別船を仕立てるとは。大したコネの持ち主だな。」

 

そう言って船員はリオンの肩を叩き上機嫌で船に乗り込んでいった。

 

(確かに立派な船だな……)

 

船を見て船員と同じ感想を抱いていると−

 

「…どうして僕を……」

 

「ん?どうしたの?リオン?」

 

「ッ!?な、何でもない!!さっさと行くぞ!!」

 

「あっちょっと!!リオン!!」

 

リオンの様子がおかしいのを心配してリオンの顔を覗き込み声を掛けるが、リオンは顔を背けて船に行ってしまった。

 

(私も船に乗り込まなきゃ……ん!?パンドラが…?)

 

船に乗り込もうと脚を進めるとパンドラが黒と紫に光り輝き私を包み込むと私の意識は途切れた。

 

⭐︎

 

(此処は……?何処?)

 

意識が戻ると私は港ではなく、見知らぬ場所に居た。

 

(今までパンドラがこんな二色に光った事なんてなかった。何で此処に来たんだろ?)

 

そう考えてると−

 

「………や………れ!!」

 

「………………や!」

 

(声が!?)

 

微かにスタンとルーティに似た声が聞こえた。

 

(二人もこの場にいるのかも!!)

 

そう思い二人に合流するべく脚を進めた。

 

 

⭐︎

 

「くっ!!やめてくれ!!俺は!!」

 

〔構えろ!!スタン!!他の皆と分断された今ルーティを護れるのはお前だけなんだぞ!!〕

 

「分かってる……!!けど!!」

 

〔貴方もしっかりしなさい!!ルーティ!!〕

 

「……もういやぁ!!見たくない……!!」

 

(やっぱり!!スタン達だ!!加勢しなきゃ!!)「大丈夫!!スタン!!ルーティ!!」

 

加勢すべく飛び出すが−

 

「ラナ!?何で生きて!?」

 

〔『海底洞窟』で死んだはずでは……いや今はそれよりも!!こっちに来るな!!ラナ!!〕

 

「……ラナ。」

 

〔『ミクトラン』!!貴方って人は!!彼女まで!!何処まで死者を冒涜すれば気が済むの!!〕

 

「え?どうしたの?皆?私は生きてるよ!ホラ!!」

 

さも私が死んだ様に話を進めるスタン達に身体を動かして元気であるアピールをしてると−

 

「………ラ………ナ……」

 

(この声はリオン!!)「どうしたの?リオン!!そんなんじゃビックリしないよ。」

 

〔いかん!!振り向くな!!ラナァ!!〕

 

後ろから声がし肩を掴まれその声の主がリオンである事が分かり荒げ声でディムロスが止めるが間に合わず笑顔でリオンの方を向くと−

 

「………コロシテクレ……ボクヲ……ハヤク…」

 

「…………リ!!?」

 

そこには薄黒くくすみ、目も虚ろになって皮膚から骨が見えてるリオンが居た。

 

〔遅かったか……〕

 

「ねぇ!スタン!!リオンはどうしちゃったの?」

 

「リオンは…『海底洞窟』で死んで遺体を『ミクトラン』に無理矢理操られてるんだ。」

 

「……治す方法とかはないの?」

 

「それは……ッ!?ラナァ!!避けろぉぉ!!」

 

「ッッッ!?」

 

スタンの叫び声に反応して身体を横に逸らすとリオンの持っている片手剣による斬り上げが、私がさっきまで居た場所を横切る。躱したと思ったが避けきれずに片頬から血が流れる。リオンは血が流れるのを見逃さず間髪入れずに斬り下ろしを仕掛けてくるがガンブレードを即座に出して受け止める。

が、それを読んでいたのかリオンは腰を落としてタックルを仕掛けようとするが−

 

〔スタン!!〕

 

「ああディムロス!!リオンの虎牙破斬の弱点は分かってる!!」

 

そう言ってリオンのタックルが当たる前にスタンが横から肩でのタックルが当たりリオンは吹き飛ばされ、タックルが当たる事はなかった。

 

「ラナ!!もうリオンを殺すしかない!!辛いのは分かる……だけど!!やるしかないんだよ!!」

 

「……スタン。」(分かったよ……私は…)

 

スタンの言葉を聴き私も覚悟を決める。

 

「……スタン……下がってて……ルーティを頼むね。」

 

〔どうするつもりなんだ?〕

 

「……私が一人でリオンを倒す。」

 

「ッッ!!それはラナが……!!」

 

「皆が苦しい想いをするぐらいなら私が全部背負うから。私にはコレぐらいしか出来無さそうだから……」

 

そう言いスタンから食らったタックルからゆっくりと起き上がっているリオンに向き合う。

 

「………ラ………ナ………」

 

「……ごめんね……リオン……」

 

