入学式に参加できなかった俺たちだがそのまま教室に向かった。
楯無さんとは途中で別れた。……なにやら隙を伺うような目だったがユミナとアインがピタリと俺に張り付いていたので手は出してはこなかったが。
そして教室に入ると視線が一斉に俺に集中した。
まあ二人目の男性操縦者なんだ。注目されるのも無理はないと開き直って俺は席についた。
隣は……ユミナとアインか!よかった~……
二人も嬉しいらしく上機嫌だった。
そして山田先生が入ってきてチャイムが鳴ると皆席に着いた。
「このクラスの副担任の山田真耶です。皆さん、一年間よろしくお願いしますね」
「「「よろしくお願いします」」」
反応したのは俺とユミナ、アインだけだった。
それでも挨拶してくれる生徒がいたと安心したのか胸を撫でおろしていた。
「それでは自己紹介をしてもらおうと思います。席順ですね。布音さんから」
「はあ~い!」
そして自己紹介が始まった。
「はい。ありがとうございました。では次織斑くん」
おっ、いよいよ原作主人公の番か。
「あっ、はいっ!」
かなりテンパっているな……大丈夫……じゃないな
「え~……と織斑一夏です。……以上です!」
「え?」
と予想外すぎる自己紹介に思わず声を漏らしてしまった。
ユミナたちも固まっている。だよね!
と次の瞬間織斑は頭を出席簿で思いっきり叩かれた。
「自己紹介も満足にできんのか。おまえは」
「ちっ、千冬姉!」
「織斑先生だ。馬鹿者」
そして教壇にたつと
「諸君!私が担任の織斑千冬だ。君たち新人を一年で使い物にするのが私の仕事「キャアアアアアアアア!!!!」
ちょぉっ!?
突然のクラス中からの絶叫に思わず耳を塞いでしまう。
ユミナたちも耳を塞いでいた。
クラス中から織斑先生に対する熱~い声が響いてくる。
流石の織斑先生も話が進まないと思ったのか、眼力で黙らせた。
やっぱりこの人相当有名で人気があるんだな~と思ってしまった。
その後も自己紹介が続いて
「次は……空野君!お願いします!」
「はい」
そして教壇に立つと
「初めまして。俺は空野真司です。ISを動かしてしまいこの学園に入ることになりました。男性操縦者ということで珍しく見られますが、ISに関しては初心者なので皆さんと一緒に学んでいければいいと思っています。これからよろしくお願いします。あと趣味はギターです」
そして一礼をして、拍手の中俺は席に戻った。
「これが自己紹介というものだ」
「面目ない……」
そして次に
「空野アインです。私もISに関しては初心者ですのでクラスメイトである皆さんと共にに学んでいければいいと思いっています。あと趣味は……戦闘訓練です」
『はあ!?』
と思っただろうな皆。アイン……流石にそれは驚かれるよ……あとアインたちは俺の双子の妹ということにしておいた。その方が都合がいいしね。
最後にユミナの番となり
「空野ユミナです。お気づきかもしれませんが私とアインさんは空野真司さんの双子の妹です。私はこれから皆さんと一緒に切磋琢磨して楽しい学園生活を過ごしたいと思っていますので、よければ気軽に声をかけてください」
そして一礼して元の席に戻る。
・・・・
一時間目が終わった。
休み時間になると他クラスからも女子生徒が俺と織斑を見物しに集まってきた。
「すごい人気でしたね。織斑先生」
「まあ伊達にブリュンヒルデって言われてないからだろ」
無数の視線をないもののようにしながらユミナたちと話していると
「大変だったな。空野だったっけ?俺は織斑一夏。よろしくな!」
「ああ、よろしく。それと俺のことは真司で構わない。あとこっちの二人が」
「空野ユミナです。よろしくお願いします。あと私のこともユミナで構いませんよ?」
「空野アインだ。私も下の名前で構わない」
「そっか。じゃあ俺も一夏って呼んでくれ!」
「わかった。ところでおまえは「ちょっといいか?」うん?」
一夏の後ろにはポニーテールの女の子がいた。
「ああ、急に済まない。一夏を借りていいか?」
「いいけど……」
「一夏行くぞ!」
「ちょ!箒!?」
連れて一夏に対して俺は『頑張れ!』としか言えなかった。
・・・・
昼食を食べ終わった後、午後からの授業が始まった。
ISについては今でも操縦すらしてないが、知識だけは参考書を見たから大体はわかっている。
「はい!どこかわからないところはありますか!?」
「はい」
「空野君どこですか?」
「えー……ここですね」
「あっ、ここはややこしいんですよね。ここはこうで……」
流石に先生をやっているだけはあって教え方も上手い。山田先生も熱心に教えてくれえるからやり甲斐もある。
「はい!他にはいませんか?」
「……はい」
「織斑君、どこですか?」
「えー……殆ど全部わかりません!」
は?
思わず目を見開いてしまった。
クラスの女子たちもほとんどが目を見開いていた。
と直後出席簿が織斑の頭に直撃した。
「織斑、渡してあった参考書はどうした?必読と書いてあったはずだが」
「間違えて捨ててしまいました」
バァンと再び甲高い音が鳴る。
捨てた!?ウソだろ!?
ウソかもしれないと思い見聞色で心を覗いてみたが、どうやら本当に間違えて捨ててしまったらしい。
こいつ原作でもこんなんだったのか……マヌケすぎるだろ……なんとか気づかせないとな
「すぐ発行させる。一週間以内に覚えろ」
「いや一週間であれは」
「やれ……」
織斑先生の眼力を前に頷くしかない一夏。
やれやれ……先が思いやられるな………
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