最近はなんか調子が良いのか、サクサク書ける!
では本編へいってみましょう!
響達が通うリディアン音楽院、そこは今地獄になりかけていた。
「ノ、ノイズだぁ~!」
生徒の誰かがその名を叫んだ。それを契機に校内はパニックに包まれる。
「みんな!地下のシェルターに!」
パニックを起こしながらも、教師などが、避難誘導をしてシェルターへ避難する。
「落ち着いて!シェルターに避難してください!」
教師たちに混じりの未来も周りに呼び掛けていた。
「ヒナっ!」
「学校が襲われるとか、アニメじゃないんだから…。」
友人の安藤、板馬、寺島が声をかける。
「皆も早く避難を…。」
「小日向さんも一緒に。」
未来は小さく首を振る。
「逃げ遅れた人が居ないか、私確認してくる。」
そこへノイズか飛び込んで来る。
「小日向さん!」
「ダメっ!」
寺島を助けるために突き飛ばす。友人たちは未来の死を覚悟する。
「はっ!」
そこにグリッドマンが現れ、殴り飛ばす。
「えっ!?なにあれ?アニメ!?特撮の撮影!?」
「今のうちに走って!」
驚く友人達に未来は大きな声で指示をだす。それに従い3人は走っていく。
「小日向未来、逃げるんだ。君が生きること、それが使命だ。」
「グリッドマンさん、ありがとうございます。」
未来はグリッドマンに礼を言うと、周りに声をかけながら、避難を開始する。
「いくぞ!」
グリッドマンはノイズに向かい、飛び出す。
──
通信でリディアンそして、その地下にある二課の本部に危機が迫っている事を知った装者たちは遅れて現場に到着した。
「ちっ、目茶苦茶だ。」
「くっ、まさかあれが陽動だったとは…─」
「未来ーっ!皆ーっ!」
「おい!誰も居ないのか!」
変わり果てた校舎に奏と翼は怒りを覚え、響とクリスは声を大きくあげる。
「むっ!そこに居るのは誰だ!」
翼が廃墟のようになった校舎の上に人影を見つける。
「あら、私の事がわからない。なんてひどいわね~。翼ちゃん♪」
「櫻井女史!?」
周りの荒れように対し、いつもの調子で答える了子に軽く戦慄を覚える。
「これはお前の仕業だな!フィーネ!」
「ふふふ…ふっはははっ!」
クリスにフィーネと呼ばれ、否定することなく高笑いをする了子。
「それが返事って事でいいんだな!?了子さん!いや、フィーネ!」
奏の言葉に答えるように、眼鏡を外すと了子は光に包まれる。光が収まるとそこには、ネフシュタンの鎧を纏ったフィーネが居た。
「嘘…。」
了子が敵だという事実を認めたく無い響は、一歩踏み出して語りかける。
「嘘ですよね。だって了子さんは、私を守ってくれましたよね。」
「お前では無く、デュランダルを守っただけの事。あれは希少な完全聖遺物だからな。」
そんな響を否定するように、フィーネはいい放つ。
「了子さんがフィーネだって言うなら、本当の了子さんは…。」
「ふん、我が魂に塗り潰されて既に消えている。そう、
「どういう事だ!?」
「我が一族の者がアウフヴァッヘン波形に触れた際、フィーネとしての記憶と意識が現れるのだ。ゆえに何度でも蘇る。」
「まるで過去から蘇る亡霊…。」
「私は今まで何度も蘇った。パラダイム・シフトと呼ばれる技術の転換期に立ち会ってきた。」
「まさか、シンフォギアシステムか!?」
「そんな物は為政者から金を引きずり出す玩具に過ぎん。」
「じゃあ、あたしやアメリカの奴等と接触してたのは!」
「そう!すべてはカ・ディンギルの為だ!」
フィーネの叫びに呼応するかの如く、地面が揺れる。
「な、なんてデカさだ…。」
「こ、これが…。」
「見よ!これこそがカ・ディンギル!月を穿つ魔塔!」
地面から伸びる巨大な塔、カ・ディンギル。あまりの大きさに装者たちは言葉を失ってしまう。
「我が計画は最早止められん!貴様等ごときにはな!」
「うるせぇ!何が何でも止めてやる!」
「唯一の懸念材料だったグリッドマンはこの通りだ。」
「なっ!?」
フィーネが何かを叩き付ける、それは拘束されたグリッドマンだった。目にいつもの光は見られず、暗かった。
「グリッドマンさん!?」
「な、どうして!?」
「ふん!こやつは非力な人間どもを守ろうと、ずっとノイズと戦っていた。我が策略だと知らずにな!」
恐らくはスカイタワー戦直後こちらに急行し、自分たちが来るまで1人戦い続けていたのだろう。そう思うと、自分の不甲斐なさに怒りを覚える装者達だった。
「おい!フィーネ!学校の皆、二課の皆、グリッドマンの分、まとめて叩きつけてやる!」
「覚悟しやがれ!」
全員が歌を唱い、鎧を身につける。
「来るがいい!圧倒的な力を見せてやろう!」
──
戦闘は4対1と数的優位にも関わらず、終始フィーネが圧倒していた。
「でやあぁっ!」
「せいっ!」
「はぁっ!」
