「疼く…疼くぞ……早く行こうぜ……!」
「面白そうだよねー早く遊びたい……!」
「まだ尚早。それに派手なことはしなくていいって、言ってなかった?」
「ああ、急にボス面始めやがってな。今回はあくまで狼煙だ。」
「"虚に塗れた英雄たちが地に堕ちる"その輝かしい未来の為のな」
四人の敵たちが崖から見下ろす。
「ていうか、これ嫌、可愛くないです。」
「裏のデザイナー開発者が設計したんでしょ。見た目はともかく理には適ってるハズだよ」
「そんなこと聞いてないです。可愛くないって話です」
「どうでもいいから早くやらせろ……!ワクワクが止まんねえよ…!」
「黙ってろイカレ野郎共。まだだ……決行は……10人全員揃ったからだ」
「威勢ばかりのチンピラを集めたところでリスクが増えるだけだ。やるなら経験豊富な少数精鋭。まずは思い知らせろ……てめえらの平穏は俺たちの掌の上だということを」
「ねえねえ荼毘くん?いつやるの?ねえねえ?」
「おいうるせえ」
「あっ、僕に触らないほうがいいよ。灰になっちゃうから」
「っチッ!」
・・・・
合宿3日目
個性を伸ばす訓練を続けていたが補習組の動きが鈍い。そりゃ通常就寝が22時のところを26時まで起きてるのだからしんどいだろう。
俺は相澤先生に言われて他のやつらの個性伸ばしを手伝っている。
例えば尾白との場合。尾白の尻尾攻撃を俺が
<アタックライド、メタル!>
「があっ!」
鋼化で尾白の尻尾をひたすら鍛えるというシンプルな特訓方法で、
常闇の場合
「静まれ……!ダークシャドウ……!」
「ヒャッハー!暴れてやるぜ!」
「ハアッ!」
「「グワッ!!」」
オクトパスライトでダークシャドウを抑える手伝いをしたり、
上鳴の場合
フォーゼエレキステイツで
「アワワワワワ!!!」
上鳴に許容範囲以上の電気を流して上限をあげる特訓
レイ子の場合
「ぐううっ……!くうっ……!」
オーズサゴーゾコンボの重力操作で操作している物体の重さを増やし、それを操れるようにする特訓。
勿論自分の特訓も忘れずに、今日も土魔獣を相手にしている。
「ええい!!うっとおしい!!」
襲ってくる土魔獣を殴って躱して殴り続ける特訓。全く……これあと何回繰り返せばいいんだ?
皆が各々の特訓で疲れている中、ピクシーボブが
「ねこねこねこ……それより皆!今日の晩はねえ……クラス対抗肝試しを決行するよ!しっかり訓練した後はしっかり楽しいことがある!ザ!アメとムチ!」
「ああ……忘れてた!」
「怖いのやだな……」
「闇の饗宴……」
「イベントらしいこともやってくれるんだ」
「対抗ってとこが気に入った」
そう言う物間だったが疲れてそうだ。大丈夫か?アイツ?
「ウラメシ〜」
「あわっ!なんだレイ子か……」
「ふふっ……驚いた?今日の肝試し、私楽しみなの。真司も怖いの苦手?」
「俺は苦手じゃないかな。でもレイ子と一緒ならドキドキするな」
「もう……真司……」
パシッ!
「あいたっ!」
「そこの二人公然でイチャイチャするな」
「すみません……」
相澤先生に叩かれた。
そんなこんなで3日目の個性伸ばし訓練も終わり、夕食も食って肝試しの時間になった。
「腹もふくれた。皿も洗った!お次は……」
「肝を試す時間だー!!」
「その前に大変心苦しいが補習連中は……これから俺と補習授業だ」
『ウソだろ!!』
「すまんな。日中の訓練が疎かになっていたのでこっちを削る」
「うわあああ!堪忍してくれえ!試させてくれえ!!」
相澤先生に引っ張られる補習組
という訳で補習組を除いた15人でくじ引きをした結果、
「余った……」
緑谷が一人になってしまった。
「まっ、まあ……くじ引きだから……誰か必ずこうなるから……」
慰める尾白だが
「おい尻尾!変われ!」
相方の峰田は
「青山……オイラと変わってくれよ」
「俺ってなんなの……」
不憫な尾白くん。
ちなみに俺は
「レ〜イ子」
「し〜んじ!」
互いにハイタッチする。
相澤先生がいなくてよかったよ。
補習組に感謝だな。
そして肝試しが始まり、
『ぎゃあああ!!!』
耳郎の悲鳴が聞こえてきた。
そしていよいよ俺たちの番になった。
二人きりで手を繋ぎ、
「真司、ドキドキしてる?」
「あっ、おう!まあ……」
レイ子と一緒に歩いているが恋人になってもやっぱり落ち着かない。
