転生破壊者のヒーローアカデミア   作:ハッタリピエロ

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異世界の訪問者

俺はねじれ先輩たちに告白した後緑谷のもとへ向かった。

 

どうやらヒーロー殺しからヒーローを守れなかったらしい。

 

その事実がアイツを追い込んでいるんだろうな……

 

教室にいる緑谷の雰囲気はとても暗いものだった。

 

俺は緑谷に近づき

 

「おい、緑谷」

 

「…何?」

 

「おまえいつまで落ち込んでるんだ?そろそろ元気だせよ。落ち込んでるとおまえらしくないぞ。おまえはヒーローになるんだろ」

 

「…ハハ。僕が…?冗談言わないでよ。僕は一人も救えなかった…僕はヒーローなんかじゃない…」

 

そう言って自虐する緑谷

 

「ハア…緑谷ってこの程度なのか?」

 

「!?」

 

突然俺に摑みかかる緑谷

 

それに驚くクラスメイト

 

「なんて言ったんだ!」

 

「そのまんまさ。おまえはこの程度なんだなあって。だってそうだろう?確かにおまえは今回は救えなかった。落ち込むのもわかる。だからってずっと落ち込んでる場合か?ヒーローなら次に救う為にするべきことがあるだろうに」

 

「…っ!それはそうだけど…」

 

「おまえは何になりたかったんだ?おまえが本気で目指したものは何だ?」

 

ー僕は

 

「…なりたい」

 

「うん?」

 

「…僕はヒーローになりたいんだ!」

 

「…へえ」

 

「オールマイトをも超える最高のヒーローになりたいんだ!」

 

緑谷の声が教室中に響き渡る。

 

「そうだ。それだよ。緑谷。それこそ俺が知ってる緑谷出久じゃないか」

 

俺が教室から出ようとすると

 

「真司くん…ありがとう」

 

「気にするな」

 

俺は教室を後にする

 

・・・・

 

午後のヒーロー基礎学

 

「ハイ、私が来た」

 

スルッと入るオールマイト。ネタが尽きたのか?

 

そう思ってたら皆が思ってたことを口にする。

 

「…職場体験直後ってことで今回は遊びの要素を含めた。救助訓練レースだ!!」

 

「救助訓練ならUSJでやるべきなのではないでしょうか!?」

 

「あそこは災害時の訓練になるからな。私は何て言ったかな?そうレース!」

 

「ここは運動場γ!複雑に入り組んだ迷路のような細道が続く密集工業地帯!五人四組に分かれて一組ずつ訓練を行う!私がどこかで救難信号を出したら街外から一斉スタート!誰が一番に私を助けに来てくれるかの競争だ!!もちろん建物への被害は最小限にな!」

 

「指指すなよ」

 

そう言われて俺と轟、爆豪が指される。

 

「じゃあ始めの組は位置について!」

 

一組目

 

瀬呂

尾白

芦戸

緑谷

飯田

 

「トップ予想な!俺瀬呂が一位!」

 

「うーん。でも尾白もあるぜ」

 

「オイラは芦戸!アイツ運動神経めっちゃすげえぞ!」

 

「飯田くんもある気がするなあ」

 

「緑谷はどうだ?」

 

各々が自分の意見を述べているうちに試験は始まった。

 

スタートと同時に瀬呂がテープで上へ移動し、そのまま進もうとした時に

 

「おーっと、今回は俺にうってつけすぎ」

 

何かが横切った

 

「うってつけすぎる!修行に!」

 

緑谷がフルカウル状態で足場と足場を義経みたいに跳び、瀬呂より早く進んでいた。

 

そういやアイツの出力上がってないか?その様子に皆は驚き、爆豪はワナワナと震えていた。

 

緑谷が一位になると思われたが足場を踏み外してしまい瀬呂が一位となった。

 

次は俺の番だったが一瞬で終わってしまった。

 

俺?

 

クロックアップで1秒でたどり着いた。

 

戻ってきたらレイ子たちに白い目で見られた。

 

 

 

・・・・

 

訓練が終わり更衣室では

 

「空野!おまえ早すぎだろ!」

 

「そうか?あれでも普通なんだがな」

 

皆から詰め寄られていた。

 

「おいおい緑谷!やべえ事が発覚した!これ見てみろよ!」

 

峰田が指を指した先は隣が女子更衣室の壁にある穴。

 

「峰田くんやめたまえ!ノゾキは立派なハンザイ行為だ!」

 

「先輩方の努力の結晶!使わずしてどうする!」

 

飯田が注意するも全く聞く耳を傾けない。

 

コイツブレないな…

 

<アタックライド、ブラスト!>

 

性欲葡萄を気絶させる

 

「レイ子この穴塞いでおいて」

 

「わかった」

 

八百万の創造があれば簡単だろう

 

「ち、畜生…!空野の奴め…!」

 

・・・・

 

「夏休み林間合宿やるぞ」

 

「知ってたよーー!!やったーー!!」

 

