電光戦姫シンフォギアSSSS   作:東風乃扇

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こんにちわ!東風乃扇です!

コラボ章始まります!


コラボ章・魔神皇帝編〔戦姫絶唱シンフォギアと魔神皇帝〕
降臨!異世界の戦士!


 今日は弦十郎さんに呼ばれ、全員が二課の施設に集まった。

 

「今朝、ギャラルホルンに反応があった。」

 

「ギャラルホルンに?」

 

 俺たちはかつてギャラルホルンの力で異世界に跳ばされた事があり、驚きを隠せない。

 

「ねぇ、ギャラルホルンって何?」

 

「あ、調達は知らなかったね。二課の管理する完全聖遺物で、こことは違う世界と繋がる門みたいな物かな。」

 

「デデス!?異世界デスか!?」

 

「世界を繋ぐ聖遺物…。」

 

 マリア達に軽く説明すると、それぞれが反応する。

 

『それで、それが起動したと言う事か?』

 

「あぁ、ほんの一瞬だが、何処かと繋がったらしい。スタッフ達の調査結果が出るまで皆は出撃待機してくれ。」

 

「わかりました。」

 

──

 

 ここはとある廃棄ビル。

 

「はぁ、はぁ、はぁ。」

 

 1人の男が倒れていた。手に持った武器も背中につけたマントもボロボロで、何とか息をしているだけだった。

 

「オノレ…オノレ…!マジンカイザー…!グリッドマン…!シンフォギア…!」

 

 この男はかつてある世界でグリッドマンと死闘を繰り広げたゼルフィールと言う男だ。

 

「ふむ、妙な反応があるから来てみたが…なかなか面白いモノを見つけたな。」

 

 彼の前に魔法使いのような服装をした少女が現れる。

 

「なに…モノだ!?」

 

 彼はボロボロの剣を持ち上げ、少女に向ける。

 

「お前…異世界から来たな?」

 

「なぜ…わかる?」

 

 少女は剣など気にせず、話しかける。

 

「そんなことどうでもいいだろう?見たところこのままだと、お前は死ぬな。」

 

「死なない…!私は必ず奴等に…!」

 

「ほぉ…復讐か…。いいだろう。力をくれてやる。」

 

 少女はあるものを取り出すと、ゼルフィールの胸に押し付けた。

 

「ぐっ!?キサマ!?何をした!?」

 

「この前偶然拾ったネフィリムコアの欠片だ。お前の身体を治すかも知れないが、下手すれば意識が呑み込まれるぞ。」

 

「ぐっ!ぐああぁぁぁっ!!」

 

「欠片となっても貪欲さは変わらない…やはり制御は難しいか…。」

 

 苦しみもがくゼルフィールを一瞥もすること無く、少女はどこかへ行ってしまった。

 

──

 

「そう言えば…俺達、異世界に行ったんだよね。」

 

「えぇ!?そうなんですか?」

 

 ギャラルホルンの為、待機していて特にすることも無いので、セレナ達に前に起きた出来事を説明していた。

 

「…で、そこの世界にもシンフォギア装者が…。」

 

「ほほ~。そこにワタシ達は居たんデスか?」

 

「「「「あっ…。」」」」

 

 切歌ちゃんの一言で俺達は一度止まった。

 

「ど、どうしたの?」

 

 急にハモって止まったモノだから、驚かせてしまった。

 

「あ、ごめん。居たよ、アンチ以外。」

 

「セレナが前髪伸ばして無いくらいか?」

 

「そうか、前から感じていた、このモヤモヤはマリア達の事だったのか。」

 

 異世界に居たマリア達の事を帰ってきたばかりの頃は思い出せなかった事の説明などは皆に任せ、俺は一度弦十郎さんにこの事を話に行く。

 

──

 

「なるほどな。以前思い出せなかった部分はマリアくん達の事だったのか…。」

 

「はい、記憶が確かなら、アンチは居なかったはずですが。」

 

『世界の修正力がかかっていたのは、一方的に知ってる立場とならないようにするためだったようだな。』

 

「まぁ、初対面のやつが攻撃方法とか知ってたらビックリするよね。」

 

「確かに、不気味ではあるな。」

 

 ちょうどギャラルホルンに関する事柄のせいか、今頃あちらはどうしてるのか考えてしまう。

 仲間も増えてるのだろう、もしかしたら新しい力も手に入れているかも知れない。

 

