休校日が終わって今日からまた学校生活が始まる。
いつものようにレイ子と波動先輩と一緒に学校に向かうが
「ねえねえ〜昨日デートしたって本当〜?ねえねえ、よかったらそのこと教えて〜?」
さっきからこれだ。できるならやめてほしい。
まあ頼んでもやめてくれないだろう。
だったら文句言わず聞いてろって思う奴。実際に想像してみろ。
部屋の中で聞きたくもない時計のアラームを何十分も聴くのを。
例えが悪かったか。
俺としてはただでさえ恥ずかしい黒歴史なのにこれ以上掘り返さないでほしい。
隣のレイ子も顔を赤くして俯いてしまっている。
俺が波動先輩の対応に困っていると
「……心配した」
突然暗くなる波動先輩。
いつもの天真爛漫な表情が消え、覗き込むように俺を見つめてくる。
「敵に襲われたって聞いて……居ても立っても居られなくて、真司くんたちが襲われたのに……何もできなくて……」
落ち込む波動先輩。でもそのままだとこっちも気まずいから
「えいっ」
頭をわしゃわしゃと撫でた。
「ひゃうん!!」
突然の俺の行動に波動先輩は変な声をだしてしまった。
しっ、しまったー!!何をやってるんだろうかああ!!俺は!!
年頃の女の子の頭を撫でて!
波動先輩は頰を膨らませ上目遣いで睨んでくる
「もう!いきなり何するの!」
不機嫌になる先輩に必死で謝った。
本当にすみません……
「んー許してあげる!」
あの後なんとか許してもらった俺。
その代わり今度買い物に付き合う約束をさせられた。
「ねえねえ?真司くん!真司くん!今度できた新しい法律って知ってる?」
ああ、あれか
"重婚制度"
この一夫一妻制の日本の少子高齢化を見据えて作られた新しい法律らしい……
「ねえねえ〜私大人になったら真司くんのお嫁さんになりたいな〜」
「「!?」」
「えっと?冗談ですよね?」
「どうだろうね〜(真司くんのバカ……)」
「/////」
レイ子が固まってる。マズいぞ早く現実に引き戻さないと!
あの後波動先輩と別れた俺たちは教室に向かった。
途中レイ子にずーっとジト目で見られたのが心に刺さる……
HRが始まって体育祭の話を聞かされると皆盛り上がっていた。
そして放課後
「何事だあ?」
ヒーロー科A組B組の前に多くの生徒が群がっていた。
「君たち!A組に何かようかな!?」
「出れねーじゃん!何しに来たんだよ!?」
「敵情視察だろ。雑魚。敵の襲撃を耐え抜いた奴らだもんな。
体育祭の前に見ておきたかったんだろ。そんなことしても意味ねえからどけ!!モブども!」
爆豪が相変わらずの無駄な敵作りに精を出してる中、
放っておこうと思って俺とレイ子が出てきたその時、
周りにいた生徒が俺たちに詰め寄ってきた。
「なあなあ!!お前だよなあ!?主犯格の敵を倒したのって!」
「オールマイトを助けたったのは本当なのか!?」
「レイ子様と付き合っているのは事実なのか!?答えてくれ!!」
質問の嵐にウンザリしてると、
「んで…!あの変身やろうに……!!」
爆豪がものすごい眼力で俺を睨めつけてきた。
「噂のヒーロー科。一人偉そうなやつがいるが、ヒーロー科に在籍するやつは皆こんななのかい?」
爆豪みたいなばかりのヒーロー科なんて世紀末の類だろう
「おい、俺たちをこの調子乗りと一括りにされちゃ困る」
「んだと!!この変身やろう!」
「空野真司……入試トップで主犯格をも撃退した一年期待の星……アンタも俺たちのこと見下してるのか?」
「そんなわけないだろ。むしろ警戒するべきだと思ってるよ」
「なんでだ?」
「個性を知らないってだけでクラスの奴らとも違うし、あの実技試験で落ちたからって油断できるわけでもないだろ。はっきり言ってロボ相手には苦手でも対人で強い個性なんて山程あるもんな」
「だから俺は、クラスの奴らもまとめて全力で叩き潰すつもりだ」
「へえ…言ってくれるじゃないの。あと、それとさっきは悪かった」
「こっちだって不快な思いさせてすまなかったな。爆豪も謝れ」
「謝るかよ!クソガ!!」
「アイツいつもああなのか?」
「ああ、正直俺たちも困ってる」
「俺は心操人使。体育祭では楽しみにしてるぜ」
「こちらこそ全力で倒すまでだ」
レイ子が出たその時、周りの連中がレイ子の元へ集まった。
『レイ子様!!』
「ふぇっ!?」
『あっ、あの自分たちレイ子ファンクラブはレイ子様を全力で応援しています!』
「ファ!?ファンクラブ!?なっ、何がどうなってるの!?」
そういやレイ子は知らなかったんだな……
活躍させてほしいメインヒロイン
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柳レイ子
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ユミナ・エルネア・ベルファスト
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ボア・ハンコック
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