そろそろジオウが終わる…令和ライダー、奴はどんな感じになるのか…
今日は二課の訓練施設にて、翼さんと対峙している。
「いくぞ!翔!グリッドマン!」
『「ああっ!来い!』」
フィーネを名乗る組織、それに対する情報収集を緒川さん達が行っているので、俺たちは戦いに備えていた。
「はあっ!」
『「ふっ!』」
翼さんの剣を避け、拳を握り殴る。
即座にもう一本の剣を出して、盾にする翼さん。
「くっ!やはり力はそちらが上か!」
『「まだだ!』」
こちらもただ、戦うだけじゃない、試したいことがあるんだ。
『「アクセスコード!グリッドマンキャリバー!』」
強い光と共に、グリッドマンよりも大きな剣が出現する。
ただし色が灰と青のイニシャルモードだが。
「なにっ!グリッドマンにも武器が!」
『「はあぁっ!』」
背中に背負う形から、縦に振るう。
「だが!それほど大振りでは!」
簡単に避けられる。
『「ちいぃっ!』」
グリッドマンキャリバーは、大振りになってしまうので、普段から剣を使っている翼さんには簡単に見切られてしまう。
「威力は高いだろうが、当たらなければどうと言う事はない!」
『「やはり、この状態では無理か。』」
エネルギーの消費も無視できないので、キャリバーを戻して格闘戦に移行する。
『「スパークビーム!』」
「ぐはっ!」
「そこまで!勝者グリッドマン!」
格闘に織り混ぜたスパークビームで、不意を突いて翼さんに勝利する。
「ふぅ、お疲れさま。」
『お疲れ、優太、風鳴翼。』
「やはり強いな。」
「2人ともお疲れさん!」
俺と翼さんは奏さんから飲み物を受け取り、椅子に座る。
「なぁ、今の武器は何だったんだ?」
「私も気になる。わざわざ出したわりには、使いこなせてない様だったしな。」
当然の質問が2人から来る。
「あ、あれはね。」
『アシストウェポンだ。』
「「アシストウェポン?」」
『ハイパーエージェントを助けるアイテムの総称だ。かつてある世界で、現地協力者が作った装備が元になっている。』
「じゃあ、あれ以外もあるのか?」
『あぁ、ある。』
「翔が使いなれていないにしても、動きが悪かったようだが。」
『私がこの世界には事故で来てしまったのは覚えているな?』
「それとなにか関係が?」
「実はアシストウェポンは、仲間が居て全力で使えるらしいんだ。」
「まじか!?」
『そう、新世紀中学生の皆が居てくれれば…。』
「「新世紀中学生?」」
2人の顔がなかなか面白そうに歪む。
「え?中学生って?」
「グリッドマン、どういう事なのだ?」
『新世紀中学生とはチームの名前みたいな物だ、先程言ったハイパーエージェントを支えてくれた現地協力者が、中学生だったのだ。彼等の活躍に敬意をもって名付けられたのだ。』
「へぇ、中学生でそんな活躍したのか…。」
まさか中学生でグリッドマンと共に戦ったなんて、思いもしなかったのだろう。2人は驚いている。
「話を戻すと、アシストウェポンを呼び出す事は出来るが、その機能を十全に使えないと言うわけか。」
『そうだ。優太のエネルギー消費も大きくなってしまうし、アシストウェポン側の制御にも思考リソースが使われる。』
「例えるなら、勉強と料理しながら、全身に重り付けてる感じ?」
「あ~。確かに集中できないな。」
「あぁ、難しいのは良くわかった。」
取り敢えず、難しいのは伝わったようだ。
「グリッドマン1人で戦ってる訳じゃないから、そんなにあせる必要もないんだけどね。」
『そうだな。今はシンフォギア装者と言う、心強い仲間が居るのだから。』
その後、訓練に合流した響ちゃん、クリスちゃん相手にもアシストウェポンを使ってみたが、上手くいかなかった。
──
「そういえば最近、優太は二課にずっと居るけど、料理学校はどうしたんだ?」
ある日、皆が学校に行っていて暇なのか、奏さんが質問してきた。
「実は学校がルナ・アタックの後に移転しちゃって…しかもその時、自分達は行方不明の扱いだったからお知らせも来なくって…。」
「あらま。」
「取り敢えず独学で頑張ってる。主に通信教育とかだけど。」
「そっか~。」
話をしてると、奏さんが何かを思い出した様に手を叩く。
「あ、今度、リディアンの学祭だけど来るよな?私は卒業生だし、呼ばれてるから行くけど。」
「逆に行かないと皆に怒られそう。」
