電光戦姫シンフォギアSSSS   作:東風乃扇

27 / 61
東風乃扇です!

色々原作に無い部分を出していきたい!


大・空

 学祭の翌日、俺はパソコンで有るものを調べていた。

 

「あちゃ~、やっぱりあるよなぁ。」

 

『あの状況では仕方ないだろう。』

 

 SNS等に上がっているのは俺達(グリッドマン)の写真。

〔ノイズを倒す謎の巨人現れる!?〕など様々なスレが盛り上がっている。

 

「元々噂は流れてたし、仕方ないんだけどさ。」

 

『正体を探ろうとするならば、風鳴弦十郎がどうにかするだろう。』

 

 まぁ、これだけで俺とグリッドマンを結びつける奴は居ないだろう。

 

「その辺は弦十郎さん達を信じるか。」

 

──

 

 学祭の振り返り休日…と言うよりも最後の最後で出てきたノイズのせいで休みの為、全員が揃っていた。

 

「クリスちゃんとグリッドマンさんの合体、すごかったね~。」

 

「それはあたしじゃなくて、バスターボラーだろうが。」

 

「雪音のイチイバルと戦法は一緒だな。」

 

「その辺は相性とか有るのかもな。響も腕の奴だったし。」

 

「ふむ、グリッドマン。残りのアシストウェポンは確か2つだったな?」

 

『その通りだ、残るアシストウェポンは大剣のグリッドマンキャリバーと戦闘機のスカイヴィッターだ。』

 

「戦闘機ってことは飛べるようになるのか?」

 

『あぁ、背中と脚部に装着され、飛行能力を得ることが出来る。』

 

「そうなると翼さんが剣で奏さんが飛行機ですかね?」

 

 残りのアシストウェポンと、残った装者の組み合わせを響ちゃんが予想する。

 

「どうだろうね。そんな簡単な話じゃ無いかもよ?」

 

「そうですかね~?」

 

「しっかし、アイツ等は本当に決闘なんてする気あるのか?」

 

 クリスちゃんが、学祭で戦った装者達の事を話題にする。

 

「少なくとも本人達は、そのつもりじゃないかな?」

 

「優太も響と同じでアイツらの肩持つよな。」

 

「響ちゃんじゃ無いけど、あの子達がどこで何を知って動いてるのか、それを知らないからね。それを知るためにもまずは相手を信じる所から。」

 

『彼女達は我々の知らない何かを知っているかも知れない。』

 

「確かに、何であんなことするかは知らないけどよ。」

 

「なら、決闘で勝って聞き出せば良い。」

 

「そうだな。」

 

『全員、今すぐ指令室へ来てくれ!』

 

 弦十郎さんからの放送を受け、指令室へ向かう。

 

──

 

 カ・ディンギル跡地にノイズの反応があった。

 つまりは彼女達からの決戦の狼煙だと思われる。

 

「来たな、グリッドマン。」

 

 現場に居たのは2人の男、ウェルとアンチだ。

 

「切歌ちゃんと調ちゃん、セレナちゃんは!」

 

「あの子達は謹慎中です。オトモダチ感覚でやられては困りますからね。」

 

「貴様等を屠るのは俺だ!」

 

 アンチが巨大怪獣となる。

 

『「アクセス!フラッシュ!』」

 

 それに合わせ、こちらも変身する。

 

『「皆は博士を頼む!』」

 

 装者達に博士とノイズを任せ、アンチとの戦いを始める。

 

──

 

 目の前でノイズと戦う装者達を横目に怪獣と巨人の戦いを見るウェル。

 

「ん~素晴らしい…。人知を越えた力…。」

 

「貴様等は何を企てる!?F.I.S!」

 

「企てるとは人聞きの悪い、我々が望むのは人類の救済!」

 

 まるで演劇の様に手を広げ、そして空に浮かぶ月を指差す。

 

「月の落下にて損なわれる。無辜の命を可能な範囲で救い出すことだ!」

 

「なに!?月は世界各国が見張ってんだろ!」

 

