筆記試験が終わって演習試験当日
A組の面々はバスのターミナルへ集合していた。
「それじゃあ演習試験を始めていく。この試験でも勿論赤点はある。林間合宿行きたきゃみっともねえヘマはするなよ」
しかし、ロボとの試験だとねじれ先輩から聞いていたのに先生多いな…?
「先生多いな…?」
耳郎が皆が思ってたことを口にした。
そう思ってると相澤先生の後ろから校長先生が現れ試験の説明をしてくれた。
敵活性化の恐れがある中でロボとの戦闘は実戦的ではないとのことで教室陣と二人一組のペアで戦う試験となったとか、対戦する教師とペアの組み合わせは先生の独断で組んだとか、体重の半分の重りを教師にハンデとしてつけるとか、ハンドカフスをかけるかゲートから出れば勝ちなど諸々の説明を受けた。
その後それぞれの組み合わせが発表されていき、
「柳と爆豪がチームで、相手はプレゼントマイクだ。」
レイ子と爆豪だと!個性はともかく性格が合う気がしない…!
それも見据えているってことか…大丈夫かな…
「最後に緑谷と空野だが相手は……」
呼ばれた俺の名前に皆は
「空野と緑谷か〜」
「空野に勝てる先生っているのか?」
「緑谷も身体能力高いからな〜」
「…確かに、空野っていろんな能力あるもんな…」
ここにいる教師は全員呼ばれたよね?じゃあ誰だ?
……まさかな……
とその時後ろから人影が見え、前に降りてきた。
…おいおい
「…相手は私がする」
『オールマイト!?』
皆が一斉に驚く。
俺だって驚いたよ。オールマイトが相手だと勝てるか難しい。
まあムテキを使えば…
「ああ、ちなみに空野。ムテキは禁止だ」
やっぱりー。まじかーまあムテキ無しでも勝てなくはないけど。
組み合わせが発表された後、最初の組以外はモニタールームへ向かい対戦の様子をみる。
最初は切島砂糖ペアだった。
最初はセメントスの攻撃を凌いでいたが消耗戦に極端に弱く、後半でゴリ押しされてしまい。負けてしまった。
続く蛙吹、常闇チームは、常闇の光以外の意外な弱点が発覚し、それを蛙吹がカバーする中でゲート前に向かったところをエクトプラズム先生に拘束されたが、蛙吹が胃袋に保管していたカフスをダークシャドウに持たせて条件を達成した。
試験を見ていく中でこの組み合わせと相手の選出がそれぞれの弱点と相性を突いたものだとわかった。先生たちが生徒の弱点を的確に突いてくるのは流石と言わざるをえない。
ちなみにレイ子と爆豪の試験はプレゼントマイクの声の方向へレイ子が森の木々を投げつけてあっけなく試験クリアとなった。
そしていよいよ俺たちの番になった。
・・・・
試験会場にスタンバイした俺たちは作戦の確認を行っていた。
「やっぱり僕は逃げるべきだと思うんだよ」
「俺も賛成だな。まあいざとなったら俺が足止めをする。個性が制御できないおまえとオールマイトじゃ勝負にならないからな」
「…うん」
…やっべ。もうちょっと言い方を考えるべきだったか?
『それじゃああ行くぜ!!演習試験!スタート!!!』
プレゼントマイクの放送と同時に隠れながらゲートを目指す。
隠れて移動する中でもオールマイトの位置を確認しようという考えは忘れずに辺りを見渡していると、突然、衝撃波か俺たちを襲った。
「街への被害などクソくらえだ。試験なんだと考えてると痛い目みるぞ。私はヴィランだ。ヒーローよ。真心込めてかかってこい」
モニタールームでは
「やべええって!!オールマイト!」
「いくら空野でもこれは……」
「真司…!」
オールマイトが一気に近づいてくると
<カメンライド、ディケイド!>
ディケイドに変身して迎え撃つ。
お互いの拳がぶつかるとその余波で建物の一部が吹き飛んだ。
「うおおぉぉい!!!二人ともすげええぇって!!」
「だが、僅かだがオールマイトが押してますね」
<アタックライド、イリュージョン!>
俺は六人に分身して、オールマイトに迫る。
俺の連携攻撃に対してオールマイトは
「Texasスマッシュ!」
一発で吹き飛ばされた。
やっぱり最初の一撃は手加減してたのかよ…!
