電光戦姫シンフォギアSSSS   作:東風乃扇

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皆さんこんにちは、東風乃扇です!

今回は軽い説明会でもあります。


アクセスしない!?電光戦姫シンフォギアSSSS
余韻


 俺達はフィーネの野望を阻止する事に成功した。

 

「すまない、しばらくはこの設備の中で過ごしてくれ。」

 

 俺達に頭を下げる弦十郎さん。

 流石にあれだけの規模の出来事だ。隠しきれる物ではない。今まで各国に秘匿していたシンフォギア等の情報に対して様々な事後処理があり、その間は俺達には雲隠れした方が都合が良いらしい。

 

「俺達の為ですから、これくらい我慢しますよ。」

 

「あぁ、出来る限り早く事を終結させるため、二課総出で対処する。」

 

「何か困った事があれば、こちらに申し付けください。」

 

 二課の支部で、しばらく過ごすことになった。

 

──

 

「さて、改めて紹介だな。第二聖遺物〈イチイバル〉の装者、雪音クリスくんだ。」

 

「ど、どうもよろしく。」

 

 クリスちゃんは少し恥ずかしそうに頭を下げる。

 

「よろしく!クリスちゃん!」

 

「引っ付くな!バカ!」

 

 響ちゃんが飛び付くが、直ぐにはがされる。

 

「あとは…。」

 

 弦十郎さんがこちらを見てくる。

 

「頼むよ、グリッドマン。」

 

『あぁ。私も挨拶しよう。』

 

 近くのモニターにグリッドマンが映し出される。

 

『私はハイパーエージェント、グリッドマン。以後よろしく頼む。』

 

「はい!質問いいですか!?」

 

『何かな?立花響。』

 

「その、グリッドマンさんは何でテレビの中に居るんですか?いつも見たいにならないんですか?」

 

『そうだな、私がどんな存在で、何のためにここに居るのか、説明しよう。少し時間が掛かるがいいかな?』

 

「あぁ、それは我々も気になっていた。記録させてもらうぞ。」

 

 やはり弦十郎さんも気になっていた様で、レコーダーを取り出しながら答えた。

 

『まず私は単なるエネルギー体に過ぎない。』

 

「実体を持っていないのか!?」

 

 いきなり自分達とは、全く違う存在であることを知り驚く。

 

『そうだ。だから、優太と共に戦う必要があるのだ。』

 

「なるほど。」

 

『私はこことは違う世界、ハイパーワールドと言う世界の者だ。』

 

「ハイパーワールド…?」

 

『そして、その中で私はハイパーエージェントとして、世界に対して悪を行う者たちと戦っている。』

 

「じゃあ、そのハイパーエージェントが、なんでこの世界に来たんだ?」

 

 クリスちゃんは純粋に質問する。

 

『簡単な理由だ、人が泣いていた。』

 

「えっ?」

 

『私は他の世界へ行く途中だったのだが、美しく悲しい歌が聞こえた。気がつけばこの世界へ来ていた。』

 

「それって…あのコンサートか…。」

 

『そうだ。私は偶然に出会った優太に宿り、あの場に現れたのだ。』

 

「グリッドマン、何故翔だったのだ?」

 

 翼ちゃんがグリッドマンに聞く。

 

『それはわからない。この世界で最初にあったのが優太だったのだ。』

 

「もしかしたら、縁かもしれんな。」

 

『なに?』

 

 弦十郎さんが1枚の写真を取り出す。

 

「優太くんの父と俺は友人で仲間だった。」

 

 そこには俺の両親と弦十郎さんが写っていた。

 

「そして、彼は同じ発掘チームに所属していた彼女と結婚して、優太くんが産まれた。」

 

 懐からもう1枚の写真を取り出す。

 

「これは彼らが発掘した物だ。見覚えは無いか?」

 

 それを見て俺、いやこの場の全員は驚きを隠せなかった。

 

「これは!?」

 

『プライマルアクセプターか?』

 