「司令!」

 

 友里さんが声を上げる。

 

「どうした!?」

 

「センサーに反応あり、完全一致はしませんが、ネフィリムの反応と類似してます!」

 

「なに!?ネフィリムだとぉ!?」

 

「俺とグリッドマンで先行します!」

 

「頼む!装者達も準備出来次第送る!」

 

『「アクセス!フラッシュ!』」

 

 俺はコンピューターワールドへ飛び込んだ。

 

──

 

『「なっ!あれは!?』」

 

 現実空間に出る。そこに居たのは異形だった。

 

「グリッドマン…。」

 

 異形はこちらを見て、恨めしそうに呟く。

 

『「お前は…ゼルフィール!?』」

 

「グリッドマン…貴様が居なければ!」

 

 かつて異世界で戦った敵、ゼルフィール。

 ネフィリムと混ざったような形でこちらに迫ってきた。

 

『「くっ!なんだこのパワーは!?』」

 

「喰らえっ!」

 

 取っ組み合いは一方的に押され、こちらの体勢が崩れた所でゼルフィールは手にネフィリムの頭部の様な物を作り出すと、火球を吐き出した。

 

『「ぐわあっ!』」

 

「ふはははっ!」

 

 転がるこちらを見て、ゼルフィールが笑う。

 

「これはいい物を貰ったぁ…。」

 

 ネフィリムとなった腕を見て満足そうにするゼルフィール。

 

「さて、もう一度…。」

 

 こちらを向き再び火球を放とうとするが、そこに皆の攻撃が放たれる。

 

「遅れました!」

 

「あいつは…!」

 

「ゼルフィール!何故貴様がここに!」

 

「しかもネフィリムかよ!」

 

 響ちゃんたちは相手がゼルフィールと判り驚く。

 

「ネフィリム…まだ残ってたの?」

 

「もしかして異世界にはネフィリムがうようよ居るとか無いデスよね?」

 

「人と混じったネフィリム…。」

 

『何が来ようと関係ない。潰すだけだ。』

 

「そうねアンチ、問題無いわ。」

 

 ネフィリムに対して意識が行くマリア達。

 

「ふん、まぁ探す手間が省けたと考えれば良いでしょう。貴方達を纏めて消します!」

 

 ゼルフィールは大きな火球を放つ。

 

「うわっ!」

 

「なんて火力だ!」

 

 相手の火力に全員が散開する。

 

「グリッドマン!私達が時間を稼ぐ!その隙に!」

 

『「わかった!』」

 

 マリアが切歌と調、アンチと連携し、攻撃を始める。

 

『「皆!ここは出し惜しみ無しだ!』」

 

「わかりました!」

 

「なるほど!全部載せだな!」

 

「承知!」

 

「行くぜ!」

 

「了解です!」

 

 俺の呼び掛けに皆が答える。

 

「「「「「アクセスコード!」」」」」

 

「バトルトラクトマックス!」

 

「バスターボラー!」

 

「「スカイヴィッター!」」

 

「グリッドマンキャリバー!」

 

 皆がアシストウェポンと一体化し、俺の回りに集まる。

 

「させませんよ!」

 

 ゼルフィールはそう言うと、マリア達を一蹴してこちらに火球を連続で放つ。

 

『うぉっ!』

 

『「ちぃっ!』」

 

 何とか避けたのでダメージは無いが、合体する時間はくれないらしい。

 アシストウェポンそれぞれの武器で反撃する。

 

『グリッドマン!私を!』

 

 キャリバーが目の前に突き刺さる。

 

『「ああっ!』」

 

『『「電撃合唱剣!グリッドマンキャリバー!』』」

 

 電撃を纏った剣を振りかぶり、一気に距離を詰めていく。

 

『『「グリッドキャリバーエンド!』』」

 

「ぐおおおぉぉぉっ!」

 

 腕にあるネフィリムの頭部で思いっきり噛みつくゼルフィール。

 

『『「はあっ!』』」

 

「ぐっううっ!」

 

 流石に力負けしたのか、吹き飛ばされる。

 

『やった!』

 

『よし!このまま一気に!』

 

『待て雪音!』

 

『様子が変だ!』

 

 吹き飛ばされ、傷ついた筈のゼルフィール。

 何事も無かったかのように立ち上がる。

 

「ふん…流石に力も上がってますか…。ですが、私の技術を侮って貰っては困りますね…。」

 

