ちょっとISの方がつまってしまって、気分転換に書いたこちらも投稿します。
不定期ですが、よろしくお願いします!
転・生
「ええっと……ここはどこ?」
俺はどこにでも居るような普通の高校生、翔優太だ。
趣味は特撮とかアニメとかそんなかんじ。
「何なんだよ!ここはー!」
ある日の帰り、居眠り運転のトラックから子供を庇って引かれて、気が付いたら良くわからない所に居た。
何もない真っ黒な空間に浮いてる俺、まるで異世界転生物のプロローグじゃないか!
『それだけ元気があれば大丈夫だな。』
「だ!だれだっ!?」
急に声が響き、ビックリして周りを見渡すが、何も見えない。
『ここは死後の世界の一部、分かりやすく言えばその入口だ。』
「やっぱり引かれて死んだのか…。」
ちくしょう!ジオウにお気に入りのディケイドが出てて毎週楽しみにしてたのに!
『だが、君には使命がある。』
「えっ?」
使命!?
「待ってくれ!?俺はただの高校生だぞ!使命ってなんだよ!」
将来王様になりたいとか、自分の世界探したりとか、実は灰になって消える運命持ってるとか、そんなんないぞ!
『あの時、君以外にもあの子供を助ける事が出来たであろう人物は複数いた。』
「え?」
『だが、実際に動いたのは君だけだ。』
「え?え?」
『君は何故動けた?』
「いや、ただ子供を助けなきゃって…何も考えてなかったから突き飛ばすしか出来なかったけど…。」
正直、良く走れたよ俺。
考えるより体が動いてたってのはああいうのだろな。
『そうだ、それでいいんだ。』
「?」
『それが出来る、出来ないでは無く、君は出来た。だからそんな君に使命を授けたい。』
「それってなんですか?」
『ある世界を救って欲しい。』
世界を救えって…。
「いやいや!さっきも言ったけど俺はただの高校生だから!そんな力は無いよ!」
『大丈夫だ。力は与える。君に相応しい力を。』
「え、マジですか…。」
本当にテンプレ神様転生じゃないですか…。
『本当だ。』
「お、俺がその力を使って悪い事をするかも知れないですよ!?」
『そんな心の持ち主なら、あの時走り出さなかっただろう。』
本当にこの人?は俺を信じてるって事か…。
「わかりました!やります!」
『ありがとう、すぐに転生するぞ。』
自分の周りが輝き始める。
「まっ!待ってくれ!どこをどんな風に救えばいいの!?」
『君が思うままに進め。そうすれば自ずと救われる。』
「わかった!」
最後に大きな人影が見えた気がする。あ、そういえば名前を聞いてなかったなぁ…。
──
「ん……?」
布団で寝ていた俺は体を起こす。
「あれは……夢……?」
トラックに引かれて死んで、神様ぽい奴から世界を救えって言われて…。
「我ながら漫画の読みすぎだな。」
頭がはっきりしてきて気づく、ここが自分の部屋で無いことと腕に違和感があることに。
「えっ?これって…。」
自分の腕に在るものに気づいた。
「アクセプターじゃねぇか!」
しかもアニメ版のプライマルアクセプター!
俺が一番好きな特撮&アニメの変身アイテム!
「これ、本物ってこと…?」
左腕にあるアクセプターを触ろうとした瞬間、アクセプターが鳴り出した。
「えっ?これってコンピューターワールドに異変が起きたってことか!?」
部屋に置いてある古びたパソコン─ジャンク─が勝手に起動する。
ここまでお膳立てしてもらえば嫌でも解る。
「まさか、本当に走り出したらヒーローになるとはな…。」
目の前の出来事に混乱しつつもジャンクの前に立つ。
「アクセス…フラッシュ!」
アクセプターのボタンを右手で叩くように押し、俺は光に包まれた。
──
つい先程までは人々の歓声と熱気が渦巻いていた場所は、阿鼻叫喚の地獄となっていた。
綺麗に飾り付けされていたステージはほとんど崩れ、周りには大量の炭が舞っていた。
この世界には触れるだけで人を炭化させ、殺す事の出来る存在《ノイズ》がいる。
そのノイズがライブの最中に大量に出現し、人々を襲い始めた。
「くそっ!時限式じゃここまでかよ!?」
ノイズと対峙していた2人の少女、その内の1人天羽奏が膝をつき、苦しそうに言葉を吐く。
「おい!死ぬな!生きることを諦めるな!」
後ろで倒れている少女に奏が纏う鎧の欠片が刺さり、血が流れていた。
奏の呼び掛けに気づいたのか、少女は少しだが目を開ける。
「一度…心と体を空っぽにして歌ってみたかったんだよな。沢山の人達が聞いてくれてるだ…出し惜しみ無しで行く!」
覚悟を決めた表情で奏は立ち上がり、大量のノイズを見る。
「とっておきをくれてやる!」
「奏!ダメ!絶唱は─」
奏と共に戦っていた風鳴翼が止めるために駆け出すが、距離があり間に合わないのは明白だった。
しかし、奏が歌おうとする瞬間、空から強い光と共に巨大な何かが降りてきた。
「な、なんだ!?」
奏は目の前に降りてきたモノが何か一瞬解らなかった。
「きょ、巨人!?」
10m位の巨人だった。
自分達が相手にしているノイズの中にも巨大な物がいるが、この巨人はノイズとは違うのは一目瞭然だった。
『生きろ。使命を忘れるな。』
「えっ?」
どこかメカメカしい見た目で、灰色と青色を基調とした巨人は奏の方を一瞬見ると、一言言ってノイズの軍団に走っていく。
『うおおぉぉぉ!』
人間大のノイズを無視するかのように突き進み、一番大きなノイズに拳を叩きつける。
「奏!大丈夫!?」
「翼…。」
気がつけば片膝を付いていた奏の元に翼が来る。
「あれは…?」
「わからない…けど…。」
「けど?」
「敵じゃない…。」
奏はそれだけ言うと、巨大ノイズと格闘戦を繰り広げる巨人を見る。
「翼、今の内にあの子を…。」
「うん。」
ノイズは全て巨人に向かっており、少女を少しでも安全な場所へ移す。
「戦いは…。」
「決着みたいだな。」
巨人が巨大ノイズを投げる。
立ち上がる巨大ノイズに向けて巨人は両腕を胸の前で交差させ、大きく円を書き、左腕を構える。
『はあぁぁ!』
巨人の腕から光線が放たれ、巨大ノイズに当たり爆散する。
「すごい。」
「余波で周りの奴らまで片付けやがった…。」
巨人は周りを見渡すと、奏達の方を向き近づいてきた。
「こっちに来る!」
「翼、大丈夫だって。」
剣を握る翼を奏が止める。
巨人は奏達の前に来ると、左手をかざす。その手から光が放たれ奏達は包まれる。
「なんだ!?」
「こ、これは!?」
『癒しの光だ。』
巨人が言うように、傷だらけだった翼と奏の傷が治っていた。戦闘による疲労感も無く、問題なく立ち上がる。
後ろにいる少女も見た目の傷は消えていた。
「あ、ありがとう。」
『さらばだ。』
「ま、待て!」
巨人は光となって消えた。
その後、到着したスタッフ達が調べるも巨人に関する手掛かりは何も見つからなかった。
今回はここまで、SSでは結構基本な奏生存ルート
グリッドマンは基本的に弱体化してますが、原作では使えない万能修復ビーム使えます。
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予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)
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GXからオリジナル
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XVまでやってからオリジナル
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GXからオリジナルの後、AXZ、XV