「ちょせい!」
奏と翼のコンビネーションも、響の瞬発力も、クリスの火力も通じていなかった。
「なんだ、この程度か?」
「くそっ!ダメージが通らない。」
「与えたその場から回復されている。」
「回復を越えるダメージを与えられれば…。」
「あの茨のせいでろくに隙もねぇ…。」
余裕たっぷりなフィーネに対して、装者達は疲労困憊といった状態だった。
「これなら、まだ弱ったグリッドマンの方が楽しめたぞ?」
「そうなるように仕向けたんだろうが…!」
「グリッドマンを警戒しすぎだろ…。」
「そんなことはない、こいつは完全聖遺物〈ギャラルホルン〉を通じてこの世界に紛れ込んだ、異物なのだから。」
圧倒的な力を持つフィーネが、警戒するグリッドマンに対する疑問が口から漏れたクリスだったが、その答えがフィーネから返ってきた。
「この世界に紛れ込んだ?」
「そうだ。ギャラルホルンは異世界と繋がる扉。その扉を通じて2年前にやって来たのだ。」
「あのコンサートの時…。」
「起動していなかったギャラルホルンを起動させ、この世界に現れた…警戒するには十分だ。まぁ、今は我が手の内にあるのだ。世界を統べたあとにゆっくりと分解して調べ尽くしてくれる。」
まるで玩具を与えらた子供のように、グリッドマンを見るフィーネ。
「そんな事は…。」
「させない!」
「ふん、虚勢も大概にしろ。もうじきカ・ディンギルのチャージは完了し、すべてが終わる。」
カ・ディンギルから光が溢れていた。エネルギー量が凄まじいのか大地も揺れていた。
「ならっ!」
「させるものか!」
ミサイルを撃ち、その上に乗るクリス。しかし、フィーネは茨で叩き落とす。
「ぐっ!」
「そのまま、そこで見ているがいい!己の無力さを噛み締めながらな!」
フィーネは高笑いをしながら、装者たちを見下ろす。完全に勝ちを確信したからだ。
「させる…ものか!」
フィーネの後ろから声が響く。
「ふん、やっと目覚めたかグリッドマン…なにっ!?」
声の主がグリッドマンだと、わかっていたフィーネはゆっくりと振り返るが、眼前にグリッドマンの拳が迫っていた。
「ぐはっ!」
「あれか!」
グリッドマンはカ・ディンギルを見ると、即座に巨大化し、大きく跳んだ。足や背中の鎧部分からエネルギーを放出し飛距離を稼ぐ。
「な、グリッドマンは何を!」
「上まで飛んで…まさか!?」
十分に飛距離を稼いだグリッドマンは、カ・ディンギルの砲口と正面から向き合う。
「い、いくらグリッドマンと言えど、カ・ディンギルを止めることは…。」
グリッドマンの意図に気付いたフィーネだが、それは出来ないと否定する。
『グリッドオォォ…』
落下しながらも、左腕にエネルギーを極限まで溜めるグリッドマン。いつもより光が溢れている。
「手遅れだ!グリッドマン!」
『ビイィィィムッ!!』
フィーネの言葉と共に放たれたカ・ディンギルの一撃、そのエネルギーと真正面からぶつかるグリッドマンのビーム。
「なっ!拮抗しているだと!」
『ウオオォォォォッ!』
ほんの一瞬に近い時間だが、確かに拮抗したエネルギー。本来描くはずだった軌跡を曲げ、カ・ディンギルの一撃は月の一部を砕くだけに留まった。
「カ・ディンギルが逸らされただと!?」
「グ、グリッドマン!?」
全体が焦げ付いたグリッドマンが落ちてくる、巨人が落ちた衝撃で周りが揺れるが、装者達はすぐにグリッドマンの元へ駆けつける。
「おい!グリッドマン!」
「大丈夫だよな!」
「グリッドマンさん!」
グリッドマンが光に包まれ、小さくなっていく。
「まさか…。」
「限界だったのか…?」
グリッドマンが力尽きる事など今まで無かった。そのショックで全員が固まる。光が収まるとそこには、1人の青年が倒れていた。
「なっ!?」
「な、なんだと…。」
「グリッドマンの正体が…。」
「ゆ、優太…さん…?」
クリスも含め、装者達と知り合いの翔優太だった。
今回はここまで、ついにグリッドマンの正体が!
感想等はお気軽にどうぞ!
再度のお知らせになりますが、桐野ユウさんの作品「戦姫絶唱シンフォギアと魔神皇帝」のコラボもよろしくお願いします。
予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)
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GXからオリジナル
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XVまでやってからオリジナル
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GXからオリジナルの後、AXZ、XV