 ゼルフィールはそう言うと、まだ人の形を保って居る左腕を見せつけてくる。

 

「き、傷が…。」

 

『塞がっていく…?』

 

「なんで?」

 

「どういうインチキデス!?」

 

 驚くこちらを見て、笑うゼルフィール。

 

「そもそも、何故私が生きているのか疑問に思わないか?」

 

『「確かお前はあの時、ガオガイガーの一撃で倒されたはず…。』」

 

『光の塵になったはずだよな。』

 

 ゼルフィールの言葉を肯定する。

 

「この体に仕込んだナノマシンによる圧倒的治癒力を持ってしても、あの一撃は危なかった。だが、全てが光になる前に私は何とか身体を別次元送ることに成功した。」

 

 ゼルフィールは忌々しく話す。

 

「ダメージが大きく再生能力に不調をきたし、死を覚悟しました。だが、私は幸運にもこの力を手に入れた。」

 

 今度はネフィリムとなった右腕を見せる。

 

「ネフィリムは素晴らしい、圧倒的なエネルギー。これさえあれば私は無尽蔵に回復できる。」

 

 腕を構え、火球を撃ちだす。

 

「はっはっはっ!私の体はもはや無敵!グリッドマンよ覚悟しろ!」

 

『「貴様の様な奴に負けるわけには行かない!』」

 

 火球をキャリバーで切り払い、その隙を狙い皆が火力を集中する。

 

「ふっ!この程度ですか!ならば次はこちらの番です!」

 

 ダメージの感じられないゼルフィールは地面に手をつけると、地面から廃病院で戦った時のネフィリムが大量に現れる。

 

「なっ!」

 

「ネフィリムがこんなに!?」

 

「囲まれるデス!」

 

『マリア!下がれ!おおおっ!』

 

 反撃するもギアからの攻撃を吸収してしまうネフィリム。

 

『マリア姉さん!』

 

『「皆はあちらの援護を!』」

 

 キャリバーを槍投げの要領で投げ、マリアに近づいて居たネフィリムを貫く。

 

『姉さん!私を使って!アシストウェポンなら、聖遺物と違って吸収されない!』

 

「わかったわ!行くわよ!」

 

 キャリバーを引き抜き、マリアは前に出る。他のアシストウェポン達も上手くネフィリムを蹴散らす。

 

『「行くぞ!』」

 

「さぁ、私の力を思い知れ!」

 

『「グリッドライトセイバー!』」

 

 グリッドライトセイバーで立ち向かうも、横から飛び込んできたネフィリムに妨害され、ゼルフィールの攻撃を何度も叩き込まれる。

 

『「ぐあっ!』」

 

「はっはっはっ!不様だなグリッドマン!」

 

 ネフィリムがこちらに引っ付き動きが制限され、そのままネフィリムも纏めて火球で焼かれる。

 

『「くっうぅぅ…。』」

 

 吹き飛ばされた先で、起き上がるよりも前にネフィリムが数匹飛び込んできた来て、噛みついてくる。

 

『「ぐああぁぁっ!?』」

 

「ふははっ!貴様を倒したら次は魔神皇帝だ!」

 

 勝利を確信したのか、こちらを見下し高笑いをするゼルフィール。

 

『優太さん!』

 

『優太から離れやがれ!』

 

 響ちゃんやクリスちゃんがこちらを援護しようと攻撃をするが、他のネフィリムに邪魔される。

 

「無駄だっ!貴様らにこの数のネフィリムを御しきれるものか!」

 

 突如、轟音と共に俺に噛みついていたネフィリムが吹き飛ばされる。

 

「何ぃっ!」

 

 驚くゼルフィール、直後に大量の光と雷が降り注ぎネフィリム達を蹴散らした。

 

『「この攻撃は…。』」

 

 全員が攻撃が放たれた方を見る。

 

『前と立場が逆になったようだな。グリッドマン。』

 

『「お前は…!』」

 

 魔神皇帝…マジンカイザーとその仲間たちが空から降りてきた。

 

──

 

『まさかグリッドマンの世界に跳ばされるとはな。』

 

『おい、あいつはゼルフィールじゃねぇか。』

 

『この世界のネフィリム()と混ざってるみたいだな。』

 

『今はグリッドマン達を助けるぞ!』

 