「あはは、確かにな。」
クリスちゃんもクラスに馴染めるよう、努力してるみたいだ。
響ちゃんはこの前の事件のせいか、少し上の空だと未来ちゃんが言ってた。
「女子高の学祭に1人で行くのは、流石にキツイけど…。」
「じゃあ、あたしと行くか?マネージャーですって言えば周りの目も大分減ると思うぜ?それに行くところなんて一緒だろ。翼にクリスに響の所だろ?」
「あ、確かに。」
「よし、決まりな。」
当日の合流場所を決めて、スマホの予定に入れておく。
「優太くん、奏くん、グリッドマン。少し良いか?」
「どうしました?弦十郎さん。」
「大丈夫だぞ。」
『私を含める事を考えると、先日の敵の潜伏先が判明したのか?』
「非常に怪しい場所が見つかってな。外れにある廃病院に、ここ最近僅かだが人の出入りと物資の搬入がされているようだ。」
「廃病院、それなりに大きさもあるだろうから、奇襲や罠も意識しないと。」
「で、いつ仕掛けんだ?」
「今日の夜に行う。夜陰に紛れ、仮設本部で一気に接近する。」
「「『了解』」」
──
夜の廃病院、シンフォギア装者達と踏み込むと、そこにはノイズが居た。
「これで確定だな。」
『「皆、罠に気を付けろ。』」
狭い通路、互いに気を付けながら、倒しつつ進んでいく。
「はぁ、はぁ、はぁ。」
「出力が上がらねぇ…。」
「面妖な…。」
「グリッドマンは大丈夫か?」
『「あぁ、こちらは問題ない。恐らく、この赤い霧が原因だろう。』」
敵の仕掛けか、建物内には赤い霧が充満していて、全員のシンフォギアの出力が上がらないらしい。
その為、小さなダメージが重なってきている。
『「皆!気を付けろ!ノイズとは違う気配だ!』」
身構えていると、犬の様な何かが襲いかかって来た。
『「たぁっ!』」
飛び込んだ相手の顔辺りを思いっきり殴り、壁に衝突させる。
その隙を逃さず、クリスちゃんが追撃するが、少し吹き飛ぶ位で健在だった。
「馬鹿な!アームドギアで攻撃したはずだ!」
「一体なんだよ、この謎生物。」
「化物なのは確実だな。」
『「この反応…聖遺物の一種なのか』」
突然、薄暗い廊下の奥から、拍手が鳴る。
「流石は異界の戦士、聖遺物の力を感じましたか。」
少し小馬鹿にするような喋り方で眼鏡をかけた白衣の男性が現れる。
「ウェル博士!?」
「ウェル博士って確かソロモンの杖輸送任務で…。」
「つまり、自作自演か…。」
「えぇ、タネを明かしてしまえば簡単な事です。アタッシュケースの中では無く、コートの下に隠させて頂いてたんですよ。」
彼が持っているケージの様な物に謎の生物は入っていく。
「このソロモンの杖、所有者は英雄たる私が相応しいと思いませんか?」
「思わねぇよ!」
クリスちゃんが、ウェル博士に向かい、ミサイルを放ち攻撃する。
「いいんですかぁ?そんなに派手な攻撃をしてぇ?適応係数が落ちてるのは知ってますよねぇ?」
自らは召喚したノイズを盾にして無傷のウェル博士。
「ぐっ!?」
「クリスちゃん!?」
シンフォギアの反動を受け、膝をつくクリスちゃん。
「ほら、考えなしに動くと反動で死んでしまいますよ?」
攻撃の影響で崩れた壁から、外へ行くウェル博士。
「なっ!?ケージが!」
「あの化物を逃がすつもりか!」
『「私が追いかける!皆は博士を!』」
ノイズがケージを持ち、空を行く何かは解らないが、あれが相手にとって大切な物なのは解る。それを追いかけるため、巨大化しつつ、助走を付けて思いっきり飛び込む。
『「グリッドライトセイバー・ショット!』」
グリッドマンの手から産み出された光の剣を投げつける。スパークビームより貫通力があるこの攻撃なら、ノイズのケージ持つ触手部分のみを破壊できるはずだ。
「よっしゃ!」
「後はあのケージを!」
狙い通り、ケージを落とすことに成功、ウェル博士が呼び出したノイズと戦う皆も喜びの声が聞こえる。
『うおおぉっ!グリッドマンっ!』
『「アンチかっ!』」
アンチが殴り込んでくる。
何とか避けたが、ケージが離れてしまった。
「アンチ!頼むわよ!」
『任せろ!』
アンチの肩に乗っていたマリアが飛び込み、落ちていくケージを回収する。
『グリッドマン!喰らえっ!』
アンチは体にある黄色の発光部から、紫色の光弾を放つ。
『「ぐああぁぁっ!?』」
しまった、前回の戦いでグリッドビームから学習したのか?
