夏休み林間合宿当日
俺たちはバスに乗ろうとしていたところに
「え?A組補習いるの?つまり赤点取った人がいるってこと!?ええ!?おかしくない!?おかしくない!?A組はB組よりずっと優秀なハズなのにぃ!?あれれれれえ!?」
いつも通りの物間の煽りにため息を吐くと、
「黙れ」
「ぐふっ」
一佳の手刀で物間が倒れる。
「ごめんな」
「ああいいって、そっちも大変そうだな…こっちには爆豪いるし…」
「ああんなんだと!!変身野郎!!」
「そういうとこだよ。もうちょっと大人しくなったらどうだ?」
「っ!誰が!!」
そんなやりとりをしてるうちに全員バスに乗った。
全員がバスに乗り出発するとやはりというかバスの中は騒がしくなる。
「一時間後に一回止まるその後はしばらく…」
相澤先生が喋ろうとしたがバスの賑やかな光景に呆れた。まあ騒がしくできるのは今だけだと相澤先生は放っておく。
一時間後に到着したのはパーキングとは思えない山中の空き地。
B組もいた。
「ここどこだ?」
「パーキングじゃねえの?」
皆が戸惑う中、現れたのは
「煌めく眼でロックオン!」
「キュートにキャットにスティンガー!」
「「ワイルドワイルドプッシーキャッツ!!」」
決めゼリフとともにポーズをとるのは四人組ヒーローの二人
「今回お世話になるヒーロー「プッシーキャッツ」の皆さんだ」
「連盟事務所を構える四名1チームのヒーロー集団!山岳救助を得意とするベテランチームだよ!キャリアは今年でもう12年にも「心は18!」へぶ」
「心は?」「じゅ!十八!」
緑谷に摑みかかるピクシーボブ。必死かよ……
そんな緑谷たちを余所にマンダレイは
「ここら一帯は私らの所有地なんだけどアンタらの宿泊施設はあの山の麓ね」
そう言って向こうの山を指すマンダレイ
『遠っ!!』
皆の心が一致した瞬間であった。
なるほど…そういうことか…
「え…じゃあなんでこんな半端な場所に……」
「いやいや…」
「バス戻ろうぜ…な?早く…」
「今は9時半…早ければぁ…12時前後かしら…」
「ダメだ…おい…」
「戻ろう!」
「バスに戻れ!早く!」
「無駄だよ。さっさと行こうぜ」
皆とは逆方向の崖に飛び込む俺。
俺に続いてレイ子と一佳、茨も崖に飛び込んだ。
レイ子のポルターガイストで着地の際に浮かしてもらったので何の問題もなく地面に下りることができた。
「流石雄英体育祭優勝者。肝が据わってるねえ」
「悪いね諸君。合宿はもう始まっている」
ピクシーボブの土流でバスに戻ろうとした皆は押し流されて結局崖の下に落とされた。
「私有地につき"個性"の使用は自由だよ!今から三時間自分の足で施設までおいでませ!この…"魔獣の森を抜けて!!」
なんだその名称。ドラクエかよ……
峰田がものすごい勢いで走っていく。アイツ何やってんだ?
そんな峰田の前に土の猛獣が現れた。
数は……十か。
人間じゃないなら遠慮はいらないか!