 マジンエンペラーG、真ゲッター、ブラックドラゴン、マジンカイザーはそれぞれの近接武器をとりだすと、グリッドマンの周りに降り立つ。

 

「異世界にあたし…参上!」

 

「アリス!真面目に!」

 

「ファイルロード!データウェポン!」

 

「この戦闘機とかは何かしら?」

 

「あれ?こちらの響さん達は…?」

 

 異世界の装者達、雪音アリス、雪音クリス、立花響、マリア・カデンツァヴナ・イヴ、セレナ・カデンツァヴナ・イヴはまるで仲間のロボット達を模したデザインのシンフォギアでマリア達の元へ行く。

 響達はアシストウェポンを解除すると、異世界の装者達は驚くも、ネフィリムに対して構える。

 

『「マジンカイザー達…気を付けるんだ。奴は今、ネフィリムの力で再生力が圧倒的だ。』」

 

『解った。さぁ、行くぞゼルフィール!』

 

「魔神皇帝!貴様らは鉄屑にしてくれる!」

 

『やれるもんなら、やってみやがれ!オープンゲット!』

 

 真ゲッターは分離してゲットマシンとなり、ゼルフィールの周りを高速で動き撹乱する。

 

「くっ!チョロチョロと…。」

 

『隙だらけだぞ!』

 

 翻弄されるゼルフィールをブラックドラゴンが両手に持ったトマホークで追撃する。

 

「このっ!」

 

『後ろがガラ空きだぜ!』

 

 ブラックドラゴンに反撃する瞬間を狙い、真ゲッターが後ろからゲッターブラストキャノンを撃ち込む。

 

「ぐふっ!?」

 

『『ダブルマジンガーブレード!』』

 

 吹き飛ばされたゼルフィールに、マジンカイザーとマジンエンペラーGがそれぞれ剣を持ち連続攻撃する。

 

「ぐはぁっ!?」

 

『コイツでトドメだ!ファイヤーブラスター!』

 

『グレートブラスター!』

 

『『ゲッタービーム!』』

 

 4体のスーパーロボットが必殺級の武装を纏めて叩き込み、大きな爆発が起きる。

 

「はぁっ!はぁっ!」

 

 爆煙の中からゼルフィールが出てくる。

 

『ほぉ、これでまだ立ち上がるとはな。』

 

『しぶとさは認めてやるよ。』

 

 マジンカイザーとマジンエンペラーGは、ゼルフィールがまだ立ち上がる事に感心する。

 

「ぐっおおおおおっ!」

 

 突然、ゼルフィールが苦しみ出す。

 

『不調か?ならこのまま倒す!トマホークブーメラン!』

 

『情けをかけるつもりはない!トマホークランサー!』

 

 その隙を逃さずに追撃をしようとするブラックドラゴンと真ゲッター。

 しかし、その攻撃はゼルフィールの右腕から生えたネフィリムの頭部が巨大化して丸ごと食べてしまう。

 

『なに!?』

 

『トマホークを食った!?』

 

 人すら飲み込みそうな大きさになった腕に驚く。

 

「ぐぅぅっ!まだ制御が甘いか……!?」

 

 ゼルフィールは巨大化した腕を叩きつけ、それで発生した煙を使い撤退してしまう。

 

『逃げられたか…。』

 

『今は奴よりも…。』

 

 周りに居たネフィリムは装者達が蹴散らしたので、1ヶ所に集まる。

 

「ありがとう、助かったよ。」

 

『前は俺達が助けられたからな。』

 

 変身を解除した優太がマジンカイザーと礼を言いながら握手する。

 

『まさかゼルフィールが生きていたとはな…。』

 

『あの再生能力は厄介そうだな。』

 

「でも、大丈夫ですよ!前と同じように私達が力を合わせれば!」

 

 真ゲッターとマジンエンペラーGがゼルフィールの感想を言うと、立花響が笑いながら答える。

 

「取り敢えず、迎えが来るので少し待ってて下さい。」

 

 迎えが来るまで、軽く情報の共有をする戦士達だった。




今回はここまで、本格的な交流は次回からです!

桐野ユウさん!魔神皇帝の力、お借りします!

感想等はお気軽にどうぞ!

予定ではGXのシナリオやってオリジナルに行くんですが、XVまでやった方が良いですか?(キャロル関係の話が色々変更されると思う)

  • GXからオリジナル
  • XVまでやってからオリジナル
  • GXからオリジナルの後、AXZ、XV
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