「異常があるならば、それを黙ってる訳が!」

 

「残念ながら黙ってますよ!」

 

「な、なんで!?」

 

 ウェルの言葉に全員が一瞬止まってしまう。

 

「何故?簡単な事ですよ、対処法が無いからです!不都合な真実等など、隠す理由はいくらでもあるのですよ!」

 

「余計なパニックを避けるためって奴かよ…。」

 

「まさか、一部の奴はそれを隠しつつ自分達だけ逃げるつもりじゃあ…。」

 

 クリスが自分で言った可能性に顔を歪ませる。

 

「そうだとしたら、貴方たちはどうします?」

 

 装者達は何も答えられない。

 

「それに対して我々の答えがこれだ!」

 

 装者の足元が揺れ、そこから黒い影が飛び出す。

 

「ネフィリム!」

 

「ぐあっ!」

 

 クリスが足元から出てきた、ネフィリムに吹き飛ばされる。

 

「雪音!」

 

「大丈夫だっ!」

 

「アンチ!いつまで遊んでるんてすか!?そろそろエネルギーは十分でしょう!?」

 

『ふん!言われずともぉっ!』

 

 アンチが叫ぶと、足に変化が現れる。

 下半身が丸ごと大型のブースターに変化し空へ飛んだ。

 

『「なに!?空を!?』」

 

『くらえぇ!』

 

 アンチは空から大量の光弾を放ち、攻撃する。

 

『「ぐあぁっ!』」

 

「はーはっはっはっ!素晴らしいですよ!流石はアンチレリックですね!」

 

 ウェルの笑いが木霊する。

 

「アンチ…レリックだと!?」

 

「えぇ!彼は人間では無く、聖遺物が放つエネルギーを受けて進化する兵器(バケモノ)なのですよ!」

 

 なんとか攻撃を避ける装者達に、声高々に告げる。

 

「ネフィリムとアンチの力でぇ!人を束ね!組織を作り!国を建て!命を守護する!」

 

 アンチの攻撃の合間を縫ってネフィリムが襲いかかる。

 

「くっ!このままでは不味い!」

 

「おい!2人のどっちでもいい!グリッドマンの援護を!」

 

「させませんよ!ネフィリム!そしてノイズ!」

 

 状況を打開する為にアシストウェポンを使おうとするも、響とクリスはネフィリムから優先的に狙われ、隙が無かった。

 

「なっ!これは!?」

 

 クリスは何かに足を取られる。そこを見るとノイズの出した粘着液だった。

 

「今ですよ!ネフィリム!!」

 

「ぐっ!」

 

「クリス!」

 

 動けないクリスは何とか防御はしたが、大きなダメージを受けてしまう。

 

「これ以上は!やらせない!」

 

 クリスを守るため、響がネフィリムに仕掛ける。

 

「はあぁぁっ!」

 

 ネフィリムの体を殴り飛ばす。

 

「クリスちゃん!大丈夫!?」

 

「あぁ!もう大丈夫だ!助かった!」

 

 クリスは何とか動けるようになり、合流する。

 

「そうやって君は!誰かを助ける為に!多くの誰かを殴って殺していくわけですね!」

 

「っ!」

 

 ウェルの言葉に響は固まってしまう。

 

「おいっ!」

 

「あっ!」

 

 クリスの言葉に我を取り戻すも遅く、目の前にネフィリムが迫っていた。

 

「うわあぁぁっ!」

 

 咄嗟に拳を握りしめ、ネフィリムを殴ろうとするも、先程のウェルの言葉で躊躇してしまう。

 そして、ネフィリムに腕を喰い千切られてしまう。

 

「立花あぁぁぁぁっ!」

 

「行ったあぁぁぁっ!パクついた!これでシンフォギアを!」

 

 狂喜の顔をするウェル。

 

「おいっ!しっかりしろ!」

 

「グリッドマン!響を!」

 

『「立花響!少しだけ待ってくれ!』」

 

 仲間達が駆け寄り、グリッドマンに回復を頼むもアンチの攻撃でその余裕が無かった。

 

