電光戦姫シンフォギアSSSS   作:東風乃扇

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皆さんこんにちは。
東風乃扇です。

番外編その3になります。


料理

 フィーネが起こした一連の事件、通称ルナ・アタックの事後処理が終わり、俺達は日常に戻った。

 

「いや、冷蔵庫の整理とかありがとうね。未来ちゃん。」

 

「その間、響の面倒見てもらいましたから。」

 

 1ヶ月近い間、自宅を空けていたので、冷蔵庫の中身が全滅してしまうのを、未来ちゃんに緒川さん経由で頼んでおいたのだ。

 

「響ちゃんはどう?」

 

「いつも通り、元気ですよ。朝から寝坊してましたし。」

 

「うん、いつも通りだ。」

 

 今日は休日だから、約束とか無ければ寝てても良いとは思うが…。

 

「課題が終わってないんです。」

 

「あ、そうなの。」

 

 朝からやらなきゃいけない量とは。

 

「所で、優太さんは何をしてるんですか?」

 

「これからクリスちゃんが来て、一緒に唐揚げを作るからその準備。」

 

「そうなんですか…。」

 

 未来ちゃんは少し考える。

 

「私も参加していいですか?」

 

「時間は大丈夫?」

 

「はい、私が早く帰っちゃうと、響の為になりませんし、それと私もクリスとお話したいなって。」

 

 笑いながらそう言う未来ちゃん。

 

「じゃ、少し多めに作るか…響ちゃんの為にも。」

 

「はい。お願いします。」

 

 急遽加わった未来ちゃんと一緒に、準備を進めているとクリスちゃんが来た。

 

「よろしくね。クリス。」

 

「お、おう。よろしく…。」

 

 笑う未来ちゃんと、ぎこちなく笑うクリスちゃん。

 それなりに時間がたったとは言え、フィーネの元でノイズを操ってた罪悪感からか、少しクリスちゃんには距離感を感じる。

 

「じゃ、今日は唐揚げを作るよ~。」

 

「「よろしくお願いします。」」

 

 とは言え、未来ちゃんもクリスちゃんも問題を起こすような事は無い。

 

──

 

「これで完成!」

 

「うっし。」

 

「うん。」

 

 揚げたての唐揚げを見て、腹が鳴るクリスちゃん。

 

「うん、良い匂いだもんね。」

 

「うっせーよ!」

 

 顔を赤くさせてどなる。

 

「はい、一口どーぞ。」

 

「お、おう。」

 

「火傷に気を付けてね~。」

 

 未来ちゃんがクリスちゃんの口元に唐揚げを運ぶ。

 

「ん、うまい。」

 

「うん、美味しい。」

 

 クリスちゃんが味わう隣で未来ちゃんも同じように味わう。

 

「未来ちゃん。このタッパーに入れておいたから、後で響ちゃんと食べてね。」

 

「はい、ありがとうございます。そろそろお腹が空いて来た頃だろうから、帰りますね。」

 

「うん。気を付けてね。」

 

「クリスもまたね。」

 

「おう。またな。」

 

「グリッドマンさんも。」

 

『あぁ。』

 

 丁寧にアクセプターに居るグリッドマンにも、挨拶して帰る未来ちゃん。

 

「なぁ、ここは温泉があるって、オッサンから聞いたけどホントか?」

 

「うん、あるけど?」

 

 手入れもしっかりしてるから、いつでも使えるが…。

 

「入りたい!てか、帰るの面倒だから、このまま泊めさせろ。」

 

「明日の予定とかは大丈夫?」

 

「大丈夫だ。むしろ下手に家に居るとあのバカが来るかも知れないしな。」

 

「うちにもそこそこ来るよ?」

 

「1人より2人の方が楽だろ?」

 

 もしかしたら、未来ちゃんと話して1人で家に居るのが、寂しくなったのかな?

