電光戦姫シンフォギアSSSS   作:東風乃扇

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こんにちは!東風乃扇です。

まさか、本編でキャロルが出るとは…XDUで参戦しない理由はこれの為だったのか…。


離・別

「響くんの症状だが、非常に危ない状態だ。」

 

 この前の状態なら、シンフォギアを纏うくらいなら問題は無かったそうだが、絶唱を使った影響で侵食が一気に進んでしまったようだ。

 

「あはは…。」

 

 響ちゃんが力なく笑う。

 

「つまり、胸のガングニールを活性化させると危ないから、なるべく纏わないように─「いい加減にしろ!」

 

 つい、響ちゃんの言葉に反応してしまった。

 

「なるべく?話を聞いてなかったのか!一切使うなって言ったんだ!」

 

「ゆ、優太さん…。」

 

「このままじゃ君がキミじゃ無くなるんだぞ!未来ちゃんだけじゃない!皆に心配かけてるのが解らないのか!」

 

「優太、落ち着け。響もわかってるさ。」

 

 奏さんが、俺の肩を掴んで止める。

 

「…。」

 

 俺は部屋を出る。

 

──

 

 ある日、マムが私とマリア姉さん、アンチを連れてあるところに来ていた。

 

「私達がしてきた事はテロリストの真似事に過ぎません。」

 

 アンチが車椅子を押すなか、マムが話し出す。

 

「真にするべき事は、いかに月の被害を減らすか…違いますか?」

 

「つまり、今の私達では世界を救えないと?」

 

 マリア姉さんが悔しそうに答える。

 目の前にスーツを着た男の人たちが現れる。

 

「この度の申し出、嬉しく思いますよ。ナスターシャ教授。」

 

「マム、この人達は?」

 

「米国政府のエージェントです。講和の為に私が召集しました。」

 

「講和を…結ぶつもりなの?」

 

「ドクターウェルには通達済みです。さぁ、これからの大切な話をしましょう。」

 

「マリア、このチップを…。」

 

 マリア姉さんがマムからチップを受け取り、男の人に渡す。

 

「異端技術に関する情報確かに受け取りました。」

 

「取り扱いに関しては別途私が教授します。つきましては─

 

 マムが話すよりも先に相手の人達が一斉に銃を抜く。

 

「マム!」

 

「あなた達の歌よりも銃弾の方が早くあなた達の命を奪う。」

 

「俺の方がはやい!」

 

 アンチが変身して飛びかかる。

 

「ぐあっ!」

 

「化物は無視しろ!まずはあっちだ!」

 

 アンチを無視して私達を狙うが、それよりも早くアンチが殴り飛ばす。

 

「大丈夫か?」

 

「えぇ、ありがとう、アンチ。」

 

「最初から取引に応じるつもりは無かったのですね…。」

 

 周りに沢山のノイズが現れ、奥から来ていた軍人を炭化させていく。

 

「マム、ここは危険だわ。」

 

 ガングニールを纏った姉さんとアンチが先に進む。

 

「セレナどうしました?」

 

「だ、大丈夫。」

 

 私はマムと一緒に進む。

 

「マリア、待ち伏せを避けるため、上の階から脱出しましょう。アンチ、大丈夫ですね?」

 

「えぇ、マム。」

 

「3人位問題ない。」

 

 ノイズが暴れているのだろう、沢山の悲鳴が聞こえる。

 

「セレナ…大丈夫ですか?」

 

「うん…大丈夫だよ。マム。」

 

 今、私が行けば1人、2人は救えるかも知れない、そう考えてると、マムがこちらを見ていた。

 

「マリア、アンチ少し待ってなさい。少しセレナと話があります。」

 

「えぇ、わかったわ。」

 

「了解した。」

 

 少しだけ離れ、マムがこちらに問いかける。

 

「今の私達に月をどうにかする力は無く、暴走するドクターウェルを止めることも出来ません。」

 

「う、うん。」

 