「完全聖遺物、ネフィリムは自立稼働する増殖炉!他のエネルギー体を取り込み、更なる出力を得る!さぁっ、始まるぞ!」

 

 もはや踊り出しそうな勢いで喜ぶウェル。

 

「聞こえるか!?この覚醒の鼓動!この力がフロンティアを浮上させるのだあぁぁぁぁっ!!ふひひひ!ふははははっ!」

 

 しかし、ウェルはあることに気付き、動きが止まる。

 

「……ーうぅぅ……グガアァァッ!」

 

「そんな、まさか…。」

 

「お、おいこれって…。」

 

「シンフォギアの暴走…。」

 

「なにっ!」

 

 唸り声をあげ、全身を黒い影ような物に包まれる響。

 

「ガあァァっ!」

 

 無くなった筈の左腕からエネルギーが溢れ、腕の形に固定される。

 

「エネルギーを使って、アームドギアの様に形成したのか!」

 

 驚く周りを無視して、ネフィリムに突撃する響。

 

「や、止めろおぉっ!それは僕が英雄になるために必要な物だぁ!」

 

 ウェルは急いでノイズを召喚するも、すぐに砕かれてしまう。

 

「ここまで成長させたんだぞ!この苦労を消させるかぁ!」

 

 何度も召喚するが、時間稼ぎにもならず、倒されていく。

 

「があっ!」

 

 響はネフィリムに飛びかかり、背中に腕を突き刺す。

 

「ひひいいぃぃぃっ!?」

 

 響がネフィリムの心臓部を引っ張りだすと、ウェルは恐怖から声を漏らす。

 

「グウゥゥ…。」

 

「ひぃっ!」

 

 響がウェルを睨む、そこにクリスが止めに入る。

 

「おいっ!落ち着け!お前に黒は似合わねぇんだよ!」

 

 その隙にウェルは逃げ出すが、装者達にそれを追う余裕は無かった。

 

「ゥゥ…。」

 

 響の黒いものが剥がれ、気絶する。

 

「落ち着いたか…。なっ腕が治ってやがる…。」

 

 響を担ぎ、クリスが気づく。

 

「訳がわかんねぇが、今は少しでも早く響を連れて帰るぞ!」

 

「あぁっ!その為にもまずは…。」

 

 装者達は響の発した殺意からか、動きが止まっているアンチを見上げる。

 

「バスターボラーで行けるか…。」

 

「待て、雪音も先程の戦闘で大きな傷があるだろう。我々がやる。」

 

「そうだな。クリスはそのまま響を頼むぜ。」

 

「なっそっちはまだアシストウェポンになれないだろ!」

 

「この状況、必要なのは未だ使って居ないスカイヴィッターだ。」

 

「きっとアシストウェポンとの相性が必要ってなら、アタシか翼だろ。」

 

「でも!そんな都合よく!」

 

「グリッドマンの仲間なら、この場で答えてくれるはずだ!」

 

「こっちはツヴァイウィング、世界に羽ばたく翼だぜ?」

 

「「優太を空に送る位出来なくてどうする!」」

 

 2人の視界が光に包まれる。

 

──

 

 真っ白な空間、そこには1人のスーツを着た男が居た。

 

『やぁ、どうも。』

 

「あなたがスカイヴィッター?」

 

「何て言うか、普通な感じだな。」

 

 2人は隣に相棒が居ることに気付き驚く。

 

「か、奏!?」

 

「なんで翼も!?」

 

『それは2人ならこの力を使うのに相応しいからさ。』

 

「2人なら?」

 

「1人じゃ駄目なのか?」

 

『うん、出来なくは無いと思うけど、装備も君たち自身も空を飛ぶ力は無いだろ?』

 

「た、確かに。」

 

『でも、2人なら飛ぶイメージが出来るんでしょ?』

 

「あぁ、私と奏なら。」

 

「2人なら何処までも行けるぜ。」

 

『なら問題は無いね。』

 

 男は光に包まれると、青い戦闘機に変わる。

 

