これから先の展開もある程度考えていますのでどうか良かったら最後まで見ていただけるとありがたいです。
「ねぇあんた何で、あの対魔士の傷を回復したの?」
さっきのオスカーを回復したのを見ていたベルベットに何故かと聞かれた。
「へ?えーとそのー」(せっかく綺麗な顔をしているのに火傷の跡が残ったら可哀想だからとか言ったらなんか言われそうだし正直に言わない方が……いやいやそれはそれで……)
返答に困り、考えていると横の扉が開き、見慣れた二人が見えた。
「ほほ~う!よさ気なトコ出れたわ。いやはや、塔から飛び降りた時は死ぬかと思ったわい。」
「お前は突然きて、俺に負ぶさっていただけだろう。」
そう言い終わった後に二人組こと、マギルゥとロクロウがこちらに気づいてこちらに向かって歩き始めた。
「おう、お前達は!無事だったのか!」
(良かった!返答に困っていたのを二人のお陰で誤魔化せそう!)「ロクロウとマギルゥも無事だったんだn「ちょっと話はまだ終わってないんだけど」え?」
勢いで誤魔化そうと思ったのだがベルベットに首根っこを掴まれ、誤魔化せなかった。
「どうしても理由を言わなきゃ駄目ですか?」
そう聞くとベルベットは面倒くさくなったのか
私に目を合わせて
「もう良いわ…理由はもう聞かないただ次に同じ事をしたら……どうなるかは分かってるでしょうね。」
「分かりました。」
そう返答した。瞬間にマギルゥが割って入ってきた。
「堅苦しい話はもう止めて、今は急いで逃げんと、暴れ回っておった囚人どもは、ほとんど制圧されたようじゃしの。」
「港はこの先よ。手伝って」
そうベルベットは言うと一人港の方に向かい歩き出した。ので私達もそれに続くように歩きだした。
外に出ると4人で乗るのにはあまりにも大きい船があった。
外の雨を見てマギルゥが両膝を女の子座りにして座りながら若干演技の入ったように
「天気もご機嫌ナナメじゃよ~」
それを無視してロクロウが空を見上げながら外洋は荒れる事を言うとベルベットがロクロウの方を見て船に詳しいのか聞くとロクロウは頭を掻きながら
「いや。帆と舵の基本を知ってるくらいだが。」
それを聞いたベルベットはロクロウに船の操縦を頼んだ。
「素人だけで船をだす気か?」
それを聞いていたマギルゥがベルベットに難しいと言ったのだがロクロウが何やら背中に刺している大剣;號嵐;の礼だと船を出してくれることにしたのだが、
マギルゥがこんな天気では方角が分からなくなる
と聞くとベルベットが口を開いて船にはどうやら羅針盤というものがありそれで分かると言い船に乗り込んだ。
ロクロウもそれに続くように船に乗り込もうとベルベットについていく。私もついていこうとすると何時の間にか座っていたマギルゥが立ち上がりながら呟くように言ったのが聞こえた。
「牢のコヤシか、魚のエサか……ま、どーでもいいがの」
「……?マギルゥ?その言葉なんか意味があるの?」
そう聞くと私の目を首を左右に振りながら、
「うんにゃ何でもありゃせんわい!気にするな。」
(?)「うん……分かったよ。」
軽くマギルゥは言って二人で船に乗り込み港を出た。
次の話は個人的に好きなキャラの彼も出てくるので恐らくは早めに投稿出来ると思いますので宜しくお願いします。
またロクロウが號嵐を持っているタイミングが違うのは主人公が来てしまったせいでベルセリア本編とは違うタイミングでベルベットが號嵐をロクロウに渡しているからと捉えて貰いたいです。