オールマイトの引退がない
神野の戦いで現れた仮面ライダーディケイドは謎のヴィジランテとして注目を集め、ディケイドと同じ力を持っている俺はマスコミに追われることとなった。その前に家庭訪問が有ったがウチは問題なく済んで雄英での新生活を送れることができた。
ーんで今雄英バリアーの前に群がっているマスコミから質問を受けるがとにかくウザいったらありゃしない
「貴方とあのヴィジランテの関係性を教えてください!」
「実は親子だったりして?」
「個性が全く同じに見られますがそこんとこは?」
まあ……気持ちはわからんでもないが……だって全く同じ力だもん……
適当に受け流してレイ子と一緒にこれから雄英で過ごす為の寮へ向かう。
皆も既に集まっていて、相澤先生から寮の説明を受ける。
一階は食堂や風呂場があり共同スペースらしい。途中峰田が勘違いして興奮していたが相澤によって鎮められた。
全く……アイツはブレねえな……
「一人一部屋、エアコン、トイレ、冷蔵庫にクローゼット付きの贅沢空間だ」
その後各々で部屋を作って夜になると一階の共同スペースに集まっていた。
「あー!疲れたー!」
「色々あったからねえ」
「共同生活……これも協調性や規律を育む為の訓練……!」
「キバるなあ委員長」
全くだ……でもいつも教室で見る光景だなあ……
「男子部屋出来たー?」
「おう今くつろぎ中ー」
女子がやってきた。
「あのね!今話しててね!提案なんだけど!お部屋披露大会しませんか!?」
お部屋?披露大会!?
「わああダメダメ!!ちょっと待ーーー!!!!」
「オールマイトだらけだ!オタク部屋だ!!」
「憧れなんで…………恥ずかしい……」
緑谷の部屋はどこもかしこもオールマイトグッズだらけで逆に凄いと思ってしまった。
「フン、下らん……」
次に常闇の部屋だが常闇は扉の前で突っ立っていた。
アイツ……そんなに部屋見られたくないのか?
テコでも動かなそうな常闇を芦戸と麗日が強制的にどかした。
中に入ってみると
「黒っ!!!怖っ!!!」
黒一色に染まった部屋だった。
「貴様ら……」
短剣や十字架ネックレス、水晶玉など厨二キャラが集めそうなものが並べられていた。
「出て行けェーッ!」
次に青山の部屋は
「眩しい!」
イメージ通りの部屋だった。
峰田の部屋は……うん、スルーだ。
尾白の部屋は……なんとも言えない……普通だ…
そんな皆の反応に耐えられなかったのか尾白は少し涙を浮かべていた。
見てられなくなったので
「だっ、大丈夫だ!尾白!周りの反応なんか気にするな!自分の作った部屋を信じろ!」
「空野……ありがとよ……」
尾白を慰めてるうちに飯田の部屋に到着した。
「難しそうな本がいっぱい!流石委員長!」
「おかしなものなどないぞ」
「メガネクソある!」
「なにが可笑しい!!激しい訓練での破損を想定して……」
ウン、言ってることは最もだが飯田らしさが滲み出た部屋だな
次の上鳴の部屋に差し掛かった時に事件は起きた。
上鳴が散々チャラいだとかなんだと言われていると、峰田が
「男子ばっかり言われっぱなしなのは可笑しいよなぁ?なら当然女子の部屋も見て決めるべきじゃねえのか?誰の部屋がクラス一のインテリアセンスか全員で決めるべきじゃねえのか!!?」
その峰田の言葉に一部の言われっぱなしだった男子が同意した。
レイ子をはじめとする一部の女子(耳郎)は渋っていたが……
アレ峰田……完全に他のやつらの心を利用したな……アレはなにか企んでる時の目だ。
でも…………レイ子の部屋はめっちゃ見たい!!峰田!今回ばかりはお前に感謝するぞ!
そんなこともあって女子の部屋もみることになった。
だがまだ男子全員の部屋が見終わってない。
次は切島、
「別に良いけどよ〜女子にはわかんねえと思うぜ。この漢らしさは!」
「…うん」
切島もイメージ通りの暑苦しい部屋だった。
椛に「大漁」やら「必勝」とかかけてあり、サンドバッグにダンベル見た目通りの暑苦しい部屋だった。
次の障子の部屋はテーブルと座布団、布団以外に何もなかった。
「ミニマリストだったのか」
「まあ幼い頃から物欲があまり無かったからな」
お!?大会の中で焦凍が初めて口を開いたぞ!意外なところで口を出すな……
「こういうのに限ってドスケベなんだぜ」
峰田……お前と一緒にするな……
次の瀬呂の部屋だったが瀬呂がウキウキしていた。さて中はどうかな……?
「おお!!」
中身はアジアンテイストだった。
「エイジアーン!」
「ステキー」
「ヘッヘッヘ、ギャップの男瀬呂くんだよ!」
これを狙ってたのか……しかしいいな……
次は焦凍か。中に入ってみると
「和室だ!!?」
「作りが違くね!!?」
焦凍の部屋はフローリングが大幅に改造され、和室そのものとなっていた。
床は畳となっていて、ベランダの方は障子になっていた。
「実家が日本家屋だからよ。フローリングは落ち着かねえ。」
「理由はいいわ!」
「当日即リフォームってどうやったんだよ!?」
「……頑張った」
なんだよコイツ……!レイ子も驚いてるぞ……!
