転生破壊者のヒーローアカデミア   作:ハッタリピエロ

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炎帝、そしてサッカーと野球

「炎帝?」

 

「ああ、バビロンを探すのに鳥を従えた方がいいと思ってさ。琥珀、珊瑚と黒曜の仲間なんだろう?」

 

『まあ我らの仲間ではあるが……それをお前が?』

 

「ああ、俺にやらせてくれないか?」

 

『いいわよ〜ご主人様ほどではないけど貴方も気に入っているし』

 

黒曜がそう返してくれた。

 

原作では冬夜が従えていたがたまには俺もやってみたくてさ。

 

俺は闇魔法の魔法陣を展開して詠唱を始める。

 

「夏と炎、南方と湖畔を司る者よ。我が声に応えよ。我の求めに応じ、その姿をここに現せ」

 

召喚陣の中から紅蓮の火柱が立ち上がり炎の渦が止むとそこには巨大で真っ赤な一羽の鳥が佇んでいた。

 

これが炎帝……!大きさは馬ぐらいはある。

 

『やはり貴方たちでしたか。これは懐かしい』

 

『久しぶりだな。炎帝よ』

 

『お久さ〜』

 

『相変わらず派手だな炎帝』

 

炎帝の声は落ち着いた女性のような声に聞こえた。

 

『私を呼び出したのは貴方ですね?』

 

「うん。俺が琥珀たちに協力してもらい呼ばせてもらった」

 

『成る程……貴方からは凄まじい力が感じられる……だが邪心は感じられない。ひとつお聞きしてよろしいですか?』

 

「なに?」

 

『私を呼び出した理由をお聞きしたいのです』

 

俺は炎帝に自分が世界を救うためにバビロンを探したく鳥の眷属の力を欲していることや世界を救うために協力してほしいことを伝えた。

 

「とまあこんなとこかな。信じてもらえるかわからないけど……」

 

『いえ、貴方の言葉からは真っ直ぐな心が感じられました。わかりました。貴方に仕えることにしましょう』

 

「いいのか?」

 

『ええ……誰かのためになりたいという純粋な貴方の心に惹かれました。主従の証として名前を付けてもらえませんか』

 

次に名前か……どうしよっかな……原作通りってのは……ダメだよな。

 

「じゃあスカーレットでいい?」

 

『承りました。これからは私をスカーレットととお呼びください』

 

炎帝、いやスカーレットはその姿とサイズを変えて。俺の前に来た。

 

そして召喚陣から鳥たちを呼び出すと世界に放っていった。

 

よし、これで原作通りにいかないかな。

 

とそう思わずにはいられなかった。

 

そして数日が経ってもまだめぼしい情報は入ってこない。

 

俺は訓練場に足を運ぶと冬夜がモデリングを使ってグローブを作っていた。

 

そういえばこれでこの世界でも野球が流行るんだったよな?

 

「冬夜、野球でもやるつもりか?」

 

「やっぱり真司の世界にも野球ってあったの?」

 

「まあな。俺は野球も好きだがどっちかつーとサッカーの方が得意かな」

 

「へぇ〜……サッカーか……やりたいな」

 

「サッカーボールは俺が作るからお前は野球道具を頼むよ」

 

「わかった」

 

こうして野球道具とサッカーボールを作ると俺はリフティングを始めた。

 

「真司上手いね……」

 

「前世では、ヨッ、サッカー部、ヨッ、だったからな!」

 

リフティングを繰り返しているとローガンさんがやってきて

 

「おや?陛下達、それはなんですか?」

 

俺はリフティングを辞めてローガンさんにボールを渡す。

 

「これを落とさずに蹴り続けてみてくださいよ。意外と楽しいですよ?」

 

「これを……」

 

ローガンさんは初めこそ失敗しまくっていたがコツを覚えたのかだんだん連続でリフティングができるようになっていった。

 

「これは、ホッ、楽しい、ホッ、ですね!」

 

「でしょ?」

 

そしたリフティングを辞めたローガンさんに

 

「でも、これで本当にやるのはゲームの方なんですよ」

 

「ゲーム?」

 

皆集まってきたので簡単なルールとかを教えてやってみせた。

 

あっちでは冬夜が皆に野球を教えている。

 

んでゲームを始めたはいいがしばらくは酷かった。

 

ボールを取りこぼしたり、パスが全然違うとこにいったり、ゴールを大きく外したりと。

 

だがしばらくやっているうちに上達していった。

 

おいおい……マジかよ……what's?

 

なぜものの数時間であそこまでなるのか?

 

異世界人半端ねえって!

 

あっちの野球も皆上達していってる。

 

んである程度できるようになったから町の子供達も呼んで観戦することにした。ルールもある程度教えて観客席も冬夜が作ってくれた。

 

「行け行け!」

 

「走れーっ!」

 

「頑張ってー!」

 

夢中になって野球とサッカーを見る純粋な子供達。それに比べてウチの騎士達は……

 

「なにやってんだ!そこはパスだろ、馬鹿野郎!」

 

「あー!よく球を見ろってば!手ェ出すかね、今の!」

 

「俺と交代しろーっ!」

 

ほとんどヤジばかりだった。冬夜も呆れていた。

 

あとその日から騎士団員たちが野球やサッカーをするようになってきた。

 

『グリフォンズ』や『サラマンダーズ』とか魔獣の名前がついているのは地球と変わらないかなのかなあって思ってしまう。

 

面倒だったのはトラブルがあると俺や冬夜に聞きに来ることだ。その都度冬夜がスマホで調べて説明する。

 

野球やサッカーが流行りだしてから町の人たちも自分たちでやり始めてあとは原作通り。オルバさんが交渉してきて販売の権利などを話し合い、各国の王様たちが興味を持ち始めた。ただ違うといえばそれにサッカーが加わったことかな?

 

とまあサッカーまでこの世界で流行りだしてしまった。まあ悪いことじゃないだろう。

 

「と思ってたんだが……」

 

俺と冬夜が今ピッチの上に立っている。

 

それも子供達の期待の視線を受けてだ。

 

どうしてこうなった?

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

活躍させてほしいメインヒロイン

  • 柳レイ子
  • ユミナ・エルネア・ベルファスト
  • ボア・ハンコック
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