原作同士がコラボするし、私の小説とコラボして頂けるし気分が乗ってどんどん書ける!
では、本編お楽しみ下さい
カ・ディンギルを前に繰り広げられている攻防、それはグリッドマンの戦闘不能によって一時的に止まっていた。
「ゆ、優太さん!優太さん!」
響は倒れたままの優太を揺する。
「翔優太とか言ったか…。まさかグリッドマンがこんな近くにいたとはな。」
フィーネもグリッドマンの正体を知り、驚いているようだ。
「自らの命を引き換えにカ・ディンギルの射線をそらすとはな。」
フィーネの言葉に全員が一瞬固まる。
「う、嘘だ…。」
響が弱々しい声で否定する。
「ふん、気付いている筈だ。あれほどのエネルギーを受け無事であるものか。」
フィーネは笑みを浮かべながら、装者達を見る。
「しかし、カ・ディンギルが健在である以上、月が穿たれる未来は変わらん。そいつの死は無駄だったな。」
「無駄…だと…!?」
「今、笑ったな?全力で!命をかけて戦った者を!」
「あんな大砲だ!すぐには発射出来ねぇだろ!その前にぶっ壊してやる!」
「それが出来ればなぁっ!」
「立花!お前は翔を守れ!」
「とっととコイツをぶっ飛ばして医者に見せるぞ!」
「いくぞ!フィーネ!」
優太の側で放心気味の響はただ、見てることしか出来なかった。
──
(ここは…どこだ…?)
おれはグリッドマンで…翔優太で…転生者で…
『…!……ゆうた!……めを……さませ…!』
懐かしいような…心強い声が呼んでる…。
(だめだ…何も考えられない…。)
──
フィーネに対して、怒りを爆発させる装者3人。
「でやぁっ!」
「はあぁっ!」
「せりゃっ!」
「甘いな!」
手数で攻め立てる3人だが、フィーネはそれを簡単に防いでしまう。
「ぐうっ!」
「手数では勝っているのだが…。」
「戦い方が上手すぎる。」
「当然だ、今まで幾度の生を受けたと思っている。残念だが、時間切れのようだな。」
再びカ・ディンギルにエネルギーが集まり始める。
「なんとしても!」
「止める!」
「ふははっ!そのような様で言ってくれる!何度来ようと結果は同じ!あの男の死は無駄だったのだ!」
今度こそ勝利を確信し、笑いながら翼達をあしらうフィーネ。
「……さなイ。」
響が立ち上がり、フィーネを睨みつける。
「ユルサナイ…。」
放たれる殺気に、全員が響を見る。
「人の命を…笑って潰すようなヤツハ…ユルサナイッ!」
「た、立花!?」
「あれは、デュランダルの時と…同じ?」
「なんだありゃ?やばくないか…?」
響を黒いエネルギーが包み込む。
「ふん、大方ガングニールの破片が暴走してるのだろう。制御できぬ力に飲み込まれる。」
「貴様…まさか立花で研究を!?」
次の瞬間、黒くなった響がフィーネに向かって飛び込む。
「がはっ!?」
今までどれほど攻撃を加えても、瞬時に回復していたネフシュタンの鎧を砕き、吹き飛ばした。
「な、ネフシュタンの鎧を…!?」
「一撃で砕いた…!?」
「おい!響!落ち着け!」
「ハァハァハァー…。」
思い切り吹き飛び、壁にめり込むフィーネ。
フィーネが動かなくなった為か、3人の方へ殺気を向ける。
「これ以上は聖遺物に飲み込まれるぞ!」
「とにかく動きを止めるしかねい!」
「目を覚ましやがれ!」
「ウウアアァー!」
響は味方であるはずの3人に襲いかかる。
──
地下のシェルターでは、弦十郎達が外の状況をモニター越しに見守って居た。
