転生破壊者のヒーローアカデミア   作:ハッタリピエロ

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モドモドの実と衝撃の事実

モドモドの実。マッドトレジャーから奪ってきた実だが……

 

映画ではアインが使っていた能力であらゆる物を12年前の状態に戻すことができる能力だったが、俺がスコープで調べてみると鍛えれば12年といわず好きな時間帯に戻すことが可能になるらしい。

 

またこの一ヶ月、俺は鍛えに鍛えまくって覚醒の段階まで行き着くことができた。これで世界そのものの時間をも戻せるようになった。

 

唯一懸念していたのは泳げなくなることだけだったがどうやら自分の体の時間を能力者になる前まで戻せばカナヅチじゃなくなるらしい。

 

チートだろ。一発で敵を仕留められるし自分のあらゆるダメージをリセットできるじゃねえか。

 

そして戻した時間を好きな時間帯に元に戻すことも可能らしい。

 

これで例え気絶したとしてもダメージが戻ることはない。

 

何故なら戻した時間に起こった事象までは戻されないからだ。

 

これでハンコックの奴隷の烙印の部分だけを戻してリセットすれば例え俺が気絶したとしてもハンコックの烙印は二度と現れない。

 

なぜなら自然に起こったものではなく人の手によって起こされた事象だからだ。

 

そのことをハンコックたちに伝えると

 

「な、なら妾たちの烙印は……!」

 

「ああ、取れる。どうする?やるか?」

 

「も、勿論じゃ……頼む……!」

 

「よし、やるぞ。時空掌握(クロノ・スクロール)

 

この技は触れた対象の時間をコントロールする技だ。これで烙印だけの時間を戻してリセットする。

 

俺が時間をコントロールすると烙印がみるみるうちに消えていった。

 

「「あ、姉様!!」」

 

「え……?」

 

ハンコックが鏡で自分の背中を見るとそこには天竜人の烙印はなく綺麗な背筋が広がっていた。

 

 

「あ……あ……あ……!」

 

ハンコックはボロボロと涙を流していた。

 

よかったよかった。とその時ハンコックに思いっきり抱きつかれた。

 

ちょっ!?ちょっと待って!?アンタ裸だよ!!裸のそれも絶世の美女といわれるハンコックに抱きつかれて俺の理性は吹き飛びそうだった。

 

っていうか!それよりもレイ子たちが怖い!

 

「ありがとう……!ありがとう……!」

 

ハンコックはただひたすらに感謝の言葉を送ってきてくれた。

 

ようやく呪縛が解けたんだなと俺はハンコックを抱きしめた。

 

レイ子たちに怒られるかもしれないが今はハンコックの支えになればいいと思っていた。

 

その後て俺はソニアとマリーの烙印も同じように時間を戻して取り除いた。

 

「…………あなたには感謝しても仕切れないわ……」

 

「ええ……本当にありがとう」

 

 

・・・・

 

レイジュside

 

私はずっと後悔してた。

 

お母さんの優しさを受け継いでくれたサンジを守ることも出来ずに生きる為にこの手で何人もの人たちを手にかけてきた。

 

ヴィンスモークの血であることもずっと忌み嫌っていた。だって……こんな自分を受け入れてくれる人などいない……そう思っていたからだ。

 

カリーナと偶然居合わせた場に彼は現れた。

 

空野真司……

 

子供とは思えないような強さでマッドトレジャーを撃破して、私たちを助けてくれた。

 

彼が異世界人だというのは正直驚いたが、それ以上にマリージョアを襲撃した犯人だというのに私は驚きを隠せなかった。

 

彼なら私のことも気にせず接してくれるんじゃないかと……ちょっぴりそう思えてならなかった。

 

・・・・

 

烙印を消した後に俺は帰ろうとした時、

 

「蛇姫様!?」

 

「はぁ……はぁ……苦しい……」

 

「「姉様!?」」

 

俺も慌てて駆け寄ろうとするがよくよく考えればこの国に男がいるのはマズイと思って部屋に戻ろうとした時に

 

「真司!」

 

「ソニア……」

 

「姉様が……真司に来てくれって……」

 

「といっても俺が見つかるとマズイんじゃね?」

 

「もうそんなこと言ってられないの!お願い!」

 

そう言われれば行かないわけにはいかない。

 

仕えの者たちを下げさせてから俺はハンコックのもとに駆けつけた。

 

「…………真司」

 

「大丈夫か!?ハンコック!」

 

「はぁ……はぁ……そう心配するでない」

 

とハンコックの容態が大分マシになったらしい。

 

と俺が部屋で寝ようとしたら

 

「…………真司」

 

「なんだ?」

 

「一緒に……寝てくれぬか?」

 

は!?

 

なになになに?どうゆうこと?

 

「え……いや俺は」

 

「ダメなのか?」

 

うぐっ!

 

ハンコックに上目遣いで見られて俺はたじろぐ。

 

そのお願いを断れる筈もなく

 

俺はハンコックと一緒に寝るハメになった。

 

お互いなにも話さずに気まずい空気が流れた。

 

そんな中

 

「なっ……なあ真司」

 

「……なに」

 

「真司には……伴侶はいるのか?」

 

「…………うん七人」

 

「七っ……!?」

 

ハンコックが絶句する。

 

マズかったかな……

 

「しっ、真司は妾のことを……どっ、どう思っておるのじゃ?」

 

どう思ってるって……そんなん一つしかないだろ

 

「大切な……人(友達)だと思ってるよ」

 

「大切(妻)な……!」

 

あれ?なんか地雷を踏んだ気がするのは気のせいじゃないのか?

 

「なっ、なあ……真司」

 

「なんだ?」

 

「妾も……………………………………

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

…………大好きです」

 

 

は?大好き!?ハンコックが!?俺を!?

 

いやいやいやこれは夢だ。だって彼女は未来の海賊王、ルフィの妻となる者だもん……

 

「本当……?」

 

一応聞いておく。

 

「はい………………!」

 

………………!!!!?

 

ハンコックは気づいてないが部屋の外でソニアとマリーが驚いて絶句している。

 

はははははははははははははは!!!!!?

 

マジかー!

 

いつのまに俺はハンコックを落としたんだ!?

 

正直に言えばハンコックは嫌いではない。原作と違い性格は悪くないし原作のハンコックも嫌いではなかったからだ。

 

「ハンコック……」

 

「はい、アナタ!きゃっ……!」

 

マジでどうしようん……レイ子たちになんて言おう……

 

こうしてハンコックも俺の恋人候補に加わってしまった

 

 

 

 

 

 

活躍させてほしいメインヒロイン

  • 柳レイ子
  • ユミナ・エルネア・ベルファスト
  • ボア・ハンコック
  • 他のヒロイン

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