倒したドラゴンに近づこうとした時、上空からもう一体の赤いドラゴンが降りてきた。
とその時焦凍と冬夜たちがもやってきて身構えるが
『待て、こちらに戦闘の意思はない』
「話せるのか」
『我は聖域を総べる赤竜。暴走したものを連れ戻しに来たがどうやら遅かったようだ……』
『赤竜よ。蒼帝に伝えておけ。自らの家来の教育ぐらいちゃんとしたおけとな』
「この感じ……貴方は白帝様か!?成る程……どうりで黒竜ごときでは相手にも……』
『勘違いするな、今回黒竜を倒したのはそこの若造だ。そして我の主は望月冬夜様だ』
『なんと!白帝様に主!?人間が!?』
「あー今回のことは大目に見るからこれからは気をつけてね」
『わかりました……我が眷属の無礼をお許しくださいませ……』
とりあえず村の復興を手伝うことにした。
村の復興が終わったところで、騎士の人たちがドラゴンの死骸について話していた。
「あのドラゴンの死骸、どうします?」
「んー俺はいらないかな。村に差し上げます」
俺の言葉に騎士の人達は一瞬ポカンとして、次の瞬間、
「真司殿!?分かってます!?竜の死体は王金貨10枚はくだらないんですよ!?それを!?」
金額の高さに驚くが
「別にいいよ。それよりこのままだと村の人たちも生活が厳しいでしょ?」
死人が出なかったとはいえ、村の被害は甚大だ。復興費がかかるのは間違いない。だったらドラゴンの死体なんかあげちゃえばいい。
それに困ってる人を助けるのがヒーローってもんだろ
「村長のソルムです。この度は助けていただいた上にあの竜の死体をくださるとは……重ね重ね感謝の言葉しか出ません……」
その後後片付けや竜の解体を手伝って疲れたところを
「真司さん。毛布をどうぞ」
「ああ、ありがと」
ユミナが毛布を持ってきてくれたのでそれに寝転がる
だんだんと意識を失っていき、目が覚めると、
「お目覚めですか?真司さん」
目の前にユミナがいた。そして頭の下にある柔らかな感触。
これっ……てもしかしなくても膝枕!?、
ふと頭をあげると周りにの騎士や村の人々、焦凍たちがニヤニヤしていた。
う〜わっ!恥っず!
大衆の面前で膝枕って!
嬉しいけど恥ずかしい!
すると鋭い視線を感じたので見てみると
レイ子たちが不満そうな顔をしていた。
「あの〜何かあった?」
『別に〜』
何かあっただろ。絶対
そして俺たちは馬車に乗りミスミドの王都ベルジュを目指す。
着いたミスミドの王都はインド風の建物だった。
ミスミドの王、獣王の前までくると膝をついた体勢になった。
獣王って……ゲームで出てきそうな名前だな。
「オリガ・ストランド……ベルファスト王国より帰還してございます」
「うむ……大義であった。してそちらの御仁が竜を討ったというのは本当か」
「はい、その通りでございます。こちらの真司様が竜を退治いたしました」
「ソナタは?」
「申し遅れました。ベルファスト王国第一王女、ユミナ・エルネア・ベルファストでございます」
ユミナがカーテシーのポーズで紹介をする
ユミナが自己紹介をすると周りにいたユミナのことを知らない人たちは驚く。
「なんと!?ベルファストの姫君がなぜここに!?」
「ミスミドとの国交はそれほど重要なことなのでございます。これは父からの親書です。どうぞご確認ください」
「うむ」
ミスミド国王がそれを読むと
「成る程……あい、わかった。こちらとしても前向きな返事を検討したい。それまでこの城でゆっくりなされ」
「さてと……堅苦しいのはここまでして……そちらの真司殿が竜を討ちとったというのか?」
「あ、はい」
「ふふふ……竜を討ち取った若者……久しぶりに血が滾るわい。どうだ!真司殿!このワシと手合わせをせんか!」
「ハイ?」
獣王の言葉に家臣の人たちは頭を抱えていた。
訓練場まで移動すると
「申し訳ない。真司殿。獣王陛下は強い者をみると戦わずにはいられない気性でな。正直我らも困ってる」
「はぁ……」
「ここは一つガツンと痛い目に!全力でやってくだされ!」
イヤイヤ……貴方がたの王様でしょうが……いいのか?それで
「ルールは簡単!攻撃的な魔法でなければなにをしても構わんぞ!」
「はぁ……わかりました」
この人今なんでもって言ったな……なんでもか……
「それでは試合開始ー!」
<アタックライド、ポーズ!>
俺は時間を止めて獣王に一撃を加えて再び時間を動かす。
当然獣王は吹っ飛び、周りからは突然獣王が吹っ飛んだように見える。
「なにが起こったのだ!?」
周りの人たちも驚く。
ハイ、俺の勝ち。そう思っていて、レイ子たちの方はを見ると皆ため息を吐いていた。
待て待て、俺が何したっていうんだ!