「優太くん…響くん…。」
「ひ、響…?」
「ホントに大丈夫なの!?」
「響は私達を守る為に…。」
「あれが私達を守るすがたなの!?」
偶然合流した友人達もそのモニターを見て、豹変した響に恐怖していた。
『ウオオォォォォッ!』
3人の装者へ、襲いかかる様は最早人では無く化け物のようだった。
「それでも、私は響を信じる。」
「そりゃ私だって信じたいよ…こんな状況をどうにかしてくれるって。」
言葉に対し、表情は暗いものだった。
──
「ふっはははっ!カ・ディンギルの発射までの余興には丁度いいぞ!」
フィーネは立ち上がり、大きな笑いを上げる。
「あの状態から…!?」
「くそっ!今のうちに行ければ…!」
復活したフィーネに驚く奏とクリス。
「奏…雪音…私が立花を抑える、その間フィーネを止めてくれ。」
「なに…!」
「策があるんだな?」
「あぁ、確実に立花を止められる。」
翼の言葉を信じ、2人でフィーネに向かう。
「来い!立花!」
「ウワァァァ!」
翼に向かって飛びかかる響。しかし、翼は避けること無く、受け止めた。
「立花、お前の手は繋ぐためにあるんだろ?奏から貰った力、そんなことに使わないでくれ。優太や小日向にも怒られるぞ?」
まるで妹をあやす姉のように優しく話しかける翼。
「大丈夫だ、私も奏も雪音も居る。お前が繋いで束ねた力だ。だから…落ち着いてくれ。」
響はなにも言わず、涙を流していた。
──
「あの暴走を止めるだと!?」
「翼の奴、無茶しやがって!」
戦いながらも後ろの状況をみて、驚くフィーネ。
「あとがつかえてるんだ!とっとと倒れろ!」
「いくぞ!フィーネ!剣の意地!特と見よ!」
翼は大きく飛び、刀を投げる。投げた刀は巨大な剣となり、突き進む。
「この程度では!切っ先もとどかぬわ!」
「コイツも持ってけ!」
バリアを張り、耐えるフィーネに巨大なミサイルで追撃をするクリス。
「ぐっ!?」
視界が爆発と煙で覆われ、フィーネは少し体勢を崩す。その隙を逃さず奏がエネルギーを纏った槍で突撃する。
「ぐふっ!だが!まだだ!」
フィーネはなんとか耐えるが、背中に異物感を覚える。
「この距離なら、バリアは張れねぇな?」
クリスが両手のクロスボウを密着状態で乱射する。
「ぐああっ!」
流石のフィーネもダメージを受け、膝を付く。
「だが、この程度のダメージなぞ…!風鳴翼はどこに!?」
フィーネは自分の視界から翼が居ないことに気付く。
「あそこか!」
上を見上げると、翼は両手に持ったアームドギアから蒼い炎を吹き出し、鳥のごとく飛んでいた。
「させ…っ!」
妨害しようとするフィーネ、しかし、伸ばした茨はクリスが小型ミサイルで吹き飛ばし、奏の槍がフィーネを突き飛ばす。
「『させるか!』それはこっちの台詞だ!」
「オノレェェ!」
「はああああっ!」
翼はそのまま、蒼い炎の塊となってカ・ディンギルに飛び込んだ。
発射寸前だったカ・ディンギルはその膨大なエネルギーで大きな爆発を起こす。
「つ、翼さん。」
「やってくれたなぁっ!風鳴翼!」
瓦礫となったカ・ディンギルを見て、フィーネが叫ぶ。
「月の崩壊は『バラルの呪詛』を解くと同時に重力崩壊を引き起こす!」
怒りに染まったフィーネは、近くに居た奏を茨で掴み、地面に力一杯叩きつける。
「がふっ!」
「地球規模の天変地異は人々を恐怖の底に叩き落とす!」
ダメージと疲れから、上手く動けない奏にフィーネは茨の先に作り出したエネルギーの塊を撃ち込む。
