「仮面ライダーエグゼイド……ムテキゲーマー!!」
「なっ、何なんだよ!お前は」
「俺は世界の破壊者。そしてお前を倒す者だ…!」
「何が倒すだ!やれ、脳無!!」
脳無が俺に向かって突撃した。
その振りかぶった拳を俺は避けなかった。
拳の風圧で砂煙が舞い上がった
「空野少年!!」
「死んだな。アイツ」
「避けるそぶりも見せなかったですからね。確実に死んだでしょう」
爆豪たちも立ち尽くしていた。
勝てるはずがないと。
だが、煙がはれると、そこには信じられない光景が広がっていた。
脳無の攻撃を受けてもなお、エグゼイドは微動だにしなかったからだ。
『なっ!!』
手だらけ男はおろか、爆豪たちですら絶句していた。
直後エグゼイドが放ったパンチは脳無を吹き飛ばした。
「なっ、なんだよ!?こいつの個性は『ハイブースト』だぞ!
パワーだけならさっきのやつより上なのに…!『鋼鉄化』も意味がないなんて…!アイツは一体何なんだよ!?クソっ!脳無!今度はちゃんとダメージを与えろ!」
再び脳無が迫ってくるが真正面から防御もなしに受け止めた。
それでも尚、ダメージがなかった。
その事実に死柄木は冷静さを失いそうだった。
すかさず、脳無の腹に一撃をくわえ、30m程吹き飛ばした。
だが、脳無は途中で立ち上がり、再び向かってき、パンチのラッシュを放ってくるが、
立っているだけのエグゼイドに全くダメージを与えることが出来なかった。
「ダメージが無い……!?」
黒霧が呟く。
「そうだ!このムテキゲーマーにはあらゆる攻撃が一切効かない!俺はお前たちを倒すためにこの力で勝つ!!」
「はっ?何だよ!?それ!ダメージが無いなんて反則だろ……!!?このチートが……!」
「そろそろフィニッシュだ!」
<ファイナルアタックライド、エ、エ、エ、エグゼイド!>
俺は脳無をアッパーで上空に飛ばし、黄金の粒子を纏い脳無に向かって跳び、高速移動で連続キックを放つ
「ハイパークリティカルスパーキング!!」
連続蹴りを食らった脳無は動かなくなった。
「死柄木弔!脳無が完全に機能停止しました!」
「何でだよ……!何でこうなる……!オールマイトも弱っていた……!!作戦も完璧だった。なのになのに何故!上手くいかないんだ!」
完全に我を失っていた
「さて…お前たちも終わりだ…」
「ぐうっ!」
捕らえようとしたその時
ワープゲートが俺を囲み、
俺はUSJの外へ強制転移させられた。
くそっ!!やられた!
ムテキでも強制転移は防げなかった!
油断した!!
その後先生方が駆けつけた時には敵は既に逃げていたそうだ。
俺とレイ子、轟、爆豪、切島、緑谷、拳藤の七人は会議室に呼ばれていた。
そこには校長をはじめとするプロヒーロー達が勢揃いしていた。
勿論そこにはオールマイトもいた。
……まあ今見えるのはいつものような筋骨隆々なオールマイトではなく痩せ細ったガリガリさんだったが…
その光景に爆豪は信じられないものを見るようなまで見ていた。
「まあ、楽にしたまえ!!これから君たちに話すのは極秘案件だと思ってもらえればいいのさ!」
そんな案件聞かされるのに楽にできるわけがない。
まあ、十中八九オールマイトのことだろうな…
「皆も見てしまったのだろうけど、この人こそがオールマイトなのさ!」
元気に言うがその表情はとても曇っていた。
「口外するなってことですか……」
轟がズバッと言ってくれた。
「そう言うことなのさ!この姿を見てわかるように今のオールマイトは弱ってしまっているのさ!そこで君たちにもこのことは内密にしてもらいたいのさ!」
「社会の混乱を避けるためと敵活性化の恐れで、秘密にしているってことですか…」
「そういうことなのさ!話がスムーズで助かるのさ!」
「あと空野くん。これは私個人の頼みなんだけど…」
オールマイトがそう言ってくる。何だ?
「私の傷を治してくれないか!」
えっ!?