「イケメンのやることは違えな」
全くだ。
次は砂糖の部屋か、
「ま、つまんねー部屋だよ」
「轟の後は誰だって同じだぜ」
「ん!?いい匂いするな。砂糖、なにか作ってんのか?」
「あ!いけね!シフォンケーキ焼いてたんだ!皆食うか?」
『食うー!』
女性陣から黄色い声があがった。レイ子もだ。
その後皆でシフォンケーキを食った。
美味えな……
「レイ子もケーキ作ってくれないかな〜」
「ふぇっ!な、なんで!?」
「いやレイ子料理美味いから絶対美味しいって」
「あ……う、うん…………」
レイ子の顔が赤くなっていく。
ふと振り返ると皆が暖かい視線を俺に向けていた。
やっべ!恥ずかしい……!
峰田と上鳴は血涙を流していたが……
ていうかこの二人を超えるのはムズイぞ……
「最後!空野の部屋ね!」
(クラス屈指の実力者……)
(クラス屈指のイケメンボーイ)
(真司の部屋……ドキドキしてきた……)
「まっ、あんま期待しないでくれ」
そう言って俺は部屋を開けた。
・・・・
柳レイ子side
真司の部屋を見れると聞いてドキドキしていた。
ていうか峰田が余計なこと言ったせいで私の部屋までみることになったじゃない!
全く……でも真司に……私の部屋も見てもらいたいな……
そう言って真司が開けると皆絶句した。
まるでラボのような機械だらけの部屋だったからだ。
バイクや楽器まであるし……
「しっ、真司……?これって……?」
「ああ、俺って機械いじりが好きだからさ。それに俺、仮面ライダーだろ?バイクはやっぱり欲しいなぁって、だから自分で作れるようにさ。焦凍とかに比べれば大したことないだろ?」
そんなわけない。轟や砂糖よりもギャップがある。
「……さ!次は女子だな!さっさと行こうぜ!」
上鳴の言葉で皆我に帰り、女子棟へ向かった。
ふと見てみると耳郎が目を丸くしていた。
・・・・
あんまり受け良くなかったかなー
まあ焦凍とかに比べればたいしたことないからか
まずは耳郎の部屋
「ハズいんだけど……」
耳郎の部屋は楽器で埋め尽くされていた。
「耳郎ちゃんはロッキンガールなんだねえ!」
「これ全部弾けるの!?」
「まっ、まァ一通りは……」
「すごいじゃん耳郎!」
「!!?」
「なあなあ!俺にギター教えてくれないか?」
「……え?……」
「いや〜最近ギター始めてさ。誰かに教えて貰いたいんだけど耳郎は上手いんだろ?何より知ってる人に教えてもらう方がいいからさ」
「え…………でもウチは一通りできるだけで……」
「じゃあ弾いてみてよ。絶対上手いと思うからさ」
そう言われて耳郎はギターを弾いてくれた。
やっぱり上手いな!!
「やっぱり上手いじゃん!」
「ええ〜〜?そうかなあ?」
「耳郎らしさが出ててとっても良かったぜ!」
「ええ〜〜?でもそこまで言われて断るのは……ロックじゃないね……」
「ありがとう耳郎!これからも宜しくな!」
俺は手を耳郎に差し出す。
耳郎も手を握ってくれた。
心なしか耳郎の顔が赤いんだけど熱でもあるのかな?
・・・・
ウチは空野に言われた言葉に心の底で動揺していた。
ウチは昔っから女の癖に趣味が男だとかウチの音楽を褒めてくれる人は親以外にいなかった。
自分に女らしさがないのは理解していた。サバサバしてる性格なのも分かってた。
だからこんな自分の音楽を褒めてくれる人はいないと思ってた。
ウチの空野への印象はただクラスの中ですごいやつだけだと思っていた。
でも今日で空野への印象が変わった。
アイツは人の心の中までズカズカと入っていくやつなんだと、それを本人は気づいていない。腹立たしいと思うかもしれない。でも不思議とそんなことは思ってなかった。むしろ清々しいと思ったぐらいだ。
それに空野のウチらしさが出ていいって言葉に少しドキッとした。今まで空野に言われてきた言葉でこんな風に感じたことなどなかったからだ。この感情はなんなんだろう?でも嬉しい。結局空野にギターを教えることとなった。なんか思い通りにされてるみたいだ。ああ、全く腹立たしい。でも空野に教えることとなったのがとっても嬉しい。
・・・・
その後女子の部屋を見て回ったが特に思うところはなかった。
ひとつだけあるとすれば八百万はやっぱりお嬢様なんだなぁってとこぐらいか。あとレイ子の部屋を見たけどレイ子ってホラー映画が好きなんだ。さ〜て耳郎にこれからギターを教えてもらうのは楽しみだ。
活躍させてほしいメインヒロイン
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柳レイ子
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ユミナ・エルネア・ベルファスト
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ボア・ハンコック
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他のヒロイン