イレイザーヘッドと荼毘が接触する直前
「見晴らしの良いとこを探して来てみればどうも資料になかった顔だ。なあ、センスの良い帽子だな。子供。俺のダセェマスクと交換してくれよ。新参は納期がどうとかってこんなオモチャつけられてんの」
後ろに逃げる洸太。壁を蹴り回り込む大男。
「景気付けに一発やらせろよ」
男が振るおうとする腕がどんどん肥大化していく。
その男はかつて洸太の父と母を殺した敵、血狂いマスキュラーだった。
その恐怖に洸太は
「パパッ……!ママッ……!」
その時一つの影が横切った。
その後轟音が鳴り響いた。
「んんっ……おまえは……」
震える緑谷、
「もう大丈夫……僕が君を守る!」
マスキュラーがフードを脱ぎその腕を振るう
「じっくりいたぶってやっから血を見せろ!」
間一髪で避ける緑谷だが、
「遊ぼう!」
追撃の蹴りを入れるマスキュラー。
「アメイジングフルカウル……!」
許容上限40%のフルカウルを纏う緑谷。
緑谷がマスキュラーにパンチを振るうが怯んだだけで大して効いていなかった。
「おれの個性は筋肉増強!皮下に収まんねえ程の筋繊維で底上げされる力!スピード!何が言いてえかって!?自慢だよ!つまりおまえは俺の完全なる劣等型だ!」
緑谷はなんとか立ち上がったが既に満身創痍の状態だった。
石を投げつけられたマスキュラーが振り返ると
「ウォーターホースも……パパとママも……!そうやって……!おまえみたいなやつのせいで!いつもこうなるんだ!」
「……ガキはすぐに責任転嫁する。よくねえぜ?俺だって別にこの眼のこと恨んじゃねえぜ。悪いのは出来もしねえことやりたがってたテメエのパパとママさ!」
マスキュラーが洸太に向かってその腕を振るおうとした時に緑谷が割り込む。
「悪いの!お前だろ!」
緑谷がマスキュラーの筋繊維に腕を絡める。
「これで速さは関係ない」
「んで?なんだ?その力不足の腕で殴るのかよ?」
「できるできないじゃないんだっ……ヒーローは!!命を賭してキレイ事実践するお仕事だ!」
緑谷が許容上限を超える一撃でマスキュラーを吹っ飛ばした。
その余波で洸太も吹っ飛ばされたが緑谷がなんとか掴み取った。
その後施設に戻ろうとしたが
「……ウソだろ」
「テレフォンパンチだ。しかしやるなあ……緑谷」
マスキュラーはまだ倒れてなかった。
緑谷向かって歩くマスキュラー。
「覚えているか?さっきまでのは遊びだ!やめるよ!遊びは終いだ!おまえ強いもん!こっからは……本気だ」
「洸太くん掴まって!」
咄嗟に上に跳ぶ緑谷。
それを追うマスキュラー。
マスキュラーが疲労困憊の緑谷にとどめを刺そうとした時、
銀色のオーロラが現れて攻撃を防いだ。
「もう大丈夫だ。俺が来た」
相澤先生と別れて、緑谷を助けにきたが……危なかった……!
スコープで緑谷たちの場所はすぐにわかったが敵もいるなんてな……
他の敵もいるのにコイツに時間はかけられない!
「緑谷……コイツは俺に任せろ。おまえはその子を逃せ」
俺はオーロラカーテンを出現させて、緑谷はその中に飛び込んだ
「ああ……?おまえはリストにあった……そうか空野だ!おいじっくりいたぶってやっから血を見せろ!」
右ストレートを俺は横に避けて
「変身!」
<カメンライド、ディケイド!>
ディケイドに変身するが追撃の拳を食らってしまった。
「はっはー!どうした!」
強い………!
だったら……!