「私にはそれを先導した責任があります。最後まで見届けなければ行けません。」

 

 マムが厳しい目でこちらを見る。

 

「セレナ、あなたの正義が揺れているなら、心に従って動きなさい。」

 

「え…。」

 

 私が返答に困ってると、昔の優しい笑顔でこちらを見ていた。

 

「本当は心優しい子達なのに私のせいでこんなになってしまって…。」

 

「ま、マム?」

 

「どうしますか?恐らくここから先は後戻り出来ませんよ?」

 

「マムありがとう……姉さん!私やることがある!」

 

「セレナ!?」

 

 私は駆け出して、近くに居たノイズを斬る。

 

「私達は間違ってた、アメリカ政府も駄目なら…頼れるのは…。」

 

 あの人達なら、私の行くべき道を教えてくれるかもしれない。

 

──

 

『「スパークビーム!』」

 

 スカイタワー周辺に突如現れたノイズ。

 偶然にも今日、響ちゃんと未来ちゃんが出掛けていた。

 

「邪魔だぁ!」

 

 途中で合流した奏さんと突き進む。

 

「あそこに響が居るって?」

 

『「今日は小日向未来と一緒にここに遊びに来ていた筈だ。』」

 

「なら!なおのこと急がねぇとな!」

 

 現れる大量のノイズを倒しながら、スカイタワーを目指す。

 

──

 

 スカイタワー近くで、翼さんとクリスちゃんも合流する。

 

「立花を見たか?」

 

「いや、こっちでは見てねぇ。」

 

 翼さんと奏さんが軽く情報交換して、ノイズの軍団に対して進む。

 

「目障りだ!」

 

『「グリッドビーム!』」

 

 クリスちゃんと一緒に空のノイズを減らす。

 

『「雪音クリス!乱れているぞ。大丈夫か?』」

 

「あぁ!?どこ見ていってんだ!問題ねぇよ!」

 

 クリスちゃんの動きがどこかぎこちない、そこを指摘すると、問題ないと突っぱねられた。

 

『「3人共、一気に行くぞ!』」

 

「当たり前だぁ!アクセスコード!バスターボラアァァ!」

 

「承知!」

 

「空の敵は任せろ!」

 

「「アクセスコード!スカイヴィッター!」」

 

 グリッドマンの巨大化とアシストウェポンを召喚し、一気に殲滅を図る。

 

──

 

「そこに居てください!動き回ると危ないです!」

 

 セレナは周辺に居たノイズを倒し終えると、近くに居た人達に告げ、直ぐに移動し始める。

 

「ウェル博士はどれだけ召喚したの!?」 

 

 非常に大きいスカイタワーを埋め尽くす勢いのノイズに悪態をつく。

 

「あれは…この前の戦闘機と戦車?」

 

 大きな影が見え、そちらを見るとグリッドマン達が戦っているのが見えた。

 

「このまま行けば大型ノイズも大丈夫かな。」

 

 先日のように合体はせず、ミサイルやレーザーで大量のノイズを蹴散らすグリッドマン達。

 

「やっぱり、あの人達なら…。」

 

──

 

『『アンプレーザーサーカス!』』

 

『バスターミサイル!』

 

『「グリッドビーム!』」

 

 それぞれの攻撃で空に居た大型ノイズを倒す。

 

『「よし、周りのは一通り片付いたな。』」

 

 皆がアシストウェポンを解除する。

 

「ちょっち疲れるがこの前ほどじゃねぇな。」

 

「アシストウェポンと合体する方にエネルギー使うみたいだな。」

 

「タワーへ急ごう。まだ残ってるかもしれない。」

 

 タワーの近くまで来ると、響ちゃんが膝をついていた。

 

「あいつ!またギアを!」

 

「この状況だ、使わなきゃ死ぬぞ。」

 

 ギアを纏っていたので、クリスちゃんが怒るが奏さんがなだめる。

 

『「大丈夫か!?立花響!』」

 