 その写真には古びたアクセプターが写っていた。

 

「当時、聖遺物と同時に発掘されて、調べたのだが結果はただの装飾品だろう。と言うことだった。」

 

「今、これは?」

 

「2年前のコンサートの日に紛失した。ネフシュタンの件で、誰もただの装飾品は気にしてる暇は無かったのもある。」

 

 弦十郎さんは保管室みたいな場所の写真をだす。そこはグチャグチャに荒らされていた。

 

「ネフシュタンの鎧の紛失の際、他にも数点、破損したりした物もあり、それに含まれると思っていたんだ。」

 

「なんでグリッドマンはこの世界の存在じゃないのに、この世界で発掘されたんだ?」

 

 奏さんがグリッドマンに聞く。

 

『推測になるが、遥か昔にも私と同じ様に、ハイパーエージェントが訪れたのかも知れない。』

 

「なるほど。」

 

 グリッドマンの言葉に全員が頷く。

 

「では、おじ上は紛失したそれが、今翔が身につけているものだと?」

 

「あぁ、そうだと思う。」

 

「俺も気が付いたら腕に着けてた、てっきりグリッドマンの物だと思ったよ。」

 

 そもそも神様が用意したと思ってたので、元々あったとかビックリだ。

 

『もしかしたら、私と言う存在に反応して、最も適している優太の元に転移したのかも知れない。』

 

「なるほどな。」

 

『だが、無理のある状況だったからか、色々と不具合が生じて居たが。』

 

「色が灰と青だったのとか?」

 

 奏さんが反応する。

 

『あぁ、不完全状態で優太と私の意思も曖昧だったし、能力も十全に使えては無かった。』

 

「それでも、あれほどの力を持っていたのだな。」

 

『だが、皆が平和を願う心と歌が私の力を取り戻してくれたのだ。』

 

「最後のあれは凄かったよな。街を直すし、私らは回復するしで。」

 

『流石にあれほどの力を出すのは、今後難しいだろう。』

 

「我々のシンフォギアの限定解除と同じものか。」

 

 翼さんが納得してると、弦十郎さんが質問する。

 

「先程、他の世界に向かう途中だったと言っていたが、その世界へはすぐに向かうのか?」

 

『いや、しばらくはこの世界に残り、皆と共に戦うつもりだ。』

 

 なるほど、弦十郎さんは戦力が減ることを危惧したのか。

 

『これからもよろしく頼む。他に質問は?』

 

 皆と軽い雑談をして過ごした。

 

──

 

「なぁ、グリッドマン。」

 

 俺は割り振られた部屋で、グリッドマンに話しかける。

 

『優太どうした?』

 

「この前言ってた俺が本来救う世界ってのは、すぐに行けるのか?」

 

『残念ながら、行く術が無い。』

 

「グリッドマンの力でもか?」

 

『あぁ、私自身には世界を越える力は無い。風鳴弦十郎が言っていたギャラルホルンが使えるなら平気だろう。』

 

「そっか。」

 

 流石にすぐには行けないか。

 

『その世界がすぐに滅ぶ事は無いはずだ。まずはしっかりと力をつけ、障害に勝てる力を着けるんだ。』

 

「そうだな。おやすみ、グリッドマン。」

 

『おやすみ、優太。』

 

──

 

「おーい、優太。」

 

「奏さん?どうかしました?」

 

 数日たったある日、奏さんに呼び止められる。

 

「いや、ここに来てそれなりにたったろ?」

 

「うん、そうですね。」

 

「だから…。」

 

 奏さんが真面目な顔をする。

 

「翼の部屋に行くぞ。」

 

「あ、はい。」

 

 察した。これはあれだ。ちょくちょく掃除して最終日に大掃除しなくて良いようにするための奴だ。

 

「翼ー!入るぞー!」

 

「えっ!?奏!?少し待って……!」

 

 翼さんの少し焦った声とガチャガチャと何か動かす音が聞こえる。

 