「だったら!」
<カメンライド、ドライブ!>
<ドライブ!タイプスピード!>
ドライブに変身してオールマイトにフェイントを仕掛け、回し蹴りを食らわせた。
「ぬうっ!」
ドライブはそのまま加速してオールマイトの背後に回り込み横っ腹に蹴りを入れた。
そのままオールマイトの行く先に加速して回り込んで、連打を繰り返したが、
「ぬおっ!」
クロスした腕を開いて爆風を起こして俺を吹っ飛ばした。
だがこれでいい。時間を稼げば緑谷がゲートに飛び込んでくれる…と思っていたが
「Detroitスマッシュ!」
オールマイトは逃げる緑谷に対して一撃を放った。
衝撃波で緑谷は飛ばされてしまい、俺も余波で緑谷のところまで飛んでいった。
緑谷を確認すると足が一本折れているようでとても自力で逃げられる状態じゃなかった。
俺はオールマイトに向かって走り、走った勢いをつけて飛び蹴りを放ったが両腕をクロスして防いだオールマイトはその両腕を再び開いて、その時の衝撃波を俺もクロスした腕で防ぎオールマイトの懐に潜り込んで、一撃を放った。
オールマイトが吹っ飛んだのを見て俺は
<フォームライド、ドライブ!タイプフォーミュラ!>
<ドライブ!タイプフォーミュラ!>
タイプフォーミュラに変身して、
緑谷を抱えて加速してゲートに向かって走る。
よし!このまま逃げ切る!
と思ってたら
「New Hampshireスマッシュ!」
加速したオールマイトに追いつかれて
回し蹴りを食らってしまい、抱えていた緑谷を放してしまい、俺はビルの壁に叩きつけられた。
俺は痛む体を奮い起こして立ち上がった。
緑谷はオールマイトの後ろまで吹き飛ばされている。
「…やっぱりオールマイト相手に逃げ切ると思ったのは甘かったな」
「ハハハハハ!いや、なかなかよかったよ!もう少しで逃してしまうところだったよ!!」
「だから…俺の全力をぶつける!」
「今までは本気じゃなかったというのかな?それでは私を舐めていることに聞こえるが…」
「違うな。この姿で逃げ切れると思っていたが、無理だった。だったらパワーに全てを賭ける!」
「ハハハハハ!なるほど!それはスピード特化というわけか!いやいや疑ってしまいすまない。ならば私も本気を出すぞ!」
オールマイトの言葉にモニタールームの教師陣は
「え?」
「大丈夫ですか…」
「これ試験だということを忘れてるんじゃ…」
心配の声が次々とあがっていく。
<フォームライド、ドライブ!タイプトライドロン!>
<ドライブ!タイプトライドロン!>
俺はタイプトライドロンに変身して
「行くぞ!オールマイト!!」
一気に詰め寄って連打のパンチを打ち込む。
それに対してオールマイトは防御で精一杯だった。
「マジかよ…!」
「オールマイトが押されているぞ!」
「空野やつすげえ…!」
「行けー!真司ー!」
モニタールームも盛り上がる。
ドライブが次の一撃を加えようと振りかぶった時に
「Detroitスマッシュ!」
オールマイトもドライブの攻撃に合わせてお互いのパンチがぶつかった。
衝撃波がとんだが二人ともビクともせずにパンチの連打を打ち続けた。
その余波で周りの建物は吹き飛び、辺りは更地と化した。
オールマイトと俺、両方の膠着状態が続く中で
ガチャン!
オールマイトの腕にカフスがかけられた。
「これは!」
「よくやったな…緑谷」
「いやいや、してやられたよ。空野少年、緑谷少年」
「アナタと戦って勝てるか怪しかったので試験のルールで勝たせてもらいました」
そう、オールマイトの気を引いてる間に緑谷は残ったもう一方の足でオールマイトに一気に接近して、カフスをかけた。
オールマイトは俺と戦ってたのもあり、緑谷の接近に気がつかなかった。
「でも、僕真司くんに任せっぱなしだった。僕がクリアでいいのかな…」
「何行ってるんだ。緑谷、おまえのおかげで無理することなく勝てたんだ。おまえは充分に自分の役割を果たした。ありがとうな」
「その通りだぞ!緑谷少年。これが実戦でも君は充分に活躍したことになるんだ!もっと自信を持ちたまえ!」
「オールマイト…!真司くん…!うん!」
モニタールームでも
「アイツらすげー!オールマイトに勝った!」
「見事…!」
「やっぱり真司は凄い!」
『空野、緑谷ペア!条件達成!』
こうして俺たちは試験を突破した。
レイ子の試験を短縮して申し訳ありません…
ちなみに原作と違うのは耳郎が障子と組んだことだけです。
活躍させてほしいメインヒロイン
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柳レイ子
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ユミナ・エルネア・ベルファスト
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ボア・ハンコック
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