「が、はぁ…ぁ…。」
奏はギアが解除され、倒れたまま動かなくなる。
「うろたえた人類!!聖遺物の力を持つ私に帰順するはずった!」
「うるせぇよ!」
フィーネに向かいクリスが飛び込む、全力で振るわれた茨を止めきれず、吹き飛ばされる。
「痛みだけが人類を繋ぐ唯一無二のもの!それを!お前が!お前達がぁ!」
「がっ!あっ!」
体勢を直す暇も無く、クリスは茨で滅多打ちにされ、倒れギアが解除される。
「まぁ、それでもお前は役にたった。生物と聖遺物の融合症例…。」
クリス達を倒し、少し落ち着いたのか、ゆっくりと響に近づいていく。
「み、皆…。」
響も失意からギアが解除されていた。近付いてくるフィーネになにもできず、呆然と立つだけだ。
「お前と言う先例が居たからこそ、私は己の身とネフシュタンの鎧を融合させる事が出来たのだからな!」
響の頬を思い切り叩く。
「かはっ…。」
叩かれた響は軽く飛び、地面に転がる。
「優太さん…翼さん…奏さん…クリスちゃん…。」
響は倒れたまま、呟く。
「学校もボロボロで、皆居なくなって…わたし…はわたしは…なんの為の戦うの?」
──
モニター越しに見ていた弦十郎達。
「各シンフォギア、響ちゃんのガングニールを除き反応ロスト、グリッドマンもです。」
「外の状況から考えて、センサー類の感度の低下が原因かも知れません。」
「全員が全力で世界を守りきったか…お前たちの意思確かに見届けたぞ!」
大人たちは冷静に見ているが、高校生になったばかりの少女たちには刺激が強かった。
「皆おかしいよ!痛い思いして、怖い思いして。死ぬために戦ってるの!?」
「わからないの?」
叫ぶ板場に未来は静かに語りかけた。
「司令!周辺区画の生存者を発見しました。」
「おおっ!良くやった。」
緒川が何人かの人を連れてきた。その内の1人の子供がモニターを見る。
「あ、この前のカッコいいおねぇちゃんだ!」
「ビッキーの事、知ってるの?」
「うん!助けてくれた!」
笑顔で答える子供を見て、呟いた。
「あの子の人助け…。」
「おねぇちゃん、たすけられないの?」
「助けようにも何も出来ないのです。」
「じゃあ、応援しよう!ここからはなせないの?」
「ごめん、出来ないんだ…。」
子供に対して申し訳ないと返す藤尭。
「応援…私たちが無事だって事を、響に伝えられませんか?響を助けたいんです!」
未来が弦十郎達に詰め寄る。
「助ける…?」
「学校のスピーカー類が活きていれば、リンクさせて行けるかも知れない。」
「お願いします!出来ることなら手伝いますから!」
未来は頭を下げる。
「ヒナ…。」
「止めても無駄だよ、私はやるって決めたから。」
「違う違う、私も手伝うよ。」
「えっ?」
「わたしもです。」
「あたしも、アニメならこんなとき、友達の為に出来ることをしないとね!」
「うん!」
友人達の笑顔に未来も笑顔で返した。
──
絶望で動かない響に、フィーネは止めを刺そうと近付く。
「新霊長は1人で十分、貴様には実験動物としての価値も無い。」
その時、フィーネの耳に音が聞こえる。
「なんだ!?この耳障りな音は!」
校舎のスピーカーからある歌が流れる。
「歌…リディアンの…校歌…。」
「歌!?歌だと!?」
「聞こえる、わたしを支えてくれるみんなの声が。」
響は手に力を入れ、体を持ち上げる。
「みんなが唄ってる、だからまだ
唄える!
頑張れる!