<フォームライド、ビルド!ラビットラビット!>
ビルドラビットラビットフォームに変身して、マスキュラーの追撃を受け止める。
「なあっ!?」
そして直後腹にパンチを食らわせてマスキュラーを吹っ飛ばした。
筋繊維が鎧となるが関係ない。ラビットラビットフォームには装甲を貫通してダメージを与えることができるため鎧などは意味がないのだ。
ビルドのラッシュにマスキュラーは防御すらできなかった。
マスキュラーが腕を振るうがビルドは軽快な動きで横に避けて、回し蹴りを食らわせて、追撃のパンチを顔面に当てた。マスキュラーはよろけるもビルドめがけてその腕を振り下ろしすが、ビルドは上に跳んで、脳天にかかと落としを食らわせた。マスキュラーは倒れるも、腕の筋力だけで跳ね上がり、後ろに跳んだ。直後ビルドが振り抜いた脚がマスキュラーの眼前を通った。
「ハァハァ……強えな……」
「悪いが……これで終わりだ」
<ファイナルアタックライド、ビ、ビ、ビ、ビルド!>
「ライダーキック!」
右脚を伸ばして飛び上がり、そのまま元に戻る勢いでマスキュラーを蹴りつけた。
「グワアァァア!!」
その勢いでマスキュラーは壁まで吹っ飛んだ。
俺はオーロラカーテンを再び出して転移した。
・・・・
拳藤一佳たちがマスタードを倒して数分後、
「クソッ!近づかねえ……!最大火力でぶっ飛ばすしか……」
「ダメだ!爆発はこっちの視界も塞がれる!仕留めきれなかったらどうなる?手数も距離も向こうに分があるんだぞ!」
ムーンフィッシュの刃が爆豪たちに当たる寸前、銀色のオーロラがそれを防いだ。
「待たせたな。焦凍。」
・・・・
マスキュラーを拘束して相澤先生のところへ戻った俺は焦凍のところまでワープした。
「遅いぞ……真司」
「悪りい悪りい」
「肉……見せて!」
「変身!」
<カメンライド、電王!>
ムーンフィッシュの刃が真司を襲うがドライバーから出たアーマーがその刃を防ぐ。
「あああっ!!邪魔っ!!!」
伸びてきた刃をデンガッシャーで切り裂いた。
「俺は最初から最後までクライマックスだ!!!」
<ファイナルアタックライド、デ、デ、デ、電王!>
デンガッシャーの刃を上空に飛ばし、腕を振り下ろすと
飛ばした刃がムーンフィッシュを歯ごと切り裂き
腕を振り上げると下ろした刃が上空へ掬い上げられ、
そして再び腕を振り下ろすとその刃は再びムーンフィッシュを切り裂いた。
そして刃がデンガッシャーに戻ってきた。
「終わったか?」
「ああ」
「余計なことすんじゃねえよ!変身野郎!」
「おいおいんなこと言ってる場合か?」
「ああ……さっさと戻らねえと」
とその時二人の敵と遭遇した。
「コイツ知ってるぜ!誰だ!?」
「おいおい……何やられてんだ?」
「ッ!!」
「最悪だな……」
「おいおい……」
「さっさと殺しちまうぜ!生かそう!」
「さっさとすませちまおう」
「そりゃこっちのセリフだ」
<アタックライド、ポーズ!>
俺は時間を止め、二人の敵に一撃ずつ入れて、再び時間を動かす。
「ぐわっ!?」
「がっ!?」
当然モロに一撃をくらった敵は気絶した。
「おい……何やったんだ?」
「時間を止めただけだが?」
俺の言葉に固まる二人
「ハァ……後にしよう」
「何が?」
「わかんねえのかよ!!変身野郎!!」
とりあえずオーロラカーテンで施設に転移した俺たち
『空野!』
『真司!!』
「相澤先生!!皆!!」
「無事か!?」
「ええ……なんとか」
「空野。あと敵はどれぐらいいるんだ?」
スコープで見てみるが
「大丈夫です。敵はもういません。ここにいるやつだけです」
「そうか……とりあえず敵を拘束するぞ」
その後、麗日たちが捕えた女の敵も含めて9人の敵を拘束した。
「よし。後は警察が来るのを待つだけだな」
「それはどうですかね……」
突如ワープゲートが現れた。
警戒する相澤先生だがワープゲートは六人の敵を飲み込み消えてしまった。
こうして楽しみにしていた林間合宿は最悪の形で幕を下ろした。
活躍させてほしいメインヒロイン
-
柳レイ子
-
ユミナ・エルネア・ベルファスト
-
ボア・ハンコック
-
他のヒロイン