そんな中ふと足元に漂っている煙に気づき
「ッ!レイ子吸うな!」
「!!?」
咄嗟に口を手で押さえてオーロラカーテンで転移した。
転移した先はマンダレイたちがいる広場で、ピクシーボブが血まみれで倒れていた。
「空野くん!?」
ピクシーボブの方を見るとオカマとステイン信者であろう敵がいた。
「あら……自分から来てくれるなんて」
「俺が目的か……」
「ええ……あなたは最重要捕獲対象……及び抹殺対象だから!」
オカマが叫ぶと俺は何かに引っ張られたが
<アタックライド、シャッフル!>
もう一人の敵と位置を交換してオカマの懐に潜り込んで一撃を与えた。
「がはっ!」
「マグ姉!」
油断したもう一人に斬りかかり、気絶させた。
「ピクシーボブ!大丈夫!!」
マンダレイがピクシーボブに駆け寄って安否を確認する。
気絶してるが大丈夫みたいだ。
<アタックライド、スコープ!>
レイ子を残して俺はオーロラカーテンで転移した。
・・・・
(行ったな……)
仮面の男Mr.コンプレスは真司を自身の個性で捕らえようと隙を伺っていたが返り討ちにあうと判断し、レイ子を捕らえる方に方針を変えたのだ。真司とレイ子が恋人同士だというのは知っていたため、レイ子を捕らえて、真司を捕まえることにしたのだ。
(君には空野真司を誘い出すお姫様になってもらうよ……)
Mr.コンプレスがレイ子を捕らえようと動いた時、
突如Mr.コンプレスが隠れていた木が動き出したのだ。
「なあっ!!」
驚いた隙にレイ子が手刀でMr.コンプレスを気絶させた。
そして捕縛糸でコンプレスを縛った。
「貴方のことは真司から聞いていた……だからあえて隙を作った…」
真司は離れる際にレイ子にMr.コンプレスのことを伝えておいたのだ。そしてあえて離れることで隙を作ったと思わせたのだ。
レイ子は宿舎へ戻り始めた。
・・・・
少し前、宿舎では
マンダレイからのテレパスを聞いた相澤は生徒たちを残して外の様子を見に行った。
「マズいな……!」
「心配が先立ったか。イレイザーヘッド」
「ブラドッ!」
荼毘が青い炎を放った。
「邪魔はよしてくれよ。プロヒーロー。用があるのはお前らじゃない」
荼毘は様子を伺うが、
「まあ……プロだもんな」
イレイザーヘッドは間一髪で荼毘の炎を避けていた。
荼毘が再び炎を出そうとするが
「出ねえよ」
イレイザーの捕縛布に捕らえられる。
「目的・人数・配置を言え!」
「なんで?」
「こうなるからだよ」
イレイザーは荼毘の左腕を折った。
「次は右だ。合理的にいこう。足まで掛かると護送が面倒だ」
「焦ってんのかよ?イレイザー」
その時轟音が鳴り響く。
「何だ?」
「先生!」
飯田たちが宿舎に戻ってきた。
イレイザーの気が飯田たちに向いた隙に荼毘は拘束から抜け出す。
(ダメージが……そろそろダメだな……)
「さすがに雄英の教師を勤めるだけはあるよ。なあヒーロー生徒が大事か?」
荼毘の体が突如溶け出す。
(さっきの発火が個性じゃないのか?)
「守りきれるといいな。また会おうぜ」
「先生、今のは……!!」
「中入っとけ……すぐに戻る」
「ねえねえ?僕と遊ぼうよ」
「!!?」
突如感じる殺気。
振り向くと一人の男がいた。
「はっはっは……ゲームの始まりだ……」
男の姿が灰色に変わる。
「オルフェノク……!」
相澤は驚愕し、
「なんだよ……!あれ!」
峰田たちは震え上がる。
「へえ……僕のこと知ってるんだ。まあいいや遊ぼうよ」
相澤は近くに置いてあったバイクの中からアタッシュケースを取り出す。
「相澤先生!!?」
その中にあるベルトを装着して、
「変身!」
<standing by>
<complete>
相澤の体が光に包まれると白き鎧を纏った戦士となった。
「へえ……!」
「仮面ライダー……デルタ!」
真司は鳴滝から貰ったデルタギアを万が一に備えて相澤に渡していたのだ。
その姿に飯田たちは驚愕し、
「あ……相澤先生……!?」
「へえ!おもしろいじゃん!僕と遊ぼう!」
「悪いがそんな暇はない!」
ドラゴンオルフェノクと仮面ライダーデルタの戦いが今始まる。
活躍させてほしいメインヒロイン
-
柳レイ子
-
ユミナ・エルネア・ベルファスト
-
ボア・ハンコック
-
他のヒロイン