緑谷視点
…雄英体育祭ここまでなんとか勝ち上がってきたが僕の一回戦の相手は真司くんだ。
真司くん相手だとフルカウルを使っても勝てるか怪しい。
僕が控え室から出て、舞台に向かおうと、
前からオールマイトがやってきた。
「…オールマイト」
「君のことだから勝てるかどうか悩んでいるのだろう。
…正直に言うと、彼相手には今の君では勝てないかもしれない。」
「…そうですか」
「だが!それがなんだ!!勝てずとも見せつけてやれ!
君が来たってことを!」
僕はプレゼントマイク先生の実況を気にせずに
舞台へ上がっていた。
「緑谷」
「真司くん?」
「…全力で行くぞ」
「勿論!」
『レディィースタート!』
・・・・
あれから何度も攻撃を仕掛けているが、大して効いてないようだ。
こちらが体力をなくしていくなか、あちらはまだ力を残しているようだ。
ははっ…やっぱり僕は勝てないのかな…?
「お前、何か抱え込んでないか?」
突然そんな質問をふっかけてくる真司くん
僕はその問いに答えられずにいた。
「沈黙は肯定と見るぜ」
否定できない。
「レイ子に聞いたぜお前最近まで無個性だったんだな。
個性の扱いが下手なのが納得したぜ」
ちょっ!柳さん!
教えちゃったの!?
時々思い出してしまう。弱かった時の自分を
『クソナードに何が出来る!』
『緑谷じゃ無理っしょ!』
ああ…また馬鹿にされるのか…
と思っていたら
「だからどうした」
「!?」
帰ってきた言葉は意外なものだった。
「個性がなかろうがソイツの価値が決まるわけじゃないだろ。
お前は爆豪が言うような出来損ないのデクじゃねえ。個性がなくてもヒーローになることを諦めず、足掻いて強くなった麗日が言う頑張るって感じのデクだろ!」
その言葉に僕は涙を流していた。
僕が憧れとしている人が僕のことを認めてくれたからだ。
『彼の言うとおりさ…』
と頭の中に突然女性の声が流れてくる。
隣を見ると綺麗な女の人がいた。
これは何なんだ。ワンフォーオールの面影なのか?
『俊典も逝かれた奴を選んだものだ…私からのアドバイスだ。』
『限界だって感じたら思い出せ。origin…原点ってやつを…』
僕のオリジン…
『緑谷くん!早く席につきたまえ!』
飯田くん…
『緑谷…蕎麦食わねえか?』
轟くん…
『皆様のためにご用意させていただきました。紅茶です!どうぞお召し上がりください!』
八百万さん…
『デクってこうなんか?頑張るって感じでいい!』
麗日さん…
『緑谷!体育祭きばろうぜ!』
切島くん…
『緑谷…頑張ろう!』
柳さん…
そうだ…僕には昔と違う!
今ではかけがえのない仲間も力もある!
もう僕は出来損ないのデクじゃない!
その時僕の中の何かが燃え上がるように体中を駆け巡った。
そして、力がどんどん湧いてくる!
僕は一瞬で真司くんに近づき一撃を当てる
「これが!アメイジングフルカウルだ!」
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