皆も驚いたようで、俺を見る。
「えっ〜とそれは、今回の襲撃で傷を負ってしまったことですか?」
オールマイトが言いづらそうにしていた。
すると校長が
「もういいんじゃ無いかな…オールマイトくん。
彼は今回の襲撃で自ら戦闘に望んで皆を守った。君の秘密を話してもいいんじゃないか…?」
「はい、わかりました…」
そう言ってオールマイトはシャツをめくり脇腹を見せてくる。
その光景に皆息を呑んだ。
そこには想像を絶する痛々しい手術痕があったからだ。
「オールマイト先生……これは…?」
「これは五年前にある敵との戦いで負った傷でね…その戦いで呼吸器官半壊、胃袋全摘と度重なる手術と後遺症で憔悴してしまってね。
私のヒーローとしての活動限界は1時間ちょっとなのさ」
その事実に皆言葉を発せなくなった。
あの無敵のオールマイトが五年も前からそんなことになっていたということに
「緑谷?お前このこと知ってたんじゃないのか?」
俺の言葉に皆の視線が緑谷に集まった。
「きゅっ、急に何を言ってるの?真司くん!?ぼっ、僕はそんな!?」
「お前だけオールマイトの姿を見ても驚いた様子を見せなかった。
いや、むしろマズいと思うような表情だった。知らない人間がそんなこと思わないよなあ?」
俺のその言葉に緑谷への視線が強くなる。
「どうなんだよ!デクッ!」
爆豪が緑谷に掴みかかった。
「かっ、かっちゃん……」
「緑谷、俺は別に責めている訳じゃない。オールマイトの秘密を知ってたとしたら口止めされていただろう。だがお前がオールマイトとどういう関係なのか知りたいからだ。もしかしたら敵かもしれないしな。」
俺の発言に対し切島は
「オイッ!そりゃねえだろ!」
「ちょっと黙ってくれないかな。俺は可能性の一つを言っただけだ。
ただの一般人がオールマイトのそんな重大な秘密を知ってる訳がないだろ?だからこの際緑谷が敵かどうかはっきりさせといたほうがいいと思っただけだ」
俺の言ったことに切島は言い返せなかった。
「そっ、そりゃあそうだけどさ…」
「オールマイト…」
「空野少年…君の言ってることは確かにそうかもしれない。君が緑谷少年を疑ってしまうのも無理はない。だが彼は私の弟子なんだ…
緑谷少年に秘密を話したのも私だ…緑谷少年が秘密を知ってるのは私のせいなんだ…」
それを聞いて一同驚いたと同時に納得もした。
「緑谷…ごめん…」
「いやっ!いいよ!全然気にしてないし!」
そうは言うが敵かもしれないと言われていい気はならないだろう。
許してくれた緑谷には感謝しとかないとな
「さてと空野少年。君に私のこの傷を治してくれないかな?」
俺はその言葉を聞いた時にもう答えは決まっていた。
「分かりました。成功するかはわかりませんがやらせていただきます!」
<アタックライド、リカバー!>
と同時にオールマイトの傷が消えていった。
「これは!?」
「まさか治したって言うの!?」
その事実に職員室中が騒ぎ出した。
「空野少年!ありがとう!!君のお陰で私の傷は完全に治った!」
(それでもワンフォーオールを緑谷少年に渡してしまったから、いずれ戦えなくなるが……これなら奴との決着をつけられるかもしれん!)
「やったね!真司!!真司なら出来るって信じてた!」
レイ子が抱きついてきたがオイ、ここ職員室だぞ!
「空野!」
「どうした、拳藤?」
「あっ、入試の時はありがとね!助けてくれてさ!」
「気にするな!ヒーローが誰かを助けるのは当然だろ?」
ニコッ
「うっ!うん!」
そう言った拳藤の頰は赤くなっていた。
おいやめて!これ以上は俺の精神が持たない!
レイ子それ以上力を入れないで!
ギブッ!!ギブッ!ッ〜!
痛みなら耐えてると拳藤も抱きついてきた
教師陣からジト目が向けられるのに耐えて、
切島達に目で助けを求めると、
目を逸らされた。
(すまん!自分で乗り切ってくれ)
(巻き込まれるのはごめんだ)
(ハッ!いい気味だ!)
(真司くん、頑張ってね)
上から順に切島、轟、爆豪、緑谷は巻き込まれまいと無視を決め込むことにした
ちなみにミッドナイトは
「青いわ…」
と一人だけこの状況を楽しんでいた
活躍させてほしいメインヒロイン
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柳レイ子
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ユミナ・エルネア・ベルファスト
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ボア・ハンコック
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他のヒロイン