転生破壊者のヒーローアカデミア   作:ハッタリピエロ

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強さとは

クラス代表決定戦当日、

 

この一週間俺は楯無さんにISの基本的な射撃や広範囲攻撃について再現してもらい対処の仕方をある程度学んだ。まあ大丈夫だとは思うがそれで天狗になったら勝てるものも勝てない。さてと……一夏はどうやって対処法を身に着けたのかな?

 

俺がピットで待っていると

 

「空野くん空野くん」

 

「なんですか?山田先生」

 

「織斑君のISがまだ届いていないので先にオルコットさんと試合をすることになりました」

 

「そうですか……わかりました」

 

俺が先にやることになるとはな……まあいいけどさ

 

俺がピットから飛び出ると

 

「あら?逃げずに来たことは褒めてさしあげますわ。ですがISも装備せずに来るなんて……舐めているんですの?」

 

まあ間違ってないわな。確かに普通なら今の俺は無防備に戦場に乗り込んだ愚者に見えるだろう。

 

「いや、俺はまだISを纏ってないだけだ。……変身!」

 

<カメンライド、ディケイド!>

 

二十もの影が重なって俺がディケイドに変身すると

 

「な、なんですの!?そのISは!?ふ、フルスキン!?」

 

「さあ……そろそろ始めようか」

 

そして試合開始のブザーが鳴った瞬間、俺が掌底を繰り出すとオルコットは吹っ飛んだ。

 

『試合終了。勝者空野真司』

 

あれ?思ったよりもあっけなかったな?

 

っと!それよりも

 

俺は倒れたオルコットの元へ駆けよると

 

「大丈夫か?」

 

・・・・

 

セシリアside

 

な、なんなんですの……!?私は試合開始と同時にライフルで彼を狙撃しようとしました。

 

だが引き金を引こうとした瞬間、私は壁に叩きつけられていました。

 

叩きつけられてから我に返ってふと放送席の方を見てみると織斑先生も驚愕の表情を浮かべていました……

 

当然でしょう。私もなにが起こったのか視認すらできなかった。

 

ここには私と彼以外はいないことから私は彼に負けたのだとようやく気付きました。

 

それと同時に自分がいかに弱い存在かを教えられたような気もしました。

 

代表候補生だからと得意になってた自分がいかに世界を知らない天狗だったのかも。

 

彼がISを解除して近づいてきたときには私はバカにされる……そう思いました。

 

私は彼のことを知らないのに知った風に彼をバカにしていたのだから

 

「大丈夫?」

 

え……?

 

「大丈夫か?」

 

「え、ええ……」

 

「それならよかった」

 

「な、なぜですの……?」

 

「うん?なにが?」

 

私は驚きを隠せませんでした。てっきり私をバカにしにきたのだと……そう思っていましたわ。

 

と俯いてると彼は

 

「あーそういうことね。別におまえが言ったことはもう気にしてないよ」

 

なっ!?どうしてわかったんですの!?

 

「貴方は……なんで私を心配してくれるんですか……?」

 

それが不思議で仕方ない。

 

「誰かを気遣うのに理由なんているか?」

 

「…………」

 

なぜですの……?私は貴方の敵だったのですのよ?それなのに……

 

彼に言葉を投げかけられるととても暖かい。これが……私になかった心の強さというやつなのでしょうか……

 

・・・・

 

ふぅ……牽制のつもりと殺さないように手加減して放った一撃だったがまさかこうも決まるとはな。刀奈に躱されていたから当たらないとでも思っていたがあいつも初見では当たっていたもんな。

 

それのせいかオルコットの奴すごい静かだったが、ま!いい薬になったっしょ!

 

とピットに戻ると

 

「空野……おまえいったい何をした?」

 

織斑先生と山田先生がこっちをじっと見てそんな質問を投げかけてきた。

 

「なにって……風圧を拳で飛ばしただけですが?」

 

俺が至極当然のように言ったが理解できていないようだった。あれ?

 

「真司さん、織斑先生たちが理解できないような表情をするのも当然です。風圧を拳で飛ばすなんて発想をする人物なんてそんな規格外真司さん以外そうそういないでしょう」

 

あっ、そうか。ユミナがそう言ってくれたおかげでわかった。

 

「つまり……おまえは拳から出る力そのもので風圧を作り出したということか?」

 

「あ、はいそうです」

 

「……これ以上は後にしよう。先ほどようやく織斑の機体が届いたので次は織斑とオルコットの試合だ。幸いなことに一撃で終わったせいかオルコットの機体はシールドエネルギー以外損傷はない」

 

ふ~ん……じゃあ気長に待ちますか……

 

 

活躍させてほしいメインヒロイン

  • 柳レイ子
  • ユミナ・エルネア・ベルファスト
  • ボア・ハンコック
  • 他のヒロイン
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