教室が一気に盛り上がる。

 

「ただし、期末テストで合格点に満たなかった奴は…学校で補習地獄だ」

 

「皆頑張ろーぜ!!」

 

切島うるさい。

 

HRが終わり相澤先生が出て行くと、

 

「全く勉強してねーー!!」

 

上鳴の叫びが教室に響く。まあ無理もない。アイツ中間テストでクラス最下位だったもんな。

 

「体育祭やら職場体験やらで全く勉強してねーー!!」

 

「演習試験もあるのが辛えとこだよな」

 

峰田が余裕そうに言い放った。まあアイツ勉強はそこそこできるからな。中間テストでも9位だったし。

 

「おまえみたいな奴はバカで初めて愛嬌出るんだろが…!どこに需要あるんだよ…!」

 

「"世界"かな」

 

何言ってんだコイツ?

 

「芦戸さん上鳴くん!が…頑張ろうよ!やっぱ全員で林間合宿行きたいもん!ね!」

 

「うむ!」

 

「普通に授業うけてりゃ赤点は出ねえだろ」

 

フォローする秀才組。ちなみに緑谷は4位、飯田は2位、轟は6位だった。

 

俺?俺は5位の成績。レイ子は7位だったな。

 

「お二人とも。座学なら私お力添えできるかもしれません」

 

「ヤオモモーー!!!」

八百万の言葉に上鳴たちだけでなく耳郎、瀬呂、尾白も集まる。

 

「皆さん…!良いデストモ!!」

 

アイツらは八百万に教えてもらうようだ。

 

「真司」

 

「レイ子?」

 

「一佳たちと一緒に勉強する?」

 

「いいんじゃないか?」

 

「うん!」

 

俺は一佳と茨に連絡を入れると、

 

返答は"一緒に勉強しよう!"だった。

 

・・・・

 

 

珍しく俺は一人で帰っていた。レイ子は図書委員の仕事があるからだそうだ。

 

人通りの少ない路地を歩いていると後ろに気配を感じた。

 

「君がこの世界のディケイドか…」

 

声の方向へライドブッカーの銃口を向けた。

 

「鳴滝…何の用だ…?」

 

俺はコイツを知っている。

 

ディケイドを敵視する預言者紛いなヤツで、その正体は公式ですらも明かされなかった一番警戒するべき人物だ。

 

「ホウ…やはり私のことを知っていたか。君がこの世界の人間ではないからか」

 

「…何の用だ…ディケイドである俺を潰しにきたか…?」

 

「いや、そのつもりはない。君の力はディケイドであってディケイドではない。世界を破壊する存在ではない君に私は何もしない」

 

「…なら何の用だ…ハッキリと言え」

 

「わかった。君に門矢士を倒してほしい」

 

「…何だと…!」

 

その内容はある意味想定内だったが驚いたふりをしておこう。

 

「…なぜ、俺に頼んだ。おまえならダークライダーを呼べばディケイドを倒すこともできるんじゃ…」

 

「今のディケイドはダークライダー程度じゃ倒すことができない。ならば同じ力を持つ君に倒して欲しい」

 

「ハッキリ言っておこう。俺にメリットがない。やる意味がない」

 

「…そうかな?オルフェノクがこの世界に現れたのもディケイドのせいだとは考えないのかな?」

 

「……」

 

「ディケイドはやがてこの世界をも破壊する。そうなる前にディケイドを倒さなくてはならない」

 

「なら一つ聞かせろ」

 

「なにかな?」

 

「鳴滝…おまえはだれの味方なんだ?」

 

「…どういう意味だね?」

 

「ディケイドによって世界が滅びるのを止めようとしているだけなら、人類の味方と言えなくはないが、世界を幾度も救っているディケイドを倒そうとするならおまえが人類の敵なのか味方なのかわからない。挙句の果てにディケイドを倒す為に人類の敵であるショッカーとも手を組んだこともあるおまえを信用するのは難しい。」

 

「なるほど…確かに君の言う通りだ。私はディケイドを倒すためとはいえ、ショッカーに一度身を堕としてしまった。それは今でも後悔している。だが今、この世界はオルフェノクの脅威に晒されようとしている!君の協力が必要なんだ。勿論私も手を尽くそう」

 

そう言って鳴滝はアタッシュケースを渡してきた。

 

中を開くと

 

「これは…!?」

 

「オルフェノクに対抗するための力だ。君が信じた者に渡してもらいたい」

 

「わかったよ。オルフェノクにこの世界を好きにはさせないからな。アンタを信じてみるよ」

 

「感謝する」

 

去ろうとした鳴滝に俺は

 

「そういや俺の質問に答えてないよな。鳴滝おまえはだれの味方なんだ?」

 

「私は"世界"の味方さ」

 

峰田とは言葉の重みが違うな…

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

活躍させてほしいメインヒロイン

  • 柳レイ子
  • ユミナ・エルネア・ベルファスト
  • ボア・ハンコック
  • 他のヒロイン
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