「ダメだ!開ける!」

 

 強引に扉を開ける奏さん。

 

「あちゃー。」

 

「やっぱり…。」

 

「なっ!ゆ、優…じゃなくて翔まで!」

 

 まだ一週間も経ってないはずなのに、部屋は悲惨な状態だった。

 

「どうすればこれだけ散らかるんですか?」

 

「よし、優太。まず私は衣類を片付ける。」

 

「翼さんは休憩室に居てください。」

 

「あ…あぁ頼む…。」

 

 何も言えない翼さんは休憩室に歩いていく、2人で手早く片付ける事になった。

 

「しっかし、優太がグリッドマンだったとはなぁ…。」

 

「ん?まぁね。」

 

 掃除しながら、奏さんが話しかけてきた。

 

「何度も助けられてさ、ずっと気になってたんだよ。」

 

「正体が?」

 

「そ、あたし等のシンフォギア見たいに鎧だとしたら、どんな奴がなってるのかなって。」

 

「そう。」

 

「あのコンサートの時、グリッドマンが来なかったら、あたしは絶唱を使って多分死んでた。ありがとう。」

 

「お礼なら、グリッドマンに言ってくれよ。」

 

『優太が居なければ私は力を使えない。あの時迷わず私に協力してくれた優太のお陰だ。』

 

「どっちも命の恩人さ、それにいつものフィクサービームだっけ?あれのお陰でLinkerの影響も最低限で済んでるしな。その内お礼をしなきゃな。」

 

『気にしなくても良い、私達は共に戦う仲間なのだから。』

 

「そうそう、それにツヴァイウィングの活動もある2人の方が大変でしょ?」

 

「ん~。困った事があれば言ってくれよ?少しは恩返ししたいんだからな。」

 

「ははは、何かあれば頼らせてもらいますよっと。これでいいかな?」

 

「そうだな。こんなもんだろ。」

 

 2人だとすぐに片付いていいな。

 

──

 

「翼さーん片付け終わり…って響ちゃん達も居たのか。」

 

「何やってんだ?トランプ?」

 

 掃除が終わり、休憩室に向かうと、響ちゃんとクリスちゃんも居てトランプで遊んでいた。

 

「あ、はい。」

 

「よし、上がりな。」

 

「な、早い。」

 

 ちょうどクリスちゃんが上がった。

 

「で、そっちの2人は何してたんだ?」

 

「翼の部屋を片付けてた。」

 

「その手伝い。」

 

「片付けと…手伝い?人の部屋を?」

 

 クリスちゃんがこっちに振り向く。響ちゃんは一度見て知ってるのか視線が泳いでる。

 

「クリス、翼は掃除が出来ない。いや出来ない所か始める前より散らかすんだ。」

 

「だから、本人を他の所に行かせて、その間にやるの。」

 

「そんなにヒドイのか?まだ一週間経ってないぞ?」

 

「あぁ、それはもう泥棒でも来たのかと疑うほど。」

 

「マジかよ…。」

 

 まさかの1面を知り、驚くクリスちゃん。

 

「奏も翔も私を貶めたいのか!?」

 

「変に願望持たれるより、早めに教えた方がお互いの為だろ。」

 

「遅くても、この共同生活の内にはバレたと思う。」

 

 恥ずかしさの余り、顔を下に向ける翼さん。

 

「あ、優太さん!」

 

 トランプを片付け、響ちゃんがこちらを見る。

 

「何かな?響ちゃん。」

 

「わたし!優太さんのご飯食べたいです!」

 

 響ちゃんが期待に満ちた眼差しを向けてくる。

 

「はぁ、わかったよ…。ちょっと食堂の人達と話してくる。」

 

 俺は食堂に向け歩く。




今回はここまで

ご意見、ご感想はお気軽にどうぞ。

予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)

  • GXからオリジナル
  • XVまでやってからオリジナル
  • GXからオリジナルの後、AXZ、XV
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