エンデヴァーがアギトに覚醒した頃
相澤はミラーモンスター、ゼブラスカルを相手にしていた。
相澤はゼブラスカルに向けて捕縛布で拘束しようとするが、両腕の刃がそれを切り裂く。
相澤はゼブラスカルに向かって飛び蹴りを放つがゼブラスカルは体の各部位を繋ぐ筋肉がバネになっているため生半可な攻撃は有効打にならない。
ゼブラスカルは相澤目掛けて右腕の刃を振り下ろすが相澤は重心を下ろして避けてそのまま蹴りを放つと
「Mt.レディ!」
合図を受けたMt.レディはそのまま右腕を振り下ろすが
ゼブラスカルはそれをなんなく後ろ蹴りで跳ね返した。
蹴りを受けたMt.レディは後ろに倒れた。
シンリンカムイが樹木で縛るもゼブラスカルは切り刻んで拘束を解いた。
そしてその場にいる全員を睨みつける。
それだけで並のヒーローたちは威圧されたように動かなくなった。
相澤が舌打ちしたその時
動けなくなっていたヒーローたちが吹っ飛ばされた。
相澤が目を見開くと
そこにはカマキリのワーム、セクティオワームがいた。
セクティオワームは口から泡を吹くと、それを受けたヒーローたちは皆ショック死してしまった。
相澤が皆に指示を出す。
「皆!あの泡に触れるな!即死だ!」
皆に緊張が走る中でセクティオワームは突如やってきたグラントリノの攻撃を受けるもよろめくことすらなく反撃した。
がグラントリノは当たる寸前で個性のジェットで後ろに飛んだ。
そして相澤が
「皆!クロックアップされる前に倒すんだ!グラントリノさんは牽制してください!シンリンカムイはグラントリノさんが作った隙に拘束してくれ!Mt.レディはその時に一撃を!」
相澤が伝えた作戦はこの場では最善のものだったのかもしれない。
だが相手が悪すぎた。
グラントリノのスピードにクロックアップすることなく対応するセクティオワーム。
シンリンカムイの拘束を嘲笑うかのように余裕ぶって切り裂くゼブラスカル
そしてMt.レディの攻撃は二人の怪人に当たることもない。
相澤は力の差を感じていた。
こちらには決定打がない。いずれ倒される。
そんな時だった。
かつてハーモニーを奏でた男が帰ってきた。
・・・・
???side
俺は光を取り戻した。
皮肉にもそれは相棒……影山を失った後だったが……
もう一度俺は上を……日向の下で歩いていける……
もう闇の中を歩いていくことはない……
だが俺が光の道に戻ったとしてもコイツはついてきてくれるようだ。
俺の地獄からのもう一つの相棒。
そして今俺は光に導かれるままに未来へときた。
手にはあのブレスレットがあった。
そこで俺は運命に出会った。
ああ……そうか。だからおまえはついてきてくれたんだな。
俺はまだ戦いの運命の中にいるようだ。そこで今度こそ光を……パーフェクトハーモニーを奏でてみせる!
「……変身」
<HENSIN!>
・・・・
グラントリノがセクティオワームの注意を引いている間、相澤はゼブラスカルの攻撃に防戦一方になっていた。
ところどころでカウンターを仕掛けるもそのボディにダメージが通らない。
そしてその一撃を避けられないと悟った時相澤は死を覚悟した。
だが……
「はぁっ!」
横から緑色のライダーがゼブラスカルを蹴り飛ばした。
「お前は……」
「…………力が欲しいか?」
「!?」
「わかる……かつての俺を見ているようだ。俺は隊の調和を一番に求め、そして裏切られ……力を欲した。今のお前は自分の隊を守ろうと力を欲している……なら俺とは違うハーモニーを奏でられそうだな……」
「…………」
「お前に力が欲しいなら……自分の部下を守りたいなら……悪魔にならないと誓えるか?」
「俺は……決して悪魔になどならない!」
「そうか。決意のこもった確かな目だ。ならやろう。俺のように自分を見失うな」
そういってライダーはブレスレットを投げる相澤はそれを手にするとなにかを感じた。そして心の中でソイツの名を呼んだ。
(さあ来い!ザビーゼクター!)
相澤が手を天に突き出すと時空からソイツは現れた。
そして相澤を見極めるように彼の周囲を飛び回った。
やがてソイツは相棒の手に収まった。
相澤はソイツを手にすると
「…………変身!」
<HENSIN!>
そして相澤、イレイザーヘッドはザビーマスクドフォームへと姿を変えた。
そしてセクティオワームへと急接近すると右ストレートの一撃を与えた。
セクティオワームは吹っ飛ぶもすぐに立ち上がりザビーに襲いかかるが、
ザビーはブレスレットのハチを回転させると
「cast off!」
<cast off!>
ザビーの鎧が一瞬にして周りに飛び出してセクティオワームを吹っ飛ばした。
<change!wasp!>
そしてザビーはベルトの部分をスライドさせて
「クロックアップ!」
<クロックアップ!>
クロックアップの世界に飛び込ぶとセクラティオワームもクロックアップしてザビーに迫る。
ザビーはしゃがんで攻撃を避けると後ろに回り振り向きざまに左ストレートで怯ませ、パンチのラッシュを叩き込む。セクティオワームも反撃するがザビーは冷静にその攻撃を少し下がって避けて右アッパーを叩き込んだ。
そして
「ライダースティング!」
<ライダースティング!>
ハチのボタンを押すと左のハチの針が伸びて力が溜まり、セクティオワームはザビーに向かってくるが攻撃が当たる寸前で横に避けてカウンターの一撃を放った。
「ぐわぉっ!?」
そしてセクティオワームは爆発四散した。
残るはゼブラスカルだけとなり緑のライダー……キックホッパーはキックの連続でゼブラスカルを追い詰めていた。
相澤は最後まで油断せずに
「グラントリノさんはアイツが逃げるかもしれない鏡への注意を!シンリンカムイは万が一の場合には拘束を!Mt.レディは邪魔にならないように後ろに退避!」
相澤の指示にキックホッパーは喜ぶように笑みを漏らす。
「これで……終わりだ」
<ライダージャンプ!>
キックホッパーが飛び上がり
「ライダーキック!」
<ライダーキック!>
そしてそのままゼブラスカルにキックを叩きつけた。
そして変身をお互いに解除する。
その場から立ち去ろうとする男……矢車は相澤に
「おい」
「……なんだ」
「仲間の調和ってのは時には自分が合わせることも重要なもんだ。仲間のことを考えない傲慢なプレイをすると……いつか裏切られるぞ」
「……肝に命じておくよ」
「……そうか」
そして矢車は光へと向かっていった。
活躍させてほしいメインヒロイン
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ユミナ・エルネア・ベルファスト
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