「あ、皆…っ!」

 

 一瞬苦しそうな表情をすると、響ちゃんのギアが解除される。

 

「立花、小日向はどこだ?」

 

「未来はまだ上に─」

 

 響ちゃんに言われ上を見上げると、タワーのデッキ部で爆発が起きる。

 

「未来ーーーっ!」

 

『「あれはアンチ!』」

 

 爆発が起きた辺りに居たのか、響ちゃんが慌てる。それと俺は其処から飛び出したアンチを見つける。

 

「あいつらここに居たのか!?」

 

「追うか!?」

 

「いや、まだノイズが居るぞ!」

 

 タワーの中に残っていたノイズが飛び出して来る。

 

「立花!まだ小日向が巻き込まれたと、決まった訳ではない!」

 

「グリッドマン!中を頼む!まだ逃げ遅れがいるかも知れねぇ!」

 

「あたしらはここでコイツを守る!」

 

『「わかった!ここを頼む!』」

 

 湧き出るように来るノイズを蹴散らしながら、タワーを駆け上がる。

 

──

 

『「たぁっ!』」

 

 人を襲おうとしていたノイズを切り捨てる。

 

「た、助かった…。」

 

『「傷は癒した、早く逃げろ。』」

 

「あ、ありがとう!」

 

 傷を治し、避難を促す。

 

『「ん?この音は…。』」

 

 先の方から戦闘音がするため、そちらへ急ぐ。

 

『「セレナ・カデンツァヴナ・イヴ!?』」

 

「グリッドマン!」

 

 そこに居たのは、避難し損ねた人達を守るように戦うセレナだった。

 

『「怪我人は居るか?』」

 

「さっき足を…。」

 

 それぞれがどこを怪我したと申告してくるので、まとめて治す。

 

『「これで大丈夫だ。』」

 

 人々は礼を言いながら、避難していく。

 

『「君はどうする?』」

 

「あなたと…一緒に行かせて下さい。」

 

『「わかった…。』」

 

 覚悟を決めた目でこちらを見るセレナ、恐らく組織の方で何かあったのだろう。

 今は詳しく聞いてる暇はないので、タワーの上を目指す。

 

──

 

 メインデッキに到着するも、周りの被害はひどいもので、側面は大きく壊れていて危険な状態だ。

 

『「ノイズはもう出ないようだな。』」

 

 周囲に反応は無く、静かだ。

 

「恐らく、マム達が離脱したから、最低限の足止め用のノイズを残したんだと思います。」

 

『「先程一緒に来ると言ったが、それは投降すると言うことでいいのだな?』」

 

「はい、私にはもう何が正しくて、従うべきかわからないんです。」

 

 ギアを解除して、抵抗の意思が無いことを伝える為か、ペンダントをこちらに差し出すセレナ。

 

『「わかった。こちらの司令に話を通そう。』」

 

 タワーの下には二課のスタッフ達が集まり初めており、弦十郎さんと通信を試みる。

 

『なに?F.I.Sの装者が…?』

 

「はい、すでにシンフォギアはこちらで預かっています。信じても良いと思います。」

 

『わかった。未来くんは?』

 

「メインデッキには居ませんでした。避難した人の中に居ればいいんですが…。」

 

『そうか、後はこちらでやる。君はそのままセレナ・カデンツァヴナ・イヴを連れてきてくれ。』

 

「わかりました。じゃあ下に行くよ。」

 

「はい、わかりました。」

 

 俺は彼女と一緒に皆の元へ向かう。




今回はここまで。

先日、アンケートを設置しました。
よろしければ協力お願いします。期間はフロンティア編が終わるまでに、したいと思います。

理由としてはキャロル関係です。
普通にGXで生存フラグ立てるか、原作通りにXVで復活させるかの違いですね。

感想や意見などはお気軽にどうぞ!

予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)

  • GXからオリジナル
  • XVまでやってからオリジナル
  • GXからオリジナルの後、AXZ、XV
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