<フォームライド、ダブル!ファングジョーカー>
<ファング!ジョーカー!>
ダブルに変身して
<ショルダーファング>
肩に刃を出現させそれを投げると
土魔獣たちが次々と刃に切り裂かれた。
「嘘だろ!」
「あんなにあっさりと!」
「中々ですな」
「クソがああああ!!!!」
皆が驚く中で三つの影が俺を横切った。
「えいっ!」
「おらぁ!!」
「鎮まりなさい…」
レイ子、一佳、茨が残った土魔獣を攻撃した。
レイ子は土魔獣同士をぶつけて破壊し、一佳は大拳で土魔獣を壊し、茨はツルで土魔獣を拘束した。
レイ子たちが奮闘するのを見て真っ先に動いたのが
「死ねえ!!」
「アメイジングフルカウル…!」
「はっ!」
焦凍、緑谷、爆豪だった。レイ子に続き三人は一斉に土魔獣たちを破壊した。
「さっさと終わらせるか…」
<フォームライド、オーズ、ガタキリバ!>
<ガ〜タガタガタ・キリッバ・ガタキリッバ!>
<アタックライド、クロックアップ!>
五十人に分身してクロックアップで土魔獣たちを殲滅した。
「うおおおおおっ!!!イレイザー、アンタのクラスなんなの!?マジすごいじゃん!!」
「ええ……今年はとびっきりのやつがいますから…」
あまり感情を表に出さない相澤先生だがどこか誇らしそうだった。
「それじゃあ後頼みますよ。ピクシーボブ」
「くう〜〜任せて!!逆立ってきたあ!!」
ノリノリのピクシーボブに対して少年は
「下らん」
その目には嫌悪感が映っていた。
・・・・
午前10時真っ先にたどり着いたのが
「やっとかよ…オーロラカーテンを使えば一瞬だったんだけどな」
俺だった。次に来たのが
「やっと着いた〜」
「クタクタだよ…」
「ええ…もう動けません…」
レイ子たちだった。
「結構時間かかったなあ」
「いや…充分早いから…というか私らより早いから…君何者?」
仮面ライダーですが?
まあ最後の方は「ポーズ」でズルしたんだがなあ…相澤先生も気がついてないみたいだ。
俺たちが外で昼食を食ってると
焦凍、緑谷が13時ぐらいに着いた。
「もう着いてたの!?」
「ハァハァ…流石だな…」
「君たち将来が楽しみ!唾つけとこー!!」
ピクシーボブか唾をつけようとすると
「だっ、ダメ!」
「やらせない!」
「守ります!」
レイ子たちが俺の手を後ろに引いた。
「やっぱ彼女持ちだったんだー!チクショー!」
知ってたのかよ!タチが悪いな…!
結局他のメンバーは昼食に間に合わず、昼飯抜きとなり、晩飯を掻き込むように食っていた。空腹のせいか切島と鉄哲が変なテンションになっている
「うめえ!うめええええ!!」
「白米が染みる。染みますぞおおおお!!」
前言撤回。皆変な事になっている。
俺とレイ子たちは既に夕食を済ませて片付けを手伝っていた。
緑谷がマンダレイとなんか話しているが、やっぱりあの子だろうか?洸太君…だっけ、なんであんなにヒーローを嫌悪してるんだろう?
まあ理由がわからないのに突っ込むのはあまりいい事じゃないか。
そして風呂の時間になると
「ああ〜いいな風呂は疲れがとれる…」
温泉まであるとは…私有地の幅を超えてるだろ
「あーあ、混浴だったら良かったのに…」
「そうですね…一緒に入りたかったです…」
「だよな。あ〜あ」
壁の向こうからそんな声が聞こえる。
それに反応したのが二人。言うまでもないか。
「ちょっ!レイ子ちゃんたちなんで!?」
「「「真司(さん)と入りたいから」」」
アイツら…余計なこと言って!いや嬉しいんだけど…!面倒くさくなる!
「「空野おおおお!!!!」」
チャラ男と変態が突っかかってきた。ほらな。
「一緒に入って真司さんの疲れを癒してあげたいです…」
「ダメ…真司の疲れを癒すのは私…」
「真司の体を洗いたい…」
ちょっと!危ない発言ばっかしないでくれる!
見ろ。峰田たちの眼力が強まっていく…!
「壁とは…!」
うん?
「越えるためにある!plus ultra!」
アイツとうとう一線を超えやがった。
峰田がモギモギを使って壁を登っていき、壁を越えようとしたら
「ヒーロー以前に人のアレコレから学び直せ」
ど正論だ。
「クソガキィィィィィ!!」
哀れ峰田。
「ありがとー!!洸太くん!」
洸太くんが声に振り向くと当然女子風呂。あまりのことに洸太くんは鼻血を吹き出して落ちてしまった。緑谷が咄嗟に洸太くんを受け止めたので大丈夫だった。
さて…峰田には罰を与えないとな…
・・・・
「ぎゃああああああ!!!!」
バインドで拘束し、フォーゼのマジックハンドのこちょこちょ攻撃の罰を与えた。
活躍させてほしいメインヒロイン
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柳レイ子
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ユミナ・エルネア・ベルファスト
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ボア・ハンコック
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