職場体験当日
俺は職場体験場所に着いた。
「ここか……リューキュウ事務所。」
No.9ヒーローリューキュウの事務所を俺は選択した。
理由は一つ。若くしてNo.9に入った実力と経験を目にして、自身の糧にしたかったからだ。
エンデヴァーもあったが、やっぱりまだ苦手意識が抜けない。
俺はあまりに大きなビルの前でボーッとしていると
「ねえねえ〜君君?職場体験の子って?」
どこかで聞いたことがある声が聞こえてきた。
「そうですけどっ!」
「あっ!真司くんだ〜来てくれたんだ〜!」
ねじれ先輩だった。ここねじれ先輩のインターン先だったのかよ!知らなかったけどさ!
そのままねじれ先輩が抱きついてきた。
はっ!恥ずかしいけどっ!嬉しい!
そのままねじれ先輩と事務所の中に入っていった。
「待ってたわ。ドラグーンヒーローのリューキュウよ」
「雄英から来ました。空野真司です。一週間よろしくお願いします」
「礼儀正しいのね。いいわよ。そういう子」
事務所に入るとリューキュウが出迎えてくれた。
「リューキュウ〜!私も一緒!」
「あらねじれもいたのね。随分親しいようだけど…二人って知り合い?」
「えっ、え〜っとですね?なんというか」
「将来を誓い合った仲!」
ねじれ先輩がまたもや爆弾発言をした。
おいおい!嬉しいけどさ!時と場所を考えようよ!
「ぷっ。ふふふ!ハッハハハ!やっぱりテレビで見たとおりの光景ね!」
リューキュウがそう言って笑いだす。
知ってたのかよ!タチが悪いな…!
「ごめんなさいね。しかし貴方たちの関係を見てたらとっても仲が良いのがわかるわ。本当に付き合ってるみたい」
「「!!?」」
そう言われて俺とねじれ先輩の顔が赤くなる。
おいおい!俺はともかくなんでねじれ先輩も赤くなってるんだ!
まさか、ねじれ先輩って…ウンウン考えすぎだ。それは自意識過剰って奴だぞ。
「早速だけど、これからパトロールに行くからコスチュームに着替えてくれない。あっ、ねじれも」
そう言われて俺は更衣室に入る。
ってか広いな!
・・・・
ー一方その頃
「正直君のことは好きじゃない」
「は?」
そう言われて固まる爆豪
「ウチを選んだものどうせ、五本の指に入る超人気ヒーローだからだろ?」
「指名入れたのアンタだろうが…」
イラつき始める爆豪。
「そう!最近は「良い子」な志望者ばかりでねえ。久々にグッと来たよ。」
そう言って髪を正すベストジーニスト。
「君の体育祭での活動。見せてもらったよ。潜在能力の高い個性を自在に操り、さらには応用力まで身につけている。今すぐ事務所のサイドキックに選ばれてもおかしくないほどの逸材だ。…しかし君には致命的な欠陥がある。自分を一番強いと思い込み、なりふり構わずそらを実践しようとする、凶暴な人間性」
うんうん。この人の言ってることはどれも的確で間違いない。
すると気に食わなかったのか爆豪が
「わざわざ指名してお説教か」
ベストジーニストに迫ろうとした爆豪だったが突然動けなくなった。
あれは…服の繊維…!あれがベストジーニストの個性…!
やっぱり私に似ている!
「…そんな者たちを矯正するのが私のヒーロー活動。敵もヒーローも表裏一体、そのギラついた目に見せてやるよ…何が人をヒーローたらしめるのか」
「…何しようってんだ」
「決まっている。ヒーローの規範となるべき人間になるように教育するのさ。言葉遣い、身だしなみ、感情の抑制、モラルの徹底、やるべきことは無数にある…一週間という短い期間で君の身体にそれらを縫い付ける」
縛られている爆豪はベストジーニストを睨め付ける。
「ああ!それと君の活躍も見ていた。障害物競走での活躍に騎馬戦での応用力、素の身体能力の高さ、どれをとっても素晴らしい。その上君はそちらの彼と違ってモラルとかを叩き込む必要はなさそうだ」
「君の彼氏…空野くんだったかな…?彼も指名したかったのだが、指名は二人までしか入れられないのねでね。君たちしか指名できなかったのだよ」
真司のことを言われ、顔が赤くなっていく私。かっ、彼氏って嬉しいけど!
「あの〜?怒らないんですか?私に彼氏がいることに。失礼ですがそういうの気にしそうなんだと思ってました」
「いやいや。私が気にしているのはヒーローとしての規範だけだよ。
ヒーローがいかに市民の安全を保障できるか。それができていれば、他人の関係にごちゃごちゃ言うわけではない。ただ…君の彼氏には公衆の面前だというのを教えておいたほうがよさそうだ。まあそれを含めてもこの少年よりはマシだけどね」
そう言われて顔を顰める爆豪。もはや敵にしか見えないのだが。
「さてとこの子にモラルを叩き込む前にパトロールに出なくては。
二人ともコスチュームに着替えてくれたまえ」
そう言われて更衣室に向かう私たち
爆豪めちゃくちゃ怖いんだけど…
・・・・
コスチュームに着替えた俺はねじれ先輩とリューキュウと一緒にパトロールに出かけている。
パトロールの際にヒーローについての色々な説明を聞いていた。
「ヒーローは一応国からお給金貰ってるから公務員扱いなんだけどね成り立ち故に公務員とは何かも著しく異なるの」
「それでね!基本的な実務は敵の取り締まり!事件が発生すると警察から応援要請が来るんだよ?」
ねじれ先輩も詳しかった。流石先輩。しかしコスチューム凄いな…ねじれ先輩を直視できないんですけど!
「ムッ、いやらしいこと考えてたでしょ〜」
ねじれ先輩に睨まれる。マズイ…!
「ふふっ。貴方たちじゃれ合うのもいいけどパトロール中だってこと忘れないように」
「さてと!説明のほうに戻しましょうか!逮捕協力や人命救助等の貢献度を申告、そして専門機関の調査を経てお給料が振り込まれるの。
基本歩合ね。」
俺はそれらをメモにとっていく。
「そうね。私はやってないけど副業が許されてるわ。公務に定められた当時は一部で相当揉めたとも聞くけど、なんでかわかる?」
リューキュウは聞いてくる。
「なんででしょうか?活躍できないヒーローの為?」
「そうね。それもあるかもしれないけど、市民からの人気と需要に後押しされた名残って言われてるわ」
「あっ!リューキュウだ!」
「えっ!どこどこ!?」
「本当だ!」
「体育祭優勝の子もいるぞ!」
「俺応援してまーす!」
ファンの対応に追われるリューキュウ。
「こうやってパトロールすることで市民に安全を与えるのもまた一つの実務と言えるでしょうね」
「なんか…凄いですね。ヒーローって」
「リューキュウは本当に凄いよ〜強いだけじゃなくて、優しいの!」
「そうですね…リューキュウさん、俺のイメージ通りの人だったです」
「あら?君にとっての私ってどういうヒーロー?」
「優しく強くて…でも悪に対しては容赦ない正義のヒーローって感じです」
「ふふっ。ありがとう」
そうやってパトロールを続けていたら
「こちら。リューキュウ。…わかりました。すぐに向かいます」
急に口調と顔が変わった。
「貴方たち。事件よ。コンビニに立てこもり犯がいるわ。すぐに向かうわよ」
「「はい!」」
…さて行きますか!
活躍させてほしいメインヒロイン
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柳レイ子
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ユミナ・エルネア・ベルファスト
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ボア・ハンコック
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