戦える!」
響を中心に強い光が溢れる。
「なぜだ!何故立てる!?貴様の心は確かに砕いた!そして貴様の纏うそれはなんだ!私が作ったモノか?何なのだそれはーっ!」
狼狽えるフィーネ、響の居る場所だけでは無く他に3ヶ所からも光が溢れる。
「シンフォギアァァァァァッ!」
響の叫びと同時に4人の歌姫が空を舞う。
──
おれは…じぶんは…だれだ…
『優太!目を覚ませ!』
(っ!?)
全てが真っ黒に染まった世界で、俺は目を開く。
(グリッドマン…?)
『そうだ。ハイパーエージェント、グリッドマンだ。』
(そうだ!俺はフィーネの目的だったカ・ディンギルを壊そうとして!)
『そうだ。力足りず、被害を少なくするくらいしか出来なかった。』
(じゃあ、ここは死後の世界なのか…?)
目の前に居るグリッドマンは首を軽く横に振る。
『完全に死んだ訳では無い、だが、君に伝えたいことがある。』
(俺に…伝えたいこと?)
『あぁ、君は
あの日の事はしっかりと覚えている。
(あぁ、転生した先の世界を救ってくれと。)
『実はここは違うのだ。』
(違う?)
『そう、本来ここはあるべき歴史をたどる世界のひとつだった。だが、君はあの時わずかに混線したこの世界のひとつの悲鳴を拾った。』
2年前のコンサート…
『本来なら、君が転生した時点で必要な知識、そして、私が共に歩み行くはずだったのだ。』
イニシャルファイターなのはそう言う事だったのか…。そう言えば記憶も徐々に増えていったな。
『君が介入し、この世界の歴史は大分変わっている。』
グリッドマンは1拍置き、俺に問いかける。
『どうする?このままこの世界を荒らすイレギュラーとして存在するか、本来救うべき世界に行きヒーローとなるか…。』
そんな質問、答えは決まってる。
(俺は目の前で泣いてる人に手を差し伸べる事を止めるつもりは無い。)
『では、本来救うべき世界はどうする?君は知らない世界がどうなっても良いと言うのか?』
(なにも俺が救える世界が一つだけとは決まってない!この世界も!その世界も!どっちも救う!それが俺達の
無機質な筈のグリッドマンが笑ったように見えた。
『流石だ優太…。それでこそ私の
グリッドマンが俺に手を差し出して来た。
(これからも頼む、グリッドマン!)
『あぁ、もちろんだ優太!』
しっかりと手を繋ぐ、周りが次第に明るくなり、ある歌が聞こえてきた。
(この声は…。)
『君を待つ人々の願いがこもった歌だ。』
「グリッドマン…行くぞ!」
『あぁ!』
『「アクセス!フラッシュ!』」
──
奇跡のギア、エクスドライブを纏い戦うシンフォギア装者。
それに対して大量のノイズを召喚するフィーネは街を埋め尽くすほどの数を召喚するが、装者達に倒されていく。
「ならば…。」
フィーネは自らをコアとして大量のノイズとデュランダルの力を取り込んだ竜となった。
「なんてエネルギーだ!」
「どっち向いてるんだ…?」
装者達が居る方とは別の方角へ首を曲げる竜。
「我が力を見せてやろう…。」
「まさか!」
「やめろおぉぉぉっ!」
フィーネの企みに気付き叫ぶ装者たち、しかし無慈悲にも竜の口から巨大な光線が放たれようとしていた。
「っ!あれは!」
フィーネが吹き飛ばそうとした街に、大きな光が現れる。
『「グリッドォォ!』」
光は巨大な人の形となり、左腕を前に突き出す。
『「ビイィィィムッ!!』」
フィーネが放った光線が、巨人の放った光線により打ち消された。
「貴様も!まだ生きているのかぁ!」
フィーネが叫ぶ先に立つのは、赤と白を基調とした
はい、今回はここまで、次回で決着です!
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予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)
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GXからオリジナル
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XVまでやってからオリジナル
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GXからオリジナルの後、AXZ、XV