『さて、俺はスカイヴィッター。グリッドマンを空に導く翼、よろしく頼むよ。』

 

──

 

 意識が戻ったツヴァイウィングの2人は、お互いに顔を見合う。

 

「え、まさか…。」

 

「そのまさかだ、雪音。」

 

「なかなか都合よく行くもんだな。」

 

 状況を察して、まさかと声をかけるクリスに2人は笑って答える。

 

「奏。」

 

「翼。」

 

「「アクセスコード!スカイヴィッター!!」」

 

 2人は強い光に包まれる。

 

──

 

 空を飛ぶアンチが響ちゃんに警戒していた為、出来た隙で救いの1手が打たれた。

 

「「アクセスコード!スカイヴィッター!!」」

 

 ツヴァイウィングの2人の声が重なり青い戦闘機を呼び出す。

 

『『行くぞ!グリッドマン!』』

 

『「あぁっ!2人共!』」

 

『させるかぁっ!』

 

『『アンプレーザーサーカス!』』

 

 アンチがこちらの合体を阻止しようとするが、スカイヴィッターが誘導レーザーで対応する。

 

『ぐあっ!』

 

『『今だ!』』

 

『「とおっ!』」

 

 被弾した隙に大きくジャンプして飛んできたスカイヴィッターと合体する。

 機体後方のエンジン部が左右に別れ、両足に装着され、翼部分は背中にスラスターとして、機首部分がヘッドパーツとして装備される。

 

『『『「大空合唱超人!スカイグリッドマン!』』』」

 

『うおおぉぉぉっ!』

 

 アンチが一気に加速してこちらに突撃する。

 

『「遅い!』」

 

 こちらも加速して、アンチとすれ違う。

 

『『ラッキースモークスクリーン!』』

 

 背部から特殊な煙幕を張り、アンチの視界を奪う。

 

『くそっ!』

 

『『『「スカイ!グリッドォビイィーム!』』』」

 

 スカイヴィッターの誘導レーザーで動きを制限し、そこに最大出力のグリッドビームを叩き込む。

 

『オノレエェェ!グリッドマン!』

 

 ダメージを受けて、アンチが落ちていく。

 

『優太!今は響を!』

 

『雪音もダメージを負っている。フィクサービームを!』

 

『「わかった!』」

 

 すぐに下で待つ2人の元へ行き、フィクサービームを浴びせる、そこでエネルギーが少なくなったのか、変身が解除される。

 

「ふぅ、何とかなった。」

 

「まさか2人で1つになるなんてな。」

 

 クリスちゃんが2人を見ながら、語りかけてくる。

 

「逆に1人だと難しかったみたいだ。」

 

「私も奏も飛べる訳ではないからな。」

 

『ヴィットがそう言ったのか?』

 

「ああ。」

 

「雪音達ほど疲れも感じていない、2人で分担しているからか。」

 

 俺と比べて息が落ち着いてる2人を見て納得する。

 

「それよりも響ちゃんは大丈夫?」

 

「あぁ、今は気絶してるだけみたいだ。おっさん達がすぐに救急車を手配するって。」

 

 響ちゃんの様子は正直変だった。いったい何が起きてるんだろう。この時、俺が考えてる以上に、響ちゃんには危機が迫っていたのだった。




今回はここまで、スカイグリッドマンにビーム技つけるならこんな感じかな?と思いやってみました。

感想などはお気軽にどうぞ!

予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)

  • GXからオリジナル
  • XVまでやってからオリジナル
  • GXからオリジナルの後、AXZ、XV
  1. 目次
  2. 小説情報
  3. 縦書き
  4. しおりを挟む
  5. お気に入り登録
  6. 評価
  7. 感想
  8. ここすき
  9. 誤字
  10. よみあげ
  11. 閲覧設定

▲ページの一番上に飛ぶ
X(Twitter)で読了報告
感想を書く ※感想一覧
内容
0文字 10~5000文字
感想を書き込む前に 感想を投稿する際のガイドライン に違反していないか確認して下さい。
※展開予想はネタ潰しになるだけですので、感想欄ではご遠慮ください。