レクリエーションの前にトーナメント組み合わせがクジで決定されようとしていた。
『あー、その前に、空野にはひとつハンデをつけさせてもらうぞ』
相澤先生からの突然の発表に周りの連中の視線は俺に向けられた。
それに対し、爆豪は
「何で変身野郎にだけ!?」
ハンデをつけられるのが気に食わないのだろう。
プロヒーロー達も依怙贔屓だとか口走っていた。
『それはこれを見てもらえばわかる』
一同がモニターに注目すると
『このムテキゲーマーにはあらゆる攻撃が一切効かない!』
そこには一部省かれているが俺がムテキゲーマーに変身し、脳無を圧倒しているシーンが映っていた。
『これを見てわかるようにこの状態の空野にはあらゆる攻撃が通用しない。そんなんじゃ戦いもクソもねえだろ』
相澤先生の正論に誰も言い返せなかった。
『というわけだ。空野にはこの姿になることを禁止とさせてもらう』
まあしょうがないか。ムテキだと勝負にならないもん。
その後クジの結果
こうなった。
一試合目緑谷vs俺
二試合目 轟vs瀬呂
三試合目 心操vs上鳴
四試合目 柳vs拳藤
五試合目 常闇vs八百万
六試合目 芦戸vs塩崎
七試合目 飯田vs切島
八試合目 爆豪vs麗日
・・・・
その後レクリエーションが終わっていよいよ本戦
セメントス先生によって舞台は作られた
『サンキュー!セメントス!ヘイガイズ!アァユゥレディ!?色々やってきたが!!やっぱりこれだぜ!!ガチンコ勝負!!頼れるのは己のみ!ヒーローでなくともそんな場面ばっかりだ!わかるよな!!心・技・体に知恵知識!!総動員して駆け上がれ!!それでは早速行くぜ!一回戦!!
障害物競走、騎馬戦でも独壇場!ヒーロー科期待の新星!ヒーロー科!空野真司!バーサス!!ごめん!!まだ目立つ活躍無し!ヒーロー科!!緑谷出久!!』
「緑谷」
「真司くん…?」
「…全力で行くぞ」
「勿論!」
「ルールは簡単!!相手を場外に落とすか行動不能にする、あとは"参った"と言わせるかで勝つガチンコ勝負だ!!」
『それじゃあ!早速行くぞ!レディィィィィィーースターーート!』
<カメンライド、ディケイド!>
俺はディケイドに変身し、緑谷はフルカウルを纏い
「行くぞ!」
「おう!」
俺と緑谷は同時に飛び出した。
緑谷が放ってきた右ストレートを横に躱し腹に蹴りを入れる。
「ぐふっ!」
吹っ飛んだ緑谷に追撃をかけようとしたが、
「スマッシュ!!」
緑谷の一撃に吹っ飛ばされ、なんとか耐え抜き、
<カメンライド、クウガ!>
クウガに変身し、
<フォームライド、クウガ!タイタン!>
より一層鎧が分厚くなったクウガ。
「スマッシュ!」
緑谷が近づけさせないと指を弾くが、
タイタンの鎧はビクともしない。
「なあっ!」
驚く緑谷の隙に詰め寄り、
腹に右ストレートを打ち込む。
「グウゥゥゥ…!」
緑谷の様子に気づき、俺は
「お前、何か抱え込んでないか?」
質問した。
緑谷は何も言えず
「沈黙は肯定と見るぜ」
やっぱりそうか。
レイ子から聞いた話だが
こいつと爆豪は幼馴染で最近まで無個性で虐められてきたらしい。
レイ子を虐めていた連中に似てるな…まあそれは置いといて、
こいつ、自分に自信を持ててないんじゃないか?
「レイ子から聞いたぜ。お前最近まで無個性だったんだな。
個性の扱いが下手なのが納得したぜ。」
緑谷は目線を逸らした。
こいつも無個性で辛い思いをしたんだな…
「だからどうした」
「!?」
「個性がなかろうがソイツの価値が決まるわけじゃないだろ。
お前は爆豪が言うような出来損ないのデクじゃねえ。個性がなくてもヒーローになることを諦めず、足掻いて強くなった麗日がいう頑張るって感じのデクだろ!」
緑谷は立ち上がり、全身に力を入れた。
すると、全身から緑色のスパークが迸り緑谷が飛びかかってきた。
速い!
タイタンの鎧では避けきれず俺はまともに一撃を食らってしまった。
速い!そして重い!?
「これが!アメイジングフルカウルだ!!」
フルカウルの名前はクウガのアメイジングマイティにちなんでつけました。
活躍させてほしいメインヒロイン
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柳レイ子
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ユミナ・エルネア・ベルファスト
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ボア・ハンコック
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他のヒロイン