『貰ったぁ!』
怯んでる隙に接近され、ボディブローを喰らう。
『「ぐはっ!』」
アンチの攻撃を受け、吹き飛ばされて廃病院の横に転がる。
「いやぁ、お待ちしてましたよ。
ウェル博士がマリアに話しかける。その呼び名に驚きを隠せない。
「フィーネ…だと?」
「組織名じゃなかったのかよ。」
翼さんと奏さんの呟きにウェル博士が反応する。
「えぇ、終わりを意味するこの名は、我々の象徴であり、彼女の名でもあります。」
前にフィーネが言っていたことを思い出す、アウフヴァッヘン波形に触れると、自分の魂が元の人格を塗りつぶして現れると。
『「リィンカーネーション…。』」
「っ!遺伝子と魂を紐付けた輪廻転生システムか!?」
「そんな…じゃあ、アーティストのマリアさんは……。」
「さぁ?それは知りませんね。」
『グリッドマン!』
『「くっ!』」
アンチが再度、光弾を放つ。
近くに居る皆も、着弾の衝撃波が襲う。
『「ぐわっ!』」
「きゃああっ!」
「流石ですねぇ!アンチ!」
防戦一方のこちらを見て、笑うウェル博士。
『喰らえ!喰らえ!喰らえぇぇっ!』
周りに盾になるものも無く、皆を俺の後ろに下がらせる。
「くっ!あの怪物をどうにかしなければ…。」
「でも、どうする?この弾幕じゃあクリスの攻撃も迎撃されるぞ。」
「おい、潜水艦から援護できないのかよ!」
『すまない、この仮設本部に攻撃能力はない。それに下手に姿を出すとやられる可能性もある。』
「グリッドマンさんと優太さんが、耐えてる間に…。」
何か打開策を探すが、この状況では何も出来ない。
ダメージが増え、膝をついてしまう。
『「ぐうぅぅっ!』」
苦悶の声が出る。ダメージが増えてきたせいで、額のエネルギーランプが点滅する。
──
「グリッドマンさん!」
「あなた達は、英雄の器では無いのですよ!」
ウェル博士が大声で笑いながら勝ち誇る。
「ちっくしょ!どうすりゃいいんだよ…。」
隣でクリスちゃんが悔しそうにしてる。
わたしだってそうだ。
優太さんやグリッドマンさんに助けられてばかりで、困ってる時に助けてあげられない。
「でも、諦めない…。何か、何かあるはず…。」
『「そうだ…決して諦めてはいけない…。』」
わたしとグリッドマンさんの考えてる事が重なった時、周りが光に包まれた。
──
わたしは何もない、空も地面も無い所にいた。
「ここは…?皆は!?」
『安心するといい、ここは現実とは時間の流れが違う。』
いつの間にか、わたしの目の前に大柄な男の人が立っていた。
「えっ!?えっ!?どちら様ですか?」
『私はグリッドマンの中に残っている残滓の様なものだ。』
顔にすごいマスクを付けて、威圧感が凄いけど、優しい目をしてる。
「つまり、グリッドマンさんの仲間…ですか?」
『そうだ。私に残された時間は少ない、本題に入ろう。』
そう言うと、男の人が光に包まれ、光が収まるとそこには巨大なトラックがあった。
「うえぇぇぇっ!?」
驚きの余り声を上げる。
『私は本来グリッドマンを手助けするアシストウェポン〈バトルトラクトマックス〉。』
「あれ?確か今は居ないって…。」
この前、優太さんとグリッドマンさんがそう説明してくれたのを覚えている。
『そう、私はあくまでも残滓。このままではグリッドマンを助ける所か足を引っ張ってしまう。だから、君の力を貸して欲しい。』
「わたしの力…。」
『君とグリッドマンが力を合わせれば、この状況を打開できるはずだ。』
わたしが、優太さんを…グリッドマンさんを助けられる。
「どうすればいいんですか!?」
優しく力強い声が、わたしがするべき事を教えてくれる。
──
「立花!どうした!?」
「えっ?」
「お前、ボーッとしてどうした!」
「グリッドマンが光ったのと同時に動かないから、驚いたぞ!」
クリスちゃん達がわたしに声をかけてきた。
「あの…わたしどれ位止まってました?」
「いや、ほんの数秒だけど?」
さっきのあれは幻じゃない、そう納得すると、グリッドマンさんに叫ぶ。
「グリッドマンさん!皆!ここは任せて!」
『「なに?』」
「何か打開策が!?」
「確かに今ならあいつら、警戒してるが…。」
「一体何するんだ?」
わたしは少しだけ、前に歩いてグリッドマンの隣に行く。