 

「じゃ、まずは晩ご飯だね。」

 

「あぁ。」

 

 作った唐揚げとサラダを用意して、2人でご飯を食べた。

 

──

 

「なぁ。」

 

 ご飯を食べて、温泉から上がったクリスちゃんがジャンクを指差す。

 

「なんだ?この古っちぃパソコン。」

 

「俺が生まれる前位からある自作パソコン。名前はジャンク。」

 

「ふーん。動くのか?」

 

「動くけどスッゴい重いよ。20年物だから。」

 

「なんで残してんだ?邪魔じゃないか?」

 

「この家は元々じっちゃんので、ジャンクは父さんの、庭の花とかはばっちゃんと母さんの。」

 

「え?」

 

「俺が受け継いだ物だから、守りたいんだ。」

 

「そっか…家族の思い出ってやつか…。」

 

 クリスちゃんの表情が少し暗くなる。

 

「アタシはそう言うの無いんだよな…。」

 

「あるよ。」

 

「えっ?」

 

 俺の言葉にポカンとするクリスちゃん。

 

「歌、親から貰った物でしょ?」

 

「…。」

 

 少し考えたクリスちゃん。

 

「そう言うもんなのか?」

 

「何も形有るものだけじゃないと思うよ。」

 

『心の繋がりは簡単には消えない。君の中にしっかりとあるはずだ。』

 

「そうか…。」

 

 目を閉じて、胸に手を当てるクリスちゃん。

 

「そうなのかもな。…もう寝る。おやすみ。」

 

「おやすみ。」

 

──

 

「おっはよーございます!優太さん!」

 

「おはよう、響ちゃん。」

 

「朝からうるさいのが…。」

 

 朝食を食べてると、ドアが勢い良く空き、響ちゃんが居間までやって来た。

 

「あれ?クリスちゃん?」

 

「んだよ?居たらいけないかよ?」

 

「いや、なんで居るのかなって?」

 

「温泉が気になったから、唐揚げ作った後そのまま泊まったんだよ。」

 

「ええ~っ!クリスちゃんここに泊まったの!?」

 

 響ちゃんの声が部屋に響き渡る。

 

「だから朝からうっせーな。それがなんだよ、問題あるか?」

 

 面倒臭そうな態度のクリスちゃん、響ちゃんが寄る。

 

「だってそれって…。」

 

「それって?」

 

「朝から優太さんのご飯が食べれてズルい!わたしも食べる!」

 

 なんと言うか、響ちゃんらしい理由で怒り、クリスちゃんの隣に座る。

 

「はい、ちょっと待っててね。」

 

 朝は納豆と焼き鮭と味噌汁、家に来客は結構来るので、食事の量に余裕はある。ツヴァイウィングの2人もたまに来るし。

 

「響ちゃん、朝ご飯食べて来なかったの?」

 

「食べてきましたけど、匂い嗅いだらお腹すいちゃって…頂きます!」

 

 勢い良く食べる響ちゃん。隣でクリスちゃんも呆れている。

 

「お前…食った飯何処にいってんだ?」

 

「ん?なに?」

 

「さっき食べたんだろ?なんでまた一人前普通に食ってんだよ。」

 

「お腹が空いたから?」

 

 何か変?とでも言いたそうな響ちゃん。

 

「クリスちゃん、響ちゃんはきっとご飯がある限り食べ続ける。」

 

「わかった。深く考えるのは止める。」

 

「やだな~優太さん。いくらなんでもお腹一杯になったら止まりますよ~。」

 

 あはは、と笑いながら響ちゃんが答える。

 

「でも、響ちゃんは燃費悪そうだからなぁ。」

 

「5分とかで腹が減るんじゃねぇの?」

 

「ひどい!そこまでじゃないですよ!」

 

「今の状態がそうだろうが。」

 

「うぐぅ…。」

 

 クリスちゃんの言葉に返せなくなる響ちゃん。

 この後、響ちゃんを追いかける形で未来ちゃんが来て、引っ張って帰っていった。




今回はここまで、そろそろ番外編のネタが思い付かないからフロンティア編に入るかな。

ご意見、ご感想などはお気軽にどうぞ。

予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)

  • GXからオリジナル
  • XVまでやってからオリジナル
  • GXからオリジナルの後、AXZ、XV
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