シノビの世界から帰ってきたら幽霊城でバビロン博士の遺産と一悶着あったらしい。
なんやかんやで俺たちが住む城が出来上がった。
城門前で休んでいると
「目を離すとすぐいなくなるんだから……私たちがどれだけ心配したと思ってんの?」
静かに怒ってくるリーン
「そうだ!私たちがどれほど心を痛めたか……!」
菜奈さんも怒ってる。
まあ心配かけたのは悪かったな
「ごめん……本当に悪かったな。二人が心配してくれてるというのに……」
俺が謝ると
「まっ、まあ……わかってくれたのならいいわよ」
「そっ、そうだな……」
恥ずかしがる二人を見て俺は……
ああ……そうか……
思わず二人を抱きしめてしまった。
「真司!?」
「真司きゅん!?」
抱きしめた二人から離れて二人の目を見て
「俺はリーンと菜奈さんのことを今まで見てきて、二人のお人柄をよく知ったつもりです。その上で言います。俺は二人が大好きです」
俺の告白に
「ふふっ!いきなり告白だなんて……貴方って乙女をときめかせるようなことばかりするわね」
「そうか……ありがとう!私も真司が好きだ!」
リーンと菜奈さんを再度抱きしめて幸せを実感する。
とその時
「あの〜」
はっ!
横から聞こえてきた声はなんとも話しづらそうだった。
リーンも慌てて俺から離れた。
「僕たちのこと……忘れてません?」
ミスミドで会ったことのあるレインさんが気まずそうに話しかけてくる。
と後ろに鋭い視線を感じる。
直感だが振り向いちゃダメだ。
「ああ、ごめんなさいね。ここに来た目的の一つで個人的な相談なんだけど……この国に仕えたいって子がいるの。それが」
「リーンさん酷いですよ……僕たちのことイチャイチャして忘れるなんて……」
レインさんが愚痴をこぼす。リーンが気まずそうに目を逸らす。
冬夜がミスミドの兵士なんじゃないかと聞くが
「ミスミドの兵士は辞めてきました。どうかこの国に仕えさせてください」
「なんで?ガルンさんに気に入られていたんだろ?それにウチは出来たばっかのペーペーの新米国家だぞ?なんでまた……」
「真司様が黒竜を倒した時本当に凄い人だなあって思って……その人が建国した国ともなればいてもたってもいられず……リーン様の婚約者にもなる人ですし……」
婚約者って!まだそういうのじゃないから!
見ろ!リーンが赤くなってる。
いや!もっとマズイことがある気が……
後ろの視線の鋭さが増す。
「レインちゃん。辞めたげて。真司様が気まずそうよ」
「あっ……すみません……」
銀髪の髪をアップにまとめた狼の獣人がレインに注意する。
「ノルンと言います。兄がお世話になりました」
「兄?」
「ノルンはガルン隊長の妹なんです」
残り一人の狐耳の少年がビシッ!と敬礼をする
「ニコラ・ストランドです。よろしくお願いします。陛下」
真面目そうな子だなー軍人みたいなやつだな……
聞くところによるとオリガさんは父方の従兄弟らしい。
「この三人はそれなりに腕は立つし城の警備にピッタリなんじゃないかしら?」
リーンの推薦ともあれば問題はないと思うが……一応ユミナに確認をとると静かに頷いた。どうやら魔眼では問題ないとようだ。
「冬夜はいいよな?俺は助かると思うが…」
「僕もいいと思うよ。人手不足だし」
「じゃあしばらくは雑用とかも頼むけどそれでもよければお願いするよ」
「「「よろしくお願いします!」」」
とまあ建国して初めての家来が出来たわけだ。
「男二人に女一人だけじゃ、まだ騎士団って数じゃないけど。そのうちちゃんとしたのに……うん?」
冬夜が地雷を踏んだ。俺は原作で知ってるため下手な地雷を踏まないことにしてある。
「バカね。レインは女の子よ」
リーンのトドメの言葉に顔を引攣らせる冬夜くん
「女です……」
「すみませんでしたァッッ!」
王様が女を男と間違えて土下座するというなんとも締まらないとこからこの国は始まった。
冬夜くんがまだ落ち込んでいるのを放っておいて俺は風呂に行く。
レインさんたち三騎士は諸刃さんに鍛えてもらっている。
諸刃さんとは例の剣神だ。恋愛神と剣神は話し合いの結果、冬夜のお姉さんになることになった。
剣神というだけあってめちゃくちゃ強い。
俺でも一撃を入れるのに精一杯で、冬夜に至っては完全にボコボコにされてしまう。
俺たちの強さをあらわすならこうだ。
諸刃>俺>冬夜>レイ子=ねじれちゃん=焦凍>ユミナ=リーン=茨=一佳>八重>エルゼ=リンゼ>レインさんたち三騎士
あの人には鍛えられたら嫌でも強くなるだろう。がんばれ!レインさんたち
「それにしても広いなぁ〜一人で入るには勿体無いくらいだ」
『じゃあ私たちも入っていい?』
突如浴室に響き渡る声振り向くと
水着を着たレイ子たちが顔を赤くして胸を押さえていた。
「なっ!なんでレイ子たちがいるんだ!?」
「いたら……ダメ?」
そんな目をしないでほしい……
レイ子は白、茨は緑、ねじれちゃんは青、一佳はオレンジ、ユミナはピンク、リーンは黒、菜奈さんは紫の水着を着ていた。
その後レイ子たちが浴槽に入ってきて、俺の羞恥心は最大限にまで高まった。
「なんで入ってきたんだよ……」
「たまにはこういうのもいいかなぁ〜ってね!」
「真司さんはたまには彼女とスキンシップをするべきです」
「私たちとも触れ合ってほしいものね」
だからって、風呂まで入ってくるかよ……水着だけどさ……!
その後、誰が俺の背中を流すか揉めてじゃんけんの結果、リーンとなった。
「ふふ……流させてもらうわね♪ダーリン❤️」
「はぁ……」
「あら、なに?私じゃ不満かしら?」
リーンが寂しそうな声で言う。
辞めてください……
「いや……嬉しいけど……恥ずかしい……」
「そう……良かった♪」
リーンが背中にお湯をかけて背中を撫でると
(意外と背中逞しいわね……ふふ♪照れちゃって……)
リーンは楽しみながら時々からかっていた。
「はい。流し終わったわよ」
「そうか……じゃあ」
「ナニ?」
「俺もリーンの背中流すよ」
「ふぇっ!?」
「お返し♪」
散々からかわれたんだ。今度はこっちの逆襲だ。
「えっ、ええ……いいの……?」
真っ赤になって俯くリーンの姿には可愛いと感じた。
リーンの後ろに座ると
俺はリーンの背中を優しく撫でる。
「ひゃうん!」
まだまだ……こんなもんじゃないぞ……俺が味わった恥ずかしさは……!
(ナニ!?この子!絶妙な力加減で私の弱いところを的確に撫でてくる!気持ち良さでどうにかなっちゃいそう!)
リーンはクネクネと悶えながら必死に我慢する。
ワハハ!甘いわ!俺がリーンの背中を指で撫でると
「はッ〜ああああ〜〜!!はわっ!」
俺がリーンの顔を見るとこれまでないぐらいに顔が赤くなっていた。
ふとリーンの股下を見ると水着がヤバイ意味で濡れていた。
やべっ…………
俺は後ろの視線から逃げるように風呂を出た。
その時リーンは
(ナニアレ!?気持ち良すぎるんだけど……!また今度やってもらおうかしら……!)
あまりの気持ち良さに興奮していた。
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