いつもありがとうございます!
合宿2日目5時半に起こされて宿舎前に連れられた俺たちだったが時間が時間なのか皆とても眠そうだった。
「お早う諸君。本日から本格的に強化合宿を始める。今合宿の目的は全員の強化及び"仮免"の取得。具体的になりつつ敵意に立ち向かう為の準備だ。心して臨むように。というわけで爆豪。コイツを投げてみろ」
「これって体力テストの……」
「前回の……入試直後からどれだけ伸びてるかな」
「おお!成長具合か!」
「この三ヶ月色々濃かったからな!結構のびてんじゃねえの!」
「イッタれバクゴー!」
「んじゃまあ……クタバレ!!!」
クタバレ……?
思いっきり飛ばした爆豪のボールはそこまで伸びてなかった。
「あれ?」
「思ったより?」
「なんでだ?」
ほう……今からやるのはそういうことか……
「約3カ月間様々な経験を経て確かに君らは成長している。だがそれはあくまで精神面や技術面、あとは多少の体力的な成長がメインで個性そのものはそこまで伸びていない。というわけで今から諸君らの個性を伸ばす。死ぬほどキツいがくれぐれも………死なないように」
「死んだらどうするんですか?」
「………くれぐれも死なないように」
・・・・
B組がA組の様子を見にきた時には地獄絵図と化していた。
特にキツそうなのが許容上限のある発動型で例えば
爆豪は熱湯に手を入れて爆破を繰り返すことで汗腺の拡大を狙うことや上鳴は通電を続けることで大きな電力に耐えられるようにするなどどれも上限の底上げを意識したものばかりであった。
異形型・その他複合型は"個性"に由来する器官、部位の更なる鍛錬。
そんな光景を見たB組には苦笑いしか出なかった。
……いやこの二人だけは違った。
「上等!やってやろうじゃん!茨!」
「ええ……試練とは乗り越えるものです……」
この二人のやる気は一人の男への想いからくるものであろう。
そんな二人についていける者などB組にはいなかった。
そんな中、二人の想い人は………
「だああああっ!!!!うっとおしいっ!!」
百体もの土魔獣を相手にしていた。
勝てないわけではないがとにかく数が多い。
加えて相澤先生からカードを使うなと言われているから時間がかかってしょうがない
なんでもカードに頼らず自分の底上げをしろと。
殴って殴って土魔獣を退けるも数というものに押され始めるディケイド。
「ああああ!!」
二人の想い人は森の中で一人発狂していた。
ちなみにレイ子は重量制限の上限をあげる訓練をしていた。
・・・・
「サァ昨日言ったね「世話焼くのは今日だけ」だって!!」
「己で食う飯くらい己で作れ!!カレー!!」
「イエッサ………」
「イエッサー!!!」
「元気だな……空野……」
失礼だな。俺だって疲れてるんだぞ。ちょっとだけだけど……
「あはははは全員全員ブッチブチ!!だからって雑なねこまんまは作っちゃダメね!」
あっ、こういう時突っ込んでくるよね。アイツは……
「確かに……災害時など避難先での消耗した人々の腹と心をみたすのも……救助の一環……さすが雄英無駄がない!!皆!!世界一旨いカレーを作ろう!!」
元気を取り戻した飯田に相澤先生は
(飯田便利)
飯田の有用性を感じていた。
んじゃまあ……
「変身!」
<カメンライド、ウィザード!!>
山奥なのか調理場にガスはなく、火元は薪を使うということでウィザードに変身した。しかし…ご飯は飯盒で炊き、鍋はかまどで温めるというのは……本格的だな。キャンプに来てるみたいだ。
「空野ー!こっちに火ィちょーだい」
「ああ」
魔法で薪に火をつけて燃やす
「爆豪、爆破で火ィつけれね?」
「つけれるわ!クソ……」
爆豪が爆破で薪をコナゴナしようとしたので
<アタックライド、ポーズ!>
時間を止めて爆豪を移動させると
「が!あれ?」
爆豪が戸惑っているが無視しておこう。
「なあなあ!!隠し味にりんご入れね!?」
「えー!?ここはチョコだろ?」
「ハチミツも案外………」
皆がカレーに何を入れるかで盛り上がっている。
「おいおい!!ここはコーヒーだろう!!」
「おっ!!コーヒーか!いいな!」
「何言ってんだ!!ここはやっぱり砂糖だろ!!」
「いやいや!!醤油だろ絶対!」
「ソースもあるだろう!」
「絶対コーヒーだ!!」
激しい論争となってしまった。
これはこれは……面倒くさいことになりそうだ……俺は別になんでもいいんだけどなあ……じゃあこうしようか……
「じゃあ投票で決めよう。そのカレーのおいしさをチームごとに皆に発表して一番票数が多い隠し味を入れることにしよう」
「えー!?」
「いいな!それ!」
「いっそのこと全部は!?」
そんなん誰が食うんだよ……
「とりあえずチームに分かれて。なんでもいいやつはチームにならなくていいから」
その後チームに分かれた結果こうなった。
りんごチーム 常闇 蛙吹
砂糖チーム 砂糖(力道) 芦戸
醤油チーム 耳郎 障子
コーヒーチーム 瀬呂 尾白
「第一回隠し味カレー対決!!」
「……イェーイ」
おい!もう少しノリあげろよ!俺だって無理してるのに……!!