「いきます!アクセスコード!バトルトラクトマックス!」
言葉と同時にわたしは強い光に包まれた。
──
「いきます!アクセスコード!バトルトラクトマックス!」
響ちゃんがコールすると同時に、バトルトラクトマックスが召喚される。当然ながらイニシャルモードカラーだ。
しかし、響ちゃんが光となってバトルトラクトマックスに入ると色が代わり、通常のカラーとなった。
『まさか、彼女がマックスの代わりを!?』
「そんな無茶苦茶な!」
まさかの展開に俺とグリッドマンも驚きを隠せない。
『優太さん!グリッドマンさん!』
『「ああっ!行くぞ!』」
ぶっつけ本番もいいところだが、敵も様子見してるこのチャンスを逃すわけにはいかない。
マックス側の制御をグリッドマンが行い、合体する。
『『「剛力合唱超人!マックスグリッドマン!!』』」
グリッドマンの両腕に2つに別れたマックスが装備され、頭部にヘッドパーツが被さる。
「アンチ!既に弱っている事に違いは無い!そのまま畳み掛けなさい!」
「わかった!喰らえ!」
マリアの命令を聞き、アンチはエネルギー集めて光線を放つ。
『マックスウゥゥ』『グリッドオォォ』「ビイィィムッ!」
こちらは両手を合わせ、肩と拳から巨大なビームを放つ。
「なっ!」
「おわっ!」
「うおっ!」
互いの中心でビームがぶつかり合い、激しい衝撃波が辺りを揺らす。
「全く、なんですかあれは?」
「知らないわよ。」
『おのれぇ、グリッドマン!』
アンチは大技が止められた事に憤りを感じたのか、そのまま走ってくる。
『『「うおおぉぉっ!』』」
両腕に装備されたブースターを吹かし、空へ飛び上がり、しっかりと上昇したところで重力とブースターで得た加速した蹴りを食らわせる。
『『「超!電撃キック!』』」
エネルギーを纏った蹴りを、圧倒的な加速で叩きつける。
『ぐあぁぁっ!』
「アンチっ!?」
ダメージが限界を越えたのか、アンチの変身が解除され、地面に転がる。
即座にマリアが肩を貸して立ち上がる。
「す、すまない。マリア…。」
「アンチ…今日はここまでね。」
マリアの言葉を聞き、皆が飛び出す。
「させるかよ!」
「このまま拘束させて貰う!」
「待て!空だ!」
奏さんが注意を促すと、空から残りの相手側の装者が攻撃しながら、突如現れた。
「なんと!イガリマアァァッ!」
「アンチ、大丈夫?」
「マリア姉さん!」
お互いに睨み合う。
運悪く、俺の体力が限界を迎え、マックスグリッドマンが解除される。
「うわっととと。」
「ごめん、こっちも限界だ。」
響ちゃんも体力を消耗してるらしく、息が荒い。
「今よっ!」
マリアの号令に合わせ、それぞれがアンチとウェル博士を担いで、空中の何かに捕まる。
それは巨大なヘリだった。
「なっ!いつの間にヘリが!」
「逃がすかよ!」
クリスちゃんがアームドギアを構えるが、ヘリはすぐに姿を消してしまった。
「何だと!」
「何をした!?」
不可解な現象に、全員が驚きを隠せなかった。
『すまない、こちらのレーダーにも映らない程のステルスシステムのようだ。』
通信機から、弦十郎さんの声が聞こえる。
『今回は痛み分け…と言ったところか。中の調査はこちらで行う。皆、お疲れ様。』
今回は何とか痛み分けに持っていけた感じだ。次はどうなるか…。
今回はここまで、いや~やっと出せたよ!合体形態。
グリッドライトセイバー・ショットは原作版のイメージです、あっちは基本的に投げてたから…。
イニシャルモードの名称はとあるフィギュアのキャリバーからもらいました。
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予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)
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GXからオリジナル
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XVまでやってからオリジナル
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GXからオリジナルの後、AXZ、XV