「は!なにが起こったというのだ!?」
「俺の魔法ポーズです。時間を止めます。攻撃的な魔法でなければオーケーでしたのことで」
「ああ……ていうか待て待て!勝負とかそれ以前の問題だろ!もう一回だ!今度はその魔法はなしで!」
「はぁ……」
再び構える俺たち
「あの魔法は禁止だからな!」
「了解です……」
まあやってやるか!
「変身!」
<カメンライド、ディケイド!>
獣王が向かってくる。
俺は木剣を手に持ち、獣王は横薙ぎに払ってくるのを距離をとって躱す。
獣王の動きが読める。躱すのも造作もない。
そう思っていたら
「アクセル!」
突然獣王が視界から消えた。
と後ろに気配を感じてしゃがんで避けると、上を横薙ぎにした木剣が通り過ぎた。
俺は再び距離をとる
「今のを避けるか!やるな、真司殿!」
「今のは……無属性魔法ですか?」
「そうだ、ワシの無属性魔法、アクセルだ」
「どういった魔法なんですか?」
冬夜くんのためにも聞いておく
「なにただスピードを上げるそれだけの魔法よ。発動の際に魔法障壁も張るから馬鹿みたいに魔力を食うんで常時発動はできないがな」
「成る程……」
冬夜くんが呟く。
「……んじゃ、試合再開といきますか」
「……ん?ああ、そうだな!」
<アタックライド、クロックアップ!>
クロックアップで高速の世界に飛び込んで一気に距離を詰める
そして木剣を首に当てると、
「チェックメイト……」
「……その言葉の意味はわからんがワシの負けのようだな」
その時観客席から歓声があがった。
「ふふふ……まさかワシ以外にもアクセルの使い手がいるとはな…!戒めなければならないようだ」
そしてパーティーに向けて服装を整える俺。
パーティーが始まって冬夜がなにやら色々な話をしていたが、俺は焦凍と一緒に料理に舌鼓を打っていた。
とその時、レイ子たちが獣王陛下と一緒に来ると会場がざわめいた。
振り向くとレイ子たちはサリーのような衣装を身に纏っていた。
レイ子は灰色、一佳は赤、茨は緑、ねじれちゃんは青、ユミナはピンクと皆それぞれが似合っていた。
「しっ、真司どう……?」
「……あっ、ああ皆似合っているよ。まるでどこかのお姫様のようだ」
俺の言葉にレイ子たちは
「そっ、そう……」
顔を赤くして俯いていた。
とパーティーの最中、冬夜がエルゼたちの写真を撮っていた。
俺はトイレに行こうとしたら動いている熊のぬいぐるみを見つけた。
俺は目を擦りもう一度見開くと確かに熊のぬいぐるみが動いていた。
「あっ、待て!」
俺は逃げる熊のぬいぐるみを追いかけた。
熊のぬいぐるみは一つの部屋に入った。
そこにはソファに腰掛けている白髪の少女がいた。
思いだした……彼女は……
「あら、珍しいお客さんを連れてきたわね。ポーラ」
「君は?」
「あらごめんなさいね。私は妖精族の長リーン。こっちの子はポーラ」
「ああよろしく俺は空野真司だ」
「驚かないのね……大抵の人は私が長かと疑うのだけれども……」
「見た目で判断するほど愚かなことはない。大事なのは中身と技量だ」
「……そっ、そう……ありがと、そんなこと言ってもらったのは初めてだわ……」
「ところでその熊は召喚魔法で呼び出した魔獣か?」
「いいえ。正真正銘の熊のぬいぐるみよ」
「どうやって動かしてるんだ?」
「私の無属性魔法、プログラムよ」
その後、一通りの動作をリーンがしたので俺も真似してみると、普通に驚かれた。
「貴方……なにやったの?」
「なに……ってプログラムだけど」
「貴方、魔法の適正はいくつあるの?」
「全属性使えるけど」
「もう驚かないわ」
リーンがソファから立ち上がると
「決めたわ。貴方、私の弟子になりなさい」
「は?ごめん無理だわ」
「なんでかしら……?」
俺を睨むリーン。ちょっ!怖いって!
「俺には時間がない」
「どういうこと?」
その後俺の事情を説明すると、
「俄かには信じがたいわね……異世界の人間なんて……」
「んじゃまあ」
ディメンジョンオーラを出すと、リーンは納得した。
「……興味深いわね……異世界の…『個性』だったかしら?貴方にもあるの?」
「ああ」
「ねえ……貴方の旅についていってもいいかしら?」
「は?」
その後しつこく言い寄られて結局リーンを連れて行くことにした。
レイ子たちには白い目で見られた。
俺何かしたかなぁ……
活躍させてほしいメインヒロイン
-
柳レイ子
-
ユミナ・エルネア・ベルファスト
-
ボア・ハンコック
-
他のヒロイン