「さてとカレーの隠し味には何がいいか!?その論争はこの私空野真司が仕切らせていただきます!」
「それではまず!りんごチームから!」
「うむ。我らの番だな。まずりんごカレーはすりおろすのが一番だがない場合はりんごジュースでも構わん。りんごを入れるタイミングは
ルウを入れた後だな。カレーの味は好みの甘さになるまで入れればいい」
「りんごの甘さと爽やかな酸味が口いっぱいに広がるさっぱり食べやすくなり、りんごを入れたことで肉が柔らかくなりフルーティさが加わって奥深い味の美味しいカレーよ。ぜひ私たちに投票してちょうだいね」
「おおー!うまそうじゃん!」
「いいかも……!」
切島と上鳴にら好評だそうだ。
「つぎは俺たちだな!砂糖を入れるタイミングは二つあるんだ!まず一つ目はお肉や野菜を炒めて火を入れてるタイミングで入れるんだ。最後はルウを入れて煮詰めてから入れるんだぜ!」
「一口食べると口いっぱいに広がるやさしい甘さ!その後にやってくるほどよいスパイシーさとのコントラストが抜群だよ!まろやかなのが好きな人にオススメだよ!」
「いいんじゃない!」
「悪くないね☆」
緑谷と青山に受けたようだ。
「次はウチらね。醤油を入れるタイミングはルウの前に入れて醤油のアミラーゼを失くすために20分ぐらい煮詰めてね」
「醤油の風味が際立つ和風な味わいのカレーだ。マイルドな味が好みにはいいかもしれん」
「うーんいいな!」
「いいと思いますわ」
飯田と八百万が賛成のようだ。
「次は俺らだな!コーヒーの分量は小さじ2〜3程度だな!入れるタイミングはルウを入れた後だな!」
「カレー独特の脂っぽさがなくなり、カレーに深みとコクが生まれて、欧風カレーのような味わいになるんだよ。苦くてもいける人ならいいんじゃないかな」
「尾白が普通に解説してる!」
「でも美味そう!」
「酷くない……?」
涙目の尾白だが麗日と峰田の心を掴んだ。
「さて全員終わったところで集計しますか」
その結果
りんご5
砂糖5
醤油5
コーヒー5
『えええ!!!?』
見事に同数になってしまったのだ。
「これは……!?」
「どうしよう……!?」
「なら俺が決めてやる」
『相澤先生!!?』
「隠し味はトマトジュースな」
「ええ!?」
「そんな!?」
「なにか言ったか?」
『なんでもありません!』
相澤先生により強制的に隠し味は決定してしまった。
ちなみにそのカレーは結構美味かったそうだ。
集計結果
りんご (常闇、蛙吹、切島、上鳴、柳)
砂糖 (砂糖、芦戸、緑谷、青山、空野)
醤油 (耳郎、障子、飯田、八百万、轟)
コーヒー (瀬呂、尾白、麗日、峰田、爆豪)
活躍させてほしいメインヒロイン
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ボア・ハンコック
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