一言謝りガンブレードを構えるが−

 

「……殺すのか…リオンを?」

 

「……ナイトメア!?」

 

リオンやスタン達の動きがまるで時間が止まったかの様に止まり驚いていると、背後から声がして、声のする方を振り向き観ると、そこにはナイトメアが立っていた。

 

「邪魔をしに来たの?」

 

「……いや『有り得たかも知れない世界』に飛ばされたお前の様子を見に来た。」

 

「『有り得たかも知れない世界』?何それ?」

 

聴き慣れない言葉を言うナイトメアに聴くとナイトメアは頷き−

 

「『有り得たかも知れない世界』は、お前のいた世界もだが本来辿る筈の運命から逸れた時に産まれる世界線の事だ。簡単に言うと平行世界だな。因みにだがベルベットもお前がいる間から辿る筈の運命から着実に逸れているな。」

 

「何でそんな事を知ってて私に教えるの?」

 

「どうせあの胡散臭い神からお前は真実を伝えられないまま旅をしてるんだろ?だから不公平だと思ってな。まあ…親切心からと言っておこう。」

 

(胡散臭い神様?それって?)

 

「そうだお前が思っている人物だ。」

 

ナイトメアの言葉で神様の事を思い出していると思考を見透かされて先に思っている人物を言い当てられた。

 

「リオンは貴方が言っていた通り死ぬしかないの?」

 

話を変えてリオンが死ぬ運命は変えられるのか聴くとナイトメアは少し考えると静かに口を開いた。

 

「……お前が身代わりになって死ねばリオンが死ぬ運命は変わり生きれるな。」

 

「だったらその方法を……「だが」?」

 

「その方法は簡単じゃない。何しろ他人の運命を無理矢理捻じ曲げるんだからな。お前にも何があるかどうなるかは分からない。」

 

「こんな私の命で誰かを救えるんだったら喜んで私は命を捨てる!!それは変わらない!!だから教えて!!」

 

「だったらお前は変わらなくて良い。」

 

「へ?」

 

「そのままリオン達の元に向かって絆を紡げ。それがリオンを救う方法だ。」

 

「うん。ありがとう!!」

 

方法を聴くが楽な道筋ではないと言う事をナイトメアは忠告するが私の決意は変わらない事を伝えると今まで通りに絆を結べと言うナイトメアに礼を言うと−

 

「…そろそろ時間だな。」

 

(!?パンドラが!?)

 

パンドラとナイトメアの左腕にある腕輪が黒と紫に光輝きを増して私達を包み込むと私の意識は再び途切れた。

 

 

⭐︎

 

 

ラナがこの『世界』を去った数日後海底洞窟にて−

 

「この世界はまだゾンビ化される前か……やっと見つけたぞ。リオン・マグナスよ。」

 

崩れ去り海底洞窟の面影も残ってない場所に神官の格好をした女性がリオンの遺体に触れようした瞬間−

 

「……リオン・マグナスを蘇らせるより私を味方にしないか?」

 

女性にナイトメアが声を掛けてそれを止める。

 

「何者だ?」

 

「私はナイトメア…お前が現れるのを待っていた。人手が足りないんだろ?手伝いたいと思ってな。

 

「お前が何故計画を知っているのかは知らんが何故私に協力しようとする?」

 

「私も『絶対的な幸福』て奴を目指していてな。謂わば…そう同じ目的なんだ。目標が同じなら協力して叶えないか?という誘いなんだが…どうだ?」

 

「ふむ……良いだろう。リオン・マグナスよりもお前の方が使えそうだからな。ただし足を引っ張る真似をしたら命はないと思え。」

 

ナイトメアの言葉を聴き女性は少し考え戦力になると思ったのかナイトメアに釘を刺しつつ了承する。

 

「…分かってるさ。」

 

「ならば良い…行くぞ。」

 

ナイトメアが頷くと女性は腕を振ると空間が裂けて街並みが映し出される。

女性は空間が裂けた場所に行こうとすると−

 

「……最後に後一つ条件がある。」

 

ナイトメアは脚を止めて条件がある事を言う。

 

「なんだ?」

 

「それは…………なのだが…出来るな?」

 

「ふ!私を誰だと思ってる!その程度でお前が従うなら喜んでその条件を呑んでやろう。」

 

「なら良い。」

 

女性が条件を受け入れたのを確認したナイトメアは女性の後を突いて行き空間の裂け目に入ると二人が入った後に裂け目が消えこの『世界』は何事もなかった様に時を進めていく事となった。

 





遅れてしまい申し訳ございません!!理由としては一回完成したのですが間違えて書いた文章が全部消えてしまい書き直していた為遅れてしまいました。次回からはちゃんと一週間に1回2回は投稿する予定ですのでよろしくお願いします!!
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